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2009年11月28日23:56

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蒲郡ファンタジー館で三波春夫に感動する

愛知県は観光名所が多いと思う。
たしかに姫路城やディズニーランドのようなメジャーな場所はない。
でも、いわゆるB級スポットというか、人があまり訪れない隠れた名所が多い。

蒲郡にある「蒲郡ファンタジー館」もそうだ。
隠れた名所の中でも、かなり有名な名所だ。

国道23号線を走る。
蒲郡の中心街からちょっと外れると、古びた建物が見えてきた。
まだ時間が早かったのだろう。
ほかにお客さんは誰もいなかった。
入場料700円を払って中に入る。

ここは5000万個の貝を使ったファンタジーの世界だ。
入り口から出口まで、ずっと貝で作られたオブジェがならんでいる。
どんなものがあるかというと、極彩色の花園、ビーナスのような美女、大きな竜、オウムガイとウニのトンネル、竜宮城など。

こうやって見ると貝というのは、いろんな色や形のものがある。
だから組み合わせればどんな造形でもできてしまう。

竜宮城では極彩色の貝で着飾った乙姫さまがいた。
マネキン人形を改造したのだろうか。
なかなか色っぽくて良い揺れるハート
童謡「浦島太郎」のBGMが流れている。
乙姫さまは、大きなターンテーブルに乗ってゆっくりと回転している。
このチープな雰囲気こそ、姫路城やディズニーランドにはないB級の魅力だ。
素晴らしいexclamation ×2

ファンタジーコーナーというのがあった。
貝に蛍光塗料のようなものが塗ってある。
暗闇でホネガイやウミウチワなどが色とりどりに光っている。
思わず写真を何枚も撮ってしまった。
できのいいのをPCの壁紙にした。

出口付近には貝の標本がぎっしりと展示してある。
なかには国内では唯一の貴重なものもある。
貝マニアにはたまらないだろう。

この建物は、もともと地元名産のエビせんべい販売店だ。
観光客を呼び寄せるためにファンタジー館や大きなレストランを作った。
おかげで観光バスの立ち寄りルートになっている。
それなりに儲かっているようだ。

本体のエビせんべい販売コーナーに行ってみる。
せんべいが試食し放題。
無料のコーヒーセルフサービスもある。
椅子に座ってのんびりと喫茶店気分コーヒー

店内では、さっきから同じ曲ばかり流れている。
声からして三波春夫の唄らしい。

♪蒲郡は海がきれいで刺身が美味しいよ〜

というような内容だ。
なにか心が揺さぶられるような感動的な響きだった。

レジに行ってみると、シングルレコードのジャケットがあった。
やっぱり三波春夫が歌っていた。
「蒲郡ふるさと音頭」というタイトルだ。

店の人に「いま流れている唄のCDください。」と言うと
「ありません。古い曲なので廃盤です。蒲郡市役所にも保存されてないとのことです。」
残念だ!
これは三波春夫の隠れた名曲なのに!
これを聴くには「蒲郡ファンタジー館」に出向くしか方法がないのだ!

蒲郡市には、なんとしても「蒲郡ふるさと音頭」の復刻再販をしてほしい。


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