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◆きちんと知ろう健康美♪コミュのロングフライト血栓症(エコノミークラス症候群) http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=3836347&comm_id=115058

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深部静脈血栓症(DVT:エコノミークラス症候群)

ロングフライト血栓症(LFT)ってどんな病気?
━━━━━━━━━
6時間以上のフライト時に、重力と腹圧に逆らって、心臓に血液を送り返さなければならないふくらはぎの静脈内に、血栓を生ずる病気です。重症例は10時間以上のフライトで発症し、ふくらはぎの静脈に発生したゼリー状の血栓が心臓を経て肺動脈に詰まり、呼吸困難、失神、さらには死亡に至ることもあります。

<■軽症 鈍痛> 
血栓が左右両側に同時に起こることは極めて稀で、左右どちらかのふくらはぎの内部に不快感、鈍い痛み、腫れなどを起こします。一般的には4:1の割合で、左側のふくらはぎに発生します。

<■中症 鈍痛+むくみ>
軽症の血栓が、さらに血液の流れに沿って心臓側に徐々に延び、成長していって、大腿部あるいは骨盤内部深部静脈まで塞いでしまい、片方の下肢に強い痛みや浮腫(むくみ)が出ます。

<■重症 呼吸困難 失神>
中症の血栓が血管壁からはがれ、ズルズルと大静脈を上行して、いったん心臓に入り、次いで、酸素を取り入れる器官でもあり、血液のフィルターでもある肺の血管(肺動脈)を詰まらせてしまい、酸素を取り入れるという生命維持機能が害されます。
呼吸困難、脈の増加、失神などが起こります。  


↓詳細は別記
↓http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=7055167&comm_id=275785
━━━━━━━━━
●飛行機で注意すること
  
●過度の飲酒は要注意

●『航空性中耳炎』 耳が急に痛くなる
機内で赤ちゃんがひどく泣いている時は、航空性中耳炎を疑う必要がある。ツバを飲み込んだり、鼻をつまんで息を詰めたり(鼻をつまんで鼻をかむ)すると、鼻の奥と中耳の間を結ぶ耳管に空気が流れて気圧差がなくなり、耳の痛みを防げる。
━━━━━━━━━



予防

▽水分をとる(アルコール・コーヒーは避ける)
▽1時間ごとに機内の少し離れたトイレに行く。
▽座席で3〜5分間、足の上下運動をする。
▽ゆったりした衣服を着て、ベルトをゆるめる。
▽血行が悪くなるので足は組まない。
▽睡眠薬は使わない。
▽長いフライトの前後は禁煙する


タクシー運転手

勤務中に肺梗塞で死亡した大阪府門真市の男性タクシー運転手(当時57)に対し、大阪労働局が長時間座り続けたことによるエコノミークラス症候群が原因だったとして労災認定していた。
認定によると、運転手は2000年7月、大阪市淀川区のビル2階の飲食店まで客を呼びにゆき、階段を降りる途中で倒れた。病院に運ばれたが3日後に死亡。死因は肺の血管が詰まる肺梗塞と診断された。
遺族の労災申請を受けた大阪労働局の調べて、運転手は約7時間20分にわたり、ほぼ座り続けて勤務していたことが判明。運転手に血栓が出来る病歴など無いため、大阪労働局はエコノミークラス症候群と判断、2003年7/14日に労災認定した。

現在ほぼココから引用 http://www.naoru.com/hai-sokusenn.htm





血液の流れ診断   http://www.ou-hari.com/sndan4.html
体内の水分循環   http://www.ou-hari.com/sndan5.html
スポーツと水分補給 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1383645
どろどろ血と水分  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1651528
食品摂取と栄養素  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1064377
ロングフライト血栓症http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=3836347

コメント(17)

これってサッカー日本代表の高原がなりましたよね!?
呼び名の変更へ:「ロングフライト血栓症」

 平成14年6月26日日本旅行医学会は「エコノミークラス症候群」と呼ばれる長時間の航空機での旅行後に発生する深部静脈血栓症と肺塞栓症を「ロングフライト血栓症」と改称

”ロング”という断りを入れ、一般に6時間を超える長時間のフライトに伴う病気であることを強調し、希には長距離バスや劇場での血栓症の報告もある。


 ★深部静脈血栓症を起こしやすい下記の★
 ★症状をもつ人は特に注意してください★
  
  ◇下肢静脈瘤のある方
  ◇下肢の怪我、手術をうけたばかりの方
  ◇深部静脈凝固能異常の方
  ◇肥満、妊娠中の方
  ◇経口避妊薬を内服している方 
分からないです☆
もしプライベートじゃなかったらファーストかも…
一昨日夜行バスでスノーボードに行きましたが、集合場所で細身ジーンズの女の子が多くて、エコノミー症候群にならないか心配になりました☆
私は旅行用に買った、Vignyの柔らかくて幅のあるパンツを着て楽でした(^-^)

シルエットのオシャレをしたい方は、パンツに力を入れているブランド・メーカーに行ってみることをお薦めします(^-^)
意外とオシャレで良いパンツがありますので☆彡
この病気の症状がでるのは、個人差はありますが、フライト中(特に後半)から、フライト後一週間以内ということが一般的でしょうね。
 マスコミの報道では機内でおきているケースや、飛行機を降りて歩き出した時に倒れるのがエコノミークラス症候群だといわれているようですが、家に帰ってから2〜3日して、起こったものも飛行機による血栓症であるということもあります。
 なってしまったら、病院へ。重症の場合はたいへん高度な治療が必要となりますので、なるべく大きな病院が良いです。
 この病気は危険因子(リスクファクター)を持っている方がかかりやすいのです。これは昔から血栓症の危険因子といわれていることで、

1血液凝固性が亢進した状態、
  具体的には妊娠・出産後、経口避妊薬を服用、
  先天性凝固異常症、がんなどの悪性疾患。

2血流の停滞した状態
  長時間座位。下肢の静脈瘤のある方。よくお年寄りで
  ふくらはぎのあたりに累々と血管が腫れていますよね、
  そこの血液が滞って固まってしまうというものです。

3血管の壁に障害がある場合
  それが引き金になって中の血液が固まりやすくなる。
  動脈硬化の方、糖尿病、高脂血症、高血圧症、
  手術・骨折直後の方がそうです。
  経口ピルを飲んでいる方も危険因子をひとつ持って
  いるということですから特に注意が必要です。

  というのが大きな3本柱です。

 (財団法人航空医学研究センター 三浦靖彦)
カナダから、7月13日に帰ってきたのですが、(約10時間のフライト) 18日から、歩いたら左ふくらはぎが痛いのです。ふくらはぎをのばしたら、はってるような、つってるような。これは、やっぱエコノミー症候群でしょうか?病院へ行ったほうがいいでしょうか?
3: ちなっぺ様
もしプライベートじゃなかったらファーストかも…

↑エコノミークラス症候群はそうでなくてもなるようです。

一般的な因子として 乾燥・長時間じっとしているなどの原因や、そうでない場合の例えば航空機から出る機内の空気に含まれる粒子の可能性も今研究されています。つまりその意味からこの病気の名前がロングフライト血栓症という呼び名に変更された経緯があります。


<<< 蛇足 >>>

★短時間でも発症している人が居る、★妊娠中でも無く★水分が十分足りていて★動いてもなった人(つまり他の原因にも該当しない人でロングフライト症候群に掛かる人が若干名確認されていることから、研究が今進められているそうです【日本旅行医学会談】)


<<< 更に >>>

↑素人の私個人としては複合要因の一つとして航空機内の振動もその原因ではないか?という研究も進めてみて欲しいと思うのですが、、(独り言です^^;)
3: ちなっぺ様

素人ではありますが、 その可能性ありと思います。まず病院へ行きましょう

<因みにその症状>

代表的な症状は呼吸困難と胸痛である。そのほか、動悸、冷汗、チアノーゼ、静脈怒脹、血圧低下、意識消失などを生じる。急激かつ広範囲に肺塞栓を生じた場合は心肺停止となり、突然死する。


フライト後2週間までの間にも起こることがある、つまりもし体内のほかの部位にも血栓外まで来ている可能性も有ります。どうせ確定診断には画像検査(CT等)と肺血流の不自然な欠損や血栓の存在を証明する必要があるので、初めから大きな病院に行くことをお勧めします。(ガイドラインでは診断にD-ダイマー測定と造影CTを用いることが推奨されている。)その時に旅行での臨床症状を言えば、これと同様の症状の虚血性心疾患とセットにて考えてくれる(言わなくても考慮して貰えるかな?)とおもいます。

ロングフライと症候群に詳しそうな病院にいかれるのが良いと思いますが(何処だか?)わからないですごめんなさい。

国内での年間症例数は4000例とあります。

もしこの病気であれば、、、

■治療法として

1ヘパリン(注射) ワルファリン(内服)
=抗凝固薬

2ウロキナーゼ 組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)
=血栓溶解剤

3血管内カテーテルを用いて薬剤を注入したり血栓を除去する治療
=血管内治療法

とあるようです。

★詳しくは まず病院へ行きましょう
参考wikipedia http://z.la/g8c4h
【名称】

ロングフライト血栓症という言葉は日本旅行医学会にて平成14年6月26日定例理事会にて改称され、皆にこの名前が行き届いた後はエコノミークラス症候群の呼称の併記をやめるそうです。


【症状】

ふくらはぎの静脈が閉塞してしまう事をいいますが因みに左右同時には起こらず、4:1の割合で左側のふくらはぎに起こるそうです。その理由は骨盤内で左側の静脈が太く男性のある動脈をまたぐ形となっているため流れが滞りできるそうです。

〜〜下肢静脈瘤のある方のリスク〜〜〜

下肢の怪我、ふくらはぎの静脈内膜に傷が出来た事から始まっていった。徐々に形成されたゼリー状の血栓が何かの拍子に心臓を経由して肺に行き詰まり 酸素を取り込む機能が損なわれすぐ息切れするようになった事から、高原選手は先ず肺炎ではないかと病院で受診した。翌日には、正しくロングフライト血栓症であると鑑別された為 肺に詰まった血栓を溶かす治療が行われた。(※彼の場合を「打撃損傷タイプ」といい、このほかにもマラソン選手等「繰り返し損傷タイプ」の静脈血栓症がロングフライトと重なればロングフライト血栓症となる。
)

その他

 手術をうけたばかりの方
 深部静脈凝固能異常の方
 50歳以上
 肥満、妊娠中 出産後一ヶ月
 経口避妊薬を内服している方
 睡眠薬はもっての外。

 上記の方が危険度が増すそうです。ご注意ください。


【注意書き】

国内便の飛行機でも一時期されていたロングフライト血栓症に関する注意書きは、今ではされなくなりました。これは本当に必要なメッセージを軽視してしまう、いわば「オオカミ少年効果」を考えて、不適切な過剰メッセージは避ける。という目的からなされない様になったそうです。




【水分補給】

ビールやワインが水分補給にならない。機内はサハラ砂漠並みに乾燥している。等の条件が作用しているとしています。

ちなみに 機内での水分補給は、ミネラルウォータや薄いお茶などがよく、スポーツドリンクは相応しくない。(これが相応しいのは下痢の初期治療や旅行中の熱中症対策にです。)

フライト前後で、アレルギーの危険が無ければアスピリンの服用や、ハイリスクの人では、低分子ヘパリンの皮下注射等が一般的。



【震災でロングフライト血栓症】

なお新潟中越地震被災者の車内泊対策としては、ロングフライト血栓症の対策とは別です。(特に連泊を強いられる寒冷期(脳卒中好発期)で高齢者に脳出血等のリスクを伴うアスピリンの服用や、かえって血栓を増やすリスクのある医療用弾性ストッキングの着用は危険です。少なくとも3〜4時間おきに車外に出て歩く。水分補給を欠かさない。等の対策が正解です。


【獄中でのロングフライト血栓症】

また、獄中の正座での長時間の拘束等により、打撃等によるダメージからの健康リスクではなくこのロングフライト血栓症を懸念されている。1日半から七日間の身体拘束後に下肢深部静脈血栓症から肺血栓を発症、重症化する事による死亡した例が4例報告されている(肺梗塞症PE)
エコノミーに乗る時は、エアラインの人に聞いたのですが、バルクヘッドアイルをリクエストするといいようです。要するに前の席が無い、出口席の通路側ですね。ここだと体操しやすいし、立ちやすいですよ。それがだめなら通路側。散歩に何度も立つにはやはり通路側。私は通路側をいつもリクエストします。取れなかった時は、ぎりぎりまで搭乗ゲートのカウンタで座席変更をリクエストします。バルクヘッドは赤ちゃんが居る家族が来た場合のためとか、キッチンのそばだと、クルーの予備席でリクエストが無ければ空けてある場合がありますから。
>11: ジェームズ様
>11: バルクヘッドアイルをリクエストするといいようです。



↑ありがとうございます。関連捕捉しておきますね。

■■ 航空機座席用語解説 ■■
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■Aisle seat (アイル)==通路席

■Bassinet(バシネット)==赤ちゃん用ゆりかご 
 設置できる席が限定されている、バルクヘッド席など

■Bulkhead(バルクヘッド)==隔壁スクリーン設置されているなど
 座席が仕切られている(前の空間が広い)

■Exit row(エグジットロー)==非常口席(前の空間が広い)

■Window seat(ウィンドウ)==窓側席
避難所でエコノミー症候群
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=21046233&comm_id=228347
mixiニュース(毎日新聞 - 12月02日 02:42)
<エコノミー症候群>女性客に集中発生 水分不足が影響
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071202k0000m040095000c.html

長時間の空の旅などで起きる「肺血栓塞栓(けっせんそくせん)症(エコノミークラス症候群)」は女性客に集中的に発生していることが、日本医科大千葉北総病院などによる成田空港利用客のデータ分析で分かった。同病院は「女性患者にはトイレに行きたくないから水分を取らなかったという人が多い。水を飲まないのはよくない」と注意を呼びかけている。千葉市で開かれた日本航空医療学会で1日発表した。 


分析は、94年1月〜07年7月、重症の循環器病のため成田国際空港クリニックから同病院の集中治療室に転送された旅客72人(男性38人、女性34人、平均年齢59.7歳)を対象に実施した。最も多かったのはエコノミー症候群で31人。急性心筋梗塞(こうそく)23人、原因不明の胸痛5人、うっ血性心不全と不整脈各3人が続く。うち2人は病院で死亡した。

エコノミー症候群の31人のうち29人は女性。31人中27人は帰りの飛行機着陸後に発症した。

 一方、急性心筋梗塞は23人中20人が男性だった。発症時期は、行きの飛行機に乗る前が7人、行きの機内4人、渡航先滞在中7人で、往路や滞在中が多い。

 エコノミー症候群は、長時間同じ姿勢をとることで、足などにできた血栓が肺の静脈に詰まり、呼吸困難になることもある。女性は更年期を境にホルモンバランスが変化し、血液が固まりやすくなるとされる。

 同病院の畑典武・集中治療部長は「肺血栓塞栓症を起こした女性患者の中には、10時間以上一度もトイレに行かなかった人もいる。じっとしていれば血流が悪くなるし、脱水状態は血栓ができやすい」と指摘。男性の心筋梗塞については「仕事のプレッシャーが関係しているのかもしれない」と話す。【下桐実雅子】
誤解を招く病名「エコノミークラス症候群」

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授 奈良信雄

10月23日夕刻、震度7を記録する新潟県中越大地震が起きた。不幸にして犠牲になられた方々に心からお悔やみと、一ヶ月近く経ってもなお避難生活を強いられている皆さんにお見舞いを申し上げたい。
大惨事を知ったのは、出張先・鹿児島のタクシー車中であった。ラジオが道路の寸断、広域での停電を繰り返し伝えていた。逃げ遅れた数名の方が土砂崩れや建物の崩壊によって不幸に遭われたということだった。が、翌日から犠牲者の数は増えていった。
1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災では、6432名(総務省消防庁データベースより)の人が犠牲となった。建物の崩壊による圧死のほか、地震で発生した大火災の被害に遭われた方もいた。今回の新潟県中越大震災では、地震直後の犠牲のほか、地震発生数日してからの犠牲者が増えている。その原因の多くが、エコノミークラス症候群だという。
新潟県中越大震災では、1回目の地震そのものも大きかったが、その後も絶え問なく続く余震が被災者に脅威を与え続けている。テレビでも余震の模様が幾度となく放映されたが、大きく傾く構造物や、人々のおびえ惑う表情が映し出され、大自然の脅威をいみじくも示した。阪神・淡路大震災に遭われた人の話によると、地震のショックは大きく、数年間はちょっとした振動にも恐怖を覚えたそうである。それほどに、大地震の恐怖は体験していない人の想像をはるかにしのぐ。

余震による被害を恐れ、避難所に駐車した自家用車の中で過ごされた人が少なくないという。自動車の中で避難生活を送っていた人が、地震発生数日後に痛ましい結果になられたというのだ。車の性能がよくなり、シートが改良されているとはいえ、何分にも狭い室内だ。長時間シートに腰掛けたままでいたり、あるいは睡眠をとったりしていると、下半身の静脈が圧迫され、心臓に還流するはずの血液が停滞してしまう。その結果、静脈内で血液が凝固し、いわゆる血栓ができる。

そもそも人類は狩猟民族として誕生した。野山を駆け巡ってイノシシやウサギを捕まえて食料にしていた。当然ながら山道につまずいたり切り株を踏みつけたり、ケガをしょっちゅうしていたことだろう。動物や昆虫に咬まれ、ケガをした傷口からタラタラと出血したこともあるに違いない。血液は人間の生命を維持するうえで最も大切なものである。そのかけがえのない血液が失われてしまっては困る。そこで、人間には出血したら即座に出血を止める、すなわち止血という機構が生来ちゃんと備わっているのだ。
環境が整備された今日、どちらかといえば出血よりも、止血過剰による血栓の脅威のほうが大きな問題になってきている。たとえば栄養過剰や運動不足によって動脈硬化が進行し、その結果として脳動脈や心臓の冠動脈に血栓ができやすくなる。揚げ句に脳梗塞や心筋梗塞が発生する。事実、血栓症によるこれらの病気は近年になって急激に増えている。
さて、狭い車中に長時間座っていると、必然的に静脈内に血栓ができやすくなる。動脈の中にできた血栓と違い、その部分の臓器にすぐさま障害を及ぼすことは少ない。だが、たとえば座った姿勢から立ち上がったときのように、姿勢を変化させたりすれば血栓は静脈内を移動する。血栓は静脈の中を駆け巡って心臓を通り、肺に流れ着く。肺の中で血栓が詰まって血管を閉塞してしまえば、呼吸という重大な肺の機能が奪われてしまう。肺梗塞だ。これによって命を奪われているそうだ。
このような病態が当初注目されたのは、海外旅行の飛行機中であった。特に座席の座面や前後の間隔が狭く、窮屈な姿勢を強いられるエコノミークラスで多発した。それゆえ、エコノミークラス症候群という病名が冠せられた。この名称だけからすれば、座席の狭いエコノミークラスだけの病気と誤解されても不思議はない。だが、実際には、ファーストクラスでも同じ状態は起こる。だから、最近では、誤解を招かないようにロング・フライト症候群と呼ばれるようになっている。

だが、ここにも落とし穴があった。飛行機内に限って起こる事故と誤解されたのだ。
この病気はエコノミークラスだけ、飛行機内だけで起こるのではない。飛行機、自動車を問わず、とにかく窮屈な姿勢を長く保ち、血液循環を悪くするような状態だと静脈内で血栓が作られてしまう。特に水分の補給を怠ると、血液が濃縮し血栓ができやすくなる。飛行機内ではトイレを使いたくないために、ご婦人はついつい飲水を我慢しがちになる。これがいけない。被災地でも断水により水洗トイレが使えなくなったと聞く。勢い水を飲むのを控えた人もいただろう。血栓ができやすい状況に輪をかけられたものと思う。
もしこの病気の怖さが正しく伝わっていれば、犠牲を少なくできたのではないか。病名のなした罪が悔やまれる。この症状を起こさないためには、長時間窮屈な姿勢をとらないこと、水分を適宜補うこと。これが大切なポイントである。
同じように、必ずしも名が体を表さない病気は少なくない。たとえばオウム病は、鳥類であるオウムだけの病気かと誤解を招きやすいが、オウム以外のトリも発病する。ペットの鳥から人間に伝染して重症の肺炎にかかる人もいる。狂犬病もそうだ。犬以外の野生動物も罹患する。北アメリカではリスがあちこちの公園にいるが、リスも狂犬病を起こすウイルスを持っていることがある。このことを知らない子供が「かわいい」と思って近づき、感染してしまったケースもある。
災害時には、平常時には予想もつかない事態や病気が起こりかねない。避難をされている方々には、くれぐれも健康管理にご留意いただきたい。また、一刻も早い復興を切に望みたい。

なら・のぶお 医学博士。1950年香川県生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。放射線医学総合研究所、卜ロント大学オンタリオ癌研究所等を経て現職。専門は血液内科学、臨床医育成にも力を注ぐ。

週刊東洋経済2004.11.27

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