（以下、悠久世界より一部抜粋！）
◆概観：イベリア半島、統一の道のり
イベリア半島の国家形成と統一は、紀元前１２世紀の地中海諸族の殖民都市建設に始まり、紀元前３世紀の第２次ポエニ戦争で勝利した新興ローマが半島を制圧・半島のローマ化（キリスト教の普及）を進め、およそ５００年間の属州統治が行われたことがその第１歩となりました。その後、紀元後４世紀後半のゲルマン民族大移動・ローマ帝国の東西分裂を契機に、西ローマ帝国は衰退に向かい、南フランスに建国した西ゴート王国が、５世紀後半までにイベリア半島を制圧、６世紀中頃にイベリア半島トレド（ご参考：トレドの風景）に遷都して、半島に首都を構えたキリスト教国家が誕生、およそ２００年間の統治を行いました。
やがて、シリアに建国したイスラム王朝「ウマイヤ朝」が、８世紀前半にイベリア半島に侵入して、西ゴート王国を滅ぼし、数年の内に半島を制圧・その版図を「アル・アンダルス」と呼び、首都をコルドバに移し、属州統治を行いましたが、８世紀半ばに滅亡しました。その後まもなく、コルドバに後ウマイヤ朝が樹立され、アル・アンダルスを再支配、半島に首都を置くイスラム王朝として、１１世紀中頃の滅亡に至るまで、半島におけるイスラム支配の全盛期を謳歌しました。
しかし、後ウマイヤ朝滅亡後のイベリア半島は、半島辺境に残存するキリスト教諸国と分裂割拠するイスラム勢力２０数ヶ国及び北アフリカ「モロッコ」に興亡するイスラム王朝の半島への干渉という構図の中、レコンキスタが展開される時代へと入っていきました。１１世紀後半にトレドを攻略した後、キリスト教勢力のカスティーリャ王国・アラゴン王国・ポルトガル王国が攻勢となる中、１２世紀にはサラゴサ・リスボンを奪還して、北アフリカのムラービト朝を退け、１３世紀にはコルドバ・セビリャ（ご参考：セビリャの風景）を攻略して、北アフリカのムワッヒド朝を半島より撤退させ、グラナダのナスル朝を除き、イスラム勢力をイベリア半島より一掃しました。
また、１３世紀後半に、北アフリカのマリーン朝による半島侵攻がありましたが、１４世紀半ばにイベリア半島より排除し、１５世紀初頭にグラナダのナスル朝の攻略に入りましたが、カスティーリャ王国の内紛・王位継承問題等で中断しました。そして、１５世紀後半に、カスティーリャ王女とアラゴン王子の結婚によりイスパニア（スペイン）王国が誕生、再度のグラナダ侵攻でナスル朝を滅ぼし、レコンキスタを完了させました。そして、陽の沈まない帝国「スペイン」の礎を築きました。
https:/
カッチーさんが上げてくださった動画より！
【ゆっくり解説】逆視点の世界史 第15回 イスラムから見たレコンキスタ
8807回視聴
youz
2.31万
https:/
◆概観：イベリア半島、統一の道のり
イベリア半島の国家形成と統一は、紀元前１２世紀の地中海諸族の殖民都市建設に始まり、紀元前３世紀の第２次ポエニ戦争で勝利した新興ローマが半島を制圧・半島のローマ化（キリスト教の普及）を進め、およそ５００年間の属州統治が行われたことがその第１歩となりました。その後、紀元後４世紀後半のゲルマン民族大移動・ローマ帝国の東西分裂を契機に、西ローマ帝国は衰退に向かい、南フランスに建国した西ゴート王国が、５世紀後半までにイベリア半島を制圧、６世紀中頃にイベリア半島トレド（ご参考：トレドの風景）に遷都して、半島に首都を構えたキリスト教国家が誕生、およそ２００年間の統治を行いました。
やがて、シリアに建国したイスラム王朝「ウマイヤ朝」が、８世紀前半にイベリア半島に侵入して、西ゴート王国を滅ぼし、数年の内に半島を制圧・その版図を「アル・アンダルス」と呼び、首都をコルドバに移し、属州統治を行いましたが、８世紀半ばに滅亡しました。その後まもなく、コルドバに後ウマイヤ朝が樹立され、アル・アンダルスを再支配、半島に首都を置くイスラム王朝として、１１世紀中頃の滅亡に至るまで、半島におけるイスラム支配の全盛期を謳歌しました。
しかし、後ウマイヤ朝滅亡後のイベリア半島は、半島辺境に残存するキリスト教諸国と分裂割拠するイスラム勢力２０数ヶ国及び北アフリカ「モロッコ」に興亡するイスラム王朝の半島への干渉という構図の中、レコンキスタが展開される時代へと入っていきました。１１世紀後半にトレドを攻略した後、キリスト教勢力のカスティーリャ王国・アラゴン王国・ポルトガル王国が攻勢となる中、１２世紀にはサラゴサ・リスボンを奪還して、北アフリカのムラービト朝を退け、１３世紀にはコルドバ・セビリャ（ご参考：セビリャの風景）を攻略して、北アフリカのムワッヒド朝を半島より撤退させ、グラナダのナスル朝を除き、イスラム勢力をイベリア半島より一掃しました。
また、１３世紀後半に、北アフリカのマリーン朝による半島侵攻がありましたが、１４世紀半ばにイベリア半島より排除し、１５世紀初頭にグラナダのナスル朝の攻略に入りましたが、カスティーリャ王国の内紛・王位継承問題等で中断しました。そして、１５世紀後半に、カスティーリャ王女とアラゴン王子の結婚によりイスパニア（スペイン）王国が誕生、再度のグラナダ侵攻でナスル朝を滅ぼし、レコンキスタを完了させました。そして、陽の沈まない帝国「スペイン」の礎を築きました。
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カッチーさんが上げてくださった動画より！
【ゆっくり解説】逆視点の世界史 第15回 イスラムから見たレコンキスタ
8807回視聴
youz
2.31万
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コメント(29)
カッチーさんの投稿して下さった動画より！
【ゆっくり解説】逆視点の世界史 第15回 イスラムから見たレコンキスタ
https://youtu.be/L-vCLdiFk4M
（再掲！）
まず第一のコメントはイスラムトピックがアリーVSムアーウィア当たりでそのまま放置になってしまっていたので大変申し訳ないという事です！
次にイスラムとキリスト教が完全には敵対関係にはないお話なのですが、オスマン帝国は一応1299年建国とされていますが、14世紀のアナトリア半島の様子もイベリア半島の様子ととても似ています！キリスト教国とイスラム教国は諸侯の様な感じで（実際には王国なのかもしれないが？）手を組んだり敵対したりを繰り返していました！
（続き！）
まずはイスラム初期の歴史から始まっていますが、正統カリフ4人のうち、2,3,4のウマル、ウスマーン、アリーの 3人が暗殺されているという！正統カリフどんだけ暗殺されるんだ！
また、前にも述べた錦の御旗ならぬコーランを掲げたムアーウィアの作戦！イスラムでも日本と同じような事が？
【ゆっくり解説】逆視点の世界史 第15回 イスラムから見たレコンキスタ
https://youtu.be/L-vCLdiFk4M
（再掲！）
まず第一のコメントはイスラムトピックがアリーVSムアーウィア当たりでそのまま放置になってしまっていたので大変申し訳ないという事です！
次にイスラムとキリスト教が完全には敵対関係にはないお話なのですが、オスマン帝国は一応1299年建国とされていますが、14世紀のアナトリア半島の様子もイベリア半島の様子ととても似ています！キリスト教国とイスラム教国は諸侯の様な感じで（実際には王国なのかもしれないが？）手を組んだり敵対したりを繰り返していました！
（続き！）
まずはイスラム初期の歴史から始まっていますが、正統カリフ4人のうち、2,3,4のウマル、ウスマーン、アリーの 3人が暗殺されているという！正統カリフどんだけ暗殺されるんだ！
また、前にも述べた錦の御旗ならぬコーランを掲げたムアーウィアの作戦！イスラムでも日本と同じような事が？
（続き！）
西ゴートがあっさり滅ぼされたお話は知っていましたが、今まではイスラムの勢いだとは思っていたのですが、さすがに海峡を越えた戦いは本当は難しい！西ゴートに内紛や内通者があったのは初めて知りました！
それから西ゴートのペラヨがアストゥリアス王国を建国したと言うお話も知りませんでしたが、なんと調べてみたら、この頃からこの当たりの王国はアルフォンソだったんだなぁ？と言う！
アストゥリアス王国
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E7%8E%8B%E5%9B%BD
西ゴートがあっさり滅ぼされたお話は知っていましたが、今まではイスラムの勢いだとは思っていたのですが、さすがに海峡を越えた戦いは本当は難しい！西ゴートに内紛や内通者があったのは初めて知りました！
それから西ゴートのペラヨがアストゥリアス王国を建国したと言うお話も知りませんでしたが、なんと調べてみたら、この頃からこの当たりの王国はアルフォンソだったんだなぁ？と言う！
アストゥリアス王国
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E7%8E%8B%E5%9B%BD
（続き！）
トゥール・ポワティエ間の戦いってヨーロッパ側が何故勝ったか、謎なんですよね？
以下の動画では一応わかりやすく合理的にヨーロッパ側が勝ったと言う解説をしています！
【フランク王国vsウマイヤ朝】トゥール・ポワティエ間の戦い
4.3万 回視聴
あたまんじゅう
2.83万
https://m.youtube.com/watch?v=r9JLr72yFi0
いろいろ探していたら、凄い動画発見！！
#01 ウマイヤ朝のスペイン征服とトゥール・ポワティエ間の戦い【レコンキスタ】【世界史】
3032 回視聴 · 2 年前#中世ヨーロッパ #世界史 #授業
ハイレベル世界史講座
3350
https://m.youtube.com/watch?v=Uff_uILCi_o
トゥールポアティエに関しては詳しくは解説なし！
トゥール・ポワティエ間の戦いってヨーロッパ側が何故勝ったか、謎なんですよね？
以下の動画では一応わかりやすく合理的にヨーロッパ側が勝ったと言う解説をしています！
【フランク王国vsウマイヤ朝】トゥール・ポワティエ間の戦い
4.3万 回視聴
あたまんじゅう
2.83万
https://m.youtube.com/watch?v=r9JLr72yFi0
いろいろ探していたら、凄い動画発見！！
#01 ウマイヤ朝のスペイン征服とトゥール・ポワティエ間の戦い【レコンキスタ】【世界史】
3032 回視聴 · 2 年前#中世ヨーロッパ #世界史 #授業
ハイレベル世界史講座
3350
https://m.youtube.com/watch?v=Uff_uILCi_o
トゥールポアティエに関しては詳しくは解説なし！
次に7分当たりかな？カリフが 3人になった話！日本の天皇って世界的にに見て稀な存在なのではありますが、権威と権力と言うお話で、キリスト教の教皇は似ている感じがしますね！天皇も権威、教皇も権威と言う事で！ところで、イスラム教の創始者ムハンマドは宗教家でありながら、実は優れた軍人、もとは商人でもあったのですが、初めは軍事政権の指導者！正統カリフも軍事政権の指導者！アッバース朝も始めはカリフが統治していたのですが、年月が経つうちに次第にカリフもただの宗教的権威になっていってしまうんですね！宗教的権威だけになるよりは少し前なのですが、10世紀の終わりにはアッバース朝の東カリフ国、ファーティマ朝の中カリフ国、後ウマイヤ朝の西カリフ国の3つに分かれてしまうんですね！日本にも似た様なお話がありましたよね？南北朝時代！そして、教皇にも似た様なお話が！
アル マンスールの簒奪支配後に出てきたハンムード（ハンマード）朝がよくわからないので調べてみました！初めての今のアルジェリア辺りの独立政権らしいです！シーア派ファーティマ朝から独立し、カリフは名乗らずスンナ派としてアッバース朝に協力したらしい！アラブのベドウィン族の流入で政治が混乱したとか？
ハンマード朝
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%89%E6%9C%9D
（以下引用！）
ハンマード朝（アラビア語 : الحماديون al-Hammādīyūn / بنو حماد Banū Hammād）は、現在のアルジェリア北部を支配したベルベル人のイスラム王朝（1007年/1015年 - 1152年）。
（中略！）
ハンマード朝は、イスラム帝国の支配が始まって以来、イフリーキヤ（チュニジア）とフェス（モロッコ）の政権によって分割的に支配されることしかなかった現在のアルジェリアの沿岸地域において、初めてアルジェリアを本拠とする政権として存立したことに歴史上の大きな意義がある。また、この時代に内陸部に多くのアラブ遊牧民が到来したことは、アラブの征服以降もベルベル語が優勢であったこの地域の再アラブ化が進む上で大きな転機となった。
ハンマード朝
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%89%E6%9C%9D
（以下引用！）
ハンマード朝（アラビア語 : الحماديون al-Hammādīyūn / بنو حماد Banū Hammād）は、現在のアルジェリア北部を支配したベルベル人のイスラム王朝（1007年/1015年 - 1152年）。
（中略！）
ハンマード朝は、イスラム帝国の支配が始まって以来、イフリーキヤ（チュニジア）とフェス（モロッコ）の政権によって分割的に支配されることしかなかった現在のアルジェリアの沿岸地域において、初めてアルジェリアを本拠とする政権として存立したことに歴史上の大きな意義がある。また、この時代に内陸部に多くのアラブ遊牧民が到来したことは、アラブの征服以降もベルベル語が優勢であったこの地域の再アラブ化が進む上で大きな転機となった。
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