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2009年11月23日22:43

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宗教公園・五色園へ行った

3連休だった。
あちこち遊びに行っていた。
21日(土)は五色園へ行った。

浅野祥雲という偉大な人がいる。
昭和の時代に活躍したコンクリート像作家だ。
ずっと名古屋に住んでいた。
だから愛知県を中心に、たくさんの作品が残っている。
わたしも知らないうちに浅野祥雲の作品を見てきた。

軍人墓地は実家の近くだった。
桃太郎神社は遠足かなにかで行った。
関ヶ原ウォーランドもでかけたことがある。
以前の職場の近くには厄除弘法大師像があった。

どこも変わったコンクリート像があった。
それがすべて同じ人の作品だと知ったのは最近だ。
浅野祥雲の作品は、実際に見た人でないと奇妙さがわからないだろう。
日本古来の人形制作の伝統と都会的ポップカルチャーが「ちょっと不自然に」融合している。
そういう意味では、ものすごく名古屋的な芸術家だ。

五色園は愛知万博の会場跡の近くにある。
住宅街もとぎれ、田園や山林が多くなってくるようなところ。
正式な名前は「宗教公園・五色園」だ。
自動車で無人のゲートを通過する。
舗装された林道のような道が続いている。
ここの敷地は広い。
面積は20万坪というからナゴヤドーム1.5個分だ。

その広い敷地のところどころに浅野祥雲さんのコンクリート人形がある。
親鸞の生涯の場面を24カ所、人形で再現している。
どれも等身大よりちょっと大きい。
コンクリートで造形してペンキが塗ってある。
リアルなようなマンガのような、おなじみの浅野祥雲作品だ。
広い自然の中に100体以上の人形が点在している。
五色園自体が一つの芸術作品だ。

とにかく広いから、一カ所見学したら次のところへ車で移動する。
サファリパークのようなものだ。
なかには車で入り込めないところもある。
登山道のような道がある。
森の中を歩いていく。
なかなか気持ちがいい。
すると突然、人形群が現れる。
極彩色の親鸞人形だ。

不気味なようだけど、ここは本当におもしろいところだった。
池や芝生などもあって、弁当をひろげて食べている人たちもいた。
ハイキングにはちょうどいい。
万博記念公園に行くより楽しい。
来年また桜の咲く頃にでも鑑賞に行こう。

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