腰に巻く 弾帯の重み 感じつつ沢登り行く 銃杖にして
続きを読む
鴨鍋を 食べつつ思う 今日の猟あの時撃った あの時逃した
続きを読む
一瞬の チャンスを待って 銃絞る呼吸は止まり 手に汗握る
続きを読む
必殺の 銃を磨きて 地図開く明日は何処行こ 胸躍る夜
続きを読む
腰おろし 犬の頭を 撫でながらくわえタバコで 雉の声聞く
続きを読む
息を詰め 安全装置 外したり犬のポイント 確かめつつに
続きを読む
朝靄の 水面に見ゆ 啼き鴨の佇む姿 静かなりけり
続きを読む
汗拭い 腰を下ろして 一休み銃に休むや 赤蜻蛉かな
続きを読む
枯れ草を 踏みしめながら 山野行く羽音求めて 姿求めて
続きを読む
銃を手に 晩秋の森 彷徨いぬ遠く近くに 雉の声聞き
続きを読む
森の中 下草踏んで 銃構え緊張の一瞬 手に汗滲む
続きを読む
川面には 翼休めし 鴨数羽東の空は 朝焼けに燃ゆ
続きを読む
初猟の 成果を胸に 銃磨き手入れするのも 楽しからずや
続きを読む
初猟の 朝を迎えて 川面見る朝霧の中 雁が音(ね)響き
続きを読む
夕空を 雁が啼(ね)遠く 飛び往きて冬の季節の 匂い近づく
続きを読む
肌白き 貴女(きみ)を責め上げ ほんのりと桜色染む 貴女(きみ)を好まん
続きを読む
狂い啼く 縄に濡れにし 貴女(きみ)なれば愛おしく想い また鞭振るう
続きを読む
舞い踊り 鞭も縄もや 貴女(きみ)のため美しき肢体 飛び散る汗も
続きを読む
麻縄が 白き肌覆う 美しき貴女(きみ)の肢体に 只見惚なん
続きを読む
秋コート 前を肌けて 白き胸我に晒せし 貴女(きみ)よ愛おし
続きを読む
吹く風も 寒さ感じぬ 立冬の曇りの空を 恨み眺むる
続きを読む
ひらひらと 捲れしスカート その下は股縄絞まりし 濡れたる股間
続きを読む
蒼き山 白き雲往く 思い出の高原走る 只一人旅
続きを読む
秋の日の 夜の長さよ 寂しさよ深き静けさ 寒々として
続きを読む
風を切る スロットル開く マシンにも冷たき空気 感じる季節
続きを読む
様々な 縛りを尽くす 緊縛も縄師の想い 溢るる想い
続きを読む
肌寒く なりしこの頃 晩秋の日差し求めて 素肌にコート
続きを読む
大輪の 花を咲かせる 牡丹より心動かす 女郎花かな
続きを読む
暗闇の 草葉の陰に 虫の音(ね)が耳に優しい 秋の夜長よ
続きを読む
食い込んだ 麻縄の痕 鮮やかに白き肢体に 余韻を残し
続きを読む