だが、多くの犠牲を払った。何故必要だったかもわからない犠牲。自らを責めても時も、犠牲も戻りはしない。だが、長い戦いは終結したのだ。そして、本土決戦へ。将兵は傷つき、刃折れ、矢は尽きかけている。しかし、もう決戦までの時間は無い。立て直すだけの
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その奥底にある言葉を刻め。最後だ。これが最後だ。必要なのは魂。削りだし、砕かれた心が燃え上がる。その中に言葉はある。わが敬愛する、蛇よ。我にまとわりつきその命を刈らんとする乙女よ。この屑の命と引き換えに言葉を貰えるならば、安いものだ。必要な
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