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谷崎潤一郎コミュのやっぱり「痴人の愛」

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はじめまして。

俺の読んだ小説の中で一番凄いと思った作品。ここから、日本文学へ、ズブズブと、傾倒していったきっかけにもなった。

今も昔もこういうナオミのような悪女はいるんだなぁ〜・・・とやけに感じ入ったなぁ。

とにかく、人間の感情の揺れ、業の深さをここまで、リアルに描いた小説を読んだ事が無かったので、本当にびっくりした。

あと、これに対抗できる面白い作品は「少年」か?

コメント(109)

いうならば一致でも、衝突でもない均衡ではないでしょうか・・・
>>mikasaさん
あたしも読み終わりはそんな感じでしたw
でも、
「痴人の愛」は、本を読むスピードが殊更遅いあたしでも
スラスラどんどん読めてしまう作品だったので
それだけ引き込む魅力が
確かにあるんだろうなぁと
しみじみ感じさせられています。
「くそぅ、だけど面白かったなぁ」というのが
正直な感想。

蛇足ですが、ナオミの
「よぅ!〜してよぅ!」
と言う口癖?が非常に印象的でした
「よう!〜してよう!」
私も好きです・・・ なんかエロいです。。。

パパさんと大きなベビィさんも思わず顔がにやけてしまいます。
あたしは「惑溺」って言葉が非常に印象的でした。
こんな言葉、あたしはこれ読むまで知りませんでした。
惑溺した結果、ああいう結末になるのかなっと思うと、
笑えるようでおそろしくなったりもしました…。
はつ恋(ロシア文学だったかなあ?)の主人公にも
似ている気がします。
私は谷崎が好きですが、
ナオミには一種の嫌悪を感じるのです。
同じ女ですけど、かなりひどいと思うのですが。

でもおそらく女性にはこういう一面もあるのかと
思いまして、ふ〜んと読んだ一冊でした。

この本を読みながら、マノン・レスコーを
思い出しました。私はマノンも嫌いです。
ナオミの男の転がし具合、好きです。
谷崎先生の理想の女性像の一部。
すべての男性はM的要素を少なからず持っているからナオミに反応するんですよね。
高校生のときにこの作品を読んで、衝撃をうけました。
というか、ナオミのことが中盤ほんとに大嫌いで、譲治かわいそうでみてらんない、という感じでした。


今日からまた再び痴人の愛を読んでいますが、
やはり今また、ナオミに嫌悪を感じました。

ところで、読み直して思ったのですが(まだ最後まで読んでないけど)ナオミの実家は、どういうところなのでしょう?
芸者にさせるつもりだった、と書かれているので裕福な家庭ではないと思うけど、おねえさんたちがお花(花札)して男の人に<おまじない>しているのをみたといっているから、
女郎置屋みたいなところだったのかなぁ?
などと考えました。
それを幼い頃からみているから、やはり育ちが舞踏会の席なんかで露わになったのだろうか、、と。
『刺青』の女に男は肥にしてもらえた。
『お艶殺し』お艶は殺させてくれた。
しかしナオミはそのままグタグダ
豚として一生仕えることになる未来を描いて終わる・・・
おそろしやナオミ。
50歳を超えたときのナオミは想像するに恐ろしい。
もっともっと美しくなっておゆき♪
わだ 様の意見にとっても賛成です。私も女性で、色んな女友達&自己分析をしてみると、どの女性にも『ナオミ』になれる素質が潜んでいると思います。それを出すか出さないかは、周囲の男性により左右されると私も思います。

何も考えないでタダ可愛い女の子を好むーーー特に日本人男性にはこういった人が多いと私は思えます。

悪女=男性を操る女ーーーーこれも、男性が創り出した見方。そして、日本人女性も、悪女に密かに憧れ”自演”してみたり。

ナオミは、自分を失い、悪女になりきる素人女優と私は思ってます。

ちなみに、、、ナオミ、アメリカでもとっても人気作品です。『ロリータ』に似てますよね。
神父C 様、そうですね。日本人全体をといった書き方がまた悪かったかもです。今の日本人女性がそういう幻想を持つと思われているのでしょうか。これが幻想か否かは、経験してから解るのもでしょうが、私個人の経験からいくと、恋愛以外ででも、日本では幼さを残した女性の方が受けが良いかと思われます。

この小説は、私には逆に女視点であると感じました。本って、読み手によってそれぞれですね。それがまた面白いので、私はブッククラブ等にも入ってます。違う意見をこうやって聴けると、また新鮮です。
ガンディ 様

すみませんでした(笑)。キツ過ぎました、、、
神父C

いや、それはどうだか、、、、。それこそ、日本人女性が抱く西洋人への幻想かも。日本人女性の方々、気をつけましょう。
わだ様

エロゲとは、何方でしょうか。本の登場人物ですか?

理想と現実。私も理想は高かったのですが、、、、(苦笑)。
高2の時買って読みました。印象深かったのは西洋人に憧れる日本人を書いたのだと思ってます。
Mな日本、Sなアメリカ

その当時総理小泉純一郎がブッシュにぺコペコして自衛隊派遣決めたのを見てナオミと譲治のようだと思いました
勝手な解釈すみません
ナオミが口の中に香水を含んでキスする情景がなんとも官能的で心を奪われます。
「女性視点」という御意見にピンときました!
私は女性ですがジョージさんに感情移入しながら読みましたので…w

一番好きな作品は他にありますが、
間違いなく谷崎氏を代表する名作ですよね♪
大好きです!
ジョージ

普通なら何て情けない男
と思いますが

多分わたしもナオミにやられてしまう

それだけ男の本心、業が色濃く描かれている作品ですね

谷崎と云えば『痴人の愛』なんだろうけど、僕はみんなが言う程好きじゃない。『瘋癲〜』『春琴抄』のほうが勃つというか、萌えるというか、感じる。
『ナオミ』(痴人の愛のリメイク版?)を、好きな人と一緒に観ました。私と彼との関係にあまりにも通じる部分があり過ぎて、二人して爆笑しながら観てました。「この台詞、どっかで聴いたことない?」とか言いながら。
私はナオミと性格はちょっと違うけれど。でも根本は似てる気がする。ナオミってジョージのことを凄く愛してるし、信頼してると思う。「好きな人の前ではM」って女性はわりと多いと思うけど、私みたいな「好きな人に対してはS」もそれと同じだと思う。

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