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本当の潜水艦のコミュコミュの潜水艦関連用語

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対空ミサイルで「露頂」など用語の誤解があるようなので、ここで主要な用語を解説しておきます

舵(潜舵・横舵・縦舵)
 三次元運動をする潜水艦には、水上艦船同様針路(進行方向)管制のための縦舵(水上艦船では、単に舵と言う)のほか、深度管制のための潜舵と、姿勢制御用に横舵の三つの舵がある。深度を深くするため潜舵を下げ舵にすると、姿勢角は艦首を下げた俯角となり、上げ舵だと仰角を取る。放置するとこの姿勢角が大きくなって深度保持が困難となるので、横舵で所望の姿勢角にするのである。


潜航・浮上
 潜水艦は、水中で中正浮力であるように造られている。水中にあるときの体積に相当する海水の重量(水中排水量)と、艦の重量とが同等である。浮上するために必要な浮力は、メインバラストタンク(MBT)内の海水を押し出し、空気に換えることで得る。このMBTには上下に孔があり、それを弁で開閉する。上部のものをベント弁といい、下部のものをキングストン弁(金氏弁)と称した。キングストン弁が開いた状態で上部のベント弁を開放すると、上部から空気が逃げて下部から海水が浸入し、MBT内に海水が充満して浮力がなくなり、艦が水没する。浴槽で洗面器を逆さにすると浮力があるが、上になっている底に穴を開けると、一気に空気が抜けて浮力を喪失するのと、同様の原理である。
 浮上の際は、上部のベント弁を閉鎖、下部のキングストン弁が開放の状態で、MBTに高圧空気を放出し、その圧力で下部から海水を押し出し、MBTを空気にすることで浮力を得る。先ほどの浴槽内の洗面器の底に空いた孔を塞いで、中に空気を送り込んだ状態を想像されたい。浮上には、大量の高圧空気を必要とする。

露頂・全没・浸洗
 潜航したまま、潜望鏡などを水面に出すことを「露頂」といい、その深度を潜望鏡深度または露頂深度という。これに対し、水面に何も露出せず、マスト類を含め水面に何も露出せず、艦を完全に水中に沈めた状態を「全没」という。「浸洗」状態とは、艦体は水中にあるが司令塔を水上に露出した状態を言う。トリムが不安定な小型艇は浅深度では浸洗状態になりやすく、大型艦でも深度維持が困難な荒天時には、この状態になることがある。

種 類
 日本海軍の場合、大きさで伊呂波の種別があるが、使用目的別には、艦隊用潜水艦(海大型)巡洋潜水艦(巡潜型)機雷潜水艦(機潜型)及び沿岸用潜水艦(海中型等)があり、機雷敷設用潜水艦及び沿岸作戦用中型潜水艦(呂号)より、前二者の方がはるかに重要視された。いずれも大型伊号潜水艦である。
海大型は、相当遠洋に行動して、敵来航艦隊に対する戦略的機動並に艦隊戦闘に参加する任務を持ち、有利な位置に就かんが為水上速力の大なるを第一要件とし武装耐波性居住性交通信力も一般に大なるを要するとされた。巡潜型は、遠洋に出動し敵国沿岸及び敵艦隊に対し作戦行動する任務で、長期間行動する必要上、航続力居住性を第一としその他の性能も一般に大なるを要するとされた。海大型は速力、巡潜型は航続力を重視した。
 
襲撃行動
潜水艦では攻撃を襲撃と呼ぶ。したがって、襲撃行動とは攻撃のための行動である。雷撃の場合、被探知を避けるため、測的手段としてパッシブ手段しか使用できないのが普通である。聴音や潜望鏡観測により、方位を継続的に観測することで方位変化率(単位時間当たりの方位変化量)を知り、潜望鏡観測により、更に概略の距離及び針路を得る。観測値だけでは魚雷命中を期待するだけの精度は得られないので、それらの情報を元に、計算機や作図により目標の針路、速力、距離を精確に推定し、未来位置に魚雷を発射する。日本海軍の魚雷は直進魚雷であるので、目標に魚雷を直撃させる必要があり、この精度は高いことを要求されていた。

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