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コメント(121)
どの問題集で何点取れるかシリーズの続きです。
前々回のまとめもできていないのに、すでにその後２回試験が行われました。
とりあえず、今までの発言はちょっと忘れていただいて、H20年第２回のデータをアップします。
どういう見方をしたかはもう解説しません。このトピックの最初の方から順番に見てください。
『過去』というのはH4からの過去問全部のことです。
一冊の問題集のみで勉強した場合
Ａ Ｂ Ｃ
一橋 103 87 67
成美 115 93 85
新星 144 103 83
完全 137 123 119
過去 171 155 153
二冊やったら
完全 一橋 151 135 129
完全 成美 158 143 137
完全 新星 171 150 144
過去 一橋 180 165 161
過去 成美 176 162 158
過去 新星 181 168 166
三冊
完全 成美 一橋 164 149 145
完全 新星 一橋 177 155 149
完全 新星 成美 177 160 156
四冊
完全 新星 成美 一橋 181 164 160
全部
過去 完全 新星 成美 一橋 187 175 173
今回は、H20第1回ほど易しくなかったけど、H19ほど難しくもなかったと思います。
各問題集からの出題傾向もそれほど変わっていないと思います。
１．それぞれ一冊だけ勉強しても、合格圏内にはほど遠い。
２．過去問との組み合わせではあと一冊加えるとほぼ合格点
３．過去問をやらないと、４冊やる必要がある。
といった感じでしょうか。
前々回のまとめもできていないのに、すでにその後２回試験が行われました。
とりあえず、今までの発言はちょっと忘れていただいて、H20年第２回のデータをアップします。
どういう見方をしたかはもう解説しません。このトピックの最初の方から順番に見てください。
『過去』というのはH4からの過去問全部のことです。
一冊の問題集のみで勉強した場合
Ａ Ｂ Ｃ
一橋 103 87 67
成美 115 93 85
新星 144 103 83
完全 137 123 119
過去 171 155 153
二冊やったら
完全 一橋 151 135 129
完全 成美 158 143 137
完全 新星 171 150 144
過去 一橋 180 165 161
過去 成美 176 162 158
過去 新星 181 168 166
三冊
完全 成美 一橋 164 149 145
完全 新星 一橋 177 155 149
完全 新星 成美 177 160 156
四冊
完全 新星 成美 一橋 181 164 160
全部
過去 完全 新星 成美 一橋 187 175 173
今回は、H20第1回ほど易しくなかったけど、H19ほど難しくもなかったと思います。
各問題集からの出題傾向もそれほど変わっていないと思います。
１．それぞれ一冊だけ勉強しても、合格圏内にはほど遠い。
２．過去問との組み合わせではあと一冊加えるとほぼ合格点
３．過去問をやらないと、４冊やる必要がある。
といった感じでしょうか。
白魚一寸様。 コメント有り難うございます。
過去問が優位かどうかは何とも言えません。
過去問全部は１６年間４６回分の問題数があるからです。他の問題集の２倍以上の量があるのですから、二冊分に相当するのは当たり前です。
結局どれもそれ程違わない、たくさん勉強しなさい。ということなのかも。
新星出版は、最初から問題を自分で作り替えて利用するべきでしょう。
この分析をする際にも、あまりにも問題形式が違うので、Ａ，Ｂ，Ｃのどれに当て嵌めるか凄く迷います。
１０〜１５点と言ったのは、５〜１５点と言い換えておきます。５なのか１０なのかは、勉強の期間が長くなると、少しずつ違ってくるような気がします。
それと、こうやって取らぬ狸の計算をしても、実際には何問かうっかり間違ったり、ど忘れしたりするものだと思います。
今回の問題は、過去問のみでも合格できたというのは賛成です。
過去問が優位かどうかは何とも言えません。
過去問全部は１６年間４６回分の問題数があるからです。他の問題集の２倍以上の量があるのですから、二冊分に相当するのは当たり前です。
結局どれもそれ程違わない、たくさん勉強しなさい。ということなのかも。
新星出版は、最初から問題を自分で作り替えて利用するべきでしょう。
この分析をする際にも、あまりにも問題形式が違うので、Ａ，Ｂ，Ｃのどれに当て嵌めるか凄く迷います。
１０〜１５点と言ったのは、５〜１５点と言い換えておきます。５なのか１０なのかは、勉強の期間が長くなると、少しずつ違ってくるような気がします。
それと、こうやって取らぬ狸の計算をしても、実際には何問かうっかり間違ったり、ど忘れしたりするものだと思います。
今回の問題は、過去問のみでも合格できたというのは賛成です。
季節が巡り、新規にこのトピを読まれる方もいらっしゃるでしょう。
前から申し上げている点と重複するかもしれませんが、思うところを書きます。
新星出版教材の扱いで、1級受検の流派が分かれる感じですね。
この観点は、（いわば居飛車か振り飛車か、というような）分類に役立つかもしれません。
>91
＞新星出版は、最初から問題を自分で作り替えて利用するべきでしょう。
「手間を惜しまず、教材を使い尽くす」方向であれば、そうすべきと思います。
そこまでやれば、新星出版の威力は大きいでしょう。
上位合格者に「新星出版をやり尽くして、いまどきの教材で軽く仕上げた」という人がいらっしゃるのは、その表れと思います。
ところで私が受検したときは、
○多くの種類の教材で、本検定に近い形式の問題（＝有効問）を集めて解き進む。
○難易度がずれていても、捨てない。
○本検定に近い形式でない問題は、最初から捨てる。
という方法でした。
初受検の場合は特に、短時間に多くの問題に当たることが有効なので、そういう点も検討されるとよいと思います。
（この時点では、難易度を判定して利用問題を選択したり、問題を自ら作り直すことは力量的にも厳しいかと思います。）
私が「有効問」としたのは、教材別に次の数となりました；
○過去問題集：130問×回数（＝すべて）→私の場合は最近4年分：1,560問
○完全征服：2,616問
○本試験型（成美堂出版）：2,210問（＝すべて）
○漢検合格ノート（一ツ橋書店）：2,477問
○漢字検定[1級・準1級]（高橋書店）：1,090問
○漢字検定ステップアップ30日（実務教育出版）：848問
○問題と解説（新星出版社）：1,826問
合計：12,627問
つまり新星出版は、私にとって「全教材のうち15％程度の存在感」でした。
しかも最も使いにくいので、時間配分の中で一部割愛しました。
（私は1巡目、最終的に12,347問解きましたから、新星出版教材中の有効問のうち280問は捨てたのだと思います。）
さて、「準1級ならば概ね90％程度解ける」レベルの人が、検定の直前数か月間集中して有効問を計1万問くらいやると、初受検でも結構自信が持てると思います。
私は、重要教材の2巡目学習法を思いついた段階で、「少なくとも落ちることはない」と思えました。
（1巡目さえしっかり量をこなしたら、2巡目はともかく自分に合ったやり方がよいと思います。
その段階では、どう詰めればよいか見当がついてきますので。）
以上、これから受検される方の参考になれば幸いです。
前から申し上げている点と重複するかもしれませんが、思うところを書きます。
新星出版教材の扱いで、1級受検の流派が分かれる感じですね。
この観点は、（いわば居飛車か振り飛車か、というような）分類に役立つかもしれません。
>91
＞新星出版は、最初から問題を自分で作り替えて利用するべきでしょう。
「手間を惜しまず、教材を使い尽くす」方向であれば、そうすべきと思います。
そこまでやれば、新星出版の威力は大きいでしょう。
上位合格者に「新星出版をやり尽くして、いまどきの教材で軽く仕上げた」という人がいらっしゃるのは、その表れと思います。
ところで私が受検したときは、
○多くの種類の教材で、本検定に近い形式の問題（＝有効問）を集めて解き進む。
○難易度がずれていても、捨てない。
○本検定に近い形式でない問題は、最初から捨てる。
という方法でした。
初受検の場合は特に、短時間に多くの問題に当たることが有効なので、そういう点も検討されるとよいと思います。
（この時点では、難易度を判定して利用問題を選択したり、問題を自ら作り直すことは力量的にも厳しいかと思います。）
私が「有効問」としたのは、教材別に次の数となりました；
○過去問題集：130問×回数（＝すべて）→私の場合は最近4年分：1,560問
○完全征服：2,616問
○本試験型（成美堂出版）：2,210問（＝すべて）
○漢検合格ノート（一ツ橋書店）：2,477問
○漢字検定[1級・準1級]（高橋書店）：1,090問
○漢字検定ステップアップ30日（実務教育出版）：848問
○問題と解説（新星出版社）：1,826問
合計：12,627問
つまり新星出版は、私にとって「全教材のうち15％程度の存在感」でした。
しかも最も使いにくいので、時間配分の中で一部割愛しました。
（私は1巡目、最終的に12,347問解きましたから、新星出版教材中の有効問のうち280問は捨てたのだと思います。）
さて、「準1級ならば概ね90％程度解ける」レベルの人が、検定の直前数か月間集中して有効問を計1万問くらいやると、初受検でも結構自信が持てると思います。
私は、重要教材の2巡目学習法を思いついた段階で、「少なくとも落ちることはない」と思えました。
（1巡目さえしっかり量をこなしたら、2巡目はともかく自分に合ったやり方がよいと思います。
その段階では、どう詰めればよいか見当がついてきますので。）
以上、これから受検される方の参考になれば幸いです。
＞95:binji さん、こんにちは。
新星出版に対する考察は、私も同意見です。
効率的に合格しようという方にとって新星出版をどうするか、私自身は使いませんでしたが、今思えば解きやすい問題のみやれば良かったと思います。
地名、国名、旧字は捨てると良いと思います。熟字訓のヒット率も低いです。
結局合格するかどうかは、やった勉強量だと思いますが、人によってどれだけやれば良いかが変わるので、これだけやればＯＫとは言えないところが難しいところです。
binjiさんのように、短期間で一気に合格圏に持って行ける方はほとんど居ないと思います。普通の方は、ぼちぼちと計画を立て、一年単位で少しずつ実力をアップしていく必要があると思います。
孰れにしても、どの程度やれば自分は合格できるのかという目安を持っていると、勉強の継続が容易になるでしょうから、皆さん自分なりの目安を持つと良いと思います。
新星出版に対する考察は、私も同意見です。
効率的に合格しようという方にとって新星出版をどうするか、私自身は使いませんでしたが、今思えば解きやすい問題のみやれば良かったと思います。
地名、国名、旧字は捨てると良いと思います。熟字訓のヒット率も低いです。
結局合格するかどうかは、やった勉強量だと思いますが、人によってどれだけやれば良いかが変わるので、これだけやればＯＫとは言えないところが難しいところです。
binjiさんのように、短期間で一気に合格圏に持って行ける方はほとんど居ないと思います。普通の方は、ぼちぼちと計画を立て、一年単位で少しずつ実力をアップしていく必要があると思います。
孰れにしても、どの程度やれば自分は合格できるのかという目安を持っていると、勉強の継続が容易になるでしょうから、皆さん自分なりの目安を持つと良いと思います。
>94:白魚一寸 さん。
＞が、どんな問題がＡＢＣなのか、新出漢字はどれなのか、具体的に知りたかったからです。
ＡＢＣの分類について、もう少し詳しく書いていないと曖昧なものがたくさんあります。過去の分析のＡＢＣの基準も、必ずしも厳密に同様の条件でやっていたかどうか自信がありません。が、もう少し詳しく書いておきます。
Ａ：問題に使っている字が未出でなければ解答できるレベル。
Ａ：過去に出ていた字を辞書で調べ、意味や他の読み方、他の熟語についての学習を完璧にするレベル。
Ａ：理想的な受験者の心構えのレベル（つまり普通そこまではできない）
Ｂ：読み問題が書きで出ても解答できる。意味も良く理解出来ているレベル。
Ｂ：過去に出ている読み問題を書き練習して書けるようになっている。意味も良く理解できているので、語選択や対義語類義語で解答が容易なレベル。
Ｂ：誰でも到達可能なレベル。（ここまでは行きたい）
Ｃ：書き問題は読めるが読み問題は書けない、応用は利かないレベル。
Ｃ：問題集を何度もやり、完璧に覚えている。
Ｃ：一般的な受験者のレベル（何度もぎりぎりで不合格になる可能性が高い）
上記が、元々設定した（考えた）勉強レベルです。
これだけの条件だと、うまくない事例がいくつかあって、
１．熟字訓の問題は、漢字を覚えていても応用は利かない。だから、熟字訓問題に関しては漢字を知っているだけでは解けない。熟字訓問題に出てきた漢字が他の読み書きに出ても解けない。ものとしました。これも極少数の例外があり、梭子魚と梭魚は応用が利くとしています。
２．四字熟語の問題は、漢字を覚えていてもできないものが多い。後述の深�卆�掲はその例です。逆に、四字熟語で知っている二字熟語は一般の問題に出たら解答できるものが多い。後述の駘蕩、大廈がその例です。これも極少数の例外はあります。
３．この他に、準一級の漢字と音符からまぐれで読める漢字があります。
少し具体的に書いておきます。
書き問題の『一縷』は過去問では出ていません。が、金縷・縷縷・縷説が出題されていますので、Ｃレベルでもできることにしました。
語選択の『含羞』は過去問では出ていません。が、あの設問内容、他の読みからして、『はにかむこと』と『がんしゅう』とを結びつけられない方は一級は受けないでしょう。言葉は皆さんご存じだと。後は『羞』の字を書けるかどうかなので、羞恥・羞悪・閉月羞花と過去問でやっているので、この問題もＣでもできることにしました。
四字熟語の『深�卆�掲』は過去問にありませんが、砥礪・砥�劼箸い�書きと�劼泙垢箸いζ匹澆撚甬醋笋�あります。この四字熟語を知らないで、�劼箸いΥ岨�を辞書で勉強してもなかなか深�卆�掲には辿りつかないでしょう。
原則的に、一般問題で字だけ出題されていても、四字熟語に応用は無理と考えています。例外は、嫋嫋→余韻嫋嫋等の、そのものが出る場合です。
逆に過去に四字熟語の出ている問題は、一般の二字熟語に応用が利く場合が多いように思います。
故事の大廈と文章題書きの駘蕩は過去問の大廈高楼、春風駘蕩からＣでも解けるとしています。
そういうような訳で、白魚一寸さんの集計と私の集計で５〜１０点ほどの差が出ています。この差は応用力の差と言えると思います。特に、意味を十分に理解できているかにより差が出ることが多いと考えます。
この他にまぐれ当たりがあるので、集計値よりはより点が取れる可能性があります。
今回の問題で言えば、
杜鵑、泯然、型録、佞猾 などは、全く知らなかったとしても正解する確率の高い問題と言えます。
また、帷は、帷幄と幄（とばり）が過去問に出ていますので、正解できた方も多かったのではと思います。
その他、猜む、搴る、譏る、繞るなどは文脈等からまぐれ当たりが可能な問題だったでしょう。
最初の４問と、後半５問の内半分が出来れば合計６〜７点になります。
今回の問題では集計値よりも６〜７点くらいは上積みがあったのではないかと思います。Ｃレベルで言えば159〜160になります。
今回の問題は、過去問を徹底的にやれば合格圏内ぎりぎりまで行けたと思います。
＞が、どんな問題がＡＢＣなのか、新出漢字はどれなのか、具体的に知りたかったからです。
ＡＢＣの分類について、もう少し詳しく書いていないと曖昧なものがたくさんあります。過去の分析のＡＢＣの基準も、必ずしも厳密に同様の条件でやっていたかどうか自信がありません。が、もう少し詳しく書いておきます。
Ａ：問題に使っている字が未出でなければ解答できるレベル。
Ａ：過去に出ていた字を辞書で調べ、意味や他の読み方、他の熟語についての学習を完璧にするレベル。
Ａ：理想的な受験者の心構えのレベル（つまり普通そこまではできない）
Ｂ：読み問題が書きで出ても解答できる。意味も良く理解出来ているレベル。
Ｂ：過去に出ている読み問題を書き練習して書けるようになっている。意味も良く理解できているので、語選択や対義語類義語で解答が容易なレベル。
Ｂ：誰でも到達可能なレベル。（ここまでは行きたい）
Ｃ：書き問題は読めるが読み問題は書けない、応用は利かないレベル。
Ｃ：問題集を何度もやり、完璧に覚えている。
Ｃ：一般的な受験者のレベル（何度もぎりぎりで不合格になる可能性が高い）
上記が、元々設定した（考えた）勉強レベルです。
これだけの条件だと、うまくない事例がいくつかあって、
１．熟字訓の問題は、漢字を覚えていても応用は利かない。だから、熟字訓問題に関しては漢字を知っているだけでは解けない。熟字訓問題に出てきた漢字が他の読み書きに出ても解けない。ものとしました。これも極少数の例外があり、梭子魚と梭魚は応用が利くとしています。
２．四字熟語の問題は、漢字を覚えていてもできないものが多い。後述の深�卆�掲はその例です。逆に、四字熟語で知っている二字熟語は一般の問題に出たら解答できるものが多い。後述の駘蕩、大廈がその例です。これも極少数の例外はあります。
３．この他に、準一級の漢字と音符からまぐれで読める漢字があります。
少し具体的に書いておきます。
書き問題の『一縷』は過去問では出ていません。が、金縷・縷縷・縷説が出題されていますので、Ｃレベルでもできることにしました。
語選択の『含羞』は過去問では出ていません。が、あの設問内容、他の読みからして、『はにかむこと』と『がんしゅう』とを結びつけられない方は一級は受けないでしょう。言葉は皆さんご存じだと。後は『羞』の字を書けるかどうかなので、羞恥・羞悪・閉月羞花と過去問でやっているので、この問題もＣでもできることにしました。
四字熟語の『深�卆�掲』は過去問にありませんが、砥礪・砥�劼箸い�書きと�劼泙垢箸いζ匹澆撚甬醋笋�あります。この四字熟語を知らないで、�劼箸いΥ岨�を辞書で勉強してもなかなか深�卆�掲には辿りつかないでしょう。
原則的に、一般問題で字だけ出題されていても、四字熟語に応用は無理と考えています。例外は、嫋嫋→余韻嫋嫋等の、そのものが出る場合です。
逆に過去に四字熟語の出ている問題は、一般の二字熟語に応用が利く場合が多いように思います。
故事の大廈と文章題書きの駘蕩は過去問の大廈高楼、春風駘蕩からＣでも解けるとしています。
そういうような訳で、白魚一寸さんの集計と私の集計で５〜１０点ほどの差が出ています。この差は応用力の差と言えると思います。特に、意味を十分に理解できているかにより差が出ることが多いと考えます。
この他にまぐれ当たりがあるので、集計値よりはより点が取れる可能性があります。
今回の問題で言えば、
杜鵑、泯然、型録、佞猾 などは、全く知らなかったとしても正解する確率の高い問題と言えます。
また、帷は、帷幄と幄（とばり）が過去問に出ていますので、正解できた方も多かったのではと思います。
その他、猜む、搴る、譏る、繞るなどは文脈等からまぐれ当たりが可能な問題だったでしょう。
最初の４問と、後半５問の内半分が出来れば合計６〜７点になります。
今回の問題では集計値よりも６〜７点くらいは上積みがあったのではないかと思います。Ｃレベルで言えば159〜160になります。
今回の問題は、過去問を徹底的にやれば合格圏内ぎりぎりまで行けたと思います。
>98:白魚一寸さん。
＞Ｃについては、過去問と全く同じ熟語の場合と誤解しておりました。
＞４４に「Ｃ：ほぼ同じ問題のみ正解できる」とあり、この「ほぼ」を読み飛ばしていました。
いや、自分でも『同じ問題のみ』だったか『ほぼ同じ問題のみ』だったかよくわからなくなって、やる度に点が違うので嫌になります。(^^;;;
＞確かに縷が書ければ、いちは一と書けるでしょうね。市縷とか位置縷と書く人はいないでしょう。
『いちる』を知らない人は居るでしょう。
＞＞語選択の『含羞』は過去問では出ていません。が、あの設問内容、他の読みからして、『はにかむこと』と『がんしゅう』とを結びつけられない方は一級は受けないでしょう。言葉は皆さんご存じだと。
＞
＞これは、そう言えるかなあ。語彙の質量も人それぞれだから、１級受験生でも、がんしゅうという言葉に出会ったことがない人もいるような気がします。
出会ったことがない人もいるでしょう。常識として知っている人とどちらが多いかです。
どちらが多いと予想するか、で、私は分かる人が多いと思ったということです。
＞＞後は『羞』の字を書けるかどうかなので、羞恥・羞悪・閉月羞花と過去問でやっているので、この問題もＣでもできることにしました。
＞
＞ただ、羞は書けても、含羞の含が書けるかという問題はあるような気がします。顔羞と書いてしまいそうにも思います。
これも同じく、顔羞と書く人もいるでしょうが、どちらがより多いかです。
＞ＳＩＭＯ様の仰有る応用力というのは人それぞれですし、１級合格（８割正解すること）に必要な語彙力がどの程度かもなかなか微妙ですね。
そうですね。読みが強い人、書きが強い人、熟字訓が好きな人、四字熟語は覚えられる人、漢文が好きな人、それぞれ得意分野で稼げば良いので、一様に評価することなどもともとできるものではありません。
私の分析はあくまでも目安にすぎません。でも、実際に取れる点数になるべく比例するものを計算しようとしているつもりです。ですから点数のルールはあまり厳密にしないで、問題毎に考えています。
点数計算の際には、なるべく自分を基準にせず、一般的な一級受験者の平均値がどの辺りにあるかを予測しながら考えているつもりです。
予想の点数を出す際には、「がんしゅう」が分かるか分からないか、二つに一つを選ばなければなりません。中間くらいだから０．５点という訳にもいきませんので、必ずどちらかにするわけです。その基準は、私自身が分かるかどうかではなく、一般的な受験者（リピーターではない受験者）が正解と不正解のどちらが多いかを予想しています。
＞なお、このトピ「勉強方法紹介トピ」なのに、本試験の問題分析のコメントになってしまいました。「本試験問題分析トピ」の新トピックを管理人にお願いした方がよいかもしれません。
問題分析は勉強方法に結びつくわけですからどちらでも同じではないのでしょうか？そういうトピックがあった方が良いですか？
＞Ｃについては、過去問と全く同じ熟語の場合と誤解しておりました。
＞４４に「Ｃ：ほぼ同じ問題のみ正解できる」とあり、この「ほぼ」を読み飛ばしていました。
いや、自分でも『同じ問題のみ』だったか『ほぼ同じ問題のみ』だったかよくわからなくなって、やる度に点が違うので嫌になります。(^^;;;
＞確かに縷が書ければ、いちは一と書けるでしょうね。市縷とか位置縷と書く人はいないでしょう。
『いちる』を知らない人は居るでしょう。
＞＞語選択の『含羞』は過去問では出ていません。が、あの設問内容、他の読みからして、『はにかむこと』と『がんしゅう』とを結びつけられない方は一級は受けないでしょう。言葉は皆さんご存じだと。
＞
＞これは、そう言えるかなあ。語彙の質量も人それぞれだから、１級受験生でも、がんしゅうという言葉に出会ったことがない人もいるような気がします。
出会ったことがない人もいるでしょう。常識として知っている人とどちらが多いかです。
どちらが多いと予想するか、で、私は分かる人が多いと思ったということです。
＞＞後は『羞』の字を書けるかどうかなので、羞恥・羞悪・閉月羞花と過去問でやっているので、この問題もＣでもできることにしました。
＞
＞ただ、羞は書けても、含羞の含が書けるかという問題はあるような気がします。顔羞と書いてしまいそうにも思います。
これも同じく、顔羞と書く人もいるでしょうが、どちらがより多いかです。
＞ＳＩＭＯ様の仰有る応用力というのは人それぞれですし、１級合格（８割正解すること）に必要な語彙力がどの程度かもなかなか微妙ですね。
そうですね。読みが強い人、書きが強い人、熟字訓が好きな人、四字熟語は覚えられる人、漢文が好きな人、それぞれ得意分野で稼げば良いので、一様に評価することなどもともとできるものではありません。
私の分析はあくまでも目安にすぎません。でも、実際に取れる点数になるべく比例するものを計算しようとしているつもりです。ですから点数のルールはあまり厳密にしないで、問題毎に考えています。
点数計算の際には、なるべく自分を基準にせず、一般的な一級受験者の平均値がどの辺りにあるかを予測しながら考えているつもりです。
予想の点数を出す際には、「がんしゅう」が分かるか分からないか、二つに一つを選ばなければなりません。中間くらいだから０．５点という訳にもいきませんので、必ずどちらかにするわけです。その基準は、私自身が分かるかどうかではなく、一般的な受験者（リピーターではない受験者）が正解と不正解のどちらが多いかを予想しています。
＞なお、このトピ「勉強方法紹介トピ」なのに、本試験の問題分析のコメントになってしまいました。「本試験問題分析トピ」の新トピックを管理人にお願いした方がよいかもしれません。
問題分析は勉強方法に結びつくわけですからどちらでも同じではないのでしょうか？そういうトピックがあった方が良いですか？
＞杜は、トと読む場合と、杜撰（ずさん）のように、ズと読む場合があり、熟語を知らないとどちらか迷います。
改めて調べると、杜撰はあるけどトは出題されていませんね。
でも、杜と言えば杜子春ですね、私は。確か教科書に載ってたような。
それと、常用漢字への書き換えに『杜絶-途絶』が出ていますので、トと読む人の方が多いのでは。
＞また、鵑（ケン）は、[鵑―鳥] が音符ですが、[鵑―鳥]の音符字は、今流行の「漢字音符字典」によれば、二音家族で、ケンとエンの読み方があり、どちらか迷います。
確かに迷うところでしょうが、狷が何度も出ているし、えんでは出題例が無いし、わからなければ『けん』と書きそうなものです。
＞この熟語も殆ど使われないと思いますし、民は、音読みでは、ミンとしか読みませんので、学習していないと、ビンと読むのは難しいと思います。
これは、私としては自信をもって出来そうと思った問題でした。
勿論『愍然』を知っているという前提ですが。
民はミンとしか読まないにもかかわらず愍はビンと読むので、結構印象に残るのではないでしょうか。
これ以外にも、常用漢字の音符と違う字が準一級一級では良く出てきます。その際どちらか迷ったら常用の音ではない方を選んだ方が当たる確率は高いと思います。（こんないい加減なことを言い切ってしまっていいのだろうか？（＾＾；；）
そういうわけで、ここは○でしょう。
＞佞は、佞利、諂佞、佞言が出題されていますので、過去問からは読めるでしょう。ただ、猾は、今まで出題されていませんでした。猾の音符は骨（コツ）ですから、コツと読み間違えるような気がします。尤も、１９年度第３回の類義語の問題文に狡猾がありますので、これを読めるようにしておけば解けるでしょう。
このカツは、仰るとおり『狡猾』が出ていると思いこんだミスです。読めない可能性が高いかも。
＞ここにいう「徹底的に」とは、
＞１，過去問その儘の問題は完璧に解けるようにする
私の意識しているのはあくまでここまでです。
＞２，読み問題を書けるようにする
これはＢレベルと言っているものです。
＞３，問題文にも気を配る
問題文の一部には、後に出題されるものがありますが、わざわざ全てチェックするほどのものでも無いと思います。
が、対義語類義語の問題文と、四字熟語の残った方の一級配当漢字は、出題漢字と同様の勉強対象としておいた方が良いと思います。
＞４，出題された１級漢字の音訓や熟語にも目を通す
これは、Ａレベルですね。時間に余裕があればここまでやると良いですね。
＞＞今回の問題は、過去問を徹底的にやれば合格圏内ぎりぎりまで行けたと思います。
と書いたのは、今回の問題は過去問からの問題が多く、またまぐれ当たりできる問題もそこそこあったので、平成19年ではまず合格圏内には届かなかったＣレベルであっても、徹底的にやれば合格圏内に滑り込んだ人がいたのでは、という意味です。
この数年の漢字検定では８０名ほどのコアなリピーター以外の人は本当に僅かの人数しか合格できていませんでした。それは２級、準１級まで問題集中心にやり込んで合格してきた方達が、Ｃレベルでやり込んでもことごとく１級の壁に跳ね返されてきたことを意味していると思います。
少ない問題集で何とか合格点に入り込むには、あと５〜１０点をＣ→Ｂと勉強レベルを上げることによって、また応用力を効かすことによって何とか点数の上積みをしないとなかなか合格は難しいよ、というのが、元々この私のトピックのテーマでした。
でも、今回はちょっと簡単だったからＣレベルで届いた人もいたでしょう、という意味でした。
改めて調べると、杜撰はあるけどトは出題されていませんね。
でも、杜と言えば杜子春ですね、私は。確か教科書に載ってたような。
それと、常用漢字への書き換えに『杜絶-途絶』が出ていますので、トと読む人の方が多いのでは。
＞また、鵑（ケン）は、[鵑―鳥] が音符ですが、[鵑―鳥]の音符字は、今流行の「漢字音符字典」によれば、二音家族で、ケンとエンの読み方があり、どちらか迷います。
確かに迷うところでしょうが、狷が何度も出ているし、えんでは出題例が無いし、わからなければ『けん』と書きそうなものです。
＞この熟語も殆ど使われないと思いますし、民は、音読みでは、ミンとしか読みませんので、学習していないと、ビンと読むのは難しいと思います。
これは、私としては自信をもって出来そうと思った問題でした。
勿論『愍然』を知っているという前提ですが。
民はミンとしか読まないにもかかわらず愍はビンと読むので、結構印象に残るのではないでしょうか。
これ以外にも、常用漢字の音符と違う字が準一級一級では良く出てきます。その際どちらか迷ったら常用の音ではない方を選んだ方が当たる確率は高いと思います。（こんないい加減なことを言い切ってしまっていいのだろうか？（＾＾；；）
そういうわけで、ここは○でしょう。
＞佞は、佞利、諂佞、佞言が出題されていますので、過去問からは読めるでしょう。ただ、猾は、今まで出題されていませんでした。猾の音符は骨（コツ）ですから、コツと読み間違えるような気がします。尤も、１９年度第３回の類義語の問題文に狡猾がありますので、これを読めるようにしておけば解けるでしょう。
このカツは、仰るとおり『狡猾』が出ていると思いこんだミスです。読めない可能性が高いかも。
＞ここにいう「徹底的に」とは、
＞１，過去問その儘の問題は完璧に解けるようにする
私の意識しているのはあくまでここまでです。
＞２，読み問題を書けるようにする
これはＢレベルと言っているものです。
＞３，問題文にも気を配る
問題文の一部には、後に出題されるものがありますが、わざわざ全てチェックするほどのものでも無いと思います。
が、対義語類義語の問題文と、四字熟語の残った方の一級配当漢字は、出題漢字と同様の勉強対象としておいた方が良いと思います。
＞４，出題された１級漢字の音訓や熟語にも目を通す
これは、Ａレベルですね。時間に余裕があればここまでやると良いですね。
＞＞今回の問題は、過去問を徹底的にやれば合格圏内ぎりぎりまで行けたと思います。
と書いたのは、今回の問題は過去問からの問題が多く、またまぐれ当たりできる問題もそこそこあったので、平成19年ではまず合格圏内には届かなかったＣレベルであっても、徹底的にやれば合格圏内に滑り込んだ人がいたのでは、という意味です。
この数年の漢字検定では８０名ほどのコアなリピーター以外の人は本当に僅かの人数しか合格できていませんでした。それは２級、準１級まで問題集中心にやり込んで合格してきた方達が、Ｃレベルでやり込んでもことごとく１級の壁に跳ね返されてきたことを意味していると思います。
少ない問題集で何とか合格点に入り込むには、あと５〜１０点をＣ→Ｂと勉強レベルを上げることによって、また応用力を効かすことによって何とか点数の上積みをしないとなかなか合格は難しいよ、というのが、元々この私のトピックのテーマでした。
でも、今回はちょっと簡単だったからＣレベルで届いた人もいたでしょう、という意味でした。
どの問題集で何点取れるかシリーズの続き（平成２０年度第３回：H21/2/1実施）です。
どういう見方をしたかはもう解説しません。このトピックの最初の方から順番に見てください。
『過去』というのはH4からの過去問全部のことです。
一冊の問題集のみで勉強した場合
Ａ Ｂ Ｃ
過去問 168 148 140
完全 134 113 99
成美 134 111 97
一橋 105 86 74
新星 141 107 82
問題集の数を増やすと
完全＋成美 162 144 134
上記＋一橋 171 156 146
上記＋新星 180 165 151
上記＋過去 184 172 160
参考として過去問全部＋一冊では
過去＋成美 180 163 153
過去＋一橋 175 159 151
過去＋新星 177 157 149
今回も、H20第1回ほど易しくなかったけど、H19ほど難しくもなかったと思います。
各問題集からの出題傾向もそれほど変わっていないと思います。（詳しくはおいおい書きます）
１．それぞれ一冊だけ勉強しても、合格圏内にはほど遠い。
２．過去問との組み合わせではあと二冊加えるとほぼ合格点（成美堂は一冊のみでＯＫ）
３．過去問をやらないと、ほぼ４冊やる必要がある。
（上記２．３．の根拠の仮定として、Ｂ程度の勉強の仕方を想定しています。）
過去問全部と完全征服の間に約３０〜４０点の開きがあります。
この差の問題の年毎のばらつきを見ると、ほぼ均等になっています。
つまり、完全＋平成１９年試験分で約１０点
＋平成１８年試験分で約１０点
＋平成１７年試験分で約１０点
＋それ以前で約５点
を獲得できるようです。
今回はこのあと各問題種別別に分析を続けていきたいと思います。（いつアップ出来るかは何ともいえませんが）
どういう見方をしたかはもう解説しません。このトピックの最初の方から順番に見てください。
『過去』というのはH4からの過去問全部のことです。
一冊の問題集のみで勉強した場合
Ａ Ｂ Ｃ
過去問 168 148 140
完全 134 113 99
成美 134 111 97
一橋 105 86 74
新星 141 107 82
問題集の数を増やすと
完全＋成美 162 144 134
上記＋一橋 171 156 146
上記＋新星 180 165 151
上記＋過去 184 172 160
参考として過去問全部＋一冊では
過去＋成美 180 163 153
過去＋一橋 175 159 151
過去＋新星 177 157 149
今回も、H20第1回ほど易しくなかったけど、H19ほど難しくもなかったと思います。
各問題集からの出題傾向もそれほど変わっていないと思います。（詳しくはおいおい書きます）
１．それぞれ一冊だけ勉強しても、合格圏内にはほど遠い。
２．過去問との組み合わせではあと二冊加えるとほぼ合格点（成美堂は一冊のみでＯＫ）
３．過去問をやらないと、ほぼ４冊やる必要がある。
（上記２．３．の根拠の仮定として、Ｂ程度の勉強の仕方を想定しています。）
過去問全部と完全征服の間に約３０〜４０点の開きがあります。
この差の問題の年毎のばらつきを見ると、ほぼ均等になっています。
つまり、完全＋平成１９年試験分で約１０点
＋平成１８年試験分で約１０点
＋平成１７年試験分で約１０点
＋それ以前で約５点
を獲得できるようです。
今回はこのあと各問題種別別に分析を続けていきたいと思います。（いつアップ出来るかは何ともいえませんが）
過去問全部と完全征服の差についてかねてより如何ほどかと
思っていましたので貴重な情報ありがとうございます。
完全征服はH7-1〜H15-2をカバーしている（H15-3以降も一部含まれている
ようですが）とはいえ、100%収録されている訳ではないようなので、
過去問をやるからには、完全征服の収録範囲内でも、過去問に
改めてあたるべきかどうか、また、完全征服の前の、H4〜H6の間の
過去問をこなす意味は果たしてあるのかと疑問に思っていました。
SIMOさんのデータによると、完全征服の前のH4〜H6及び、完全征服と
重なっている間のH7-1〜H15-2はあまり過去問そのものまで遡って
勉強しても効果が薄いようですね。
つまり完全征服を勉強する前提であれば、その他に勉強すべき過去問
は完全征服に収録されている範囲以降のH15-3以降をやれば良い、
（更に絞るならばH17以降でよい）ということになるんですね。
思っていましたので貴重な情報ありがとうございます。
完全征服はH7-1〜H15-2をカバーしている（H15-3以降も一部含まれている
ようですが）とはいえ、100%収録されている訳ではないようなので、
過去問をやるからには、完全征服の収録範囲内でも、過去問に
改めてあたるべきかどうか、また、完全征服の前の、H4〜H6の間の
過去問をこなす意味は果たしてあるのかと疑問に思っていました。
SIMOさんのデータによると、完全征服の前のH4〜H6及び、完全征服と
重なっている間のH7-1〜H15-2はあまり過去問そのものまで遡って
勉強しても効果が薄いようですね。
つまり完全征服を勉強する前提であれば、その他に勉強すべき過去問
は完全征服に収録されている範囲以降のH15-3以降をやれば良い、
（更に絞るならばH17以降でよい）ということになるんですね。
まず、新出の３２点の詳細です。
（一）音読み
開（敞）、（黌）堂、（溽）暑、品（騭）、（寰）中、箕（帚）、蟹（螯）、機（杼）
以上８文字が新出でした。
この内、敞溽寰帚螯の五文字は音符から読めそうな文字と思います。
黌も読める可能性がありますが、
杼騭は読みにくい字ですね。
（一）訓読み
槭、挌つ、鑽る
以上３文字が新出でした。
槭樹を知っていると槭も読めたでしょう。
挌つは、問題文の前後から類推できた方も多かったのではないかと思います。
鑽るは研鑽でおなじみの字と思いましたが、今まで出題されたことが無いようです。
過去問に鑽るはありませんが、燧を鑽るといえばわかるでしょう。若い方は燧がわからない方もいるでしょうか。
（二）書き
騙る
これ、新出なのって感じですが、そもそも一級配当なの？と思ってしまうほど普通に使われているような気がします。
因みに完全征服には騙取／騙すが載っていましたからそれで出来た方もいたでしょう。
（三）国字
今回も新出はありません。すでにほとんど出ています。
（四）語選択
語選択も新出語はあまり出ないところです。
（五）四字熟語
書き（竜攘）虎搏
（躡足）附耳
風光（明媚）
瑣砕（細膩）
意味瑣砕（細膩）
全て漢字としては新出ではありませんので原則としてはＡでは正解としてもいいかもしれません。
四字熟語の場合は、普通の辞書にはこないものがほとんどなので、原則四字熟語として出題されていないと出来ない方にカウントしています。
しかし、風光明媚は常識的な四字熟語としてあまりにも有名ですから正解率も高いでしょう。
瑣砕細膩の意味は、他に似たような意味の語句がなかったので、消去法で出来た人も多かったと思います。
（六）熟字訓・当て字
鶏魚、九面芋が新出でした。
熟字訓も、漢字が既出でもまず読めないと思いますので、熟字訓として出題されていないと出来ない方にカウントしています。
（七）音訓読み
擣碪
難問でしたが、感の良い方は砧と似てると思って正解されのではないかと。
（八）対義語・類義語
（九）故事・成語・諺
両問とも過去問比率の高い箇所です。今回新出はありませんでした。
（十）文章題書き
籬下、仕途
仕途というそれぞれの漢字は出ているかもしれません。常用漢字で構成される問題の場合は、そのものが出題されていないと新出扱いとしています。
実際『仕途』は難問でしたね。私はこの問題はちょっと疑問だと思います。
（十）文章題読み
濺々、前栽
濺は知らなくても読める可能性の高い問題だと思います。
前栽は、逆に知らなくては出来ない可能性の高い問題ですね。
以上、読み１６問、書き７問、意味１問 合計３２点が過去問だけでは解けない問題として集計したものです。
上記に書いた通り、
敞溽寰帚螯
挌つ鑽る
騙る
風光明媚
瑣砕細膩の意味
濺
以上１１問１４点は問題集で見ていなくても出来た方もたくさんいた問題だと思います。
なので、140-148-168は１０点以上点数をプラスしても良いのかなと思います。
今回の試験は、これら『問題集でやっていなくても出来る問題』が多かった回だと思います。そういう意味でも易しく感じた回でした。
（一）音読み
開（敞）、（黌）堂、（溽）暑、品（騭）、（寰）中、箕（帚）、蟹（螯）、機（杼）
以上８文字が新出でした。
この内、敞溽寰帚螯の五文字は音符から読めそうな文字と思います。
黌も読める可能性がありますが、
杼騭は読みにくい字ですね。
（一）訓読み
槭、挌つ、鑽る
以上３文字が新出でした。
槭樹を知っていると槭も読めたでしょう。
挌つは、問題文の前後から類推できた方も多かったのではないかと思います。
鑽るは研鑽でおなじみの字と思いましたが、今まで出題されたことが無いようです。
過去問に鑽るはありませんが、燧を鑽るといえばわかるでしょう。若い方は燧がわからない方もいるでしょうか。
（二）書き
騙る
これ、新出なのって感じですが、そもそも一級配当なの？と思ってしまうほど普通に使われているような気がします。
因みに完全征服には騙取／騙すが載っていましたからそれで出来た方もいたでしょう。
（三）国字
今回も新出はありません。すでにほとんど出ています。
（四）語選択
語選択も新出語はあまり出ないところです。
（五）四字熟語
書き（竜攘）虎搏
（躡足）附耳
風光（明媚）
瑣砕（細膩）
意味瑣砕（細膩）
全て漢字としては新出ではありませんので原則としてはＡでは正解としてもいいかもしれません。
四字熟語の場合は、普通の辞書にはこないものがほとんどなので、原則四字熟語として出題されていないと出来ない方にカウントしています。
しかし、風光明媚は常識的な四字熟語としてあまりにも有名ですから正解率も高いでしょう。
瑣砕細膩の意味は、他に似たような意味の語句がなかったので、消去法で出来た人も多かったと思います。
（六）熟字訓・当て字
鶏魚、九面芋が新出でした。
熟字訓も、漢字が既出でもまず読めないと思いますので、熟字訓として出題されていないと出来ない方にカウントしています。
（七）音訓読み
擣碪
難問でしたが、感の良い方は砧と似てると思って正解されのではないかと。
（八）対義語・類義語
（九）故事・成語・諺
両問とも過去問比率の高い箇所です。今回新出はありませんでした。
（十）文章題書き
籬下、仕途
仕途というそれぞれの漢字は出ているかもしれません。常用漢字で構成される問題の場合は、そのものが出題されていないと新出扱いとしています。
実際『仕途』は難問でしたね。私はこの問題はちょっと疑問だと思います。
（十）文章題読み
濺々、前栽
濺は知らなくても読める可能性の高い問題だと思います。
前栽は、逆に知らなくては出来ない可能性の高い問題ですね。
以上、読み１６問、書き７問、意味１問 合計３２点が過去問だけでは解けない問題として集計したものです。
上記に書いた通り、
敞溽寰帚螯
挌つ鑽る
騙る
風光明媚
瑣砕細膩の意味
濺
以上１１問１４点は問題集で見ていなくても出来た方もたくさんいた問題だと思います。
なので、140-148-168は１０点以上点数をプラスしても良いのかなと思います。
今回の試験は、これら『問題集でやっていなくても出来る問題』が多かった回だと思います。そういう意味でも易しく感じた回でした。
久しぶりに平成２２年第二回の検定問題について、どの問題集をどの程度学習すると、何点くらい取れるのかの分析を行いました。
以前より何度かやっていますので、その延長線にあるものですが、多少変えたところもありますので一から説明します。長くなりますので、何回かに分けて掲載します。
今回取り上げた問題集は次のとおり。
?新星出版（2009年発行版）１級
?成美堂（2006年発行版）１級
?一橋書店（2009年発行版１級）
?高橋書店（2005年発行版）準１級・１級
?実務教育出版（2009年発行版）準１級・１級
?完全征服（2007年発行版）１級
?新星出版（2010年発行版）１級
他にも多少問題集はありますが、はっきりと１級を謳っているものはこの７冊ではないかと思います。
これに加えて、
過去問平成４年第１回〜平成２２年第１回の全５２回分が仲間に加わります。
過去問は、最近（平成１３年から）は毎年一冊刊行されており、その前年度３回の試験が納められています。（１級と準１級の併載ですから６回分とも言えます）
今回分析するのにあたり、他の問題集との量を合わせるためと、入手が容易かどうか、完全征服との併用する場合が多いと考えて、次の期間にわけて、別々に評価しています。
?平成４年〜平成９年の15回分
現在入手困難な年代で、出題傾向もかなり違う時代のもの。
?平成10年〜平成14年の15回分
完全征服とほぼ重なる年代。
?平成15年〜平成19年の15回分
完全征服にはない問題が中心で、現在の出題の中心と考えられるところ。本屋での入手は困難。
?平成20年から平成22年第1回の7回分 入手は比較的容易。
取り上げる問題集は以上の７冊＋過去問４グループ。
分析は?〜?に分けて、それぞれの問題を学習することにより今回（平成22年第２回）の検定で何点取れるのか、を計算してみました。
新星出版は新版を出しましたが、他の?から?の５種類は、毎年新版が出版されますが、表のカバーが違うだけで、ほとんど変更がありません。?一橋は昨年大きな改訂（といっても９割方変更なしなのですが）、?成美堂は2005年に大改正をしていると思います。
?完全征服は2004年が初版でしたが、2006年の第３版で多少の改正がありました。
というわけで、今回分析した各問題集は、おそらく平成２２年１２月現在本屋で売られている最新版の問題集とほとんど同じであろうと思います。
以前より何度かやっていますので、その延長線にあるものですが、多少変えたところもありますので一から説明します。長くなりますので、何回かに分けて掲載します。
今回取り上げた問題集は次のとおり。
?新星出版（2009年発行版）１級
?成美堂（2006年発行版）１級
?一橋書店（2009年発行版１級）
?高橋書店（2005年発行版）準１級・１級
?実務教育出版（2009年発行版）準１級・１級
?完全征服（2007年発行版）１級
?新星出版（2010年発行版）１級
他にも多少問題集はありますが、はっきりと１級を謳っているものはこの７冊ではないかと思います。
これに加えて、
過去問平成４年第１回〜平成２２年第１回の全５２回分が仲間に加わります。
過去問は、最近（平成１３年から）は毎年一冊刊行されており、その前年度３回の試験が納められています。（１級と準１級の併載ですから６回分とも言えます）
今回分析するのにあたり、他の問題集との量を合わせるためと、入手が容易かどうか、完全征服との併用する場合が多いと考えて、次の期間にわけて、別々に評価しています。
?平成４年〜平成９年の15回分
現在入手困難な年代で、出題傾向もかなり違う時代のもの。
?平成10年〜平成14年の15回分
完全征服とほぼ重なる年代。
?平成15年〜平成19年の15回分
完全征服にはない問題が中心で、現在の出題の中心と考えられるところ。本屋での入手は困難。
?平成20年から平成22年第1回の7回分 入手は比較的容易。
取り上げる問題集は以上の７冊＋過去問４グループ。
分析は?〜?に分けて、それぞれの問題を学習することにより今回（平成22年第２回）の検定で何点取れるのか、を計算してみました。
新星出版は新版を出しましたが、他の?から?の５種類は、毎年新版が出版されますが、表のカバーが違うだけで、ほとんど変更がありません。?一橋は昨年大きな改訂（といっても９割方変更なしなのですが）、?成美堂は2005年に大改正をしていると思います。
?完全征服は2004年が初版でしたが、2006年の第３版で多少の改正がありました。
というわけで、今回分析した各問題集は、おそらく平成２２年１２月現在本屋で売られている最新版の問題集とほとんど同じであろうと思います。
何点とれるか、と考えた時に、間違いなく正解できるものと、正解できるかどうか微妙なものがあります。
そのあたりを４段階にわけて採点しました。
A.問題集と検定で全く同じ出題だったもの、あるいはそれに準ずるもので、ほぼ100％正解に到達できると思われるもの。
一橋書き問題『節榑』→書き『〃』
過去問対義語『静謐』→対義語『〃』
など、全く同じ問題は勿論のこと、
過去問書き『忌憚』→語選択『〃』
など、書き系の問題から書き系の問題や
一橋故事問題『疚しい』→訓『〃』
など、書き系問題から読み出題のものなどが含まれます。
また、熟語の前後がひっくり返ったもの
成美堂音『姑舅』→音『舅姑』
成美堂音訓『贍富』→音訓『富贍』や、
一橋故事『蜂蠆』→音『蠭蠆』
のように、容易に同じと理解できるものはAとしました。
?Ｂ?に準じるもので、問題は同じではないものの、
同じ字の同じ音を使用している問題があるため、９割方正解できるだろうという問題です。
『翠巒』→『遠巒』
『舅父』→『舅姑』
『撃柝』→『警柝』
『羸弱』→『羸馬』
『九竅』→『七竅』
など、同じ音のもの
91書き『詮議』の別解として標準回答に示されている『僉議』
新星書き阿（娜）→音訓『婀娜』
?Ｃほぼ同じ語での問題があるものの、読み問題→書き問題となっているもの。
『成美 読み 拝跪』→『書き 拝跪』
『新星 読み 蠕動』→『書き 蠕動』
『一橋 読み 訛り』→『書き 訛り』
?Ｄ主に新星出版の出題形式で読みや書きを求められない、いくつかの候補の中から選択する形式のものの読みが問われたもの。など、正解率は低いと考えられるが、正解できる人もある程度いると思われるもの。
『好評（嘖嘖）』→『読み 嘖嘖』
『類義語 僉議＝衆議』→『読み 僉議』
類義語で出題された 鳥目＝『阿堵物』と音物＝『苞苴』、牢記＝『服膺』の三題は、阿堵物と苞苴と服膺という答えが書けても、問題文である鳥目と音物と牢記の意味がわからないと、答えるのは難しいと思いました。しかし、回答すべき漢字が全て解っている場合には、問題の鳥目、音物、牢記を知らなくても何となくこっちがこれだろう、とあたりを付けることができた方も多いと思います。
今回これらはＤとしてカウントしました。
新星と実務はなかなか良い巻末付録が付いていて、そこにだけ載っていた場合はＤとしました。
できる可能性はあるものの上記のＡ〜Ｄ評価に入れなかった問題には次のようなものがあります。
『稟質』→『書き 稟請』
『飛翔』→『語選択 翔破』
『偸盗』→『読み 偸む』
『蜂窩』→『書き 眼窩』
『陋劣、陋巷等』→『陋習』
これらの少し違う単語から今回の問題の正解を想起できた方は、もう少し高い点を取れるということです。
今気がつきました。以前のトピックでは、ＡＢＣの難易度はＡ＞Ｂ＞Ｃでしたね。今回は逆にしてしまいました。直すのが面倒なので、このまま載せます。難易度は、Ａ＜Ｂ＜Ｃ＜Ｄです。
以前のトピックでＣとしていたものは、今回のＢとほぼ同じです。以前のＢは今回のＣとほぼ同じ。以前のＡ（漢字が出題されていれば、音→訓等全く違う読みでも正解できるとしたもの）は、正解率が低く現実的な点数ではないと考え、今回は数えていません。
そのあたりを４段階にわけて採点しました。
A.問題集と検定で全く同じ出題だったもの、あるいはそれに準ずるもので、ほぼ100％正解に到達できると思われるもの。
一橋書き問題『節榑』→書き『〃』
過去問対義語『静謐』→対義語『〃』
など、全く同じ問題は勿論のこと、
過去問書き『忌憚』→語選択『〃』
など、書き系の問題から書き系の問題や
一橋故事問題『疚しい』→訓『〃』
など、書き系問題から読み出題のものなどが含まれます。
また、熟語の前後がひっくり返ったもの
成美堂音『姑舅』→音『舅姑』
成美堂音訓『贍富』→音訓『富贍』や、
一橋故事『蜂蠆』→音『蠭蠆』
のように、容易に同じと理解できるものはAとしました。
?Ｂ?に準じるもので、問題は同じではないものの、
同じ字の同じ音を使用している問題があるため、９割方正解できるだろうという問題です。
『翠巒』→『遠巒』
『舅父』→『舅姑』
『撃柝』→『警柝』
『羸弱』→『羸馬』
『九竅』→『七竅』
など、同じ音のもの
91書き『詮議』の別解として標準回答に示されている『僉議』
新星書き阿（娜）→音訓『婀娜』
?Ｃほぼ同じ語での問題があるものの、読み問題→書き問題となっているもの。
『成美 読み 拝跪』→『書き 拝跪』
『新星 読み 蠕動』→『書き 蠕動』
『一橋 読み 訛り』→『書き 訛り』
?Ｄ主に新星出版の出題形式で読みや書きを求められない、いくつかの候補の中から選択する形式のものの読みが問われたもの。など、正解率は低いと考えられるが、正解できる人もある程度いると思われるもの。
『好評（嘖嘖）』→『読み 嘖嘖』
『類義語 僉議＝衆議』→『読み 僉議』
類義語で出題された 鳥目＝『阿堵物』と音物＝『苞苴』、牢記＝『服膺』の三題は、阿堵物と苞苴と服膺という答えが書けても、問題文である鳥目と音物と牢記の意味がわからないと、答えるのは難しいと思いました。しかし、回答すべき漢字が全て解っている場合には、問題の鳥目、音物、牢記を知らなくても何となくこっちがこれだろう、とあたりを付けることができた方も多いと思います。
今回これらはＤとしてカウントしました。
新星と実務はなかなか良い巻末付録が付いていて、そこにだけ載っていた場合はＤとしました。
できる可能性はあるものの上記のＡ〜Ｄ評価に入れなかった問題には次のようなものがあります。
『稟質』→『書き 稟請』
『飛翔』→『語選択 翔破』
『偸盗』→『読み 偸む』
『蜂窩』→『書き 眼窩』
『陋劣、陋巷等』→『陋習』
これらの少し違う単語から今回の問題の正解を想起できた方は、もう少し高い点を取れるということです。
今気がつきました。以前のトピックでは、ＡＢＣの難易度はＡ＞Ｂ＞Ｃでしたね。今回は逆にしてしまいました。直すのが面倒なので、このまま載せます。難易度は、Ａ＜Ｂ＜Ｃ＜Ｄです。
以前のトピックでＣとしていたものは、今回のＢとほぼ同じです。以前のＢは今回のＣとほぼ同じ。以前のＡ（漢字が出題されていれば、音→訓等全く違う読みでも正解できるとしたもの）は、正解率が低く現実的な点数ではないと考え、今回は数えていません。
得点 （A,B,C,D）
?旧新星 (55,65,79,92)
?成美堂 (57,68,74,83)
?一橋書 (53,57,65,67)
?高橋書 (38,38,40,42)
?実務教 (23,27,29,34)
?完全征 (74,80,90,94)
?新新星 (87,92,104,112)
?過0409 (34,37,43,43)
?過1014 (63,68,78,80)
?過1519 (95,101,109,111)
?過2021 (32,34,40,42)
?全過去 (129,138,146,148)
?+? (87,94,106,110)
?＋?＋?(117,126,134,136)
?+? (137,147,153,157)
?+? (136,144,152,157)
?+? (131,140,148,150)
?+? (132,143,149,153)
?〜? (133,146,156,164)
?〜? (149,159,163,171)
?旧新星 (55,65,79,92)
?成美堂 (57,68,74,83)
?一橋書 (53,57,65,67)
?高橋書 (38,38,40,42)
?実務教 (23,27,29,34)
?完全征 (74,80,90,94)
?新新星 (87,92,104,112)
?過0409 (34,37,43,43)
?過1014 (63,68,78,80)
?過1519 (95,101,109,111)
?過2021 (32,34,40,42)
?全過去 (129,138,146,148)
?+? (87,94,106,110)
?＋?＋?(117,126,134,136)
?+? (137,147,153,157)
?+? (136,144,152,157)
?+? (131,140,148,150)
?+? (132,143,149,153)
?〜? (133,146,156,164)
?〜? (149,159,163,171)
全体のまとめ
１．１冊の問題集で合格レベルに達するのは不可能である。１００点にも到達しないものがほとんど。
２．過去問全てで合格するのも非常に難しい。
３．市販の問題集全てを、読み問題の書きレベルまでやれば、ほぼ合格圏に達する。
４．今回の問題（平成22年第２回）は問題集のみの勉強ではかなり難しかった。
５．新新星は最新の問題集を含む過去問が中心となったので、問題集の中では最も良い点数が取れる。
６．新新星は、過去問と近い（近すぎる）ので、過去問と併用する場合は、かえって他の問題集の方が効果的になる可能性がある。
７．過去問は、最近に近い方が（問題傾向が似ていることもあって）効果が高い。
１．１冊の問題集で合格レベルに達するのは不可能である。１００点にも到達しないものがほとんど。
２．過去問全てで合格するのも非常に難しい。
３．市販の問題集全てを、読み問題の書きレベルまでやれば、ほぼ合格圏に達する。
４．今回の問題（平成22年第２回）は問題集のみの勉強ではかなり難しかった。
５．新新星は最新の問題集を含む過去問が中心となったので、問題集の中では最も良い点数が取れる。
６．新新星は、過去問と近い（近すぎる）ので、過去問と併用する場合は、かえって他の問題集の方が効果的になる可能性がある。
７．過去問は、最近に近い方が（問題傾向が似ていることもあって）効果が高い。
各問題集をどのくらい勉強すれば何点取れるのか（おまけ）
正解点数を問題数で割った100問ポイント（Cレベル）
何度か問題集の分析をやってきましたが、各問題集はそれぞれ掲載している問題数が違いますので、そこを補正した点数を出してみました。
例えば、新新星の問題集は2519題で、C点数（読み問題が書けるレベル）は104点ですから、104/2519*100→4.1ポイントとなります。この意味は、新新星問題集を100題Cレベルで勉強すれば、今回の問題（H22年２回目）では4.1点取れた。ということです。
4.1点というのは、２〜３問です。（厳しいもんです）
各問題集の100問ポイントは下記の通りでした。
新新星 4.1
旧新星 4.0
一橋 2.5
成美 3.5
完全征服 3.7
過去0409 2.5
過去1014 4.5
過去1519 5.8
過去2022 4.6
過去全部 2.4
高橋 3.3
実業 2.6
多少の違いがあっても、結局２〜３問にすぎないので、結局たくさんやれ、ということのようです。
過去問は、新しい物の方が現在の出題傾向に近く、出題が多い。ただし、あまり最近のものは多少出題率が落ちる。
各問題集は、やはり新しい編集のものは率が高い。一橋は全く新しく作った22,23だけに限れば6.8となる。
高橋と実業は１級と準１級の併載だが、この点数は１級対象の問題数だけで計算したもの。
正解点数を問題数で割った100問ポイント（Cレベル）
何度か問題集の分析をやってきましたが、各問題集はそれぞれ掲載している問題数が違いますので、そこを補正した点数を出してみました。
例えば、新新星の問題集は2519題で、C点数（読み問題が書けるレベル）は104点ですから、104/2519*100→4.1ポイントとなります。この意味は、新新星問題集を100題Cレベルで勉強すれば、今回の問題（H22年２回目）では4.1点取れた。ということです。
4.1点というのは、２〜３問です。（厳しいもんです）
各問題集の100問ポイントは下記の通りでした。
新新星 4.1
旧新星 4.0
一橋 2.5
成美 3.5
完全征服 3.7
過去0409 2.5
過去1014 4.5
過去1519 5.8
過去2022 4.6
過去全部 2.4
高橋 3.3
実業 2.6
多少の違いがあっても、結局２〜３問にすぎないので、結局たくさんやれ、ということのようです。
過去問は、新しい物の方が現在の出題傾向に近く、出題が多い。ただし、あまり最近のものは多少出題率が落ちる。
各問題集は、やはり新しい編集のものは率が高い。一橋は全く新しく作った22,23だけに限れば6.8となる。
高橋と実業は１級と準１級の併載だが、この点数は１級対象の問題数だけで計算したもの。
各問題集をどのくらい勉強すれば何点取れるのか（おまけ その２）
正解点数を問題数で割った100問ポイント（Cレベル）
もう少し詳しく、問題種類毎に見ると、各種類毎に確率がかなり違うことがわかる。
たとえば、過去問（15〜19年）と新新星の問題種類毎のポイントは次の通り
音読み 9.0% 7.2%
訓読み 4.0% 1.1%
書き 7.1% 4.8%
国字 10.7% 6.9%
語選択 10.7% 7.8%
四字熟語 10.7% 5.5%
熟字訓 2.0% 1.6%
音訓 2.0% 2.0%
対義類義 9.3% 7.3%
故事 11.3% 4.9%
文章書き 2.0% 0.0%
文章読み 3.3% 0.0%
過去問（15〜19）及び新新星は、全般的には良い得点を取れる問題集だが、問題種類毎に100問ポイントにはかなりの隔たりがある。
１．高いのは、音読み、書き、国字、語選択、四字熟語、対義語類義語、故事の７種類で5〜10％前後。
２．訓読み、音訓読み、熟字訓は上記に対しかなり低く２％前後。（過去問15_19は突出して高かった）
３．文章題は、今回たまたま新新星では０％だが、他の問題集もおしなべて低いです。（成美堂のみ３％前後と善戦しています。）これは、質の高い問題を作成するのが難しいのが原因と思います。
４．訓読み問題は全ての問題集でかなり低いですが、特に旧新星の訓は、マニアックな問題が並び、ほとんど出題されませんのでポイントは必然的に低くなります。今回は0でした。
５．熟字訓も全ての問題集でかなり低いですが、特に一橋の熟字訓は、数が多いのに比して、あまり出題されていません。少し難し過ぎると思います。ポイントは0.6でした。
６．全般的に言えることは、訓読み絡みは、トータルの出題可能性単語（読み方）が音読み系に比べ３〜５倍くらい多く、それが原因して全体に（どの問題集も）100問ポイントが低いと思われます。
正解点数を問題数で割った100問ポイント（Cレベル）
もう少し詳しく、問題種類毎に見ると、各種類毎に確率がかなり違うことがわかる。
たとえば、過去問（15〜19年）と新新星の問題種類毎のポイントは次の通り
音読み 9.0% 7.2%
訓読み 4.0% 1.1%
書き 7.1% 4.8%
国字 10.7% 6.9%
語選択 10.7% 7.8%
四字熟語 10.7% 5.5%
熟字訓 2.0% 1.6%
音訓 2.0% 2.0%
対義類義 9.3% 7.3%
故事 11.3% 4.9%
文章書き 2.0% 0.0%
文章読み 3.3% 0.0%
過去問（15〜19）及び新新星は、全般的には良い得点を取れる問題集だが、問題種類毎に100問ポイントにはかなりの隔たりがある。
１．高いのは、音読み、書き、国字、語選択、四字熟語、対義語類義語、故事の７種類で5〜10％前後。
２．訓読み、音訓読み、熟字訓は上記に対しかなり低く２％前後。（過去問15_19は突出して高かった）
３．文章題は、今回たまたま新新星では０％だが、他の問題集もおしなべて低いです。（成美堂のみ３％前後と善戦しています。）これは、質の高い問題を作成するのが難しいのが原因と思います。
４．訓読み問題は全ての問題集でかなり低いですが、特に旧新星の訓は、マニアックな問題が並び、ほとんど出題されませんのでポイントは必然的に低くなります。今回は0でした。
５．熟字訓も全ての問題集でかなり低いですが、特に一橋の熟字訓は、数が多いのに比して、あまり出題されていません。少し難し過ぎると思います。ポイントは0.6でした。
６．全般的に言えることは、訓読み絡みは、トータルの出題可能性単語（読み方）が音読み系に比べ３〜５倍くらい多く、それが原因して全体に（どの問題集も）100問ポイントが低いと思われます。
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