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若年認知症 SMILE!コミュの認知症について

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介護をなさっていなくても
認知症について興味のある方からの
このコミュ『smile』への参加依頼メッセージが
今もなお届きます。
メッセは送ってなくてもこのコミュを
時々読みに来てくださってる方もおられるようです。

そこで、若年認知症にご興味のある方へ
医師でもなんでもない私、
管理人が認知症について書いてみました。

「認知症ってなんだろう?」
知ってるようで、知らない「認知症」

興味のある方は一度、このトピを読んでほしいです。


     ☆    ☆    ☆

◆「認知症」は「痴呆症」

「認知症」と「痴呆症」が別物だと勘違いしている人ってけっこう多いです。
でも実は、
・看護婦  ⇒ 看護士
・売春   ⇒ 買春

などの用語変更と同じように
・痴呆症 ⇒ 認知症
に用語変更となっただけです。
2004年に厚生労働省が
「痴呆という用語は侮蔑的な表現である」から
今後は「認知症」という用語を用いるようにと発表したからです。
この用語変更に対しては当初、
賛否両論ありましたが、現在はこの名称で落ち着いたようです。


◆年齢で区別したのが「若年認知症」

まず「認知症」は発症年齢により大きく二つに区別することができます。
その一つが最近耳にすることも多くなった「若年認知症」です。
これは若年期である18〜39歳の若年期に発症するものと
初老期40〜64歳までの間に発症する認知症性疾患のことです。
65歳以上に発症するものは「老年認知症」と言われます。

現在、認知症患者は約250万人。
うち若年認知症の患者数は現在約10万人といわれているそうです。
ただ「若年認知症」の場合は偏見などを恐れて
家族が公表していないケースや
病院に連れて行かないケース、また「うつ病」などと
誤診されているケースなどがあることから
実際にはもっといるんじゃないかとも言われています。

若年認知症は働き盛りの40、50代でも、
それより若くても発症するし、
若い場合は失業、子育てなど高齢者とは違った悩みを抱えている。
それなのに社会の理解は低く、対策もほぼゼロに等しい。
ましてや苦労している家族への支援はないという事実は
あまり知られていないのが現状です。


◆「もの忘れ」と「認知症」の違い

”20歳代をピークに脳細胞は1日に10万個程度死滅する”と、言われています。
年を取ると物忘れが多くなります。
「名前が出てこない」「何しにココに来たんだっけ」などと。
これは、脳の老化の1つで自然の事です。
物忘れしている事に自分自身気づいていますし、
生活上での支障も全くありません。

病気による脳の萎縮や脳血管性障害で認知症になると、
体験や出来事の記憶の全てを失います。
忘れている事すら、忘れているのです。
時間や場所、計算や常識などの認識が取れなくなってきます。
例えば、名前や日付などがとっさに思い出せないというのは
老化からくるものです。

「老化による物忘れ」とは違い
「認知症」は脳の病気であることを理解して欲しいです。
そう「年からくるもの」ではなく、これはれっきとした「病気」なんです!


◆「認知症」イコール「アルツハイマー」ではありません!

これもよく勘違いしている人が多いです。
「認知症」の多くを占めているのが「アルツハイマー」であるし
「若年性アルツハイマー」という言い方をすることもあるので、
この勘違いは仕方のないことかもしれないな〜と思っています。

「認知症」とは総称です。
・アルツハイマー病 ・脳血管性認知症 ・前頭側頭葉変性症(ピック病) ・レビー小体型変性症 ・その他
があります。

それぞれの病気について詳しくここでは特記しませんが、
「脳血管性認知症」は「脳卒中」などが原因で脳に障害ができ認知症になってしまうケースなどです。
またアルツハイマー病と、例えばピック病などには症状の違いが著しく現れます。
例を挙げるとすれば「徘徊」ですが、
「アルツハイマー」とは違い「ピック」の場合は
決まった時間に決まったルートを何度も散歩するという
「周徊」という症状が見られることが多かったりします。

余談ですけど・・・・
認知症などによる徘徊中に死亡したり行方不明になったりしたお年寄りらが、
1年間で905人にのぼったことが警察庁のまとめでわかったそうです。
同庁が実態をつかんで対策を考えるため、
今回初めて全国すべての警察署を対象に調査しました。
認知症患者は急増しています。
家族の見守りには限界があり、
警察や自治体、地域住民らが一体となった取り組みが求められています。
 警察庁によると、家族などからの相談や捜索願の総数は年間2万3668件。
うち事故などで死亡が確認されたのが548人、
年間で発見されなかった行方不明者が357人いた。
 無事な発見は1万7842人、
自分で帰宅したのは4921人。
死亡・不明の報告数が最も多かったのは神奈川県の126人。
次いで大阪府94人、東京都65人などとなっています。
 警察は市町村や消防、福祉施設と連携し、
通報があれば関係機関が協力して捜索する「はいかい老人SOSネットワーク」という
仕組みづくりを強化しているそうです。


◆認知症の診断はテキトウです。

病名がはっきりとしていないのが「認知症」です。
なぜかというと、現在の医学では、はっきりと「認知症」を診断することができないからです。
脳細胞の一部から病理検査をしないと何の病気なのかわからないんです。
つまり、死んで初めて何の病気だったかが判明するというわけ。
現在「アルツハイマー」と診断されている人も、その症状や脳の萎縮の仕方などによって
ある程度判断されているだけで、はっきりわかっているわけではないのが実情です。

なので、たくさんの認知症患者の症状を見てきた医師と
そうでない医師とでは診断が全く違います。
知識不足の医師の場合、ほとんどの患者を「アルツハイマー」と診断しているんじゃないかとさえ私は考えます。
現に、若年認知症の患者の多くは症状が著しく現れるまで「うつ病」と診断されているケースが多々あります。
中には、初めは「うつ病」だったものが「認知症」に「進行した」と勘違いしている家族ですら、
いるようですが、これは間違いのようです。
だって、二つは全く別の「病気」ですから。

ただ、例えば・・・・事故や病気などで体が思うように動かせなくなった人が
それが原因で「うつ病」になるケースは多々あるようです。
これと同様に「認知症」の初期の場合、その症状に対しての不安から
「うつ病」も併発することはあるようですけれど・・・・。
そう、認知症の初期では本人はそれと自覚しているのです!!
想像しただけで恐怖な毎日でしょうね。

これは私の個人的な見解だけど
これから医学がもっと進歩して「脳」についてもっと詳しくわかったら
現在「アルツハイマー」と診断されている方の多くが、
違う病名になるケースが多く見受けられるようになるんじゃないかな。
それに多数の病気を「認知症」と大きなくくりにしていること自体が、
おかしくなる世の中になるんじゃないかとも考えています。。。


◆「薬で治る」は勘違いです

「薬が発明されたから治るんだってね」
「若年認知症は治せるようになったんだってね」

どれも間違いです。
現在「アリセプト」という薬が日本でも処方されていますが
これはあくまで「アルツハイマー」の方にしか効果はありませんし、
決して「治す薬」ではなく、「症状を遅らせる」ことしかできません。
それに全てのアルツハイマーと診断されている方に効くわけでもありません。
残念ながらアルツハイマー以外の認知症の方のほとんどには気休めでしかない薬です。
しかも、アメリカでは10mgの使用が許されているのに対して、
日本では5mgしか認められていないので
お医者さんの中にはアルツハイマーの患者さんに対してですら気休めでしかないと
判断する人もいます。
つまり「認知症」は(今は)不治の病なんです。

そして、これは忘れられがちだけど・・・・・・忘れたいけれど・・・・・・残念なことに
「認知症」は人を二度死なせる病気です。
(これは私の勝手な言い回しです。
現在一つ目の死を目の当たりにしている人には語弊があるかもしれませんね。
だとしたら、ごめんなさい。)
生きて目の前に存在していても、存在していないような、、、、
以前の患者とはほとんど会えなくなる一度目の死。
それから、衰弱から別の病気を併発して向かえる事実上の衰弱死。
介護の末に迎えるのは死であるという悲しい現実がそこにはあります。


◆「認知症」の原因はたんぱく質

難しい説明は省きますが「認知症」の原因は脳に異常なたんぱく質が蓄積し、
脳細胞が死滅するのが原因です。
わかっているのはここまで。
なぜ、たんぱく質が異常に蓄積するのか?などの理由は一切不明。
今後の研究に期待します。

「働きすぎ」や「性格」のせいで「認知症」になるんではないんですよ。


◆認知症の初期症状

  ・ 明るさや親しみがなくなる
  ・ 身体的不調を訴え、イライラし気持ちが沈む
  ・ 怒りっぽく頑固になる
  ・ 趣味や興味を失い会話が減り、外出しなくなる
  ・ 身だしなみにかまわなくなり、だらしなくなる
・ボーっとすることが増えた。

これらも、れっきとした認知症の初期症状です。
もし、いつもテレビを見たり新聞を読んだりばかりしている家族がいたら、、、
たまにその内容について訪ねてみてください。
たった今、見ていたニュースについて何も話せなかったら病気を疑ってみてください。

「うつによる仮性認知症」というのもあります。
この場合は学習能力の低下はみられないのが通常です。
算数、読み書きができなくなってきたら「認知症」を疑ってください。
ワザと家族に簡単なメモなどを書いてもらうのもいいかもしれない。

治せない病気でも、
初期でわかるのと、そうでないのとは大きく違ってきますから。

コメント(3)

『認知症・あきらめないで』NHK教育。

本日19〜
3時間生放送です。
もう始まっていますが・・
まだまだ新米ですが薬剤師をしております。

上の説明の補足をさせてください。
日本においてもアリセプトの10mgの使用はアルツハイマー性認知症に認可されました。中等度〜高度のアルツハイマー性認知症に保険適応になっています。
まだまだ私の仕事上で見た限りでは、実績は少ないです。また聞いた説明では飲む量に応じて消化器系の副作用(気持ち悪いとか)の出やすさは上がるようです。

この進歩で症状の進行が抑えられる方が増えますように…。
もっと医学が進歩して治る病気になりますように…。

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