[あらすじ] 老母がショートステイの間に、亡父の書斎を片付ける。滑り止めワックスを掛けて、老犬ジーロが落ち着いて過ごせる場所を作るのだ。85歳の爺さんが40年ほど過ごした部屋だ。生きてきた時を示す物が山ほど詰まっている。写真、手紙、ノート、原稿用
普段、家にいるのが老犬と老人なので、火気には注意が必要だ。2年前に、オイルヒーターを買った。部屋を暖める強さで使うと、かなり電気代がかかる。老人のほうは幸い、あまり寒がりではない。あまり暖かいと気分が悪くなる、というタイプである。足元が暖か
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々、10日間のショートステイに。「ショートステイから戻ったら、医者に連れて行って欲しい。」と言う。なんぞ。「眼科と、耳鼻科」なじょして。「眼科は、全体的に。耳鼻科は、鼻が出るのと、」食事ど
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々、10日間のショートステイ。[あらまし] 飼い犬ジーロくん去勢オス14歳慢性腎不全。今回のショートステイのテーマは、亡父の書斎の片付けを進めてあったところを、掃除して滑り止めのワックスを掛け、
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。ショートステイのお迎えが午後で、送りが午前。14時に迎えに来て、帰りが10時半だったりする。月に5日でも、これだと実質、中三日という感覚だ。初日と最終日は何もできゃしない。まるでホテルの
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。[あらまほし] 特養入所母87歳要介護3パーキンソン病認知症状少々。[解説] あらまほし、とは、あったらいいな、という意味の古語であります。一人で外出してはいけない、危ないからね。とか料理は
ラジオを聴いていたら、とあるNPO法人の人物が登場した。ハンディの有る人の助けになるスマホのアプリや機能は、それ以外の人たちにとっても便利なものである。という話であった。※一例として紹介されたのは、wheelog(ウィーログ)というアプリだ。wheelつ
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。家事をしたい。調理をしたい、何自分で洗濯したい、掃除したい。本当は、本を読んだり書き物をしたりしたい、というのが一番に有る。しかし、目蓋の筋力が衰え、目をしっかり開けていられない。本
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。デバイス療法というものが有る。脳に電極を入れる方法と、胃瘻を造って小腸に薬剤を注入する方法が有る。テレビやラジオなどで紹介されることが有るからか、たまに教えてくれる人がいる。保険も利
[あらすじ] 犬の散歩をしながら、あちこちストレッチなど。身体の固い子だったまま身体の固い人になったけれど、払拭したい。運動音痴で器械体操は一番の苦手だったけれど、できることも有る。手首の関節をやわらげたり、離陸しないパルクールの練習をしたり
毎朝、犬の散歩に出る。犬の散歩で知り合った人の多くが言うけれど、このおかげで結構運動になっている。外の空気を吸い、日の光を浴びることも大切だ。犬の散歩が歩行として運動になるかと言うと、それは疑問だ。歩数としては4000歩あまりになるが、しょっち
図書館の閲覧席が窓際に有る。一面ガラス張りで、とても明るい。ブラインドで調光できるようになっている。ブラインドの隙間から、外を歩く人が見える。窓のすぐ外が、図書館に出入りする道になっている。水曜日はお話会が有る。絵本などの読み聞かせをする。
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。在宅介護を続けている。パーキンソン病で動きが良くないが、家事がしたい。調理は危険だ。刃物を落としたり、火傷したり、空焚きしたりする。手の動きが自在でないので、食べ物はこぼす。こぼすと
去年の5月、御殿場口から双ツ塚に登った。そして須山口下山道を少し降り、須山御胎内からまっすぐ車道に降りた。わが富士見登山部は、富士登山を目指しつつ、富士見登山と銘打って、富士外輪山ばかりに登ってきた。双ツ塚はしかし、外輪ではなく、側火山と呼
野川を下って、二子橋を渡り、多摩川沿いを自転車で下る。二子橋のたもとの公衆便所を台風19号の翌日に写真に撮ったが、今は扉に封をして「使用禁止」の貼り紙がしてある。横のグランドは、災害からの復旧工事のための残土置き場になっている。川砂が高く積み
[あらすじ] 母は糖質を求めて、危険でもバス通り向こうのコンビニまで一人で歩く。パーキンソン病の治療はドーパミンの働きを高めることだが、その副作用でもあるのだろうか。亡父の書斎の片付けの速度が落ちた。というのも、原稿や写真や日記の類の入った棚
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。・チョコレートとアイスクリームを買いにバス通りの向こうのコンビニまで一人で歩いて行った。・今後も行きたい、と言って、介護チームにたしなめられている。・若い頃から甘い物が好き。・しばし
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々、チョコレートとアイスクリームを買いたくて、バス通りの向こうのコンビニまで一人で歩いて行った。危険である。「お金が必要です。」と言う。おや、一人で買い物に行くのは危ないですね、という話
繰り返してしまう、というふうに見えるのが依存症の難しいところだ。脱け出す、きっぱりやめる、ということはまず無理であり、日一日を「今日もやめていられました。」と過ごすことが肝要なのだ、と、田代氏も活動の中で何度も説明してきた。断つことができる
[メンネの日記] 『中島みゆきのオールナイトニッポン』の中の、謝りにくいことを投稿で謝ろう、というコーナー。「ごめんね」から丁寧の「御」を除いた形である。「運転すると人格が変わる」とか「酒を飲むと人格が変わる」とかいうのは、別に人格が変わるわ
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々、家から20メートルほどの自販機にジュースを買いに行くのはOKしていたが、家から300メートル、バス通りの向こうのコンビニまで一人で行って買い物してきた。ある朝、相談が有る、というメモが食卓
私と父との関係が難しくなった頃、それでも月曜日の夜8時からは一緒にテレビを観て楽しんだ。少なくとも、隣にいて笑っていることまでイヤではなかった。一緒に笑うことは、大事だと思っていた。もちろん、それだけで関係が修復されるほど簡単ではないが、良
髪を切った。自分で切っている。少し癖っ毛なので、ゴマカシが利く。まっすぐな髪がストンと生えていたら、こうはいかないだろう。※子どもの頃は、母に切ってもらっていた。たまに耳から血が出たりなんてことも有ったが、なかなか上手に切ってくれていたと思
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。一ヶ月ほど前のある日。私は夕方に帰宅した。スーパーに寄って、母の食べ物やオヤツなどを買って帰った。台所の食卓の自分の席の所に母は立っていた。食卓の上には、ポリ袋が有った。たくさんのチ
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。とはいえ元気っちゃ元気なので、活動的である。活動的であるとはいえ、思いどおりには動けない。本人のままならなさは量り知れないほどだが、同じ屋根の下にいる者も翻弄されますわよ。本日は先ほ
久しぶりに寝言で声を出して目が覚めた。どんよりと腹が痛く、胃がもたれている。仰向けで、腕組みしており、背中が凝って痛む。こんな寝方だからいやな夢を見たのか、いやな夢を見たから身体が固く緊張したのか。ニワトリが先か卵が先か。※後で夢の内容を思
ひとりごと12月18日の、バガヴァッド・ギーターの3回講義の最終回までに全編を原語のサンスクリットで読んでおきたい。と考えて、着手したのが9月15日で、3ヶ月しか無い。一つ一つの語彙の解説(意味と性・数・格)付きの日本語訳の有るサイトを見つけた。
[あらすじ] 自宅の玄関を入ってすぐの壁に、ピラネージの版画が飾ってあって、カビた。外した。陰惨な雰囲気だから、もらった当初から嫌いだった。西洋の銅版画を、私は嫌いではない。モノクロの線描なんて、好きな部類だ。しかし、自宅の玄関にこれはたまら
昨日から11月。昨日はついたち。エイプリルフールだけじゃ物足りない。毎月一日に法螺を吹いている。馬鹿だな。毎月31日に仮装して酔っ払っているヤツがいたら馬鹿だと思うもんな。※二階の窓際に亀裂が入っているようで、そこから浸み込んだ北からの雨が、階