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史実 忠臣蔵事件の真相コミュの梶川日記 原文理解のポイント その3

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 これは続き物です。

 初めての方は、↓ をクリックして 1.からお読みください。
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29704148&comm_id=3207175



 画像1:刃傷松之廊下(長安雅山画)

 画像2:葵御紋の印籠(徳川博物館蔵)

指でOK富士山クローバーチューリップ指でOK富士山クローバーチューリップ指でOK富士山クローバーチューリップ指でOK富士山クローバーチューリップ

 梶川日記の原文には、この連載に使った部分だけでも「我等」という言葉が、5箇所でてくる(下記15)。

 今日では、「我等」 は 「私たち」(私ども) という意味でふつう使われている(一人称複数)。ところが、史料を読んでいくとそれだけではない。
 下にあげた梶川日記の一部に書かれた 「我等」 は、すべて一人称単数。「私」「私の」「私は」という意味で使われているのだ。


 1坊主両人参り候 一人は大広間の御縁頬杉戸の内へ入申候 一人は我等後の方へ参り申候

 二人の坊主は松之廊下の方から歩いてきた。このうちの一人とすれ違ったのは、梶川だけだ。大広間の後ろから続く松之廊下は、何人もの人が行き来するところではない。

 2我等も驚き見候へば御馳走人の浅野内匠殿なり

 これも、「驚いて見た」のは、梶川だ。

 3上野介殿是れはとて後の方へ振り向き申され候処を又切付けられ候故我等方へ向きて逃げんとせられし処を又二太刀ほど切られ申候

 この「我等」が複数ならば、梶川には五百石の褒賞などなかったでしょう。

 4上野介其侭うつ向に倒れ申され候 其時に我等内匠殿へ飛かゝり申候

 上に同じ。

 5右の節我等片手は内匠殿小さ刀の鍔に当り候故それともに押付けすくめ申候 

 これもそう。


 葵の御紋の入った印籠を掲げて、「我等にはこの紋所が眼に入らぬのか」の「我等」は三人称複数。「おまえたち」である。

 ボクの友人が子どもの頃。ともだちが「欲しい」というので、家にあったホンモノの葵御紋の印籠をあげてしまった、という人がいます。かなり経ってからわかって大騒ぎになったとか。
 その家は、名前を言えば誰でも知ってる水戸徳川家にきわめて近い家である。


 下につづく
 7.百パーセント確実である?
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29613551&comm_id=3207175

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