平安京の朱雀大路を境にした西方半分は右京とも呼ばれ、都の中で早期に荒廃を始めた区画である。湿地帯が多く大水に弱い地質であった事の他に、経済を動かす貴族がこぞって東方、左京へ邸宅を構え物流や人口共々、平安京全体の流れがそちらに偏ったためだ。人

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