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2010年10月22日22:45

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キャンプ1まで登った

中日ドラゴンズのことが気になってmixi日記のパキスタン遠征記録が進まない。
広島カープとかああいうところのファンの人が羨ましい。
8月ぐらいにはもう「今年も優勝はダメだったか」ということで自分の時間が持てる。
このままだと日本シリーズに勝ち進んで11月になっても野球シーズンは終わらないぞげっそり

ところで、今回のパキスタン遠征計画について書いておく。
目的の山の名前は「チェスキン・サール」標高6000メートル。
カラコルムの西のほう、パミール高原に近いところ。
2年前にも未踏峰に挑戦したが、そこはシムシャール村を挟んで反対側にある。
計画ではベースキャンプからキャンプ1まで一日で登る。
翌日は頂上をめざし、キャンプ1まで戻る。
時間に余裕があればその日のうちにベースキャンプまで戻る。
キャンプ1から上は何があるのかよくわからない。
だからちょっと厳しい計画かもしれない。

9月15日(水)
朝起きると雪が降っていた。
ベースキャンプの周りにも白く積もっている。
ガスがかかっていて視界が悪い。
少し天気が回復するのを待つことにする。

スープを飲んでのんびりしていたら雲が切れてきた。
だんだん晴れてくるようだ。
午前11時出発する。

メンバーは日本人ふたりとパキスタン人4人。
すでに二度も往復した斜面を上がっていく。
雪はもう消えている。
沢から尾根に取り付く。
13時40分、稜線に出る。
2年前に登ろうとした山が見えた。
もっと大きな山の斜面にあって、コブのような形だ。
あんなちっぽけなところに登ろうとして、必死になっていたんだなあ。
この山だって、山奥の外れにある。
地球のふちっこでの小さな挑戦なのだ。

やがてわたしにとって未知の高度になってきた。
息が苦しい。
でもあと少し。
ゆっくりと岩の斜面を登っていく。

14時40分、キャンプ1に着いた。
5400メートルだ。
斜面の途中で少し平らになっているところ。
といっても20メートルぐらいの長さしかない。
左右はすっぱりと切れ落ちている。

テントを二つ設営する。
狭いテントにわたしたちゲストが入り込む。
さすがに寒いので寝袋にもぐりこんで時間が過ぎるのを待つ。

17時20分、ガイドのクデラートさんがお湯を沸かして持ってきてくれた。
インスタント味噌汁と乾燥米のちらし寿司が夕食だ。
今日の朝まではフルコースの豪華な食事だった。
それだけにめちゃくちゃ質素に思える。

日が暮れた。
また天気が悪くなってきた。
明日のアタックはどうなるのだろう。

18時20分には就寝。
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