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【S.S.G特設会場】コミュの【逆叉君とオモイカネが兎追いし彼のヤマ】

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『パッパ パッパ パッパ パッパ パー おはよう ぼくアンパンマン。元気よく起きよう!』

今年で17になる僕の朝はアンパンマンの元気な声で始まる。
まぁ、これも女性の声で目覚めているのには違いないと自分に言い聞かせ小学校から変わらぬ朝を迎える。
物持ちがイイのはイイことだ。としておこう。

名前は、逆叉青海(サカマタアオミ) 170cm 62kg 趣味は読書(主に漫画)彼女無し、好みのタイプは新垣結衣みたいな感じだけど正直、自分を好いてくれて顔が良ければOK。
高校には、ちょっとした事情で通っていないが一般的な10代男子だと自分では思っている。

ただ、ちょっと人と違うとすれば、子供の頃に両親を事故で亡くし、さらには右腕をも失ってしまい、現在は義手をつけているということか。
ちょっと、悲劇の主人公っぽいが、正直言うと幼いころの出来事すぎて両親の記憶も右腕があった時の記憶もありゃしないので心底不幸だと感じたことは幸いにしてない。

あ、ちょっと自分が不幸だと思うことがあるとすればコイツの存在だろうか・・・

『アー、休ミヤカラテ寝テント起キヤ』

自分の右腕から声がする。優れた名工などが作り上げた物には、その作り手の能力から意志を持つことがあるらしい。
不幸なことに僕が装着した義手は優れた技師が心血を注ぎ過ぎて作ったために意志を持ってしまっていた。
コイツが意志を持った理由としてはスタンドという超常的な力が関係していると、とある知人に聞くまでは子供ながらに自分はおかしくなってしまったのかと真剣に悩んだものだ。
現代科学では理解不能な超常的なものでも、理由が無いよりは、ずっと安心できる。

『ホラホラ、ベッドカラ起キテ シャキットシーヤ』

「わーったよ、お前は僕のオカンか」

『チャウワ コイビトヤロ』

「右手が恋人って、なんでやねん」

『無理シテ関西弁、使イナヤ ヒクワー』

「うっせーよ!!」

不幸とは言ったが、コイツのおかげで他の不幸を感じないのかもしれない。

【オモイカネ】というのがコイツの名前、ドイツ人の技師が作って、僕は関西になど行ったことがないのに何故か関西弁を使う。一度、何故に関西弁なのか聞いたら『知ランワ』の一言で済まされた。たぶん、本当に当人もわからないのだろう。
スタンドという物は、なにかしら特殊な能力を持っているらしく【オモイカネ】にも、もれなく特殊な能力があった。
簡単に言うとダウジングのような能力である。しかし、コイツが探せるのは金塊でも温泉でも石油でもない。

とてつもなく厄介な物を探しだすのだ。

ベッドから起きて着替えると【オモイカネ】が五月蠅いので、少し朝(昼)の散歩に出ることにした。
右手には、青い毛むくじゃらのクッキーモンスターのパチ物のようなパペットがはめられる。
【オモイカネ】曰く、『裸ヤッタラ、ハズイヤロ』らしい。
おかげで僕は、近所で【変わり者の腹話術師】ということで通ってしまっている。子供達からは大人気だが、親達からは、ものすごーく警戒されてしまっている。

家から数分の所にある河川敷を歩いていると、【オモイカネ】が草むらに向かって食指を動かす。

『見ツケタ 見ツケタデー』

始まってしまった、僕の意志を無視して右腕が草むらに伸びていく。そして青いパペットが草むらから拾い上げたのは、小さな兎のキーホルダー。

【オモイカネ】が探しだすのは、人の想いが篭った物。
【オモイカネ】曰く、その篭った想いが溢れ出し、匂いたつのだそうだ。その匂いを頼りに物を探し出す。

『コレ、ゴッツエエ匂イヤワ』

そんな、想いが詰まった物を捨てておく訳にもいかず、僕はコレを、とある所に持っていくのである。


本当に厄介な特殊能力だ・・・。

コメント(5)


とある所、【行灯亭】(アンドンテイ)

寂れた町なかでも特に寂れたその店はパル子という女主人が一人でやっている古道具屋だ。
パル子という人物は、僕にスタンドという物を教えてくれた、とある人物でもある。
一見、グラマラスでセクシーな女性だが、僕が小学生のころから姿が変わらないので、たぶん魔女かなにかだと思う。
それだけ、古い関係ではあるが僕は彼女の本名すら知らない。知っていることと言えば、彼女もスタンド使いであるということ。そして、それが彼女と僕を結ぶ唯一の関係性でもある。


「パル子さん!!」

古ぼけすぎて既に店内の様子が一切窺えなくなった硝子扉を思い切り良く開くと怪訝な顔で僕を見る。その怪訝な顔が、またセクシーなので性質が悪い。

「なによ、青海?また来たの?」

「まぁまぁ、今日はコレ、お願いできないかな」

「ちっ、また金にもなんないのに・・・」

商売する気があるのかというほど荒れた店内で接客もせずレジの奥でダラけている人物から金の話が出るのは何だかなと思うが、機嫌をそこねても仕方ないので低姿勢でお願いする。

「もう、しょーがないわね。今回だけよ」

今回だけを毎回してくれるのでパル子さんは人がいい。

パル子さんに兎のキーホルダーを渡すと雰囲気が変わる。

パル子さんのスタンド【アマツマラ】、残念ながら僕は自分がスタンド能力を持っている訳ではないのでスタンドを見ることができない。【オモイカネ】が言うには白い羽に包まれたベッピンさんとのことである。
パル子さんは、両手でそっと兎のキーホルダーを包み込む。


『キャーーー、大変ナノヨ 大変ナノヨォォ!!!』

突然、行灯亭に甲高い奇声がこだまする。それは、パル子さんの両の掌から飛び出すとそこら中を飛び跳ねまわっている。

身長、5cm程度のウサ耳少女、それがパル子さんの掌から飛び出した物の正体だ。そしてそのウサ耳少女の正体は兎のキーホルダーである。

【アマツマラ】の特殊な能力は【物の擬人化】

物に、かりそめの命を与えることにより擬人化するのが能力である。
思いが篭った物を見つけたところで、その物をどうしすることも出来ない僕は、直接、当人(物)に聞いて後のことを考えることにしている。

落とした持ち主に届けてやったり、持ち主が死んでいたら遺族に渡したり、墓に供えてやったり色々だ。

そして、その持ち主から少しばかりの謝礼を貰う。

そうして、生計を立てている。厄介な能力を逆手にとったナイスなアイデアではあるが今のところ赤字でバイトが忙しい。


「君は、どうして草むらにいたんだい?」兎娘に問いかける。

『大変ナノ、大変ナノ〜!!莉香チャンガ、攫ワレタノヨォォォ』

「攫われた・・・?」


なんとなーく、まずいワードが出てきたので兎娘を落ち着かせて話を詳しく聞いてみる。

纏めると、兎娘は小学校3年生の莉香ちゃんという女の子の持ち物だったらしい。
ある日、莉香ちゃんは河川敷で遊んでいると大人の男達に囲まれ嫌がる中、連れて行かれたということだ。
あまりに暴れたために持っていた鞄に付けていた兎娘を落としてしまったと・・・

「それって、誘拐だよな」

『ソヤナー』

思わず判明した思っていたこと以上の事件性に僕と【オモイカネ】は笑いすら抜けだしそうな感情がローリングして頭がボヤけてやまいだれる。


「あんた達、どうするワケよ?」

パル子さんが腕組みをしながらタバコを吸って、しゃなりしゃなりと挑発的に2人を見下ろす。


「はは・・・まぁ〜こりゃなぁ・・・」

『コレハナァ・・・』


「やるっきゃねーだろ!!!」
『ヤルシカナイワナー!!!』


現場百遍、俺は兎娘が落ちていた原っぱへと走っていった。
右手では、【オモイカネ】がやる気の現れだろうかシャドウボクシングのようなことをしている。

「やれやれ、若いわね。もう一眠りしようかしら」行灯亭は紫煙に包まれる。


「どうだ?オモイカネ、さっきの匂いと似た匂い無いか?」

『アァ、薄ッスラト匂ウンヤケドナ・・・』

思い出の匂いを辿って下流のほうにまで歩いてきてしまった。
最悪の状況すらの頭に浮ぶ、それを振り払おうと必死に匂いを追う。

『ココデ、匂イガ途切レトルワ』

【オモイカネ】がそう言って川を見つめている。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ....



そこには、小さな靴が一足、水面に揺れていた。

「これは・・・『莉香チャンノ物ダワ』

ポケットに入って来ていた兎娘が顔を出して震えている。
想像していた最悪の事態が、その羽を広げ始める。


グンッ!!!

【オモイカネ】に突然、引っ張られて前のめりに倒れる。

「っつ、突然なにすんだ!?」

『痛イヤ、スマンカッタデ・・・嫌ナ臭イヤ、敵意ノ臭イヤナ。見テミィ』

顔を上げると、目の前にあった岩に大穴が開いている。
とっさに身構えて振り返る。男が立っていた。

かなり背が高い。180以上はありそうだ、しかしそれに反して体が異様に細く、まるでアメンボのようなスタイルだ。

「きっ、君達ぃ何しししてんのかな?」

男の顔には、何が可笑しいのか薄ら笑いが浮んでいる。

「おっ、俺を探しに、探しにきたのか、きたのか!!?」

「はっ!?あんた誰だよ?」

『キーツケヤ、青海・・・コイツ、スタンド使イヤ。背後二、ブゥッサイクナ奴ガ浮ンドルワ』

「何?ナニ!?君スタンド使いなの?なの?じゃあ、死んじゃうの!?殺されちゃうの!!?」

青海は【オモイカネ】を男に向けて突き出す。

「生憎と僕はスタンド使いじゃないんだけどね。それに、いつかは死ぬけど、殺されないよ!!!」

【オモイカネ】を包んだ青いパペットの背中が盛り上がって避ける。中から銃口がむき出しになる。

「一流の技師の最高傑作の義手でね。これくらいの機能は付いてるんだ」『ドモー、一流品デヤラセテモウテマ』

銃弾が音速で男を襲う。しかし、男は身構えることも避けようとすることもなく、ただそれを受け入れる。
攻撃的なスタンド使いの行動にしては奇妙だ。
青海は、距離を保ちながらも銃弾を放ち続ける。銃弾が無くなる前に服の各所に隠されたマガジンを右手にリロードして、銃弾が途切れること無いよう放ち続ける。

放たれた実弾のシャワーを浴びきった男が川原に膝をつき平伏す。

『モウエエワ、自分・・・メッチャ臭ウネン。嘘ノ臭イガ・・・ハヨ起キィ』

平伏した男が跳ね上がるように飛び起きる。

「なぁんだ、なんだ、嘘はバレちゃうのか、のか〜」

男の肌に融けた鉛がへばり付いている。どうやら、これが男のスタンド能力のようだ。
男が足元の石を拾いあげる。みるみるうちに石は真っ赤に色を変え溶岩のようになっていく。

「はは、俺も、オレも〜お・か・え・し・しちゃわないとねぇ」

熱せられた石が連続で青海達に向かって投げつけられる【オモイカネ】が敵意の臭いを感じることで辛うじて避けてはいるが次第に脚が絡み始め、川に踏み入り、ついには壁を背負ってしまう。
男がジリジリとにじり寄ってくる。男の能力は十中八九、物を熱する能力で間違いないだろう。
直接触れられば、血が沸騰して壊死するのも容易に想像できる。

「たっ楽しかったな、なっ。でもソロソロ終わるとね。君、嘘吐きだよね。だって、死んじゃうんだもんね、ねっ」

男の紅蓮に染まった腕が青海に迫る。
青海の絶望を目前にした表情に男は絶頂を迎える。



「そうだね。僕、嘘吐きだったかもね」
『ソヤナ、ウチノ大将ハ大嘘吐キヤワ』



興奮の表情で迫り来る男に青海の顔から笑みがこぼれる。
男が踏み込んだ川が蒸発し、男を蒸気が覆いつくす。


「見え、見えない!!何処、ドコ!?」


蒸気が完全に男の視界を奪い、青海の姿を消す。

『アンタカラ見エンデモ、コッチニハ、ソノ酷イ悪臭ガダダ漏レヤデ』

青海の右腕、【オモイカネ】を捉える。

『電撃解放ヤァァァァァァァァ!!!!!』

【オモイカネ】は体から発する電気の微細な信号によって動く義手である。そして、その電気は【オモイカネ】の中にエネルギーとして蓄えられる。それを一気に外へと解放する!!!


「へっへっぎゃぁーーーーーーー!!!!!!」

電撃に男の体が焦げ付きそのまま、川にその身を沈めた。


男の体を首だけ残し、地面に埋め尋問する。
熱する能力であっても地面を熱して拘束を解くことは叶わない。

男は、存外あっけなく口を割る。

感想から言うと最悪だ。最も悪い。

男の名前は木村拓也(キムラタクヤ)といった。男は、スタンド能力を使い、窃盗などを繰り返していた。
話を聞いていて思い出したことだったが、近頃、熱線のような物で窓硝子を溶かして窃盗に及ぶ手口の犯行が頻繁に起こっていて自身の店の扉が硝子戸であるパル子さんが盗難に合わないか心配していたのを思い出した。

そして、最悪だという感想にいたったのは、この男が莉香という少女の誘拐になんら関わりない男だったということである。
この男は、たまたま自身が犯した窃盗という罪から逃れるため人里から離れた川の下流を住処としていた。
そして、たまたまココにきた青海、ではなく青海のポケットで喋る兎娘に興味を惹かれ、青海を殺して奪おうとしていたということだった。最悪だ。

ここまでの話で【オモイカネ】は木村から嘘の臭いを嗅ぎ付けることはなかった。

つまり、少女を探す捜査は振り出しに戻ったということだ。

『フワァーン、莉香チャンハ何処二消エタノヨォ』

手の平の上で兎娘が泣き叫ぶ、泣きたいのはこっちのほうだと思っていると、遠巻きに無く兎娘を見て鼻を膨らまして興奮する木村の顔が見えて吐き気がした。

「もう一度、話を整理しよう。莉香ちゃんは、大人の男達に無理やり連れ指されたんだな?」

『エェ、ソウヨ、全身黒ッポイ服二黒ッポイ帽子マデ被ッタ男達二連レ去ラレタノ』

「黒い男達ね・・・まるで名探偵コナンの世界だな。そうなると、僕達だけじゃ身が重いんじゃないか?」

『ソヤナ、ワイラガ意地ナッテモシャーナイシナ』

【オモイカネ】も僕と気持ちは一緒のようだった。
自分達が受けた仕事だからと、意地になって莉香という少女に危険が迫っても仕方ない。それこそ、本末転倒である。
ここは、捜査のプロである警察に自分達が持っている情報を全て託して協力を仰ぐのが良作だろう。
ついでに、目の前で埋まっている変態窃盗犯も引き取ってもらおう。

携帯から110に電話をする。すぐに繋がり、ややこしいコトの顛末を話したが、電話口から?マークがはみ出してきそうな気配があったので、窃盗犯の木村を捕獲したので、すぐに来て欲しいと伝えて電話をきった。

15分もすると、サイレンを鳴らしたパトカーが現場に到着して、中から3人の警察官が姿をあらわす。大柄のいかにも柔道有段者というような男が2人と、その上司らしき小柄だが、目つきの鋭い男がこちらに向かって礼をしてきた。

「あ、あなたが通報いただいた方ですか?」小柄な男が青海に声をかけてきた。

しかし、青海は内心それどころではなくなっていた。胸ポケットに隠した兎娘が震えているのである。
そして兎娘はついにポケットから飛び出すと叫んだ。

「コイツラョ!!コイツラガ、莉香チャンヲ連レテ行ッタノヨ」

「は!?コイツらって警察???」

なるほど、黒っぽい服で全身を覆い、帽子も被っている。
こちらに近づいてくる警官3名に莉香という少女について聴こうとした瞬間、地面が揺れた。

「う、う、う、ウサ耳、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、萌えッ、燃えるぅぅぅぅぅ!!!!!」

常人には、よく理解できない境地まで達してしまった木村がそのスタンドを再び発動させたのだ。
木村の周りの地面が赤く輝き始め、マグマのように地面がとけ始めた。

3名の警官は突然の出来事に自然災害と勘違いし、地面に平伏して頭を抱えている。

そして、それは突然降って来た。

体育館の天井のような大きな手の拳が木村に向かって振り下ろされていた。
その腕の先をみる巨大な山のような体操着姿のの美少女!!?


「やれやれ、あいかわらず詰めが甘いわね」


「パル子さんっ!!!」

パル子が咥えタバコを潜らせながら主役は送れて登場するものだとばかりに颯爽と登場する。

「ありがとう、もういいわよ。白姫山」

そういうと巨大な美少女は体育座りの格好になって、固まった。山のようなでは無く、あの少女は山そのものだった。
白姫山(シラヒメヤマ)この近辺で一番の標高を持ち、目の前を流れる川の白姫山に源流がある。

山を擬人化。

どれだけのスタンドエネルギーを持ってたらそんなことができるんだと思い、やっぱりこの人は魔女かなにかなのだろうと確信した。

〜後日談〜

結局、莉香という少女は誘拐されたのではなく、家出をしていた所を警察に保護されたのだということがわかった。
父親の再婚に反対しての家出だったらしいが、両親がいない僕にとっては、そらへんの感情はよくわからない。
ただ、兎のストラップと警察ともみ合った際に脱げて下流に流されていた靴を届けてやったら喜んでいたので今は、幸せなのだろう。
木村は白姫山からの一撃により、辛うじて命を留めたが全身を複雑骨折してスタンド使いとしては再起不能だろう状態になった。

パル子さんは、相変わらず店でダラけてタバコをふかしている。


そして、僕は


『パッパ パッパ パッパ パッパ パー おはよう ぼくアンパンマン。元気よく起きよう!』

今日も、アンパンマンの声で目覚めて、五月蠅い同居人と過ごす不幸を堪能している。


『皆様ァ シーユー、アゲインヤデ』


〜おわり〜





人物&スタンド紹介

*逆叉青海(サカマタアオミ)
16歳、あと3ヶ月で17歳である少年。
おさないころの事故で両親と右腕を失うが本人はいたってあっけらかんとしている。
【オモイカネ】とのコミュニケーションはとれるがスタンド能力は無いため。スタンドは見えない。

*オモイカネ
青海の義手に宿ったスタンド。
人の思いを臭いとして嗅ぎ付けることができる。
ドイツ製だが、何故か関西弁である。

*パル子/アマツマラ
本名、年齢、スリーサイズ不明の行灯亭の謎の女主人。
スタンドの使い方や存在に精通している。青海にスタンドのことを教えたのも彼女。
スタンドは【アマツマラ】、能力は物の擬人化、あらゆる物に仮の命を与え擬人化することができる。


*木村拓也(キムラタクヤ)/ヒートテック
スタンド能力を使って窃盗を繰りかえし、川の下流に身を潜めていた男。
いわゆる萌えキャラというものに傾倒しており、兎娘に一目惚れする。
スタンドは【ヒートテック】、あらゆる物を熱することができる能力。用途は広く、皮膚を熱して弾丸をとかしたり、石を溶岩のようにして攻撃したり、コーヒーをいれたりするのに使える。


兎娘
莉香の持つ、兎のキーホルダーが【アマツマラ】の力で擬人化した姿。
少々、世間知らずで騒がしい。今回の騒動の元凶でもある。

白姫山
付近で一番大きな山が【アマツマラ】の力により擬人化した姿。何故か、体操着である。普段は体育座りでおとなしくしているらしいが、江戸時代に噴火した記録もあるため、暴れると手がつけられないらろうことが想像できる。

3人の警官
体格がいいのが、長谷川と穂積、小柄なのが飯田。
左から階級は巡査、巡査、巡査部長である。
飯田の趣味は金魚を育てること。
穂積の行きたい国はスイス。
長谷川は婚活中である。


今回は、自分の作品を読んでもらってありがとうございます。

あまり自分の作品について話すのは得意ではないので短めに。
今回の作品で書こうと思ったのはスタンドが存在する日常です。大きな事件なんかは他の人が書いてくれるだろうから、自分はあくまで日常に拘りました。
スタンドが存在することで普通とは違う日常のギリギリ感を楽しんでもらえたらと思います。

文章の書き方で気をつけた点は、とにかくキャッチーにということです。これは、自分のこれまで書いてきた物にも共通しているかもしれません。
今後は、このキャッチーさを残しつつも構成などで物語に深みを与えれたらと思います。

では、改めて読んでくださった人、ありがとー!!!

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