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コメント(37)
こんばんは、失礼します。
私が不慣れなためか、箇所をすぐ見つけれませんでしたので、前後を「ペルセ
ウス」から引用します。
＞osのCircmflexus曲折アクセント
Hom,Ilad,16-363〜365
οὗτοι ἄρ᾽ ἡγεμόνες Δαναῶν ἕλον ἄνδρα ἕκαστος.
ὡς δὲ λύκοι ἄρνεσσιν ἐπέχραον ἢ ἐρίφοισι
σίνται ὑπ᾽ ἐκ μήλων αἱρεύμενοι, αἵ τ᾽ ἐν ὄρεσσι
直訳、順どおりだとおよそ・・？ 樋口訳
それからダマンの指導者たちは自分の（民の）男たちを殺害する。
その後、獰猛な狼が群れの中から子羊や子供を選んで襲い掛かる、
羊飼いが愚かなのために、彼ら（狼たち）が山の中に散在していて、
狼が発見したとき、
この「ὡς」だと思います。やはり、意味は「〜時」だと思いますが、
長母音の理由ですか？
私が不慣れなためか、箇所をすぐ見つけれませんでしたので、前後を「ペルセ
ウス」から引用します。
＞osのCircmflexus曲折アクセント
Hom,Ilad,16-363〜365
οὗτοι ἄρ᾽ ἡγεμόνες Δαναῶν ἕλον ἄνδρα ἕκαστος.
ὡς δὲ λύκοι ἄρνεσσιν ἐπέχραον ἢ ἐρίφοισι
σίνται ὑπ᾽ ἐκ μήλων αἱρεύμενοι, αἵ τ᾽ ἐν ὄρεσσι
直訳、順どおりだとおよそ・・？ 樋口訳
それからダマンの指導者たちは自分の（民の）男たちを殺害する。
その後、獰猛な狼が群れの中から子羊や子供を選んで襲い掛かる、
羊飼いが愚かなのために、彼ら（狼たち）が山の中に散在していて、
狼が発見したとき、
この「ὡς」だと思います。やはり、意味は「〜時」だと思いますが、
長母音の理由ですか？
聖邏さん
αὐτος について、説明してみようと思います。
参考はKaegi＆その他の参考書です。
αὐτοςですが、
■ まずNominativ（第１格）ですと
Ὁ θεὸς αὐτὸς で 「神自身」ですね。
■ で、１格以外(Casus obliquus と呼びます)の場合、
定冠詞が付くか、付かないかで示すものが違ってきます。
□付く場合、「〇〇自身」になります。
□付かない場合、 αὐτὸς は３人称単数形の人称代名詞と同じ役割を果たします。
すなわち、性変化により「彼／彼女／それ」ですね。
ラテン語が出来る方もいらっしゃると思いますが、ラテン語と比べると
上に書いたNominativでの αὐτὸς は ipse, ipsa, ipsum、
Casus obliquus＋定冠詞では idem, eadem, idem、
Casus obliquus 定冠詞無しでは is, ea, id、 という風になるという事です。
従って、
καὶ ὁ θεὸς ἐν αὐτῷ (μένει).
の、 αὐτῷ に 定冠詞である τῷ が付いていたならば 「神自身」（この文の主語が神なので）、
付いていない場合はココの主語以外の男性または中性名詞を示している事になります。
説明不足でしたら、皆さん、アドバイスお願いいたします！！
αὐτος について、説明してみようと思います。
参考はKaegi＆その他の参考書です。
αὐτοςですが、
■ まずNominativ（第１格）ですと
Ὁ θεὸς αὐτὸς で 「神自身」ですね。
■ で、１格以外(Casus obliquus と呼びます)の場合、
定冠詞が付くか、付かないかで示すものが違ってきます。
□付く場合、「〇〇自身」になります。
□付かない場合、 αὐτὸς は３人称単数形の人称代名詞と同じ役割を果たします。
すなわち、性変化により「彼／彼女／それ」ですね。
ラテン語が出来る方もいらっしゃると思いますが、ラテン語と比べると
上に書いたNominativでの αὐτὸς は ipse, ipsa, ipsum、
Casus obliquus＋定冠詞では idem, eadem, idem、
Casus obliquus 定冠詞無しでは is, ea, id、 という風になるという事です。
従って、
καὶ ὁ θεὸς ἐν αὐτῷ (μένει).
の、 αὐτῷ に 定冠詞である τῷ が付いていたならば 「神自身」（この文の主語が神なので）、
付いていない場合はココの主語以外の男性または中性名詞を示している事になります。
説明不足でしたら、皆さん、アドバイスお願いいたします！！
聖邏さん
今日も一緒にお勉強させてください！！
まず、コメント５ですが、「先行詞とはなんぞや」という私なのですが（
）
はい、聖邏さんの仰るように、 ὅπου と ἐκεῖ とで繋がりがあります！
ὅπου は ποῦ に ὁ が付いた形で、 間接的疑問詞* です。
*ちょっと直接的／間接的疑問文について↓
例） 直接的疑問文は 「君、どこに住んでるの？」とか「明日会える？」とか。
そして、「知りたいな、『君がどこに住んでるのか』。」とか「『明日会えるか』教えてくれる？」
の『』内の小さな文が間接的疑問文です。
従って、「君、どこに住んでるの？」と聞く場合には疑問詞： ποῦ 、
「『君がどこに住んでいるのか』知りたい」という場合には 疑問詞： ὅπου が使われるわけです。
■豆知識■
英語の疑問詞が wh 、ラテン語では q 、ドイツ語では w で始まるように、
古代ギリシャ語では 疑問詞が π で始まるよ！
さて ἐκεῖ ですが 日本語では指示詞というそうです（Wiki：Pronomen demonstrativum）。
代名詞ではなくとも、場所を表すdemonstrativaが日本語にもありますよね、
「あそこ」とか「そこ」とか、それです。
聖邏さん の書かれた訳
「（なぜなら(？)）あなたの宝があるところには、心もまた在るであろうから。」で、私は正しいと思いますよ。
「〜ところには」という書き方で間接疑問文が現しきれていますし、
「心も また〜」で καὶ ＆ 「その場所にもまた」というのが読み手に伝わっているから。
どなたか「先行詞」が何なのか教えてください・・・
今日も一緒にお勉強させてください！！
まず、コメント５ですが、「先行詞とはなんぞや」という私なのですが（
）
はい、聖邏さんの仰るように、 ὅπου と ἐκεῖ とで繋がりがあります！
ὅπου は ποῦ に ὁ が付いた形で、 間接的疑問詞* です。
*ちょっと直接的／間接的疑問文について↓
例） 直接的疑問文は 「君、どこに住んでるの？」とか「明日会える？」とか。
そして、「知りたいな、『君がどこに住んでるのか』。」とか「『明日会えるか』教えてくれる？」
の『』内の小さな文が間接的疑問文です。
従って、「君、どこに住んでるの？」と聞く場合には疑問詞： ποῦ 、
「『君がどこに住んでいるのか』知りたい」という場合には 疑問詞： ὅπου が使われるわけです。
■豆知識■
英語の疑問詞が wh 、ラテン語では q 、ドイツ語では w で始まるように、
古代ギリシャ語では 疑問詞が π で始まるよ！
さて ἐκεῖ ですが 日本語では指示詞というそうです（Wiki：Pronomen demonstrativum）。
代名詞ではなくとも、場所を表すdemonstrativaが日本語にもありますよね、
「あそこ」とか「そこ」とか、それです。
聖邏さん の書かれた訳
「（なぜなら(？)）あなたの宝があるところには、心もまた在るであろうから。」で、私は正しいと思いますよ。
「〜ところには」という書き方で間接疑問文が現しきれていますし、
「心も また〜」で καὶ ＆ 「その場所にもまた」というのが読み手に伝わっているから。
どなたか「先行詞」が何なのか教えてください・・・
聖邏さん
あー、関係詞ですね。
英語がさっぱりな私ですが・・・とりあえず説明は解りました。ありがとう！
ドイツ語と比べてみて、多分 例として「wohin ...., dahin..... .」の事だろうな、と思いました。
＞ ὅπουは、辞書（Liddell & Scott）を引くと、"relat. adv"と出ており
きっと関係副詞、って事ですよね。（日本語の専門用語が判らなくて申し訳ない。）
貴女の仰るように、先行詞が先にくる、という決まりがありません。
Wikiを参照（専門用語をせめて英語で書き記す為）にしながらで申し訳ないのですが、
文って main clause と subordinate clause とで分かれますよね。
そして、subordinate clause にも色々種類があって、
その中の一つが Relative (adjectival) clause です。
例文の"We trust the friend who we see." の "who we see." の部分ですね。
この who は the friend を示していることになりますよね。
それと同じように που が ἐκεῖ を （今回の場合）前以て示している事になります。
現代英語の文法上、次のことが可能か判らないのですが（
）、
"We trust the friend who we see." が
"who we see, we trust the friend." と書かれている感じなのかな。
この例文では関係詞で「名詞」を表す事になるので、
上のギリシャ語の例文とはちょこっと事情が変わってきますが、
（英語は新しい言語ゆえ、名詞＆形容詞の格変化、また動詞の人称変化が殆どなくなってしまって、
ちゃんとした文法（語順）に従わないと何が主語、与語、対語なのか判らなくなってしまいます。）
簡単に説明するなら、昔の言語、main clause と subordinate clause 、
文法的にどちらが先に来ても構わない、って言えばよいのでしょうか・・・。簡単に言いすぎ？
コメント５に戻りますが、
聖邏さんの先行詞の説明からして、↓
（ᾧは関係代名詞ですから先行詞をとります。
この関係代名詞の先行詞はτῷ φίλῳとなっています。）
関係詞である ὅπου の先行詞は ἐκεῖ と言う事になりますね。
私もその意見に賛成です！
あー、関係詞ですね。
英語がさっぱりな私ですが・・・とりあえず説明は解りました。ありがとう！
ドイツ語と比べてみて、多分 例として「wohin ...., dahin..... .」の事だろうな、と思いました。
＞ ὅπουは、辞書（Liddell & Scott）を引くと、"relat. adv"と出ており
きっと関係副詞、って事ですよね。（日本語の専門用語が判らなくて申し訳ない。）
貴女の仰るように、先行詞が先にくる、という決まりがありません。
Wikiを参照（専門用語をせめて英語で書き記す為）にしながらで申し訳ないのですが、
文って main clause と subordinate clause とで分かれますよね。
そして、subordinate clause にも色々種類があって、
その中の一つが Relative (adjectival) clause です。
例文の"We trust the friend who we see." の "who we see." の部分ですね。
この who は the friend を示していることになりますよね。
それと同じように που が ἐκεῖ を （今回の場合）前以て示している事になります。
現代英語の文法上、次のことが可能か判らないのですが（
）、
"We trust the friend who we see." が
"who we see, we trust the friend." と書かれている感じなのかな。
この例文では関係詞で「名詞」を表す事になるので、
上のギリシャ語の例文とはちょこっと事情が変わってきますが、
（英語は新しい言語ゆえ、名詞＆形容詞の格変化、また動詞の人称変化が殆どなくなってしまって、
ちゃんとした文法（語順）に従わないと何が主語、与語、対語なのか判らなくなってしまいます。）
簡単に説明するなら、昔の言語、main clause と subordinate clause 、
文法的にどちらが先に来ても構わない、って言えばよいのでしょうか・・・。簡単に言いすぎ？
コメント５に戻りますが、
聖邏さんの先行詞の説明からして、↓
（ᾧは関係代名詞ですから先行詞をとります。
この関係代名詞の先行詞はτῷ φίλῳとなっています。）
関係詞である ὅπου の先行詞は ἐκεῖ と言う事になりますね。
私もその意見に賛成です！
聖邏さん
貴女の説明↓
subordinate clauseである"who we see." のRelat.pron（関係代名詞）である"who"はsubordinate clause内で主語になっていますが、"who we see." 自体はmain clauseである"We trust the friend"内の"the friend"と同じですから、main clause内では目的語……という訳ですよね……？
・・・とっても気に入りました！その通りです。
Relativpronomina は、性と数さえ一致していれば、
色々なRelative (adjectival) clauseを作り出すことが出来ます。
従って、main clause の中の先行詞の役割（主語？目的語？など所謂「格」ですね）が
Relative clause で登場する関係代名詞の役割と一致する、という約束事はないのです。
名詞を修飾する形容詞や分詞は
C：Casus-格、N：Numerus-数、G：Genus-性 全てが一致しなければなりませんが、
関係文を切り出すRelativpronominaの場合は先行詞との間の、
N：Numerus、G：Genusさえ一致していれば問題ないのです。
日本語で説明を聞いた事無かった分、凄く新鮮＆スッキリです。
因みにサンスクリット、ラテン語も同様です。（ドイツ語もね
）
コレが解っていればAcI、NcIやGcPの勉強に入った時に、スムーズにいきますよね！
昔の言語を勉強してて いつも思わされるのが、
やっぱり名詞の格変化、動詞の人称変化がキッチリと示されている分、
単語の配置が自由って事ですね。
そうそう、先行詞探し、私も楽しんでいます
発見した時の「キラーーーーン
」・・・たまりません・・・。
皆さんもそうですか？？
貴女の説明↓
subordinate clauseである"who we see." のRelat.pron（関係代名詞）である"who"はsubordinate clause内で主語になっていますが、"who we see." 自体はmain clauseである"We trust the friend"内の"the friend"と同じですから、main clause内では目的語……という訳ですよね……？
・・・とっても気に入りました！その通りです。
Relativpronomina は、性と数さえ一致していれば、
色々なRelative (adjectival) clauseを作り出すことが出来ます。
従って、main clause の中の先行詞の役割（主語？目的語？など所謂「格」ですね）が
Relative clause で登場する関係代名詞の役割と一致する、という約束事はないのです。
名詞を修飾する形容詞や分詞は
C：Casus-格、N：Numerus-数、G：Genus-性 全てが一致しなければなりませんが、
関係文を切り出すRelativpronominaの場合は先行詞との間の、
N：Numerus、G：Genusさえ一致していれば問題ないのです。
日本語で説明を聞いた事無かった分、凄く新鮮＆スッキリです。
因みにサンスクリット、ラテン語も同様です。（ドイツ語もね
）
コレが解っていればAcI、NcIやGcPの勉強に入った時に、スムーズにいきますよね！
昔の言語を勉強してて いつも思わされるのが、
やっぱり名詞の格変化、動詞の人称変化がキッチリと示されている分、
単語の配置が自由って事ですね。
そうそう、先行詞探し、私も楽しんでいます
発見した時の「キラーーーーン
」・・・たまりません・・・。
皆さんもそうですか？？
>>[29]
お尋ねの箇所であるか分かりませんが、近そうな記述を見つけました。
＞N.2 中性の定冠詞がついた分詞は、屢々動詞の抽象名詞として、不定形と同じ役目を果たすことがある。
例えば to nosoun=to nosein《病気であること》, to dedios《恐怖》,to boulomenon《欲求》,to mh meletwn Thuk.1.142,8= to mh meletan《練習しないこと=練習をおこたること》,to hsuxazon ths nuktos Thuk.7.83.4《夜の静けさ》。しかし、これは散文ではThukydides に限られる。
(『ギリシャ語文法』高津春繁 p365)
上記引用は、ギリシャ語の部分をローマ字に変えてます。
「夜の静けさ」の部分ですが、hsuxazwを検索するとトゥキュディデスの当該箇所がありました。
τὸ ἡσυχάζον τῆς νυκτός the dead of night, Th.7.83;
http://www.perseus.tufts.edu/hopper/morph?l=h%28su%5Ex-a%2Fzw&la=greek&can=h%28su%5Ex-a%2Fzw0#lexicon
トゥキュディデス『歴史2』城江良和訳(p312)では下記のように訳されてます。
ὅμως δὲ τῆς νυκτὸς φυλάξαντες τὸ ἡσυχάζον ἔμελλον πορεύσεσθαι.
にもかかわらず彼らは夜に入って静かになるのを待って、行軍を再開しようとした。
お尋ねの箇所であるか分かりませんが、近そうな記述を見つけました。
＞N.2 中性の定冠詞がついた分詞は、屢々動詞の抽象名詞として、不定形と同じ役目を果たすことがある。
例えば to nosoun=to nosein《病気であること》, to dedios《恐怖》,to boulomenon《欲求》,to mh meletwn Thuk.1.142,8= to mh meletan《練習しないこと=練習をおこたること》,to hsuxazon ths nuktos Thuk.7.83.4《夜の静けさ》。しかし、これは散文ではThukydides に限られる。
(『ギリシャ語文法』高津春繁 p365)
上記引用は、ギリシャ語の部分をローマ字に変えてます。
「夜の静けさ」の部分ですが、hsuxazwを検索するとトゥキュディデスの当該箇所がありました。
τὸ ἡσυχάζον τῆς νυκτός the dead of night, Th.7.83;
http://www.perseus.tufts.edu/hopper/morph?l=h%28su%5Ex-a%2Fzw&la=greek&can=h%28su%5Ex-a%2Fzw0#lexicon
トゥキュディデス『歴史2』城江良和訳(p312)では下記のように訳されてます。
ὅμως δὲ τῆς νυκτὸς φυλάξαντες τὸ ἡσυχάζον ἔμελλον πορεύσεσθαι.
にもかかわらず彼らは夜に入って静かになるのを待って、行軍を再開しようとした。
失礼します。
ギリシア語はもちろん、古典ギリシア語など、全く分からない者ですが…
家庭の事情で仕事を辞め、それでも少し時間ができたので、ずっと読みたかった Jacob Grimm(グリム兄弟の長兄)が著した『Deutsche Mythologie (ドイツ神話学) 』を10年計画で読むことにしました。この本の邦訳は、ごく一部を除いて、ありません。
取り合えず、ドイツ語とほんの少しのラテン語は分かるので、誤訳でもいいから自分で読もうと思いました。
ところが、Jacobは語学の天才だったようで、この本には、古典からの引用が多く、ヘブライ語、ギリシア語、ラテン語、さらに古ノルド語、古高ドイツ語、中高ドイツ語、そして、フランス語、イタリア語、その他、よく分からないゴ−ト語とかセルビア語とか、兎に角いっぱい出てくるものでお手上げです。
その中でも、ギリシア語は古典ギリシア語なのでパソコンの翻訳機も反応しません。
現在、2章のgott 神 についての章を読み進んでいるところですが、ギリシア語の単語が出てきました。ゼウスはいいとして、その前にあるギリシア語がよく分かりません。
曇っている、怒っている、雲の上の、あたりだと思うのですが、教えていただけないでしょうか。
写し間違ってはいないと思うのですが…。前半のはフランス語のようです。
qui fait courre la nue. Berte 136. 183 ( νεφεληγερετα Ζευς )
ギリシア語はもちろん、古典ギリシア語など、全く分からない者ですが…
家庭の事情で仕事を辞め、それでも少し時間ができたので、ずっと読みたかった Jacob Grimm(グリム兄弟の長兄)が著した『Deutsche Mythologie (ドイツ神話学) 』を10年計画で読むことにしました。この本の邦訳は、ごく一部を除いて、ありません。
取り合えず、ドイツ語とほんの少しのラテン語は分かるので、誤訳でもいいから自分で読もうと思いました。
ところが、Jacobは語学の天才だったようで、この本には、古典からの引用が多く、ヘブライ語、ギリシア語、ラテン語、さらに古ノルド語、古高ドイツ語、中高ドイツ語、そして、フランス語、イタリア語、その他、よく分からないゴ−ト語とかセルビア語とか、兎に角いっぱい出てくるものでお手上げです。
その中でも、ギリシア語は古典ギリシア語なのでパソコンの翻訳機も反応しません。
現在、2章のgott 神 についての章を読み進んでいるところですが、ギリシア語の単語が出てきました。ゼウスはいいとして、その前にあるギリシア語がよく分かりません。
曇っている、怒っている、雲の上の、あたりだと思うのですが、教えていただけないでしょうか。
写し間違ってはいないと思うのですが…。前半のはフランス語のようです。
qui fait courre la nue. Berte 136. 183 ( νεφεληγερετα Ζευς )
人様に教えれるほど詳しくもないですが…
ホメロスで「雷雲を集めるゼウス神」というのが出てきます。
おそらく、これのことかと。
下記に「cloud-gatherer, of Zeus」とありますね。
http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0057%3Aentry%3Dnefelhgere%2Fta%5E
Il.1.511(イリアス1巻511)ってのがたぶん下記のあたりです。
>このように彼女は語った。しかし雷雲を集めるゼウス神は少しも彼女に話しかけないで、長い間黙っていた。
>雷雲を集めるゼウス神は深く溜息を吐いて、彼女に向かって言った
(「イリアス」田中秀央訳 「世界文学全集 ��-1 ホメロス イリアス オデュッセイア アイスキュロス他 ギリシャ演劇集」p17)
下記のサイトには、次のようにあります。
>νεφέλη (nephélē) + ἀγείρω (ageírō) + -τα (-ta)
雲 + 集める + 者 …ぐらいの意味でしょうか。
https://en.wiktionary.org/wiki/%CE%BD%CE%B5%CF%86%CE%B5%CE%BB%CE%B7%CE%B3%CE%B5%CF%81%CE%AD%CF%84%CE%B1
ホメロスで「雷雲を集めるゼウス神」というのが出てきます。
おそらく、これのことかと。
下記に「cloud-gatherer, of Zeus」とありますね。
http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0057%3Aentry%3Dnefelhgere%2Fta%5E
Il.1.511(イリアス1巻511)ってのがたぶん下記のあたりです。
>このように彼女は語った。しかし雷雲を集めるゼウス神は少しも彼女に話しかけないで、長い間黙っていた。
>雷雲を集めるゼウス神は深く溜息を吐いて、彼女に向かって言った
(「イリアス」田中秀央訳 「世界文学全集 ��-1 ホメロス イリアス オデュッセイア アイスキュロス他 ギリシャ演劇集」p17)
下記のサイトには、次のようにあります。
>νεφέλη (nephélē) + ἀγείρω (ageírō) + -τα (-ta)
雲 + 集める + 者 …ぐらいの意味でしょうか。
https://en.wiktionary.org/wiki/%CE%BD%CE%B5%CF%86%CE%B5%CE%BB%CE%B7%CE%B3%CE%B5%CF%81%CE%AD%CF%84%CE%B1
>>[33]
大変に貴重なご教示、ありがとうございます。
とんでもないものに手を出してしまったもので、苦労していますが、
Jacob Grimmは、キリスト教の伝播・拡散によって追いやられてしまった、もともとその土地に存在していた土着の伝承や信仰が、多少形を変えてはいるが残存しているものと考え、それらを拾い集める作業をしていたようです。
そしてまた、ドイツ語と北欧の言語が深くかかわりがあることを検証するその過程で、慣用句の中に「神」という言葉がどのように使われているか、つまり、キリスト教以外の「神」が、どのような形で残っているかを、古高ドイツ語、中高ドイツ語、ゴ−ト語、古ノルド語、セルビア語(もしかするとスラブ語かも)、ラテン語、ギリシア語等を列挙・比較対照しながら提示しようとしていたようです。
『Deutsche Mythologie ( ドイツ神話学 )』の2章の、そろそろ詰めのあたりを読んでいますが、此処では「神」が使われている慣用句がたくさん出てきます。
上記のギリシア語は、それらの慣用句の中の一つのようです。
>ホメロスで「雷雲を集めるゼウス神」というのが出てきます。
おそらく、これのことかと。
はい、その通りだと思います。ありがとうございました。
何とか一人で時間をかけてでも解読したかったのですが、なかなか難しく、このコミュの皆さんにお尋ねした方が、進行方向が間違わないで済むと思い、思い切って書き込みをしてよかったです。
大変にお世話になりました。
どうしても分からなくなったら、またここに来るかもしれませんが、その節はよろしくお願いいたします。
大変に貴重なご教示、ありがとうございます。
とんでもないものに手を出してしまったもので、苦労していますが、
Jacob Grimmは、キリスト教の伝播・拡散によって追いやられてしまった、もともとその土地に存在していた土着の伝承や信仰が、多少形を変えてはいるが残存しているものと考え、それらを拾い集める作業をしていたようです。
そしてまた、ドイツ語と北欧の言語が深くかかわりがあることを検証するその過程で、慣用句の中に「神」という言葉がどのように使われているか、つまり、キリスト教以外の「神」が、どのような形で残っているかを、古高ドイツ語、中高ドイツ語、ゴ−ト語、古ノルド語、セルビア語(もしかするとスラブ語かも)、ラテン語、ギリシア語等を列挙・比較対照しながら提示しようとしていたようです。
『Deutsche Mythologie ( ドイツ神話学 )』の2章の、そろそろ詰めのあたりを読んでいますが、此処では「神」が使われている慣用句がたくさん出てきます。
上記のギリシア語は、それらの慣用句の中の一つのようです。
>ホメロスで「雷雲を集めるゼウス神」というのが出てきます。
おそらく、これのことかと。
はい、その通りだと思います。ありがとうございました。
何とか一人で時間をかけてでも解読したかったのですが、なかなか難しく、このコミュの皆さんにお尋ねした方が、進行方向が間違わないで済むと思い、思い切って書き込みをしてよかったです。
大変にお世話になりました。
どうしても分からなくなったら、またここに来るかもしれませんが、その節はよろしくお願いいたします。
またまた質問をさせてください。
Jacob Grimm(グリム兄弟の長兄)が著した『Deutsche Mythologie (ドイツ神話学) 』を10年計画で読むことにした者です。
現在、第３章『gottesdienst』( 礼拝 )という処を少しずつ読んでいますが、
ギリシア語の単語ではなく、文章が登場しました。自分でもいろいろ調べてみましたが、古典ギリシア語なので、よく分かりません。
どなたか、部分的にでもいいので、教えていただけないでしょうか?
以下がその文章です。
θύουσι δέ ένδελεχέστατα ίερεία πάντα και έναγίζουσι .
τών δέ ίερείων σφίσι τό κάλλιστον άνθρωπός έστίν,
ονπερ άν δοριάλωτον ποιησαιντο πρώτον.
τουτον γάρ τώ " Αρει θύουσιν, έπεί θεον αντόν νομιζουσι μέγιστον είναι .
(das . 2, 14 von den Herulern :)
Πολύν τινα νουμίξοντες θείών όμιλον, όυς δή καί ανθρώπων
θυσίας ίλασκεσθαι όσιον αύτοίς ξδόκει είναι.
<自分で少しだけ訳してみたもの>
θύουσι δέ ένδελεχέστατα ίερεία πάντα και έναγίζουσι .
( 最も熱心な司祭はついもひたむきである。)
τών δέ ίερείων σφίσι τό κάλλιστον άνθρωπός έστίν,
( 司祭は最強の男 )
ονπερ άν δοριάλωτον ποιησαιντο πρώτον .
( dorialotonドリアトンが最初に詩に書かれ場合 )
τούτον γάρ τώ " Αρει θύουσιν, έπεί θεον αντόν νομιζουσι μέγιστον είναι .
ここが分からない…
( 彼が最強だと思う )
( 2, 14 von den Herulern ) :
Πολύν τινα νουμίξοντες θείών όμιλον, όυς δή καί ανθρώπων θυσίας ίλασκεσθαι όσιον αύτοίς ξδόκει είναι. ( 多くの人は、神と生贄は同じくらい神聖だと考えているようだ。)
現代ギリシア語も分からない者が、調べ調べ訳してみたので変ですが、
よろしくお願いいたします。
Jacob Grimm(グリム兄弟の長兄)が著した『Deutsche Mythologie (ドイツ神話学) 』を10年計画で読むことにした者です。
現在、第３章『gottesdienst』( 礼拝 )という処を少しずつ読んでいますが、
ギリシア語の単語ではなく、文章が登場しました。自分でもいろいろ調べてみましたが、古典ギリシア語なので、よく分かりません。
どなたか、部分的にでもいいので、教えていただけないでしょうか?
以下がその文章です。
θύουσι δέ ένδελεχέστατα ίερεία πάντα και έναγίζουσι .
τών δέ ίερείων σφίσι τό κάλλιστον άνθρωπός έστίν,
ονπερ άν δοριάλωτον ποιησαιντο πρώτον.
τουτον γάρ τώ " Αρει θύουσιν, έπεί θεον αντόν νομιζουσι μέγιστον είναι .
(das . 2, 14 von den Herulern :)
Πολύν τινα νουμίξοντες θείών όμιλον, όυς δή καί ανθρώπων
θυσίας ίλασκεσθαι όσιον αύτοίς ξδόκει είναι.
<自分で少しだけ訳してみたもの>
θύουσι δέ ένδελεχέστατα ίερεία πάντα και έναγίζουσι .
( 最も熱心な司祭はついもひたむきである。)
τών δέ ίερείων σφίσι τό κάλλιστον άνθρωπός έστίν,
( 司祭は最強の男 )
ονπερ άν δοριάλωτον ποιησαιντο πρώτον .
( dorialotonドリアトンが最初に詩に書かれ場合 )
τούτον γάρ τώ " Αρει θύουσιν, έπεί θεον αντόν νομιζουσι μέγιστον είναι .
ここが分からない…
( 彼が最強だと思う )
( 2, 14 von den Herulern ) :
Πολύν τινα νουμίξοντες θείών όμιλον, όυς δή καί ανθρώπων θυσίας ίλασκεσθαι όσιον αύτοίς ξδόκει είναι. ( 多くの人は、神と生贄は同じくらい神聖だと考えているようだ。)
現代ギリシア語も分からない者が、調べ調べ訳してみたので変ですが、
よろしくお願いいたします。
>>[36]
何と早い反応でしょう。
しかも、これはすごい内容で…。
貴重な資料のご紹介、ありがとうございました。ものすごく助かります。
『De bellis』…戦争? …ラテン語?
はい、今、「犠牲」について書かれているところを読んでいます。
どんな時に犠牲…生贄と書いた方がいいのか…を強いられるのか、捧げられるのかといった内容です。古典ギリシア語とラテン語の文章の一部が引用??してあり、その後でドイツ語で少し補足説明が書かれています。
* Jul. Caesar de bello gall. 6, 17
「ガリアではMarti ( 火星 )崇拝があった。
勝利のために馬や男たちが捧げられた。
犠牲者たちは捕虜や囚人であり、戦争は人の血を流すことでよい方に向かうと考えられていた。」と。
此処で、戦争勝利のために戦う前に犠牲をささげるのかと思っていましたが、
『De bellis』の内容から行くと、どうも違うようですね。
* ザクセン人の Sidonius Apollinaris が語るに… :
「崇拝と罰のために捕らえられ、神聖な儀式として殺害されるという悲しい風習があった。」
Lex Frisionum additio ( フリース人の法 の追加) sap. tit. 42.
「神殿で盗みをすることはその神殿を侮辱したことになり、神々のための犠牲・生贄とされた。この法律は、全Laubachi に長く住んでいる異教のフリ−ス人にのみ適応された。」
* Cimbern( キンブリ族 )のStraboが北欧人の Dietmar について語った。
( Epist.( 使徒の書簡 ) Bonif. 25 ( ed.( 〜編 ) Wuerdtw. ) ):
「特にその地域では、他の罪でも犠牲者・生贄しとて忠実な僕の一部が販売・取引をされたと述べられている。つまり、主人は使用人を売ることを許されていて、キリスト教徒は彼らを犠牲として異教徒たちに売った。」
ざっと、こんな内容です。
何と早い反応でしょう。
しかも、これはすごい内容で…。
貴重な資料のご紹介、ありがとうございました。ものすごく助かります。
『De bellis』…戦争? …ラテン語?
はい、今、「犠牲」について書かれているところを読んでいます。
どんな時に犠牲…生贄と書いた方がいいのか…を強いられるのか、捧げられるのかといった内容です。古典ギリシア語とラテン語の文章の一部が引用??してあり、その後でドイツ語で少し補足説明が書かれています。
* Jul. Caesar de bello gall. 6, 17
「ガリアではMarti ( 火星 )崇拝があった。
勝利のために馬や男たちが捧げられた。
犠牲者たちは捕虜や囚人であり、戦争は人の血を流すことでよい方に向かうと考えられていた。」と。
此処で、戦争勝利のために戦う前に犠牲をささげるのかと思っていましたが、
『De bellis』の内容から行くと、どうも違うようですね。
* ザクセン人の Sidonius Apollinaris が語るに… :
「崇拝と罰のために捕らえられ、神聖な儀式として殺害されるという悲しい風習があった。」
Lex Frisionum additio ( フリース人の法 の追加) sap. tit. 42.
「神殿で盗みをすることはその神殿を侮辱したことになり、神々のための犠牲・生贄とされた。この法律は、全Laubachi に長く住んでいる異教のフリ−ス人にのみ適応された。」
* Cimbern( キンブリ族 )のStraboが北欧人の Dietmar について語った。
( Epist.( 使徒の書簡 ) Bonif. 25 ( ed.( 〜編 ) Wuerdtw. ) ):
「特にその地域では、他の罪でも犠牲者・生贄しとて忠実な僕の一部が販売・取引をされたと述べられている。つまり、主人は使用人を売ることを許されていて、キリスト教徒は彼らを犠牲として異教徒たちに売った。」
ざっと、こんな内容です。
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