ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

クトゥルー神話コミュの書籍関連:「渾沌の図書館」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「図書館があらゆる本を所蔵していることが公表されたとき最初に生まれた感情は、途方もない歓びであった。すべての人間が手つかずの秘密の宝の持ち主になったような気がした。」
──ホルヘ・ルイス・ボルヘス『バベルの図書館』(鼓直・訳、岩波文庫)より

 洋の東西を問わず、新たに刊行されたクトゥルー神話の関連書を報告するトピックです。

2008/08/26 改訂(コミュ管理人)

コメント(716)

「ねんがんの うちのメイドは不定形 2をてにいれたぞ!」

1 そう かんけいないね
2  殺 してでも う ば い と る
3 ゆずってくれ たのむ!!

 ひゃっほい、後は続々と出てくれることを祈るのみ。
 
6月に『ゲームシナリオのためのクトゥルー神話事典』がソフトバンククリエイティブから刊行されるそうです。

http://honto.jp/netstore/pd-book_25634891.html

著者は森瀬繚さんです。
クトゥルー神話アンソロジー『チャールズ・ウォードの系譜』が来月の下旬に創土社から刊行されるそうです。

http://www.amazon.co.jp/dp/4798830062/
ゲイリー=メイヤースのTHE COUNTRY OF THE WORMが刊行されたそうです。

http://www.amazon.com/dp/1484801970/

主に幻夢境をテーマとした作品集で、かつてアーカムハウスから刊行されたTHE HOUSE OF THE WORMの増補改訂版という位置づけになります。私も興味はあるのですが、なぜか日本のアマゾンではKindle版しか売っていません。
>>[680]

そのKINDLE版、途中で中身の改訂があったみたいで5/28付で、最新版がダウンロードし直せば利用可能と云うお知らせが来ました。同じ著者のGRAY MAGICも同様です。
>>[681]
なるほど、訂正があったら本ごと再配布できるというのは電子書籍の強みですね。
S.T.ヨシはSIXTY YEARS OF ARKHAM HOUSEでメイヤースのことを次のように評しています。

「メイヤースは、ダーレスに『発見』された作家の中では数少ない失敗例のひとつであり、THE HOUSE OF THE WORM以外には作品をあまり書いていない。この薄っぺらな本に収録されているのは、ラヴクラフトがダンセイニを真似て書いた作品をさらに真似したものであり、したがって模作の模作ということになる。メイヤースは米国の作家だが、彼について知られていることはほとんどない。過去20年間に彼は一冊も本を出しておらず、ほとんど何も執筆していない」

ヨシらしい辛辣な言いぐさですが、キャンベルやラムレイに比べてメイヤースがぱっとしなかったのも事実です。ただし幻夢境に関するメイヤースの設定はクトゥルー神話TRPGにいろいろと取り入れられていますので、『ラヴクラフトの幻夢境』の元ネタが知りたいという人は読んでみるのも一興かもしれません。

http://www.isfdb.org/cgi-bin/pl.cgi?413388

で、これが40年以上に及ぶメイヤースの幻夢境ものを集大成した本というわけですね。"The Maker of Gods"まではTHE HOUSE OF THE WORMからの再録です。"The Snout in the Alcove"や"The Last Night of Earth"はケイオシアムのクトゥルー神話アンソロジーで読んだことがあるのですが、それ以外の作品はどんな感じでしょうか。
一昨年にZEPHYROSさんが紹介してくださったブライアン=ステイブルフォードの"The Legacy of Erich Zann"がペーパーバックに再録されたそうです。

http://www.amazon.co.jp/dp/1434444562/

書き下ろし1編を含む三つの短編が表題作の他に収録されていますが、私は"The Holocaust of Ecstasy"しか読んだことがありません。とりあえず注文してみました。
2010年にセンチピード=プレスからフランク=ベルナップ=ロングの作品集が刊行されたそうです。1100ページもある分厚い本で、お値段は450ドル。「ティンダロスの猟犬」や「喰らうものども」といったクトゥルー神話作品も収録されていますが、なぜか「恐怖の丘」は除外されています。

http://www.amazon.com/dp/193361871X/

現在アマゾンで販売されているのは再版されたもので、300ドルに値下がりしています。私もロングのことが好きなのですが、さすがに300ドルはちょっと……。ちなみにロングの作品集が出るのは、1979年のNIGHT FEAR以来31年ぶりのことだったそうです。

アマゾンのレビューでは「星三つをつけておくが、それはもっぱら本の装丁に対する評価だ」と手厳しいことを書かれています。センチピードの名誉のために付け加えておきますが、同社から刊行されたカール=エドワード=ワグナーの作品集は装丁も中身も非常にすばらしいものでした。
http://www.tachyonpublications.com/book/Lovecrafts_Monsters.html

エレン=ダトロウによるクトゥルー神話アンソロジーLOVECRAFT'S MONSTERSがタキオン=パブリケーションズから刊行されるそうです。収録されているのはゲイマン・ベア・ランズデール・ワグナーらの作品ですが、大半もしくは全部が再録と思われます。ニール=ゲイマンの「世界の終わり」やキム=ニューマンの「三時十五分前」は『インスマス年代記』で邦訳をお読みになった方もいるでしょう。

http://www.amazon.co.jp/dp/161696121X/

すでにアマゾンで予約の受付が始まっていますが、実際に刊行されるのは来年の2月だということです。
センチピード=プレスから刊行されたカール=エドワード=ワグナーの作品集に二つ前の投稿で言及しましたが、これもクトゥルー神話と関係があるので紹介させていただきます。

http://www.amazon.co.jp/dp/1933618973
http://www.amazon.co.jp/dp/1933618981

上下分冊になっています。編者はスティーヴン=ジョーンズ、挿画はJ.K.ポッターが担当しており、何となくアーカムハウスの本に似た趣があります。200部の限定版として刊行された豪華愛蔵版もあるのですが、そちらは250ドルもするので手が出ませんでした。ですが廉価版も充分に豪華です。

上巻には「棒」と「夜の夢見の川」が収録されています。いずれも中村融先生による邦訳があり、「棒」はミステリマガジンの2008年8月号に、「夜の夢見の川」は「ナイトランド」の3号に掲載されています。紛う方なき傑作といってよい2編です。
>>[682]

と云う事は・・・ヨシは、キャンベルやラムレイは「成功」であったと評価していたと云う事になるのでしょうか。
もっとも、この後、登場したプライス教授が「失われた世代」と呼んでいる書き手達のうちジェームズ・ウエイドやエディ・C・バーティンも本は出していませんし、その後、あまり書いている様子もありませんね。このお二人がどうしたのかも、気になっています。
>>[688]
ヨシはキャンベルを非常に高く評価していますから、彼こそは成功例ということになるでしょう(もっとも、アーカムハウスから単行本デビューした作家たちの中でキャンベルが一番の成功例なのかは微妙です。レイ=ブラッドベリがいますから)。一方ラムレイはヨシにひどく嫌われていますが、作家としては成功者ですよね。

http://www.britishfantasysociety.co.uk/news/shadow-publishing-announces-forthcoming-titles/

ウェイドは韓国で暮らし、主に音楽の分野で活躍していたそうです。1983年に世を去りましたが、彼の「深きものども」をヨシは「価値ある作品」と評価しています。

バーティンはアーカムハウスと縁のある作家ではありませんから、メイヤースやウェイドと同列に論じるわけにはいかないと思います。ちなみに、彼は割と活発に作品を発表しています。

http://www.isfdb.org/cgi-bin/ea.cgi?Eddy_C._Bertin

ただベルギーの作家なので、作品が私たちの眼に触れる機会がないのでしょう。かくいう私も"Darkness, My Name Is"と"Dunwich Dreams, Dunwich Screams"くらいしか読んだことがありません。
古きものたちの墓「クトゥルフ神話への招待」

http://sfwj50.jp/books/masuda-theInvitaionToCtulhuMythos2.html

扶桑社のクトゥルー第二弾は、いきなりコリン・ウィルスンの「古きものたちの墓」。確かウィルスンがHPで公開していたのが最初・・とかいうヤツだったかな?「狂気の山脈にて」の続編(?)です。
他にキャンベルの作品は・・・これにて、彼の第一短編集の作品は全て翻訳された事になりますね。
今月の後半は「ナイトランド6号」に「チャールズ・ウォード」にラッシュですね。良い時代になったものです!皆さん、頑張って購入し、扶桑社さんに第三弾も出すようにして貰いましょう!
>>[627]
THE LEGACY OF ERICH ZANN AND OTHER TALES OF THE CTHULHU MYTHOSが届いたので、とりあえず表題作を読んでみました。内容はZEPHYROSさんが紹介してくださった通りです。ひとつだけ訂正させていただくとすれば、出てくる魔道書は『ネクロノミコン』ではなく『無名祭祀書』でした。

フォン=ユンツトの『無名祭祀書』を読んだのがきっかけでエーリヒ=ツァンは禁断の領域を探求するようになったという設定なのですが、それは七月革命前の出来事だったとデュパンが語っているため、微妙に計算が合っていないような気もします。ロバート=E=ハワードの「黒の碑」によれば、デュッセルドルフで『無名祭祀書』が出版されたのは1839年のことだからです。ですがラヴクラフトらの作品に書いてあることがすべて事実だとする立場をステイブルフォードはとっておりませんので、細かいことは気にしないほうがいいのでしょう。

なお、シリーズの5冊目にあたるTHE CTHULHU ENCRYPTIONでは『ネクロノミコン』も言及されています。アラビア語版の『アル=アジフ』は訳書に過ぎず、真の原典はサンスクリット語版であるという驚愕の設定が披露されていました。
今年の6月にチャールズ=ストロスのTHE APOCALYPSE CODEXがマスマーケット版で再版されましたね。これは〈ランドリー〉シリーズの4巻目に当たる作品なのですが、今のところ邦訳されているのは1巻目の『残虐行為記録保管所』だけです。

『残虐行為記録保管所』
http://www.amazon.co.jp/dp/415208880X/

THE JENNIFER MORGUE
http://www.amazon.co.jp/dp/0441018149/

THE FULLER MEMORANDUM
http://www.amazon.co.jp/dp/044102050X/

THE APOCALYPSE CODEX
http://www.amazon.co.jp/dp/042525643X/

ランドリーというのは異次元の魔神たちに対抗するために英国政府が設立した秘密機関で、主人公のボブ=ハワードはそこで働く諜報員です。うっかりナイアーラトテップを招喚しかけたばかりにランドリーへの就職を余儀なくされたという不幸な男。上司である妖怪爺アングルトンの命令で今日も人類を守って戦うのでした。

クトゥルー神話TRPGの『デルタグリーン』との類似性が指摘される〈ランドリー〉シリーズですが、『デルタグリーン』に比べるとギャグと活劇が多めです。そうはいっても絶望的な世界観であることに変わりはありません。なお作者のブログによると、シリーズの5巻目に当たるTHE RHESUS CHARTが2014年に刊行される予定だそうです。
こんにちは。
来月、「超時間の影」をテーマにしてアンソロジーが発売になります。

書籍名:「超時間の闇」
著者:小林泰三、林譲治、山本弘(ゲームブック)
本体価格:1700円
版型:四六ソフトカバー
発売日:11月7日

収録作品は以下の通りです。

《大いなる種族・小林 泰三》
科学者松田竹男は「人間の脳に短時間で大量の情報を注入する」ための研究を行っていた。
開発した装置の名は「対人間収量情報技術実験装置」。
しかし、自らを被験者として得た情報は…
半ポリプ状の怪物が空を飛び、
円錐状の肉体を持ち、その頂上から四本の肢が生え、
そのうちの二つには鋏状の手が、
一つには頭部らしき三つの目が、
残りの一つはラッパ型の何かの器官を持った生物が棲まう世界のものだった。

《魔地読み・林譲治》
県庁職員である私は、とある極秘任務のため隣県へ向かう列車に乗っていた。
突然列車が止まった。市兵による巡検であった。
隣りに座っていた女に導かれ間一髪を逃げ延びるが、
翌日逃走したルートを辿って目にしたものは、似ていはいるが昨日とは全く違ったものだった。
古(いにしえ)の神々の対決が数億年の時を越えて現代に甦る!

《超時間の檻・山本弘》   
底知れぬ暗い空間を、私は落下していた。上も下もなく、前も後ろもない、無限の奥行きのある暗黒の空間。
何かにぶつかって停止し、突如感覚の洪水が襲ってきた。
様々な感覚が統合されたとき、私は雨の降る中、山道で車を走らせていた。
だが、なぜ?
山本弘22年ぶりのゲームブック!



書店で予約されるとカバーイラストのポストカードも入手できます。
(予約時に「ポストカード希望」と添えてください)

詳細はこちらです。
http://www.soudosha.jp/Cthulhu/chojikan.html
【文教堂市川鬼高店】クトゥルー・フェア開催!


文教堂市川鬼高店にてただいま以下の書籍を取りそろえております。

『邪神艦隊』(菊地秀行)
『妖神グルメ』(菊地秀行)
『邪神帝国』(朝松健)
『崑央の女王』(朝松健)
『邪神たちの2・26』(田中文雄)

千葉県市川近郊にお住まいのクトゥルーファンの皆様
品薄となっている『邪神艦隊』、入手しにくい既刊本をこの機会にぜひお求めください。
赤い帯の裏についている応募券を2枚集めると『邪神艦隊』か『妖神グルメ』の表紙の
クリアファイルが当たります!

市川鬼高店は総武本線下総中山駅 SHOPS1F、京葉道路のすぐそばです。
TEL:047-314-6721
営業時間:10:00〜22:00
地図:http://www.bunkyodo.co.jp/store/map/48.html




ラムジー=キャンベルの新作THE LAST REVELATION OF GLA'AKIがアマゾンでも注文できるようになりました。英米を合わせると5件のレビューがあり、すべて五つ星という高い評価です。

http://www.amazon.co.uk/dp/1848636172/

ただし日本のアマゾンでは取り扱いがありません。英国から取り寄せようとすると、本そのものの代金と同じくらい送料がかかるのですが、もう待っていられなかったので買ってしまいました。内容については森瀬繚さんのブログが参考になるでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/molice/20131109/1383993372

キャンベルにしては割合わかりやすい話であり、スティーヴン=キングの創造した町キャッスルロックへの言及があるなど遊び心も披露されています。
今年の8月にチャールズ=ストロスの〈ランドリー〉シリーズを紹介しましたが、同シリーズの中編である"Equoid"がTor.comで無償公開されています。

http://www.tor.com/stories/2013/09/equoid

時系列で見ると、THE FULLER MEMORANDUMとTHE APOCALYPSE CODEXの間に起きた出来事を扱っています。今回はシュブ=ニグラスの話。おもしろいのですが、いつにも増して内容がえぐいです。またラヴクラフトその人が登場し、重要な役割を演じます。
ブライアン=ラムレイのクトゥルー神話作品集THE TAINT AND OTHER NOVELLASを買ってみました。2007年にサブタレイニアン=プレスからハードカバーで刊行されたものの再版です。

http://www.amazon.co.jp/dp/1844165922/

表題作など7編が収録されており、そのうち邦訳があるのは「けがれ」「盗まれた眼」「妖蛆の王」の3編。イブ=ツトゥルを扱った"The Horror at Oakdeene"や、イタカを描いて世界幻想文学大賞の候補作になった"Born of the Winds"など、未訳作品にも重要なものがあります。

ちなみに、この神話作品集の第2巻としてHAGGOPIAN AND OTHER TALESが出ています。こちらは以前に紹介したことがありますが、2冊を合わせて1100ページを超えるという非常に分厚い本です。

http://www.amazon.co.jp/dp/1844167623/
もう昨年のことですが、Fearie Talesというアンソロジーが刊行されました。

http://www.amazon.com/dp/1782064702/

グリム童話をモチーフとしたアンソロジーで、全作品が書き下ろしです。編者のスティーヴン=ジョーンズは世界幻想文学大賞を3度も受賞した斯界の大物で、今年はブラム=ストーカー賞の生涯功労部門にも選ばれています。また表紙絵と挿絵を担当しているのは映画『ロード・オブ・ザ・リング』のコンセプトアートを手がけたアラン=リー、参加している作家もニール=ゲイマンやブライアン=ラムレイ・タニス=リーなど非常に豪華です。

非常にいい本なのですが、これだけならクトゥルー神話コミュで紹介するにはそぐわないでしょう。しかし収録されている作品のうち、ラムレイの"The Changeling"がクトゥルー神話作品でした。グリム童話がモチーフのはずなのに……。
LOVECRAFT'S MONSTERSが発売されています。

http://www.amazon.co.jp/dp/161696121X/

エレン=ダトロワの編んだアンソロジーで、以下の18編が収録されています。

ニール=ゲイマン「世界の終わり」
レアード=バロン "Bulldozer"
ナディア=バルキン"Red Goat Black Goat"
ブライアン=ホッジ "The Same Deep Waters as You"
キム=ニューマン「三時十五分前」
ウィリアム=ブラウニング=スペンサー "The Dappled Thing"
エリザベス=ベア "Inelastic Collisions"
フレッド=チャペル "Remnants"
ケイトリン=R=キアナン "Love is Forbidden, We Croak and Howl"
トーマス=リゴッティ "The Sect of the Idiot"
ジェンマ=ファイルズ "Jar of Salts"
ハワード=ウォルドロップ&スティーヴン=アトリー「昏い世界を極から極へ」
スティーヴ=ラスニック=テム "Waiting at the Crossroads Motel"
カール=エドワード=ワグナー "I've Come to Talk with You Again"
ジョー=R=ランズデール "The Bleeding Shadow"
ニック=ママタス "That of Which We Speak When We Speak of the Unspeakable"
ジェンマ=ファイルズ "Haruspicy"
ジョン=ランガン "Children of the Fang"

すでに読んだことがあるのは3分の1くらいですが、『インスマス年代記』から2編が再録されているのが興味深いです。
THE DARK RITES OF CTHULHUというアンソロジーが刊行されました。

http://www.amazon.co.jp/dp/0993718000/

編者はブライアン=M=サモンズ、参加しているのはグリン=バーラスやウィリアム=ミークルなど。主にナイトランド誌でおなじみの作家たちですが、ロバート=プライスの名前も見えます。

とりあえず注文してみたのですが、届く時期は未定。Kindleをお持ちの方はそちらを選択するのがよさそうです。
エリザベス=ベアとサラ=モネットの合作「ブージャム」がナイトランドの5号に載っていますが、同じ世界観に基づいて書かれた"Mongoose"がオンラインで無償公開されています。

http://clarkesworldmagazine.com/bear_monette_06_13_reprint/

ちなみにティンダロスの猟犬の話です。
クロウ・サーガ4冊目の長編である『風神の邪教』が今月末に刊行されるそうです。

http://www.amazon.co.jp/dp/4488589057/

クロウ・サーガですが、クロウは登場しません。
チャールズ=ストロスの〈ランドリー〉シリーズの最新刊が今年の7月に刊行されるそうで、すでに予約注文の受付も始まっています。

http://www.amazon.co.jp/dp/0425256863/

今回は吸血鬼の話だそうです。『残虐行為記録保管所』では新米だったボブも度重なる戦いを経て鍛えられ、地位も上がりました。ここまで強くて偉いキャラになってしまうと、今までのように主人公の一人称で話を進めるのは無理かもしれない――と作者が語っていたのですが、今度の本ではどうなっているのか気になります。
クトゥルー神話の体系化を試みた男、今は亡きリン・カーターの作品集が今月末にエンターブレインより出ます。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/4047298115/ref

ケイオシアムのサイクル本の一冊「XOTHIC LEGENDS CYCLE」から採られています。
すでにZEPHYROSさんが紹介しているように『クトゥルーの子供たち』がエンターブレインから刊行されたわけですが、原書のほうにもリンクを貼っておきます。

http://www.amazon.co.jp/dp/1568821956/

『クトゥルーの子供たち』はこのTHE XOTHIC LEGEND CYCLEの約半分を翻訳したものなのですが、原書が288ページなのに訳書が500ページ近いというのがすごい。訳文は分量が増えるということを考慮しても、いかに訳註と解説が多いか察していただけるでしょう。

ちなみに残りの半分もいずれ邦訳されるはずです。いわば上下分冊というわけですが、森瀬さんによると下巻の刊行は上巻の売れ行き次第だそうです。ラヴクラフトの「ユゴス星より」に範をとった十四行詩集が下巻には収録されるはずですが、これはなかなか優れた作品だと思うので(私だけの見解ではなく、あのS.T.ヨシも褒めている)、ぜひとも邦訳が出てほしいものです。
ダーレスとラムジー=キャンベルの往復書簡集がPSパブリッシングから刊行されるそうです。

http://www.pspublishing.co.uk/letters-to-arkham---the-letters-of-ramsey-campbell-and-august-derleth-1961-1971-jhc-edited-by-s-t-joshi-2497-p.asp

ただいま予約注文を受付中です。440ページもありますが、10年に及ぶつきあいだったことを考えると、そのくらいの分量になっても不思議はありません。
5年も前にロジャー=ゼラズニイのA NIGHT IN THE LONESOME OCTOBERを紹介しましたが、ついに復刊されたそうです。

http://www.amazon.co.jp/dp/1556525605/

けだし慶事というべきでしょう。
ナイトランド誌の復刊準備号が11月28日に発売されるそうです。

http://www.amazon.co.jp/dp/4883751821/

版元はアトリエサードです。
創土社のクトゥルー・ミュトス・ファイルズから『狂気山脈の彼方へ』が刊行されました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4798830224/

北野勇作氏ら3名の作品が収録されているほか、ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」第1章を増田まもる先生の新訳で読むことができます。
IN THE COURT OF THE YELLOW KINGというアンソロジーがセラエノプレスから刊行されたので、とりあえず買ってみました。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00PKS1MEA/

題名は『クリムゾン・キングの宮殿』をもじったものでしょうが、黄衣の王をテーマにした本です。ロバート=プライスらの作品が収録されています。
ラヴクラフトのロバート=ブロック宛書簡集がヒポカンパス=プレスから刊行されました。編者は例によってデイヴィッド=E=シュルツとS.T.ヨシです。

http://www.hippocampuspress.com/h.p-lovecraft/collected-letters/h.-p.-lovecraft-letters-to-robert-bloch-and-others

シュルツの名前が先に表記されているところを見ると、彼が主導的な立場なのでしょう。ブロック宛の手紙は全部で約170ページ、1冊の本にするには分量が足りないため、ケネス=スターリングら7人と抱き合わせになっています。

届いた本を流し読みしてみたのですが、微笑ましい逸話が豊富です。たとえばブロックの「納骨所の秘密」には『ネクロノミコン』への言及がありますが、初めブロックは書名を『ネクロノミクロン』(Necronomicron)と間違えてしまい、原稿を読んだラヴクラフトから注意を受けています。ラヴクラフト曰く、本物のギリシャ語が語源なのだから接尾辞を変えてしまってはいけないとのこと。

ですが「ラヴクラフト・サークル」の若手に宛てて書かれた手紙を読んでいると、どうしても切ないものを感じます。ラヴクラフトに残された時間はもう少ないということを意識せずにはいられないからです。
本年度の英国幻想文学大賞が発表され、ダーレスとラムジー=キャンベルの往復書簡集がノンフィクション部門で受賞しました。

http://www.britishfantasysociety.org/british-fantasy-awards/winners-of-the-british-fantasy-awards-2015/

編者はS.T.ヨシ。普段はダーレス批判の急先鋒として知られるヨシですが、この書簡集の解説では「20世紀の後半においてラヴクラフトの至尊の座に挑みうる唯一の作家が誕生したのもダーレスの薫陶があればこそだ」と絶賛しています。
ブライアン=ラムレイの『旧神郷エリシア』が東京創元社から刊行されてますね。

https://www.amazon.co.jp/dp/4488589073/

クロウ・サーガ、これにて完結です。
どなたかご覧になっていますでしょうか。
約8年前に「最初で最後かもしれません」などとこちらに書きこみ、自著の宣伝をさせていただきました。

……最後ではありませんでした。

葦原崇貴『闇匣より這い寄るもの』

クトゥルー神話作品集の第二弾を、BOOTHで販売開始しました。
この書きこみをご覧になった方は、これも何かの縁と思って、ぜひお手に取っていただけたら幸いです。

 ↓ ↓ ↓

闇匣屋 Anbako-Ya
https://darkbox.booth.pm/
シャーロック・ホームズとラヴクラフトの神話が……!

ログインすると、残り678件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

クトゥルー神話 更新情報

クトゥルー神話のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。