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2010年08月28日19:11

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【百名山】100817_上高地〜前穂〜奥穂

前日、撤退後、いろいろ考えた。天気は良くなるらしい。では、蓮華温泉から爺が岳まではどうか?と考えたが、微妙に日数が足りない。

五竜〜鹿島槍〜爺のコースも2泊なので、面白くない。白馬と唐松には、行ったことがあるので、ここで終わりにしてもあまり面白くないと思ったので、他のコースを考えた。

そう考えた時に、穂高、槍が頭に浮かんだ。ここなら、何泊でも比較的自由に計画が立てられると考え、行くことにした。木崎湖から沢渡まで、2時間ぐらいかかって、結構移動距離は長かった。

上沢渡駐車場に停め、車中泊して、5:05の始発のバスに乗って、上高地へ向かう。

●行程

5:57 上高地 - 6:05 河童橋 - 8:18-42 岳沢小屋 - 11:03-15 紀美子平 - 11:39-46 前穂高岳山頂 - 12:03-31 紀美子平 - 14:01-23 奥穂高岳山頂 - 14:52 穂高岳山荘

Total 8:55 休憩 1:46 歩行 7:09 標準 8:30

撮影 182枚 動画 2枚

●フォト

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●動画

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上高地で、水を詰め、河童橋へ。観光客がちらほらと歩いているが、登山道に入ると人は一人もいない。始発のバスに乗ってきたのだが、始発のバスで奥穂まで登ろうと考える人は少ないらしい。

おかげで、とっても静かな山行だ。岳沢小屋までに3組ほど、すれ違ったが、ひどいのになると前日3日間は、ガスでまったく何も見えない状態だったと聞いた。蓮華岳から、展望が望めただけ、自分はラッキーだったのかも知れない。

岳沢小屋に着く。旧岳沢ヒュッテを取り壊して、新しく岳沢小屋を作ったらしい。トイレもきれいだ。ただ、靴を脱ぐのは、面倒だったが。

あとで、考えると、水は岳沢小屋で詰めた方がいい。無料で、冷たい水が入手できる。

あとから、追い越してきた親子連れが来た。子供は、中学生ぐらいの女の子。まさか、自分と同じで穂高岳山荘まで行く気じゃ・・・。というか、その選択しかあり得ない。

さて、ここから重太郎新道だが、地図で見る通り、かなりの急斜面。そして、ここに入ってから、降りてくる人が結構出てくる。しかも、外国人もいて、特に韓国人の団体が多かった。「アニョハセヨ」「カムサハムニダ」あいさつは、大切だ(笑)

降りてくるのは、もちろん、穂高岳山荘の宿泊客。聞くところによると、登る人はやはり岳沢小屋から、朝早くに出るらしい。9時近くに岳沢小屋を出ると暑くて大変なので、注意が必要だ。

まあ、それにしても、よく晴れたものだ。写真はできるだけ、我慢したつもりだが、それでも気持ちがいいので、それなりに撮影した。

急激な登りを2時間ちょっとで、紀美子平に着く。ここで、前穂に行くかどうか悩んだ。雷雨が来るなら、余裕はない。でも、雰囲気的に大丈夫そうだし、15時ごろには、穂高岳山荘に着くだろうと考え、前穂にトライ。

みんな、紀美子平にザックを投げ、空身で登る。そして、山頂に着くと・・・、1組しか登山者がいない。聞くところによると、山小屋で働いているお兄さんたちだった。記念写真をお願いした。

多少、ガスが出てきてはいたが、なんとかガスが晴れて、涸沢を望むことができた。雪渓もきれいだった。すぐ、紀美子平まで戻って、食事をする。

そして、奥穂に向かう。歩きづらいが、さっきより斜度がゆるい分、楽だ。だが、だんだんガスが出てきて、奥穂高岳山頂に着いた時は、周囲がガスに包まれてしまった。

まあ、でも、それは良い。ここまでで、十分、展望は楽しんだ。奥穂に登頂できたので、満足だ。

ところで、西穂方面から登ってくる集団が。なんと、おばちゃんも2名含まれているではないか!すごいねえ。聞くところによると、朝4時に出発したらしい。まあ、良くがんばるわ。

さて、穂高岳山荘に行くことにしよう。快調に飛ばしていくと・・・、最後の鎖場で渋滞発生!って、おい、さっきのおばちゃんたちじゃないか!ジャンダルム通って来た人がこれでは、ちょっと困らないかふらふら
他のパーティだって、えらい迷惑だろう。そりゃ、ガイドさんがついて、彼らは優秀なのだろうが、基本的な技術がお粗末な人でも、難所に行けると勘違いされたんでは、困るんじゃないか?

そりゃ、足が多少遅いのは、仕方ないさ。でも、鎖場はごまかし利かないぜ。体力が多少なくたって、技術があれば、すいすい行くことは可能だから。それに、お粗末な技術は、事故につながるんだから。

ガイドさん付登山というものを考えさせられた。

そして、穂高岳山荘に入る。結構、宿泊客はいたが、お盆の混雑期は過ぎているので、布団1枚に一人は寝られるらしい。あー、良かった。

同室には、明日、西穂に行くという方がいた。ビデオで研究までしたらしい。奥穂〜西穂、西穂〜奥穂は、どちらが難しい?という話があるが、結局、奥穂から行くと、一か所、難しいだけで、あとは、下りで行程が短い分だけ楽だという話をしてくれた。

それから、さっきのおばちゃんたちも同室だった。沢登りとかも結構やっているらしい。いや、元気なのは、いいけどねえ・・・。ガイドさんにしっかり、フォローしてもらってくださいね冷や汗

ところで、おばちゃん一人は、ちょっと気分が悪いらしい。明日は、自分と同じで槍に行く予定らしいが、予定の変更が必要かも知れないと言っていた。

そして、1時間以上たって、岳沢小屋で会った親子連れが同じ部屋に入ってきた。お母さんとお嬢さんは、良くがんばったねえ、としか言いようがない。

さて、夕食だが、おかずが豊富でおいしかった。ご飯一杯で、十分、満腹になった。

ところで、夕食時にちょっと食欲がなくなるような感覚と頭がフワフワする感覚があった。考えてみれば、前日移動してきた木崎湖の標高が800m、上高地の標高が1500mだから、この日だけでも、1700m、前日からすると2400mも標高が変わったわけだから、高山病になる可能性もあった。

高山病の可能性もあるし、そもそも、今回のコースは、登りだけで、標準時間で7時間ぐらいになるので、大変だ。「標準タイム8:30?行けんじゃね?」そう考えた自分は、ちょっと甘かったかも知れない。

もっとも、あと1時間早く出れば、もう少しは楽になったかも?あるいは、もう少し涼しい季節に登るとか?いずれにせよ、始発のバスに乗って、上高地から奥穂に登るのは、一般的ではないらしいので、注意したい。

ちなみに、この日は、アミノ酸を3本飲み、芍薬甘草湯も1本飲んだ。攣りはしなかったが、予防の意味で。結構、利いたのかも知れない。

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