僕は、その時月を見つめながら暗い路地を歩いていた。その路地は毎日の行き来に使っている道であり、目をつぶっては歩けないが、片目くらいはつぶって歩ける程度には馴れたそれだった。 ましてや今日は、煌煌と月が明るい。 真上を見ながらでも、何の危険
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