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源氏物語で盛り上がろうコミュの【感想】大河ドラマ「光る君へ」視聴感想

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視聴感想はこちらで
(投稿の際は何話かやタイトルも入れてもらうと助かります)

ネタバレになるので、他の大河サイトと同じ様に4K・BSで観た人は我慢して、通常放送終了の20:45以降にその日の投稿お願いしますね(^_-)-☆

平安時代中期を舞台に紫式部(吉高由里子)が 藤原道長(柄本佑)への思いと秘めた情熱とたぐいまれな想像力で生を紡いでゆくNHK大河。
平安中期の藤原氏の権謀術数やこの時期謎の多い建物・調度・衣装・儀式等有識故実にも注目!

【キャスト】吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則
【作】大石静(脚本家)

全体相関図(NHK)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/p8na9PYYwM/bp/pjNQNPpQrA/

【放送予定】
2024年1月7日(日) 放送スタート<初回15分拡大版>
[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分
[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分
[BSP4K]日曜 午後0時15分

コメント(139)

今年の大河の主人公の発表があった時、【紫式部】とのことで、期待(採用時代への期待)と諦め(紫式部だけでドラマになるの?)と半々でしたが、やはり【一条帝】と【中宮定子】、そして定子と【清少納言】の物語(しかも実話も根拠とした)には、少し触れるどころか、大きく取り上げざるを得なかったようですね。そして、そのことで、期待を大きく上回る内容になってきたと感じています。

考えたら、主人公であるはずの【紫式部】の活動は、既に八月に入っていますが、系図以外には、なんらかの歴史資料に年代も合わせて根拠の残る活動は、いまだに殆ど出てきていないワケですね。

『枕草子』という自著とは言え、他の貴族日記等の歴史資料を付き合わせると、ある程度はその活動の痕跡が推定出来る定子や清少納言の話しを出さなければ、ここまでの物語を引っ張ってこられませんでしたでしょうし、一条帝と定子を語っておかないと『源氏物語』に繋がる重要なプロットも言わば伏線として鏤めてこられませんでしたね。

時間つなぎとか伏線提供とかということだけでなく、特に『枕草子』の成立という場面では、あの四つの季節の場面を畳みかけて、定子の朗読まで添え、とどめに
「たった一人の悲しき中宮のために『枕草子』は書き始められた」
という伊東敏恵アナウンサーの静かなナレーションが流れた瞬間は、個人的には長い大河ドラマの歴史の中でも最高の名場面だったと感じました。割愛されてしまった様々な背景等も合わせて感じるに、不覚にも号泣とまではいかなくとも嗚咽してしまった瞬間でした。

紫式部と道長の不倫関係やら、紫式部と清少納言とのリアル交流やら、現実にはあり得ないと最初の頃は少々苦々しく思っていましたが、まあ逆に何もなかったという歴史資料もないワケで、今となっては、それなりに微笑ましく拝見しております。

次回以降は、漸く、それなりに実証上の歴史に登場してくる紫式部の活躍が始まりますね。先行して『枕草子』が宮廷社会に流布し始めていますが、今後『源氏物語』との対立構造が描かれるのか、乃至は相互補完的に社会に浸透しながら各々の作品がそれぞれを刺激しあっていくのか。表社会の道長と伊周との対立とかのような小競り合いとは比較にならない位に壮大な、文字と文字、物語と物語のせめぎ合いの世界がどのように繰り広げられていくのか。そうしてそれらを【皇后彰子】がどのように受け止め、その後の長い長い長い一生の糧としていくのか等々、今から愉しみです。

蛇足ながら、あそこまで架空話をありとするなら、まだ大分先の話ですが、ドラマの終盤付近、紫式部の晩年(諸説あるのでなるべく引き延ばして)に、ある日【物語オタク少女】が訪ねてきて、『源氏物語』好きすぎやら、【夕顔】【浮舟】推しやらを中心にした文学論をふっかけてきて「まひろ様の描く物語は絶対千年経っても光り輝いています!」などとぶちあげる場面があると面白いかな?と想像したりします。
第31回「月の下で」
さぁ!源氏物語始動の回!
これまでのドラマの中で、伏線の様に源氏物語に繋がるエピソードが毎回散りばめられており、今回、それが結実して行く物語となっています!
竹取物語・伊勢物語そして蜻蛉日記と枕草子…そして様々な人々との出逢いと別れ!
その一人でもある和泉式部(あかね)の名歌「黒髪の乱れもしらずうち伏せば まづ掻きやりし人ぞ恋しき」(後拾遺集:恋)もあり、枕草子には艶が無いと言う和泉式部は朧月夜を地で行ってる感が溢れていますね(^_-)-☆
和泉式部から枕草子を借りて読む事により、自らの書きたいものがおのずと創作意欲として出て来る感も持ちます。

この大河では色々説のある起草論の中で現在享受されている桐壺から始まる設定で今回はドラマ化されていますね!
道長から一条天皇の人柄と様子を聴く事と桐壺更衣のモデルでもあると言われている定子との関係も聴き取り創作の参考に…。

月を見上げる場面は、石山寺での起草論を思い起こす演出でなかなか手が込んでいます!
https://www.ishiyamadera.or.jp/about/literature

その時の月を観ながら直秀を二人で思い起こすシーンがジーンと来ましたね( ;∀;)

そして象徴的な様々な色の付いた紙が舞うビジュアルの後、あの有名な書き出し執筆が映像化!

賢子と道長の対面が暖かいが感慨深いものを心に響かせてくれました。


…ついに桐壺巻が帝に献上され、興味の無かった帝も開き読み始める…

いよいよ次回、彰子サロンに紫式部(まひろ)出仕!


NHKの大河HPではこれまでのまとめ4分紹介の平安絵巻が幾つか製作されていて振り返り動画が観れます!
「大河ドラマ「光る君へ」平安絵巻〜作家まひろ創作の原点の巻」もその一つで、これまでのエピソードと源氏物語創作に連なるエピソードを振り返れます!
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pb4aRGjkRn/


紀行は、様々な美術工芸品に影響を与えた源氏物語の意匠と、光源氏のモデルの一人源融の河原院邸宅跡紹介。
河原院は六条院のモデルと言われていて、その六条院を紹介する宇治源氏物語ミュージアムも紹介!
この六条院ミニチュア模型の春の町の回廊に紫の上か女三宮の歩く姿があり、ここに寄られた方は是非見付けて下さいね(^o^)丿
紀行は小生も散策に良く行く宇治で、貴族の別業が多かった宇治界隈の宇治十帖の古蹟や名所紹介もあり、いよいよ源氏物語感満載です!

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p47EWqEB6p/

>>[101] 源氏物語が始まったね。帝のために書いたとは初耳です。
>>[102] 晴明様
これも、元々夫の死後書いていた・徒然に書いていた、その評判で道長がドラマの様に利用した等々色々説がありますので、大河等ドラマ特に謎の多い平安時代ものは、突っ込みながら愉しむのが吉ですね(^_-)-☆
第32回「誰がために書く」
今回も内親王裳着等儀式の美しき再現と階位等による上達部達の座位位置の再現は見事!
政界復帰を狙う伊周が調子づいていて高慢!

いよいよ、一条帝の目にもとまり、源氏物語が動き出す!

賢子後の大弐三位が女の童になって幼き頃から宮中に入っていたら又違った人生であったもしれず想像すると面白い!

道長が「光り」を手に入れ政権を掌握する事を予言した晴明の末期は怪しげで美しい…。

ついに彰子の女房として出仕する事となり髪型も少し変わったまひろは倫子や赤染衛門等知人もいるものの彰子付き女房は一癖も二癖もありそうな気配!
赤染衛門の自己を語る姿は美しい…。
実際友人になったり嫌な噂話を流されたりと宮廷女房の仕事とは別の物語執筆専任女房としてのまひろへの風当たりは厳しく、へたって一旦実家に帰る事になるが次回どう描くのか興味津々!

家族との別れのシーンでの為時の若い頃にまひろに言った「男であれば」と真逆の言葉が泣かせます( ;∀;)

伊周陣定復帰の宣旨と皆既月食&内裏火災、忌み事が起ると結び付けて考えるこの時代の人々の心理を巧く描いている!

内裏火災のおりの一条帝の優しさに少しずつ心を寄せていた彰子の心がわしづかみにされる!
そして次回、彰子も源氏物語によって一条帝の心に入って行く!

知性派の行成と武闘派の隆家の個性も出ていて面白い回でした!

紀行は赤染衛門と奈良の長谷寺
観音信仰全盛期のこの時代の有名聖地であり様々な有名人や歌人、そして源氏物語内にも描かれる神聖で美しき聖地!
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/poRwLmMX87/
>>[104] 来週、いよいよ、まひろから紫式部になるのね
第33回「式部誕生」
いよいよ紫式部日記や紫式部集その他で描かれた藤式部(まひろ)の宮中生活開始!
帝の為の著作専用女房と言う事で局まで与えられると言う待遇は上達部達の娘や縁者が女房として出仕しており、彰子付き女房として身の回りの世話をする自分達との違いに反感を持つものもいたであろうし、ドラマもそこの宮中の女房達の仕事や胸中を雅やかに且克明に描いていて平安時代の宮中の様子を中宮大饗や調度も含め垣間見れて歴史ファンにはたまらない回でしたね!(敦康親王と彰子の関係も微笑ましい!)
様子観に訪れた公任と斉信にカウンターパンチを喰らわす藤式部小気味よかったですね!

壁の無い女房達各自の褥(しとね)は今の様なプライベートな空間ではなく男を引き入れていてもいびきをかいていても丸わかりだった様ですね!
実際源氏物語にも「手習」で高齢者のいびきで怖い想いをする浮舟の場面が出て来ますね!

実際の宮中の位の高い女御等は物語等は女房の語りで読んでもらっていたそうで、今回藤式部が彰子に桐壺の内容を語る場面はそれを彷彿させていました!
ついに藤式部の口から「光る君」(光源氏)の単語が語られドラマの核心に迫って行きます!

帝と謁見し物語の持つ不思議な面白さが語り合われ、これから宮中で広がる気配を描いていました!
これから源氏物語は彰子の成長を促し一条帝のお渡りを促し宮中の力関係をも変えて行きます!

そして、道長からのさり気ない褒美の品・・・その黒き蓋を開け包んでいた布を広げて観たプレゼントの扇に描かれていたのは・・・品格が有り雅で暖かな優しき思い出深い大和絵を描いた扇・・・泣けて来ましたね( ;∀;)

そんな宮中の雅な様相とは裏腹に、陣定での武闘派隆家の予言が後の世に的中するのだが、その兆候ともとれる興福寺の別当と僧兵達が強訴に土御門殿に来る!
いよいよドラマも佳境…面白くなってきましたね!

紀行は原本の無い源氏物語の最古の写本である藤原定家の定家本紹介!
源氏物語紹介に宇治源氏物語ミュージアム所蔵の画帖が紹介されていました。
京都嵐山の小倉山荘で百人一首を編纂した藤原定家・・・嵐山各地にある歌碑に紫式部の有る事を紹介!
今や外国からの観光客だらけの嵐山ですが又散策したくなりましたね!

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/prbKLN3MMz/
>>[106] 僕の持っている本によると、藤式部から紫式部になったのは、「源氏物語」のヒロインの「紫の上」の呼び名からなったらしいと書いてありました。
>>[107] 晴明様
そこのところも描いてくれるとイイですね(^_-)-☆

小生的には、今回藤式部の局の内装や調度が再現されているのが一番良かったです!

これから様々な伝説や仮説を今後も映像化してくれるのが楽しみで仕方ないです(≧▽≦)
第34回「目覚め」
興福寺の強訴の処理についてはこの時代の荘園に関するいざこざは多くあり、この寺社と権力者達の軋轢これが後の鎌倉時代そして信長・秀吉・家康の時代にも尾を引いて行く!

伊周の思惑と道長を牽制したい一条帝の思惑との道長とのやりとりが会社や政治の世界を反映していて面白い!

彰子が少しずつ自分を出し始めて行く芽が愉快であり、源氏物語と藤式部の言葉を通じて男性の想いや人の想いを学んでいく過程がこれから楽しみでもある!

宮中の人々の想いや男女の姿を素直にリアルに描く源氏物語は宮中で評判になり読者が広がって行く様が小気味良い!
帝、彰子をはじめとする禁裏内の人々の中での藤式部の位置が大きくなって行く!

そして象徴的な若紫の起草!

一条帝が質問する様をドラマでも描く、紫式部の源氏物語起草の謎について時代考証の倉本教授が解説
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pne3WvxoxK/

曲水の宴等雅な宮中の様相が目白押しの今回・・・
NHK大河サイトには
彰子の居る内裏藤壺の調度や内装について写真付きで詳しく美術解説
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pKwN868AXE/

内裏での女房達の生活について写真付きで詳しく美術解説(あの扇の写真も有り)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/ppaJMAMarl/

そして道長の有名な御岳詣、吉野金峯山詣出立!
そして伊周の思惑…

紀行は曲水の宴関連の奈良平城京跡となんと岩手の平泉!
今も様々な所で行われる雅な遊び・・・
SNS等以上に知識と風流が求められる知的な遊びですね(^_-)-☆
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p1pB08A6ew/

曲水の宴の風俗考証解説
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pMlEQanPkK/
>>[109]

ご紹介いただいたNHKの美術解説・写真を拝見していると息をのむような美しさで はて?と 製作費が気になりました。
「大河ドラマの制作費は1話につき約3000万円から7000万円とされる。そのなかでも『光る君へ』は、最高額に近い制作費」というのを見つけました。

多分この額でも切り詰めての事だとは思いますが。

道長がまひろに贈った扇のレプリカが発売されると購入しそうです
>>[110] 晴明様
「若紫」作成と公任の言葉を待ちましょう(^_-)-☆
>>[111] お登勢様
それは美術スタッフの努力のたまものだと思います!
9月12日放送のNHK100カメではこの回の撮影の舞台裏を紹介!
何か参考になりそうで楽しみです!
https://www.nhk.jp/p/100cam/ts/QP8MPNM1GL/episode/te/X7Y19J83G3/
>>[111] お登勢様
その番組の見どころも有りました!
https://www.nhk.jp/p/100cam/ts/QP8MPNM1GL/blog/bl/pG0anBl8J1/bp/p96jlpdK09/
第35回「中宮の涙」
金峯山寺への過酷な御嶽詣へ出立!しかも奥の院山上本堂へ
途中、伊周の陰謀を隆家が未然に防ぐ・・・二人の会話と武闘派隆家の兄を想う心が美しく哀しい!

夕顔が生霊に取りつかれて亡くなる意図を問う一条帝・・・女の心の奥深さを説明する藤式部・・・物語によって女心について造詣を深める帝!

又、光源氏の藤壺との不義密通の物語の創作の意図を問う道長・・・かわしつつそこはかと彼とのあの夜の事をうっすらと匂わせる藤式部・・・二人の表情と間が素晴らしい!

愛する親王を二人とも失い傷心の和泉式部(あかね)に藤式部が日記を書く事を勧める・・・和泉式部日記の誕生へ!

斎院の女房に忍んでいく惟規・・・平安時代の流行?

若紫の物語を聴きながら光源氏評で盛り上がる彰子付き女房達・・・いなくなってから自分の立場や境遇と似た若紫の行く末を気にする彰子!
彰子の心に寄り添った大人な対応の藤式部・・・「妻になるのがよい」と答える彰子!
自分を大切にし素直に自分を表現する事をアドバイスする藤式部!
その時、一条帝がお渡りになり、意を決し涙ながらに心の内を帝にぶつける彰子!
健気でいじらしく、愛しくなってしまいますね( ;∀;)
彰子の素直な本心を知った帝の対応が愛おしさに変わり、夜の渡りを道長に伝える・・・色めき立つ藤壺の女房達と伏籠等の準備の再現の素晴らしさ・・・!
そして結ばれる二人・・・優しく美しい!

寄り添う道長とまひろを観る女房の目の怖さよ・・・

それにしても先日放映された前回の曲水の宴を創り上げる演出や庭師・創作スタッフたちの苦労と工夫が観れたNHK「100カメ」は面白かったですね!
大河のドラマを支えるスタッフの連係プレイや色々な助言や知恵で創り上げていく姿が凄いっ!

いよいよ次回、紫式部日記発動!
公任のあの言葉も道長のあの言葉も聞けるでぇーっ!

紀行は吉野の金峯山寺!
道長が収めた先頃国宝に指定された経塚に埋めたとされる「金峯山経塚出土紺紙金字経」は道長自筆とされ貴重で美しい!

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pD7vVBzBby/
第36回「待ち望まれた日」
出産後の彰子がビジュアル的にも大人っぽくなっており、装束や立ち居振る舞いでこうも変わるのだと言う様を観ながら俳優と製作スタッフの力を改めて見せ付けられました!

今回も中唐の詩人・白居易(白楽天)の新樂府が話題に…この頃の政治・社会の見方考え方を学ぶ基本的な教養だったのでしょうね!
彰子に引き立てられる信頼厚い藤式部に内緒で学び始めます!
又、藤式部と源氏物語の影響も含め、これが後の彰子の生き方と政治的な基本部分になって行くのかもしれませんね!
巧みなドラマ創りだなぁ!

定子が命を懸けて生んだ内親王も早世し裳着を切る伊周宅に弔問に訪れる同じく裳着の清少納言…
藤式部の源氏物語の力によって一条帝の心も定子の栄光も過去のものになるつつある事を憤慨の様で受け取り、その物語を読んでみたいと伊周に訴える清少納言…迫力満点!

彰子ついに懐妊し、その漢文の公式記録以外に道長からの依頼で彰子の出産の様子を書き記す藤式部…
「めづらしき 光さしそふ さかづきは もちながらこそ ちよもめぐらめ」
その紫式部日記の内容である神仏祈願や寄坐(憑子・尸童・よりまし)の憑依等出産時の様子や、五十日の儀の様子が克明に映像化されていて、紫式部日記を読んだ人は大喜びだった事と思います!
しかも紫式部日記絵巻に描かれていた宴会での無礼講の様子も巧く再現されていて笑ってしまいました!
公任の「このわたりに若紫や…」と藤式部のやりとりはさらりと描かれていてもう少し艶っぽくても良かったかとは思いました!

藤式部を若い頃から見て来た赤染衛門の言葉が鋭い…!

道長と藤式部の源氏物語関連贈答歌は次回か?

いよいよ次回、源氏物語豪華版製作風景が観れます!
ちなみに宇治市源氏物語ミュージアム内で公開されているオリジナルアニメでもこの冊子制作の場面は描かれていて、他の紫式部日記エピソードと共に源氏物語制作秘話(説も含む)を笑いながら愉しん振り返れますよ(^_-)-☆

紀行は小生も良く行く京都御苑と紫式部日記絵巻
過去の御所はもっと西だったのですが里内裏にも使用した北家道長邸のあった土御門弟(てい)は藤式部の生家だったと言われている蘆山寺がすぐ傍で、京都御所や蘆山寺に来た際は近いのでどちらも訪れる事が出来ます!
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p61yrKlZy6/

第37回「波紋」
のっけから彰子の提案による豪華装丁の源氏物語33帖(藤裏葉まで)の製作場面で興味津々!
透かしや散し等の技巧を使用した表紙や料紙を使った冊子の装丁の様子は、京都東本願寺傍の風俗博物館 https://www.iz2.or.jp/ でも人形で再現されていましたが、今回ドラマ内で能書家への清書の依頼や様々な道具を使った装丁等々とても詳しく再現がされていて古書ファンや和綴じの糸綴じ冊子ファンも大喜びだった事でしょう!
一条帝の日本記発言等も後押しし源氏物語のおかげで彰子の藤壺も文化サロンとして成り立って行く!

彰子の想いとは裏腹に藤式部の名が出るたびピクッとする倫子が、北の方として女房達に発言している事と道長の正妻としての誇りの狭間で揺れる細かい心理描写の演技が素晴らしい!

藤式部と彰子の関係もより堅いものになり、彰子自身も品格と自信が溢れ禁裏内への盗賊事件の折も将来の内裏内での女帝としての芽を垣間見る事が出来頼もしく思いましたね!
それにしても逃げる盗賊達と遭遇した追儺の方相氏の装束の者達はいったい誰?
そして道長の思惑…
実資・道綱のデコボコ漫才コンビはいつも愉しい!

凄みの出て来た伊周は呪詛しまくりで又痛い目観るのにやめれないんだなぁ…
清少納言も怖いっ(大事な敬愛する定子の想い出を踏みにじられた感!?)

次回いよいよ現在宮中の話題をさらう源氏物語の続きが描かれますが、それはあの若菜…帝や彰子そして内裏の上達部達はどう受け取るのか!?
お楽しみ(^_-)-☆

紀行は滋賀県北近江
豪華装丁の料紙に欠かせない染料になる植物、紫草(むらさき)とその紫根の紹介
貴重で手間のかかる紫色の再現と源氏物語内に度々登場する紫が基で紫の物語とも呼ばれたことが紹介されました
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pXro3jnK0E/
第38回「まぶしき闇」
清少納言と藤式部の会話の緊迫感半端ないっ!
丁寧な言葉の中にも恨む気持ちと誇りが溢れていて二方の性格が滲み出ていて面白かったですね!

伊周の親族の呪詛が発覚し、又も転落して行く伊周…徐々に病んでいく伊周が哀れ且哀しい!
緊急の陣定が行われるが、皆、恨まれるのが嫌なので律令による先例を基に政治的思惑も考慮しながら処分を決める。
道長と違って素直で真っ直ぐな彰子の自信に満ちた言葉と一条帝の優しさがホッとさせられる。

月を眺めて物思いに耽る藤式部に彰子サロンのリーター女房である宮の宣旨が声を掛け夫婦や親子関係の話をする所もほのぼのとさせられますね。

除目で一条朝の四納言も確定し、頼通が実資に挨拶し指南を願うやりとりは笑いますね。

和泉式部がついに日記を書き、彰子のサロンに加わり艶を振りまく!
一言我がままを言う和泉式部に目を丸くする上司である斉信と公任!
サロンも更に華やいで行く…風に散る藤の花弁が美しい!

敦康親王と彰子の関係は正に光源氏と藤壺…
ふと、彰子にべたべたと甘える元服前の敦康を観て源氏物語を読み返しながら考える道長…。
元服を急ぐ道長は複雑な親心も有る?

常軌を逸する伊周…道長と藤式部の表情は複雑だ!

次回は藤原妍子等も登場し三条天皇時代へ…そして重要な人物が二方哀切深く退場して行く…。

紀行は京都市考古資料館と兵庫県須磨…
政務運営や法制に関する事例を掲げた書「政事要略」が映し出され、呪詛の史料と伊周の凋落して行く軌跡をたどる!
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pgyNvYqLQr/
第39回「とだえぬ絆」
彰子の第二子誕生の産屋養いは上達部も集まり豪華!
賢子の裳着の為の道長の贈り物の豪華さと惟規の軽さが笑える!

賢子も敦康親王も配役が変わり着々と三条帝時代へ

若菜エピソードを執筆する藤式部と道長の為時の目線についての会話はアブアブ…

栄華を極めきれなかった伊周の臨終は哀しく哀れ…この後の隆家の大宰府での活躍は知っているとしても栄華を引きずる清少納言のその後をどう描くのか見もの…
日記(権記)に記載する行成…一条帝の信頼厚い行成がこの後どう対処していくのかも見ものです!
三条帝(現東宮)に嫁ぐ妍子はまるでマリーアントワネットの様!
敦明親王への仄かな想いを忍ばせる妍子…

惟規の従五位下の位の拝受を芯から喜び出世を信じて為時と同じ赤い直衣を準備していたと告白する幼い頃から乳母として母親代わりとして世話を焼いて来たいとの感無量の表情と惟規の感謝の気持ちが顕れたハグシーンは泣けますね!

赤い直衣を二人で着て道長への挨拶の後赤い十二単を着る藤式部の局へ逢いに来て赤尽くしも美しい!

しかし、賢子の裳着も終わり、その喜び続きとは裏腹に史実を知っていてもドラマ内であのいつも明るく笑顔で家庭内を照らした惟規との急な別れは哀しすぎる!
息子を見取った為時の深い悲しみと、惟規の死を知った家族たちの言葉にならない嗚咽は観ている者の涙を誘わずにはいられませんでした!
辞世の歌はもっと生きたかった惟規の心が顕れていて哀しい…
「都にも 恋ひしき人の 多かればなほこのたびは いかむとぞ思ふ」
その時のいとの咆哮の様な嗚咽は涙なしでは観られません!

次回、彰子が起つ!

紀行は藤原為時の赴任地、越後(新潟県)…父に付き添い現地で亡くなった惟規の痕跡を追う…
今昔物語内の惟規斎院に使える女房との恋愛沙汰エピソードを紹介し京都の賀茂斎院跡も紹介。
そして上越に向かう時都を振り返り歌を詠んだ逢坂の関跡…悲しき惟規の軌跡を辿れます。
「逢坂の 関うちこゆる ほどもなく今朝は都の 人ぞこひしき」

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pnopjWZlQA/

訂正
前回も公任と頼通と人違い
今回は藤式部の執筆は若菜エピソードで無く「柏木」
またまた訂正( ノД`)シクシク…
直衣(普段着)でなく束帯(礼服)
第40回「君を置きて」
今回も藤式部の執筆は罪深く哀しい「柏木」、ふと灯明皿の油が無くなり灯が消える…粋な演出!

今回のドラマの見所は一条帝の譲位!
実資のみ反対したり、敦康の次期東宮を望んでいた一条帝に行成の敦成東宮の進言したりと史実に沿ったエピソードも散りばめながら、様々な人間ドラマが展開して行きます!
長年仕えた一条帝の想いも知りつつ苦しみながらも道長の意に沿った進言をし、崩御後自らの日記(権記)に記述しながら一条帝を想い涙する行成の演技が良かった!

四納言の話す言霊の件の様に迷信や宗教観が今より科学だった時代、崩御の卦を聴いてしまった一条帝も病も気からで症状が悪化して行く!

天皇の位を証明しいつも傍に置いておく「剣爾」(剣と勾玉)の三条帝への移動も視覚的に観れ、この間つくづく思うのですが、今年の大河は視覚として認知し難い平安時代の様々な有識故実や習俗を、綿密な時代考証や素晴らしい再現力の美術・習俗再現がされていて、様々な部署のスタッフの努力でそれが観れ、学者や識者の皆さん達も唸らせる大河だと思います!
(反面今年は色々な講座で聴く教授達の大河に対するツッコミや喜びも聞け面白い年です)
この何も無いところから蓄積された技術と資料は、これからの平安時代映像作品に大いに役立つ事と思います!
別のNHKの番組で御簾の色合いは高級貴族では色褪せて黄色くなった物でなく、そうなる前に緑の新しい竹や葦の素材のものを取り換えたであろうと言う考証で現在の宮廷の御簾を緑に揃えたそうです!(凄い深い交渉とこだわりです!)

ついに彰子が敦康でなく敦成を東宮にとの宣旨があったと言う事に道長に向けて怒りをぶつけます!
「新楽府」も読み政治的知識も身に着けて知識も心も強くなり始めた彰子の目覚めとこれから国母としての歩み、そして道長との関係性を見守っていきたいと思います!

これから道長と政治的バトルを繰り広げる三条帝の面構えもいいですね!

いよいよ刀伊の入冦に関わる平為賢の下っ端家来と言う双寿丸も出て来ていよいよクライマックスへ向かって行きます!

紀行は一条帝の痕跡巡り
阪急嵐山線の一条帝が何度も行幸を行ったと言う松尾大社と、一条帝の父円融院の御所だった圓融寺跡に室町時代に建てられた龍安寺です!

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pv8p17gqQv/
第41回「揺らぎ」
選挙速報で早いのでアップ!

直秀タイプの双寿丸絡みの道長エピソードが笑える。
一つは賢子の「私は怒る事が嫌いなの」、そして双寿丸の「自分の名前ぐらいは書ける」で若き日の道長の足で書くエピソードを想い出し言葉にする藤式部が面白く可笑しい!
また、実直で飾り気のない双寿丸に惹かれて行く賢子が微笑ましい。
反面、双寿丸が身分不相応と付き合いを良しとしない「いと」の言葉や対応時の表情がとっても癒されるぅ(#^.^#)

彰子の一条帝亡き後の我が子を見て詠む「見るままに露ぞこぼるるおくれにし心も知らぬ撫子の花」は美しい!

内裏内では三条帝と道長の政治的駆け引きに火花が散って、様々な立場の人間が翻弄される。

彰子の藤壺サロンで雅な和歌の会が開かれ、赤染衛門・藤式部・和泉式部らが和歌を披露!
そこに清少納言が墨染の衣で敦康親王の使いとして椿餅(最近小生も縁が多く食す)を持参し上品な言葉ながら嫌味たらたら悪態をついて帰って行く!
その日の日記は例の清少納言評!

双寿丸の主である平為賢も武者姿で現れ少しずつ武士の世の芽が吹きつつある感!

道長のやり方に反発を持つ彰子がついに政治的な視点と行動を起こす!
将来国母として道長と対等に手腕を発揮する彰子のこれからが楽しみである!

妍子の敦明親王への危ない火遊びも終わり、これから更に浪費!?

紀行は雅人公任の痕跡・史跡を訪れる
嵐山の紅葉の美しい大堰川を紹介
そこで行われた道長主催の舟遊び
公任の和歌「小倉山あらしの風の寒ければ紅葉の錦着ぬ人ぞなき」素晴らしい!
国宝の公任自筆の儀式書「北山抄」も紹介!
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pr0GwwpvnZ/

第42回「川辺の誓い」
源氏物語第2部ついに「雲隠」
そして雲隠れしてしまう藤式部(笑)

いよいよ三条帝と道長の政治的駆け引きが熱を帯びて来る!

ここでの実資の動きは史料でも残っており、どことも慣れ合わないスタンツが良く表れていて、だからこそ歴代の帝や権力者に信頼された個性が視てとれます!
明子が倒れる程こだわる身内の昇進・・・家の存続や発展を第一義とし優先する時代のものの考え方が顕れていて今と違った精神性が読み取れます!

今回も双寿丸に対する「いと」の喜怒哀楽が楽しい!

道長が倒れてからの怪文書は中高生の廻し文書やSNSの様( ;∀;)

今回、道長が衰弱し養生する為入った宇治の別業宇治殿の描き方が凄い!
頬がこけやつれた道長を表現し演じる柄本さんの演技が凄い!
ちょうど道長の別業が有ったと言われる今の平等院付近から眺める宇治川と同じ様な宇治川の流れが再現されていて感動!
又、御簾の色が内裏と違って黄色く色褪せていて道長の心象や別荘らしさを表しています!
そこで主人を慕う百舌彦の切実な訴えで宇治の別業まではるばる訪問した藤式部・・・
百舌彦の言葉にならない表情も良いが
その道長と式部、二人の僅かばかりの会話と表情が互いの想いを伝え合う!
そして、初めて出逢った時の様に、宇治の川辺で会話し見詰め合い、互いの「命」についての駆け引きの無い本当に率直な想いをぶつけ合う二人!
感極まる道長の表情が良い!

そして様々な想いを胸に源氏物語第3部そして宇治十帖へと続く物語!
それは二人の物語でもあるのか?

紀行は宇治と平等院
宇治はそれまでの物語を更に深めた宇治十帖の舞台となった場所!
道長の別業を発展させ極楽浄土の再現を行った頼通創建の寺平等院の美しさと極楽浄土を希求したこの時代の人々の想いが宿る地!

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/prn5v0KmbG
第43回「輝きののちに」
三条帝の具合が悪くなり道長の思惑が前に進んでいく。
そんな時に除目に向けて蔵人頭と大宰府長官権師(実質現地長官)の任を巡って行成・実資・敦明・隆家の思惑が交差する!
実資の喜怒哀楽が楽しい!
実資と道長の政(まつりごと)問答も良い!

敦康親王と彰子の久々の対面で出されている椿餅・・・庶民の口には入らない高級甘味!
小生は今度宇治で椿餅づくりワークショップに行って来ます!
最近椿餅づいているmaekooです。

久々に為時が越後から戻り家族水入らず・・・そこに双寿丸登場!
戸惑う為時だがまひろの言葉にすんなり受け入れる懐の深さ!

目を負傷し自宅で療養する隆家を見舞いに来た実資に、隆家が上位の実資に座を譲るのはこの時代正当な動きで今の見舞いとは様相が違います。

隆家の大宰府行きが決まり隆家の部下である平為賢に付いて行く事を知らせる双寿丸に賢子は「一緒に連れて行って」と言うがきっぱりと断り捨て子で天涯孤独な自分にとってここは家族の暖かさを感じさせてくれ妹の様なお前とも過ごせて幸せだったと礼を言う双寿丸!(爽やかぁ~)
その夜物思いにふけっていた賢子の耳にまひろの琵琶の音が・・・まひろのユーモアが笑いを誘う・・・いい親子の会話!
そんな双寿丸の門出に送別の宴を開きたいと言う賢子・・・次の日の夕暮れ時の為時家の中級貴族の庶民的な宴が良い!
素敵な賢子の初恋と心暖かな笑顔の別れ・・・素敵です!

紀行は滋賀県大津市比叡山延暦寺
様々な歴史の舞台となり歴史に残る僧を輩出したお山…
源氏物語宇治十帖「手習」で浮舟を助けた横川の僧都のモデルで「往生要集」で道長にも影響を与えた源信を紹介!
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第44回「望月の月」
今回は色々中身の濃い45分
月を見上げるシーンも多い!

道長と三条帝の権謀術数は三条帝の病も重くなり道長に軍配が上がる!
頼通の縁談を断る姿は過去の二人で生きて行こうと言った道長とまひろの様・・・

三条帝が譲位し敦成親王は後一条天皇となる・・・大極殿の高御座と装飾・装束が美しい!
横に起つ国母彰子の凛々しい事!
道長も摂政となり二人で高御座に起つ!

藤式部の父為時もついに出家を決意!
様々な事が有った人生を振り返る二人の会話と表情が感慨深げで凄く良い!

これまでやりたかった政治をやり始める道長・・・当然反発も出て来る
何事もバランスや対人関係の難しさを知る回でもありました。

藤式部の局に其々訪問する道長と倫子・・・二人の違った思惑が交差し、其々の想いが藤式部に帰結する。
倫子の願いは後、赤染衛門作と言われる栄華物語へ

太皇太后・皇太后・中宮を娘に持った道長の栄華は頂点となり土御門殿で威子中宮就任を祝う宴での三人揃った映像は権力闘争に翻弄されつつも美しく禁裏に咲いた花を観る様!
太皇太后彰子の威厳と品格はあの弱々しかった時代からの変化成長を視れ感動!

宴での杯を廻すやり方「廻り盃」は宮中でやっていた儀礼

そしてあの望月の歌・・・
情趣深く、実資とやりとりも史料通りで、これを視覚として享受できる幸せを噛みしめれます!

いよいよあと4回 クライマックスへ!

紀行は奈良の実資と縁のある元興寺と大安寺
道長の詠った望月の歌を明記した実資の小右記の紹介!
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/prOlEyE2Rb/
>>[128]

後一条天皇が即位された時 父一条天皇が着た装束が使われていましたね。
宮中では 衣類を受け継ぐような仕来りがあるのでしょうか

本当にあと4回 これが終わってしまうと ちょっとロスが大きすぎます
第45回「はばたき」
のっけから望月の歌の解釈論議…この世かこの夜か…今も残る議論である

敦康親王の道長に翻弄され皇位に付けなかった哀しい人生を想わせる21歳の生涯…彰子の涙が語るものは深い…

ついに源氏物語も宇治十帖夢浮橋の最後の言葉を書き筆を置く
感慨深げに夜月を見上げながらこれまでを振り返る藤式部…

今まで使っていた硯箱を閉じ、そして娘賢子も宮仕えを決心し太皇太后彰子付き女房となり藤式部は物語と自分を振り返る旅に出る!
局に訪問し引き留める道長に藤式部はついに賢子の父親について告白!
道長の言葉に返すまひろの言葉は…ついに二人の決別の時が来る!

倫子が赤染衛門に道長の栄華を記録に残して欲しいと伝え、いよいよ栄華物語の誕生へ

宮中に上がり宮の宣旨はじめ女房の面々と対峙し越後弁賢子誕生!(将来大弐三位)
期せずして道長にも体の異変が顕れそれを自覚し出家を決意!
この時代の出家の場面の儀式=得度式が丁寧に細かく描かれていて普通非公開なので視覚として観れ感動!
蒼々たる一族関係者が列席し其々の想いを胸に対峙する…
本当に頭を丸めている道長役の榎本氏の役者魂が凄い!

四納言が道長の出家姿を観に訪れこれまでの様な屈託の無い会話に観ていてホッコリ…

懐かしい人物も現れいよいよ次回は刀伊の入寇
あと3回!

紀行は出家した為時の漢詩・漢籍についての痕跡を辿る滋賀県大津市の園城寺(三井寺)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pKwaWyE9x8/
訂正 
栄華物語→栄花物語
( ノД`)シクシク…
第46回「刀伊の入寇」
大宰府に来て周明と再会!
大宰権師隆家の眼病を治した宋の医者について薬師としての修行を行っており案内で政庁に来たまひろは双寿丸とも再会…彼も賢子の出仕や成長を知る!
髭を蓄え更に豪放な武闘派になった隆家にも再会し道長から丁重に扱う様伝えられていると歓迎してくれる!
20年の間に有ったまひろの結婚・源氏物語・宮中との関係を知りまひろの成長と魅力を再確認する周明…。

隆家から宋の茶を振舞われる…これが後々日本の茶道へと発展する茶の原点!?
BGMが喫茶店風で笑ケル(^o^)丿

懐を増やさず善政を行っている隆家を慕って武将が集まっている事を誇らしげに言う平為賢の面構えが良い!

隆家から道長が出家して体も思わしくない事を知ったまひろの表情を観て道長との関係を知る周明!
物語が人を動かす力をいみじくも再確認するまひろ…

そして壱岐から命辛々大宰府に着いた僧常覚の証言によって日本以外からの侵略と虐殺を確認する隆家ら大宰府の役人たち!
これまで平和だった平安の世に振動を与える武力衝突「刀伊の入寇」の始まり!
僧である常覚の証言や、中国東北部を拠点とし朝鮮半島でも海賊行為を行っていた女真族は音の出る鏑矢を知らず絶大な効果が有った事等史実に忠実に沿って描いており、戦の緊迫感もあり見入ってしまう回であった!
貴族では珍しく陣頭指揮をとった隆家らの判断や戦の仕方はこれからの武士の世を予感させる…。
港を目指していて戦に巻き込まれ周明と逃げるまひろと乙丸…そして衝撃のラスト!

いよいよ後2回!
紫式部集の芽を周明に提案され、次回、朝廷と実資の動きと発言が見もの(^_-)-☆

紀行は福岡県大宰府
大宰府政庁跡や水城跡の土塁を散策…刀伊の入寇に対抗した隆家らの痕跡を辿る!
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pbm8J6QRmB/


ちなみに仮名文字初の歴史書栄花物語は栄華物語でもOKでした(^_-)-☆
第47回「哀しくとも」
刀伊=女真族を対馬以北に追いやった隆家(貴族)ら武将たち…

上申書を受け取っていながらぬるま湯に浸っていた上達部達は動こうとはしない!
隆家から消息を受け取っていて大宰府の情勢を知っていた実資の陣定での対応は小右記にも記されていてカッコいい姿でしたね!
平将門の乱以降80年戦が無かった事と今回の交戦はモノの見方を変えて行かねばならないと言う実資も良かったですね!
ところで、以前から史料等読んで刀伊の入寇の中央政権内での対応では色々疑問に思う事が多く、ドラマではあの真面目な行成も大宰府隆家からの解文を読んで太閤道長に報告せねばと言っておりながら、何故行成や公任は無視する様な事を言ったのかと不思議に思っていましたが、今回のドラマでは敵であった伊周の弟隆家の芽を摘む為の言動とすれば納得できますね。
そこら辺の人間ドラマも描いていました!

一方大宰府は実戦を経験した事で武力の備えの重要性を知り武士の世の予感をひしひしと感じる…
平為賢も隆家に肥前(佐賀・長崎)の国守に推挙され双寿丸も共に発つ…

周明の死を目の前で目撃し傷心のまひろは乙丸の熱い訴えに絆されて任期が終わった隆家と共に都に戻る!

この時代旅は事故や病気、事件に巻き込まれる等確率が高く又逢えるとは限らなかった時代で無事に自宅に戻り安堵する家族…
乙丸のきぬへの大宰府で手に入れたプレゼントにホッコリ☆

源氏の物語を読んだ賢子の感想は源氏物語の内容や構造論・作品構成を言い当てていて素晴らしい読み…

久々に宮中に挨拶に上がり彰子と対面し、出家した道長とも偶然再会…その姿に絶句
道長が歩み寄ろうとしたその時、北の方からの女房を介しての呼び出し…
そしていつもは大体ホッコリさせてくれる倫子の鋭い言葉と指摘に藤式部唖然…

さぁ!いよいよ次回は最終回!
菅原孝標女も登場し歴史は紡がれていく…

紀行は京都
晩年極楽浄土を夢見た道長が寺院建立に力を注ぎ、土御門殿傍に建立した壮麗な大伽藍を持つ法成寺(現在は碑のみ)と御堂関白記を紹介!

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pzqmGArJAz/
追記
刀伊の入寇の褒賞について時代考証の倉多教授の解説がNHK大河HPに掲載されていました!
参考になります!

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pL23bJzPdj/
訂正
倉本教授です
申し訳有りません(泣)
48回(最終回)「物語の先に」
倫子の鋭すぎる指摘と三郎との出逢いと二人に起こった事件・哀しい別れを告げる藤式部…
走馬灯の様に色々の場面が蘇る

誇り高く家の為に生き抜いた倫子の器の高さが垣間見える

源家の明子と俊賢のあっかんベ―や、赤染衛門の栄花物語、四納言の宴での今までと変わらないやりとり…

菅原孝標女が藤式部と対面している!
年老いた清少納言と藤式部が昔話に華を咲かせちょっとした文学論を交合わせる!
「米や水の様に書物も人には無くてはならないもの」

隆家と藤式部のやりとりも小気味良い

ちはやを具現していた琵琶の糸が切れ、式部の生き方を表出していたあの鳥籠も壊れる!

道長の仏と糸で繋がって僧都達に念仏を読経してもらい極楽浄土へ向かおうとした姿も描かれている…
式部があの檜扇を持参して燃え尽き様としている病床の道長に二人をモデルにした物語を少しずつ語り聞かせる…光る君の最後を何故描かなかったかも語る…晴明に10年命を渡して雨を降らさせた話をする道長…戦(いくさ)の無い太平の世を希求した二人…源氏物語もそこから生まれた!
つづきはまたあした…

道長と同日に亡くなった行成…公任と斉信の和歌
小右記に道長の死を記す実資の涙
政治家として起つ太皇太后彰子
いとの様子を温かく見守るまひろと為時
紫式部集の一部を賢子に渡す藤式部

総じて総括と振り返りの最終回にふさわしい終わり方でした。

旅をしながら和歌を詠む年老いた藤式部と静かに見守る乙丸…二人にに出逢った双寿丸が戦の為東北に向かったのは平忠常の乱か?
まひろが言う様に院政から戦の世に向かう「嵐」が来ようとしている。

謎の多い平安時代を様々な史料を駆使して見事に再現しつつ絶妙なユニークな創作でそのエッセンスと現代的な面白さを醸し出した素晴らしいドラマチックな大河であった…

素晴らしく夢の様な一年をありがとうございました!

最終回相関図
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/p8na9PYYwM/bp/p0lnY8MWAj/

紀行は京都の紫式部の墓所と言われる場所と江戸時代での享受…絵入源氏物語と湖月抄
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pwyo1zP442/

もう一度見たい名場面ベスト10(12/2放映ファンミーティングでの統計内容)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p4yB2LxOQr/

まひろ役吉高由里子クランクアップインタビュー(メモリアルブックと同内容)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pGlbOg2zm6/
>>[137] とうとう終わってしまったね。長いようで短った感じでした。
総集編1,2,3,4,終各巻皆さんはどう観ただろうか?

小生は抜群の編集でまるで新たなドラマかスピンオフを見る様な気持ちで観終えました!

まひろの振り返りの独白を巧く使い後先の様々なドラマを紡いでいましたね。

残念がる方も多いかと思いますが、周明全編カットと刀伊の入寇全編カットは自分的には有りだと思います。
イヤ、逆にこれで紫式部の物語と源氏物語創作の妙が表面に大きく浮き出てスッキリとした感が有ります!

特に終の巻での桐壺・若紫・葵・蛍・若菜・柏木・幻の表題と共に摂関政治の時代の人間模様と源氏物語の連関や紫式部の持っていたであろう物語論が浮き出て違うドラマを観ている様でした!

最後の言葉は「嵐が来る」ではなく、紫式部集にもある「めぐりあひて…」の和歌で締めくくる終わり方をみても全編で大切にしたかった事が表わされており新たな感動と共に総集編を楽しめました!


これからも幾度となく振り返り「光る君へ」を愛でて行きたいと思います!

関係者の皆さん 素晴らしい大河ドラマをありがとうございました!
今回の平安時代を描くスタッフの蓄積された技術は、これからの平安時代を描くドラマ制作にとって素晴らしい礎になる事だと思います!

ここでは触れませんが次の江戸時代の出版業界を描く異色作「べらぼう」も草子本や浮世絵ブームを起こしそうですね!

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