3連休だった。
あちこち遊びに行っていた。
21日(土)は五色園へ行った。
浅野祥雲という偉大な人がいる。
昭和の時代に活躍したコンクリート像作家だ。
ずっと名古屋に住んでいた。
だから愛知県を中心に、たくさんの作品が残っている。
わたしも知らないうちに浅野祥雲の作品を見てきた。
軍人墓地は実家の近くだった。
桃太郎神社は遠足かなにかで行った。
関ヶ原ウォーランドもでかけたことがある。
以前の職場の近くには厄除弘法大師像があった。
どこも変わったコンクリート像があった。
それがすべて同じ人の作品だと知ったのは最近だ。
浅野祥雲の作品は、実際に見た人でないと奇妙さがわからないだろう。
日本古来の人形制作の伝統と都会的ポップカルチャーが「ちょっと不自然に」融合している。
そういう意味では、ものすごく名古屋的な芸術家だ。
五色園は愛知万博の会場跡の近くにある。
住宅街もとぎれ、田園や山林が多くなってくるようなところ。
正式な名前は「宗教公園・五色園」だ。
自動車で無人のゲートを通過する。
舗装された林道のような道が続いている。
ここの敷地は広い。
面積は20万坪というからナゴヤドーム1.5個分だ。
その広い敷地のところどころに浅野祥雲さんのコンクリート人形がある。
親鸞の生涯の場面を24カ所、人形で再現している。
どれも等身大よりちょっと大きい。
コンクリートで造形してペンキが塗ってある。
リアルなようなマンガのような、おなじみの浅野祥雲作品だ。
広い自然の中に100体以上の人形が点在している。
五色園自体が一つの芸術作品だ。
とにかく広いから、一カ所見学したら次のところへ車で移動する。
サファリパークのようなものだ。
なかには車で入り込めないところもある。
登山道のような道がある。
森の中を歩いていく。
なかなか気持ちがいい。
すると突然、人形群が現れる。
極彩色の親鸞人形だ。
不気味なようだけど、ここは本当におもしろいところだった。
池や芝生などもあって、弁当をひろげて食べている人たちもいた。
ハイキングにはちょうどいい。
万博記念公園に行くより楽しい。
来年また桜の咲く頃にでも鑑賞に行こう。
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