『MEN 同じ顔の男たち』 アレックス・ガーランドの新作。『ザ・ビーチ』の原作小説や『28日後…』『わたしを離さないで』などの脚本でも有名だが、これまでの監督作2本『エクス・マキナ』と『アナイアレイション』が最高に好きで、本作のアメリカ版ポスタ
『夜、鳥たちが啼く』 私の好きな作家 佐藤泰志の短編小説を、今油が乗っている城定秀夫の監督で映画化した作品。脚本の高田亮は『そこのみにて光輝く』と『オーバー・フェンス』の2作で佐藤泰志作品に携わっているので、もはや自家薬籠中の物。本作も非
『THE FIRST SLAM DUNK』 極めて有名な漫画だが、私は一度も読んだことが無いし、アニメも見たことがない。登場人物のキャラも知らないし、ついでに言えばバスケットボールにも全く興味が無い。THE FIRST SLAM DUNKとはまさに私のためにある言葉だが、そん
『グリーン・ナイト』再見。 やはり目覚めながら見る夢のような映画。何から何まで好みであり、「自分にとって理想の映画」という意味で1つのスタンダードとなりうるほどの作品だ。ただその辺の魅力については最初の観賞時に語ったので、今回はテーマ的な
『恋におちたシェイクスピア』 1999年の初公開時にもちろん見ている。ただ私が演劇を本格的に見るようになったのは、この少し後から。演劇やシェイクスピアについて遥かにくわしくなった今の方が楽しめるだろうとは思っていたが、予想をはるかに超えた感動
『アフター・ヤン』1つ1つの要素はともかく、それらが総合された1本の映画としては、類を見ないほどユニークな映画。設定は紛れもないSFだが、描写は静謐そのもので、宣伝文句の通り確かに小津安二郎っぽいところもある。そして物語は、一風変わった設定を