mixiユーザー(id:614168)
2010年02月08日23:02
70 view
また東京のデカ盛り
 |
東京では、今回もデカ盛りに挑戦した。
水道橋にある「丼の達人・丼達」というところ。
テレビのデカ盛り番組で、千代田区の第１位になったところらしい。
千代田区というと天皇陛下も住んでいる。
これは行かねば。
JR水道橋駅から歩いてすぐのところにあった。
カウンターだけの小さな店だ。
入り口に食券の自販機がある。
そこに貼り付けてある解説を読む。
デカ盛りは「大魔神」という名前だ。
値段は１５００円で１．５�圈�
「大魔神」を注文するときは食券を買わずに、店員に直接申し入れるらしい。
覚悟を決めて中に入る。
時間は午後３時近く。
店内は食べ終わって出て行く客ばかりだった。
「大魔神をください！」
「それではこちらをお読みください。」
注意書きを渡された。
３０分以内で完食すると景品をもらえる。
よーし、がんばるぞ！
メニューは「豚肉の照り焼きニンニク」にした。
しばらくして直径３０センチ以上の丼がきた。
ご飯は茶碗５杯分はあろうか。
「味噌汁を出します。まだ食べないでください。」
味噌汁も大盛りだった。
さらにカウントダウンタイマーが置かれた。
「よろしければ開始します。」
タイマーのスイッチが押された。
３０分からのカウントダウンが始まった。
快調に豚肉とご飯を口の中に掻き込んでいった。
味付けは少し塩辛いが、まずくはない。
量が多いから単調になりがちだが、ソースが４本と調味料やおろしニンニクも用意されている。
適当にふりかけながら食べていく。
１０分が過ぎた。
もう半分以上は食べた。
これなら楽勝かなあ。
しかし残り４分の１ぐらいになったとき、急にペースが落ちてしまった。
どうもわたしは１�圓魏瓩�るとペースダウンする傾向がある。
それまでほとんど噛まずに飲み込むように食べていた。
それがどうしても、のどの奥に食べ物が入って行かなくなる。
苦しい。
気をゆるめると戻しそうになる。
こういうときは、少しずつ口の中で咀嚼する。
無理に押し込もうとせず、自然に食べ物が流れていくのを待つ。
これでかなりの量を食べることができるのだ。
焦らず、ゆっくりと、自分のペースを守りながら食べていく。
いつしか制限時間の３０分を過ぎていた。
お店はすでにお昼の休憩時間になっている。
一口食べ終わるのに無限の時間が流れていく。
ほかにお客さんは誰もいない。
ひとりぼっちで食べ続けるしかないのだ。
「･･･長距離走者の孤独がどんなものかがわかってきた。･･･この孤独感こそ世の中で唯一の誠実さであり現実であり、決して変わることがないという実感とともに。」
アラン・シリトー「長距離走者の孤独」より
やがて丼の中に食べ物がなくなった。
完食のときがきたのだ。
映画「マイウェイ」のラストシーンが目に浮かぶ。
ついにゴールしたのだ。
もう食べなくていいんだ
フランク・シナトラの歌声が頭の中で鳴り響く。
景品はもらえなかったけど、自己満足的達成感でいっぱいだ。
「ごちそうさま」
店主にひと言だけ告げて店を立ち去った。
それ以上しゃべると戻しそうだったから
それにしても、関東以北の味噌汁は薄くて塩辛い。
やっぱり味噌は愛知県
水道橋にある「丼の達人・丼達」というところ。
テレビのデカ盛り番組で、千代田区の第１位になったところらしい。
千代田区というと天皇陛下も住んでいる。
これは行かねば。
JR水道橋駅から歩いてすぐのところにあった。
カウンターだけの小さな店だ。
入り口に食券の自販機がある。
そこに貼り付けてある解説を読む。
デカ盛りは「大魔神」という名前だ。
値段は１５００円で１．５�圈�
「大魔神」を注文するときは食券を買わずに、店員に直接申し入れるらしい。
覚悟を決めて中に入る。
時間は午後３時近く。
店内は食べ終わって出て行く客ばかりだった。
「大魔神をください！」
「それではこちらをお読みください。」
注意書きを渡された。
３０分以内で完食すると景品をもらえる。
よーし、がんばるぞ！
メニューは「豚肉の照り焼きニンニク」にした。
しばらくして直径３０センチ以上の丼がきた。
ご飯は茶碗５杯分はあろうか。
「味噌汁を出します。まだ食べないでください。」
味噌汁も大盛りだった。
さらにカウントダウンタイマーが置かれた。
「よろしければ開始します。」
タイマーのスイッチが押された。
３０分からのカウントダウンが始まった。
快調に豚肉とご飯を口の中に掻き込んでいった。
味付けは少し塩辛いが、まずくはない。
量が多いから単調になりがちだが、ソースが４本と調味料やおろしニンニクも用意されている。
適当にふりかけながら食べていく。
１０分が過ぎた。
もう半分以上は食べた。
これなら楽勝かなあ。
しかし残り４分の１ぐらいになったとき、急にペースが落ちてしまった。
どうもわたしは１�圓魏瓩�るとペースダウンする傾向がある。
それまでほとんど噛まずに飲み込むように食べていた。
それがどうしても、のどの奥に食べ物が入って行かなくなる。
苦しい。
気をゆるめると戻しそうになる。
こういうときは、少しずつ口の中で咀嚼する。
無理に押し込もうとせず、自然に食べ物が流れていくのを待つ。
これでかなりの量を食べることができるのだ。
焦らず、ゆっくりと、自分のペースを守りながら食べていく。
いつしか制限時間の３０分を過ぎていた。
お店はすでにお昼の休憩時間になっている。
一口食べ終わるのに無限の時間が流れていく。
ほかにお客さんは誰もいない。
ひとりぼっちで食べ続けるしかないのだ。
「･･･長距離走者の孤独がどんなものかがわかってきた。･･･この孤独感こそ世の中で唯一の誠実さであり現実であり、決して変わることがないという実感とともに。」
アラン・シリトー「長距離走者の孤独」より
やがて丼の中に食べ物がなくなった。
完食のときがきたのだ。
映画「マイウェイ」のラストシーンが目に浮かぶ。
ついにゴールしたのだ。
もう食べなくていいんだ
フランク・シナトラの歌声が頭の中で鳴り響く。
景品はもらえなかったけど、自己満足的達成感でいっぱいだ。
「ごちそうさま」
店主にひと言だけ告げて店を立ち去った。
それ以上しゃべると戻しそうだったから
それにしても、関東以北の味噌汁は薄くて塩辛い。
やっぱり味噌は愛知県
0
6
ログインしてコメントを確認・投稿する