「どうしたらプロとして生きられるのですか?」学生にそういった質問をよくうける。そのときぼくはこう答えることにしている。「だれにでもできることを、だれにでもできないだけやる」当たり前の答えだ。「だれにでもできること」にお金を払ってまでほしいと
もうずいぶん前、大学のある宇都宮から東京へ帰る車の中で、ちばてつや先生とこんな話をしたことがある。学生たちの話をしているとき、「学生たちは将来ばかりて、みんな不安ばかり抱えているんだね」。ちば先生はつぶやき、そして「人はだれでも不安だのにね
大学で無料配布している「図書館だより」という冊子がある。大学の教授たちが中心に、学生たちも「思い」を書いている。「図書館だより」という冊子のタイトルからわかるように、自分にとっての「本」に対する「思い」だ。そこから原稿を頼まれ、「本」のこと
“生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである”ダーウィンの言葉である。今月の19日、つくば国際会議場で行われたTGSWセッション(世界中からの研究者が集まっての研究会)に呼ばれて、車でつ
今年も高知で毎年行われる「まんが甲子園」に車で行ってきた。東京への帰り道は、その日の気分でハンドルを切り、海へ向かったり、山へ向かったり…初めて見る自然の風景であったり、初めての街との出会いの毎日。もう何年も車で向かう高知は、ぼくにとっての
あいかわらず忙しい日々がつづいている。忙しいということは、やらなければならないことがそれだけあるということだ。すると意識は「時間があるかないか」ではなく、その時間を「うまく使えるか、つかえないか」という考えに変わって行く。時間がないからでき
「エクスペリエンス」という言葉が今の時代のキーワードとなっている。「エクスペリエンス」とは、「だれも経験したことのない体験」として今、使われている言葉だ。ioT、AI、VRによって、まったく今まで想像でしかなかったことやモノが現実に経験、体験でき
先日TVを見ていて、世界的なパティシエの小山進さんの言葉に心が止まった。 「僕は夢より目標」「夢という守られてる後ろに隠れて、具体的に動かないことの方がダメ」「夢があるから、その夢に向かって今日、何をしたか」まさにその通りだ。学生を見ていて「
いろいろなことが動き始めている。この年齢になって、スケジュールが分刻みでこなす日々がつづき、つねに20以上の仕事を抱えている状態だ。睡眠時間も3時間あるかないかの毎日。それでもとにかく前に進みたいと、全力で走っている。横になるとき、「寝られる
大田原市から、自然に囲まれた八溝山地を知ってもらうためのマンガ制作の依頼があり、八溝の地域に何度か足を運んでいる。里山があり、棚田があり、森があり、ただただ自然が広がった喉かな空気に包まれた風景のある場所だ。その中心に、雲巌寺というお寺があ
「時間は命」とよくぼくは口にする。この世の中、森羅万象「答えはない」と思っている。だが、たったひとつだけぜったいの答えがある。それは「生命は必ず死ぬ」ということだ。だからぼくは「時間は命」と口にしている。だが最近、その「時間」というものは「