初回更新：2022/2/12
〈登場人物〉
≪みんなが主役！≫
リーダー・櫻井好雄(さくらいよしお (38))。アルペンスキー競技の選手(種目はダウンヒル、ジャイアントスラローム)。律儀で誠実な甲府の商家(印伝販売業)の子息だが、本編内後述の事情でバツ1。バイセク。山梨県出身。'85年1月5日生まれのB型
古参の一人・麻生清貴(あそうきよたか (47))。今は無き上田ハーロー早期退職組。天涯孤独で命知らずだが、優しい。ノンセク独身。石川県出身。'75年6月22日生まれのA型
参加者の一人・倉田仁(くらたひとし (30))。スノボから雪山に入った元左官屋で運送屋の青年。両親との関係がこじれている。少々短気で雑に喋りがち。彼女ありの独身。大分県出身。'92年11月26日生まれのO型
新参者・北条朗人(ほうじょうあきと (25))。ベンダー(自販機設置)拡張主力の企業に勤めていた元営業マン。長期不況下で業績が停滞し業界飽和の影響で職活中の境遇を逆手に、幼少期から貯めまくった7桁中頃の貯金で一時的に公私ともフリーな立場を満喫中。ちなみに協会けんぽ継続。千葉県出身。'97年10月3日生まれのB型
〈本編〉
雪山病
危なくなるほど
男だけの参加になりがち
そうなると多くは
一旦ハマると病みつき
死ぬかもしれんスリルと共に
前回はギネス記録に挑んであっさり完敗した猛者もいた
そしてもれなくそういう奴は、懲りずに雪山へ戻ってくる…うぅぅ。因果やのう by.麻生清貴
――――
参加希望者たちが集まるLINEのグループチャットでリンクされたGoogleスプレッドシートの予定表によると
ルートも日程も完全に狂っていた・・・「これ死ぬわ」、と誰かが呟いて去った
バックカントリー、古くは山スキー経験のある参加しようとしていたメンバーの一人がチャットで呟いた
「ほ…本当に、い…行くんスか？？？このルートで
」
リーダーの櫻井好雄から即
「お前は不参加で」
その彼は早々とログアウト
入れ替わりで体力と機敏さを自負する倉田仁(ひとし)がイン
チャットにいた他のメンバーからスキーで事故った某F1レーサー(54)の近況や、モーグルで死んだ某カースタント(55)や、それからつい最近長野の小谷村の栂池高原スキー場外で雪崩に遭って亡くなったアメリカ人のアルペンスキー元世界王者(31)の話も出た
仁がおそるおそる
「そいつと俺、ほぼタメか…ガチ怖いっス。正直に言っちゃいましたがさすがに…」
そうすると誰かから口々に
「現場で浮遊感ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!ら吹っ飛ぶ。安心しろ」とか
「お前は何か死なないような気がするんだ。気だけどね」とか
気づかうのか突き放すのか謎な声が飛んだ
ついでに櫻井から「これオフレコだけど、気がつくと"どの"彼女・彼氏も無言で荷物とともにいなくなってる…いつも」なんて書き込まれ、経験者は皆苦笑いの顔文字連発。特に彼女とつき合ってる仁は身に摘まされたようで、その場でつい「過去のアレコレ思い出しちゃって思わずスマホ握って画面越しに固まってさっきまで考えてたレスできねぇ！」「パニくった」と立て続けに呟いた
古参の一人、麻生清貴は先の櫻井の発言をリツイート(引用)して「それでも、ね」
一通り書かれ終え、発言が途絶えたところで櫻井から
「出発当日から帰還まで独身者だけ参加で。保険屋に提出する保険金受取人の連絡先は必ず繋がるとこに。あと、倉田は保証会社宛で」
ここでの保険屋は雪山保険を指す
皆、次々に「了解」とだけ送信しログアウト
――――
日時集合当日
天候は風少なく快晴。滑るのに格好の状況
登山口に櫻井、麻生、北条・・・櫻井「あれ？倉田どこ行った(゜Д゜≡゜Д゜)?」
倉田は早々と雪面へ進み出し、雪を手に
「イイっス！！この雪質！ワーーーーーィ☆」
皆、呆れ苦笑しつつ倉田を呼んだ
櫻井から新参者の北条へ
「ゆっくりでいいから、ゲレンデとどう違うか確かめながら滑ってくれ。慣れるまで俺がフォローする」
北条は威勢よく
「はい！」
手短な点呼の後、倉田から櫻井へ
「リーダー！下山までヘタらず頑張りますので宜しくお願いします！」
櫻井はすこし言葉に詰まり、いつになく間を置いて
「あの…役割名じゃなく、ヨシオでいいよ」
様子を見ていた新参者、北条朗人がすかさず割り込み
「それならいっそみんな名前で！」
皆の反応はさほど悪くなく満場一致。これから呼び捨てで
その後、web名簿で参加メンバーそれぞれの氏名の漢字と読み仮名を確かめた
☆ー☆ー☆ー☆☆ー☆ー☆ー☆
（旭岳バックカントリーの様子。晴天）
好雄とメンバー間の口数は少なく、清貴はまだペースを上げず、ゆっくりと広く周りを見渡し、かなり前へ行ってしまっている仁を見守る。慣れがいい意味で効いているのか、少々の余裕すら感じる歩き。
その行く前怖がった一幕を見せた主は雪の冷感に煽られたのか、やたら士気が上がり他の誰よりも勢いよく登った。その二人のだいぶ後ろに朗人と、彼をフォロー中の好雄が進む。
朗人が口を開き
「ナメてました……ﾊｧﾊｧ」
彼から漏れる息の荒さが、皆の意識へダイレクトに伝わった
とはいえ、調子をつかみ出すと
朗人はゲレンデのときの感覚を手がかりに直線ならそれなりのスピードが出せるくらいにはなった。が、曲線ではまだまだ雪質を分かってなく、たびたび焦りが見え隠れした。なのでまだ好雄がサポートしながら進む
進行の途中で好雄が潮時を感じた。瞬時の判断に迷い、体勢が崩れかけたのだ
真白の中の音はもとより
最悪
命の音も途絶える……
それは滑っているとき特に考えてはならなかった
パウダースノーを削り飛ばし散らしながら超高速で滑降しているとき
各人が心で叫ぶ
“ウォー！！！！”
＼バタッ…／
近くで人が転んだ
「朗人！」
ここから後の朗人の記憶がスッポリと抜け落ちてしまったようだ
☆ー☆ー☆ー☆☆ー☆ー☆ー☆
山の麓で点呼が終わり、帰りの仕度を始める
皆、どこか清々しい
好雄「それからこれ、ちっさいけど俺からの餞別だ」
彼から皆の手に素早いながらていねいに渡される個包装5個ずつのチョコレート。包みの表に「ブラックサンダーチョコ黒い雷神」とある
清貴「エエッ！？隊長やめるのォ？」
仁「そんなぁ
さびしいぃぃ…」
朗人はこっそり“隊長から参加した全員に配られた、ちっさいけど大きなオチ”と思い、吹き出すのを何とか堪えた
手早く包みを破り、それらの茶色い物体を次々に口へ放り込むメンバーたち
辺りにチョコのほのかな甘い香りと幸せさが広がる
皆がほぐれたところをまんざらでもなさそうに見ている好雄の姿が、仁と朗人には眩しく見えた
清貴から皆に
「気が早くてアレだけど来年どしよっか？」
仁と朗人は即
「またお願いします！！！」
二人は内心“オネシャッス！！！”と言いたいのを、目上で尊敬している先輩方に対してはさすがに気が引け、瞬時に判断し敬語に
明らかにドン引きの好雄
こうしてどんどん沼ってゆく・・・
街道の灯りに照らされながら、俺らは空港へ向かった
季節柄、吐く息がクッキリ見えた
―― Materials ――
(比較)日本のゲレンデ情報
「ゲレンデ外で雪崩、複数人巻き込まれる 長野・栂池高原スキー場付近」 2023/1/29 18:16 朝日新聞デジタル
バックカントリースキーガイド協会の長井淳さんが語るバックカントリースキーの魅力など 23/01/31 00:31
めいらくの商品ホームページ
『ぐらんぶる』1巻
加藤ミリヤ・清水翔太「Love Forever」歌詞の一部
北海道雪山ガイドマップ
https:/
羊蹄山 バックカントリー 山頂からパウダー 山スキー 京極コース BC 【北海道雪山登山ガイド】 Mt.Yotei Japan Ski Tour Hokkaido
〈登場人物〉
≪みんなが主役！≫
リーダー・櫻井好雄(さくらいよしお (38))。アルペンスキー競技の選手(種目はダウンヒル、ジャイアントスラローム)。律儀で誠実な甲府の商家(印伝販売業)の子息だが、本編内後述の事情でバツ1。バイセク。山梨県出身。'85年1月5日生まれのB型 古参の一人・麻生清貴(あそうきよたか (47))。今は無き上田ハーロー早期退職組。天涯孤独で命知らずだが、優しい。ノンセク独身。石川県出身。'75年6月22日生まれのA型 参加者の一人・倉田仁(くらたひとし (30))。スノボから雪山に入った元左官屋で運送屋の青年。両親との関係がこじれている。少々短気で雑に喋りがち。彼女ありの独身。大分県出身。'92年11月26日生まれのO型 新参者・北条朗人(ほうじょうあきと (25))。ベンダー(自販機設置)拡張主力の企業に勤めていた元営業マン。長期不況下で業績が停滞し業界飽和の影響で職活中の境遇を逆手に、幼少期から貯めまくった7桁中頃の貯金で一時的に公私ともフリーな立場を満喫中。ちなみに協会けんぽ継続。千葉県出身。'97年10月3日生まれのB型 〈本編〉
雪山病
危なくなるほど
男だけの参加になりがち
そうなると多くは
一旦ハマると病みつき
死ぬかもしれんスリルと共に
前回はギネス記録に挑んであっさり完敗した猛者もいた
そしてもれなくそういう奴は、懲りずに雪山へ戻ってくる…うぅぅ。因果やのう by.麻生清貴
――――
参加希望者たちが集まるLINEのグループチャットでリンクされたGoogleスプレッドシートの予定表によると
ルートも日程も完全に狂っていた・・・「これ死ぬわ」、と誰かが呟いて去った
バックカントリー、古くは山スキー経験のある参加しようとしていたメンバーの一人がチャットで呟いた
「ほ…本当に、い…行くんスか？？？このルートで
」 リーダーの櫻井好雄から即
「お前は不参加で」
その彼は早々とログアウト
入れ替わりで体力と機敏さを自負する倉田仁(ひとし)がイン
チャットにいた他のメンバーからスキーで事故った某F1レーサー(54)の近況や、モーグルで死んだ某カースタント(55)や、それからつい最近長野の小谷村の栂池高原スキー場外で雪崩に遭って亡くなったアメリカ人のアルペンスキー元世界王者(31)の話も出た
仁がおそるおそる
「そいつと俺、ほぼタメか…ガチ怖いっス。正直に言っちゃいましたがさすがに…」
そうすると誰かから口々に
「現場で浮遊感ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!ら吹っ飛ぶ。安心しろ」とか
「お前は何か死なないような気がするんだ。気だけどね」とか
気づかうのか突き放すのか謎な声が飛んだ
ついでに櫻井から「これオフレコだけど、気がつくと"どの"彼女・彼氏も無言で荷物とともにいなくなってる…いつも」なんて書き込まれ、経験者は皆苦笑いの顔文字連発。特に彼女とつき合ってる仁は身に摘まされたようで、その場でつい「過去のアレコレ思い出しちゃって思わずスマホ握って画面越しに固まってさっきまで考えてたレスできねぇ！」「パニくった」と立て続けに呟いた
古参の一人、麻生清貴は先の櫻井の発言をリツイート(引用)して「それでも、ね」
一通り書かれ終え、発言が途絶えたところで櫻井から
「出発当日から帰還まで独身者だけ参加で。保険屋に提出する保険金受取人の連絡先は必ず繋がるとこに。あと、倉田は保証会社宛で」
ここでの保険屋は雪山保険を指す
皆、次々に「了解」とだけ送信しログアウト
――――
日時集合当日
天候は風少なく快晴。滑るのに格好の状況
登山口に櫻井、麻生、北条・・・櫻井「あれ？倉田どこ行った(゜Д゜≡゜Д゜)?」
倉田は早々と雪面へ進み出し、雪を手に
「イイっス！！この雪質！ワーーーーーィ☆」
皆、呆れ苦笑しつつ倉田を呼んだ
櫻井から新参者の北条へ
「ゆっくりでいいから、ゲレンデとどう違うか確かめながら滑ってくれ。慣れるまで俺がフォローする」
北条は威勢よく
「はい！」
手短な点呼の後、倉田から櫻井へ
「リーダー！下山までヘタらず頑張りますので宜しくお願いします！」
櫻井はすこし言葉に詰まり、いつになく間を置いて
「あの…役割名じゃなく、ヨシオでいいよ」
様子を見ていた新参者、北条朗人がすかさず割り込み
「それならいっそみんな名前で！」
皆の反応はさほど悪くなく満場一致。これから呼び捨てで
その後、web名簿で参加メンバーそれぞれの氏名の漢字と読み仮名を確かめた
☆ー☆ー☆ー☆
☆ー☆ー☆ー☆ （旭岳バックカントリーの様子。晴天）
好雄とメンバー間の口数は少なく、清貴はまだペースを上げず、ゆっくりと広く周りを見渡し、かなり前へ行ってしまっている仁を見守る。慣れがいい意味で効いているのか、少々の余裕すら感じる歩き。
その行く前怖がった一幕を見せた主は雪の冷感に煽られたのか、やたら士気が上がり他の誰よりも勢いよく登った。その二人のだいぶ後ろに朗人と、彼をフォロー中の好雄が進む。
朗人が口を開き
「ナメてました……ﾊｧﾊｧ」
彼から漏れる息の荒さが、皆の意識へダイレクトに伝わった
とはいえ、調子をつかみ出すと
朗人はゲレンデのときの感覚を手がかりに直線ならそれなりのスピードが出せるくらいにはなった。が、曲線ではまだまだ雪質を分かってなく、たびたび焦りが見え隠れした。なのでまだ好雄がサポートしながら進む
進行の途中で好雄が潮時を感じた。瞬時の判断に迷い、体勢が崩れかけたのだ
真白の中の音はもとより
最悪
命の音も途絶える……
それは滑っているとき特に考えてはならなかった
パウダースノーを削り飛ばし散らしながら超高速で滑降しているとき
各人が心で叫ぶ
“ウォー！！！！”
＼バタッ…／
近くで人が転んだ
「朗人！」
ここから後の朗人の記憶がスッポリと抜け落ちてしまったようだ
☆ー☆ー☆ー☆
☆ー☆ー☆ー☆ 山の麓で点呼が終わり、帰りの仕度を始める
皆、どこか清々しい
好雄「それからこれ、ちっさいけど俺からの餞別だ」
彼から皆の手に素早いながらていねいに渡される個包装5個ずつのチョコレート。包みの表に「ブラックサンダーチョコ黒い雷神」とある
清貴「エエッ！？隊長やめるのォ？」
仁「そんなぁ
さびしいぃぃ…」 朗人はこっそり“隊長から参加した全員に配られた、ちっさいけど大きなオチ”と思い、吹き出すのを何とか堪えた
手早く包みを破り、それらの茶色い物体を次々に口へ放り込むメンバーたち
辺りにチョコのほのかな甘い香りと幸せさが広がる
皆がほぐれたところをまんざらでもなさそうに見ている好雄の姿が、仁と朗人には眩しく見えた
清貴から皆に
「気が早くてアレだけど来年どしよっか？」
仁と朗人は即
「またお願いします！！！」
二人は内心“オネシャッス！！！”と言いたいのを、目上で尊敬している先輩方に対してはさすがに気が引け、瞬時に判断し敬語に
明らかにドン引きの好雄
こうしてどんどん沼ってゆく・・・
街道の灯りに照らされながら、俺らは空港へ向かった
季節柄、吐く息がクッキリ見えた
―― Materials ――
(比較)日本のゲレンデ情報
「ゲレンデ外で雪崩、複数人巻き込まれる 長野・栂池高原スキー場付近」 2023/1/29 18:16 朝日新聞デジタル
バックカントリースキーガイド協会の長井淳さんが語るバックカントリースキーの魅力など 23/01/31 00:31
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『ぐらんぶる』1巻
加藤ミリヤ・清水翔太「Love Forever」歌詞の一部
北海道雪山ガイドマップ
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羊蹄山 バックカントリー 山頂からパウダー 山スキー 京極コース BC 【北海道雪山登山ガイド】 Mt.Yotei Japan Ski Tour Hokkaido
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コメント(10)
とりあえず加筆版載せます。
〈本編加筆修正版〉
雪山病
危なくなるほど
男だけの参加になりがち
そうなると多くは
一旦ハマると病みつき
死ぬかもしれんスリルと共に
前回はギネス記録に挑んであっさり完敗した猛者もいた
そしてもれなくそういう奴は、懲りずにどこかの雪山へ戻ってくる…
うぅぅ。因果やのう by.麻生清貴
――――
参加希望者たちが集まるLINEのグループチャットでリンクされたGoogleスプレッドシートの予定表によると
ルートも日程も完全に狂っていた・・・「これ死ぬわ」、と誰かが呟いて去った
バックカントリー、古くは山スキー経験のある参加しようとしていたメンバーの一人がチャットで呟いた
「ほ…本当に、い…行くんスか？？？このルートで」
リーダーの櫻井好雄から即
「お前は不参加で」
その彼は早々とログアウト
入れ替わりで体力と機敏さを自負する倉田仁(ひとし)がイン
チャットにいた他のメンバーからスキーで事故った某F1レーサー(54)の近況や、モーグルで死んだ某カースタント(55)や、それからつい最近長野の小谷村の栂池高原スキー場外で雪崩に遭って亡くなったアメリカ人のアルペンスキー元世界王者(31)の話も出た
倉田がおそるおそる
「そいつと俺、ほぼタメか…ガチ怖いっス。正直に言っちゃいましたがさすがに…」
そうすると誰かから口々に
「現場で浮遊感ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!ら吹っ飛ぶ。安心しろ」とか
「お前は何か死なないような気がするんだ。気だけどね」とか
気づかうのか突き放すのか謎な声が飛んだ
ついでに櫻井から「これオフレコだけど、気がつくと"どの"彼女・彼氏も無言で荷物とともにいなくなってる…いつも」なんて書き込まれ、経験者は皆苦笑いの顔文字連発。特に彼女とつき合ってる倉田は身に摘まされたようで、その場でつい「過去のアレコレ思い出しちゃって思わずスマホ握って画面越しに固まってさっきまで考えてたレスできねぇ！」「パニくった」と立て続けに呟いた
古参の一人、麻生清貴は先の櫻井の発言をリツイート(引用)して「それでも、ね」
それから間を開けず、見たことのない名前がチャットメンバーの目に留まる。"北条朗人"誰？？？
北条「ここでは初めての北条朗人と申します。バックカントリーに入ったことはありませんが、日本各所のゲレンデではどんな滑りも自在にこなせる自信があります。経験を積みたいと思い参加宣誓します！」
大概の連中は"珍しく真面目だなぁ"程度の感じ
これに櫻井から「滑るのほとんど標高高い急斜面。帰れる？」
北条「何とか、全力を振り込んででも生きて帰ります！」
櫻井は北条の参加を認めた
この流れに乗った麻生と倉田も「参加で」と呟く
一通り書かれ終え、発言が途絶えたところで櫻井から
「出発当日から帰還まで独身者だけ参加で。保険屋に提出する保険金受取人の連絡先は必ず繋がるとこに。あと、倉田は保証会社宛で」
ここでの保険屋は雪山保険を指す
皆、次々に「了解」とだけ送信しログアウト
――――
当日は2月某日、午前9時旭岳登山口集合
天候は風少なく快晴。登るのに格好の状況
集まった登山口に櫻井、麻生、北条・・・
櫻井「あれ？倉田どこ行った(゜Д゜≡゜Д゜)?」
倉田は早々と雪面へ進み出し、雪を手に
「イイっス！！この雪質！ワーーーーーィ☆」
皆、呆れ苦笑しつつ倉田を呼んだ
櫻井から新参者の北条へ
「ゆっくりでいいから、ゲレンデとどう違うか確かめながら滑ってくれ。慣れるまで俺がフォローする」
北条は威勢よく
「はい！」
手短な点呼の後、倉田から櫻井へ
「リーダー！下山までヘタらず頑張りますので宜しくお願いします！」
櫻井はすこし言葉に詰まり、いつになく間を置いて
「あの…役割名じゃなく、ヨシオでいいよ」
様子を見ていた北条がすかさず割り込み
「それならいっそみんな名前で！」
皆の反応はさほど悪くなく満場一致。これから呼び捨てで
その後、web名簿で参加メンバーそれぞれの氏名の漢字と読み仮名を確かめた
☆ー☆ー☆ー☆☆ー☆ー☆ー☆
頂上に着くまでの登山時間は4時間強程と長く、
その間さすがに好雄とメンバー間の口数は少なく、中でも慣れている清貴はまだペースを上げず、ゆっくりと広く周りを見渡し、かなり前へ行ってしまっている仁を見守る。慣れがいい意味で効いているのか、少々の余裕すら感じる歩き。
その行く前怖がった一幕を見せた主は雪の冷感に煽られたのか、やたら士気が上がり他の誰よりも勢いよく登った。その二人のだいぶ後ろに朗人と、彼をフォロー中の好雄が進む。
13時台
旭岳頂上バックカントリーは晴天
同日未明からの8時間程、小休止を挟みながら登ってきたので小一時間程休憩した
〈続く〉
〈本編加筆修正版〉
雪山病
危なくなるほど
男だけの参加になりがち
そうなると多くは
一旦ハマると病みつき
死ぬかもしれんスリルと共に
前回はギネス記録に挑んであっさり完敗した猛者もいた
そしてもれなくそういう奴は、懲りずにどこかの雪山へ戻ってくる…
うぅぅ。因果やのう by.麻生清貴
――――
参加希望者たちが集まるLINEのグループチャットでリンクされたGoogleスプレッドシートの予定表によると
ルートも日程も完全に狂っていた・・・「これ死ぬわ」、と誰かが呟いて去った
バックカントリー、古くは山スキー経験のある参加しようとしていたメンバーの一人がチャットで呟いた
「ほ…本当に、い…行くんスか？？？このルートで
」
リーダーの櫻井好雄から即
「お前は不参加で」
その彼は早々とログアウト
入れ替わりで体力と機敏さを自負する倉田仁(ひとし)がイン
チャットにいた他のメンバーからスキーで事故った某F1レーサー(54)の近況や、モーグルで死んだ某カースタント(55)や、それからつい最近長野の小谷村の栂池高原スキー場外で雪崩に遭って亡くなったアメリカ人のアルペンスキー元世界王者(31)の話も出た
倉田がおそるおそる
「そいつと俺、ほぼタメか…ガチ怖いっス。正直に言っちゃいましたがさすがに…」
そうすると誰かから口々に
「現場で浮遊感ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!ら吹っ飛ぶ。安心しろ」とか
「お前は何か死なないような気がするんだ。気だけどね」とか
気づかうのか突き放すのか謎な声が飛んだ
ついでに櫻井から「これオフレコだけど、気がつくと"どの"彼女・彼氏も無言で荷物とともにいなくなってる…いつも」なんて書き込まれ、経験者は皆苦笑いの顔文字連発。特に彼女とつき合ってる倉田は身に摘まされたようで、その場でつい「過去のアレコレ思い出しちゃって思わずスマホ握って画面越しに固まってさっきまで考えてたレスできねぇ！」「パニくった」と立て続けに呟いた
古参の一人、麻生清貴は先の櫻井の発言をリツイート(引用)して「それでも、ね」
それから間を開けず、見たことのない名前がチャットメンバーの目に留まる。"北条朗人"誰？？？
北条「ここでは初めての北条朗人と申します。バックカントリーに入ったことはありませんが、日本各所のゲレンデではどんな滑りも自在にこなせる自信があります。経験を積みたいと思い参加宣誓します！」
大概の連中は"珍しく真面目だなぁ"程度の感じ
これに櫻井から「滑るのほとんど標高高い急斜面。帰れる？」
北条「何とか、全力を振り込んででも生きて帰ります！」
櫻井は北条の参加を認めた
この流れに乗った麻生と倉田も「参加で」と呟く
一通り書かれ終え、発言が途絶えたところで櫻井から
「出発当日から帰還まで独身者だけ参加で。保険屋に提出する保険金受取人の連絡先は必ず繋がるとこに。あと、倉田は保証会社宛で」
ここでの保険屋は雪山保険を指す
皆、次々に「了解」とだけ送信しログアウト
――――
当日は2月某日、午前9時旭岳登山口集合
天候は風少なく快晴。登るのに格好の状況
集まった登山口に櫻井、麻生、北条・・・
櫻井「あれ？倉田どこ行った(゜Д゜≡゜Д゜)?」
倉田は早々と雪面へ進み出し、雪を手に
「イイっス！！この雪質！ワーーーーーィ☆」
皆、呆れ苦笑しつつ倉田を呼んだ
櫻井から新参者の北条へ
「ゆっくりでいいから、ゲレンデとどう違うか確かめながら滑ってくれ。慣れるまで俺がフォローする」
北条は威勢よく
「はい！」
手短な点呼の後、倉田から櫻井へ
「リーダー！下山までヘタらず頑張りますので宜しくお願いします！」
櫻井はすこし言葉に詰まり、いつになく間を置いて
「あの…役割名じゃなく、ヨシオでいいよ」
様子を見ていた北条がすかさず割り込み
「それならいっそみんな名前で！」
皆の反応はさほど悪くなく満場一致。これから呼び捨てで
その後、web名簿で参加メンバーそれぞれの氏名の漢字と読み仮名を確かめた
☆ー☆ー☆ー☆
☆ー☆ー☆ー☆
頂上に着くまでの登山時間は4時間強程と長く、
その間さすがに好雄とメンバー間の口数は少なく、中でも慣れている清貴はまだペースを上げず、ゆっくりと広く周りを見渡し、かなり前へ行ってしまっている仁を見守る。慣れがいい意味で効いているのか、少々の余裕すら感じる歩き。
その行く前怖がった一幕を見せた主は雪の冷感に煽られたのか、やたら士気が上がり他の誰よりも勢いよく登った。その二人のだいぶ後ろに朗人と、彼をフォロー中の好雄が進む。
13時台
旭岳頂上バックカントリーは晴天
同日未明からの8時間程、小休止を挟みながら登ってきたので小一時間程休憩した
〈続く〉
〈続き〉
この中で清貴は頂上からの眺めをカメラに収めていた。彼いわく「記念撮影」
🏔
朗人が口を開き
「ナメてました……ﾊｧﾊｧ」
彼から漏れる息の荒さが、皆の意識へダイレクトに伝わった
とはいえ、朗人は休憩を終え雪原へ戻って調子をつかみ出すと、ゲレンデのときの感覚を手がかりに直線ならそれなりのスピードが出せるくらいにはなった。が、曲線ではまだまだ雪質を分かってなく、たびたび焦りが見え隠れした。なのでまだ好雄がサポートしながら進む。場所は6合目、時刻は15時辺り
大体同じ頃、仁はさすがに疲れたのか滑るペースが下がり、5合目(姿見)の樹林帯近くの雪原で休憩に入っていた。その視界上に真っ青な180°ビュー、目線を下げるとどこまでもパウダースノー…彼にとって求めた以上の楽園が広がっていた。これは後で追いついた清貴にとっても同じだった。そこで奴ら、ちょっと軽く雪遊び♪
ナチュラルハイも手伝って、しばらく雪原を駆け回って白い粉と戯れた。軽く遊び疲れたところで清貴が雪山の景観の記念撮影も忘れずに
朗人は何とか一人で滑りこなせるようになり、「しばらく自分で滑ってみます！」と速い滑走で姿が見えなくなった
が、一方でいつもより気遣いつつ朗人の近くで滑っていた好雄は、少し気が抜けたのか、瞬時の判断に迷い、樹林帯を滑るときに体勢が大きく崩れかけ山スキーヤーとしての潮時を感じた⛷
そもそも骨太で筋肉にも恵まれ頑丈「すぎる」清貴や仁と比べ、俺の体は細身で持久力が常人並みで無理が利きづらい。競技の当日に向けて体力や気力は温存できても、原生林のしかも真冬の雪山で長時間フォローは堪えた。今回、朗人のフォローを清貴に任せることも考えたが、それでは雪山登山とバックカントリースキープランリーダーとしてあまりに無責任じゃないかと勝手に考えこの有り様…。これ以上俺のワガママに皆を巻き込めない…
好雄は、そのことに囚われてしまっていた
"真白の中の滑走音はもとより
最悪
命の音も途絶える……"
それは滑っているとき特に考えてはならなかった
だが、しかし。そう腐っていられる状況でもなかった
"俺含め皆、無事帰る！"
好雄は自らに言い聞かせ、一心で復路を滑った
15時頃、清貴が遅い昼食を摂っていた。仁は行動食と保温ポットのドリンクを胃に放り込み再び楽園へ。旭岳は活火山ゆえ噴出口からガスが立ち上ぼり、辺り一面に広がる。その影響のより少ないコースをひた走り一人で弾けていた。"それにしてもそこまではしゃぐテンションの源は何だろう？"と清貴は思った
〈続く〉
この中で清貴は頂上からの眺めをカメラに収めていた。彼いわく「記念撮影」
🏔
朗人が口を開き
「ナメてました……ﾊｧﾊｧ」
彼から漏れる息の荒さが、皆の意識へダイレクトに伝わった
とはいえ、朗人は休憩を終え雪原へ戻って調子をつかみ出すと、ゲレンデのときの感覚を手がかりに直線ならそれなりのスピードが出せるくらいにはなった。が、曲線ではまだまだ雪質を分かってなく、たびたび焦りが見え隠れした。なのでまだ好雄がサポートしながら進む。場所は6合目、時刻は15時辺り
大体同じ頃、仁はさすがに疲れたのか滑るペースが下がり、5合目(姿見)の樹林帯近くの雪原で休憩に入っていた。その視界上に真っ青な180°ビュー、目線を下げるとどこまでもパウダースノー…彼にとって求めた以上の楽園が広がっていた。これは後で追いついた清貴にとっても同じだった。そこで奴ら、ちょっと軽く雪遊び♪
ナチュラルハイも手伝って、しばらく雪原を駆け回って白い粉と戯れた。軽く遊び疲れたところで清貴が雪山の景観の記念撮影も忘れずに
朗人は何とか一人で滑りこなせるようになり、「しばらく自分で滑ってみます！」と速い滑走で姿が見えなくなった
が、一方でいつもより気遣いつつ朗人の近くで滑っていた好雄は、少し気が抜けたのか、瞬時の判断に迷い、樹林帯を滑るときに体勢が大きく崩れかけ山スキーヤーとしての潮時を感じた⛷
そもそも骨太で筋肉にも恵まれ頑丈「すぎる」清貴や仁と比べ、俺の体は細身で持久力が常人並みで無理が利きづらい。競技の当日に向けて体力や気力は温存できても、原生林のしかも真冬の雪山で長時間フォローは堪えた。今回、朗人のフォローを清貴に任せることも考えたが、それでは雪山登山とバックカントリースキープランリーダーとしてあまりに無責任じゃないかと勝手に考えこの有り様…。これ以上俺のワガママに皆を巻き込めない…
好雄は、そのことに囚われてしまっていた
"真白の中の滑走音はもとより
最悪
命の音も途絶える……"
それは滑っているとき特に考えてはならなかった
だが、しかし。そう腐っていられる状況でもなかった
"俺含め皆、無事帰る！"
好雄は自らに言い聞かせ、一心で復路を滑った
15時頃、清貴が遅い昼食を摂っていた。仁は行動食と保温ポットのドリンクを胃に放り込み再び楽園へ。旭岳は活火山ゆえ噴出口からガスが立ち上ぼり、辺り一面に広がる。その影響のより少ないコースをひた走り一人で弾けていた。"それにしてもそこまではしゃぐテンションの源は何だろう？"と清貴は思った
〈続く〉
〈続き〉
15時半以降、ここから先は全員自由行動
各人、ノリにノってパワー満開！
パウダースノーを削り飛ばし散らしながら超高速で滑降しているとき
各人がそれぞれのタイミングで叫ぶ
“ウォー！！！！”
17時頃、麓のビジターセンターの休憩コーナーに着くには着いた・・・さ。好雄はことのほか疲れ果て、室内の暖かさもあって今にも寝そうな勢いだった。が、最後の気力を捻り出し、朗人の帰りを待つ。
もちろん先に帰っていた仁は好雄の近くでスマホを操作。どうやら早速今日の出来事をブログにまとめているらしい。早っ！その途中に声かけたらニカッ
と返してくるとは
17時半過ぎ、清貴が朗人を連れて着く。朗人の顔色は悪くなかった。
清貴「あ〜、途中でバッタリ会っちゃってね〜」
しばらく歓談が続き、残りの保温ポットのドリンクを飲み干したり、清貴が万一の時に備えて多めに持ち込んでいた行動食の残りを分け合ったり…
＼バタッ…／
近くで人が転ぶ音
「朗人！」
ここから後の朗人の記憶はスッポリと抜け落ちてしまったそうだ
☆ー☆ー☆ー☆☆ー☆ー☆ー☆
休憩コーナーで形だけになった緩い点呼が終わり、帰りの仕度を始める
皆、どこか清々しい
好雄「それからこれ、ちっさいけど俺からの餞別だ」
彼から皆の手に素早いながらていねいに渡される個包装5個ずつのチョコレート。包みの表に「ブラックサンダーチョコ黒い雷神」とある
清貴「エエッ！？隊長やめるのォ？」
仁「そんなぁさびしいぃぃ…」
朗人はこっそり“隊長から参加した全員に配られた、ちっさいけど大きなオチ”と思い、吹き出すのを何とか堪えた
手早く包みを破り、それらの茶色い物体を次々に口へ放り込むメンバーたち
辺りにチョコのほのかな甘い香りと幸せさが広がる
皆がほぐれたところをまんざらでもなさそうに見ている好雄の姿が、仁と朗人には眩しく見えた
清貴から皆に
「気が早くてアレだけど来年どしよっか？」
仁と朗人は即
「またお願いします！！！」
二人は内心“オネシャッス！！！”と言いたいのを、目上で尊敬している先輩方に対してはさすがに気が引け、瞬時に判断し敬語に
明らかにドン引きの好雄
こうしてどんどん沼ってゆく・・・
街道の灯りに照らされながら、俺らはバスに乗ってホテルへ向かった
季節柄、吐く息がクッキリ見えた
〈完〉
〈Materialsは下に〉
15時半以降、ここから先は全員自由行動
各人、ノリにノってパワー満開！
パウダースノーを削り飛ばし散らしながら超高速で滑降しているとき
各人がそれぞれのタイミングで叫ぶ
“ウォー！！！！”
17時頃、麓のビジターセンターの休憩コーナーに着くには着いた・・・さ。好雄はことのほか疲れ果て、室内の暖かさもあって今にも寝そうな勢いだった。が、最後の気力を捻り出し、朗人の帰りを待つ。
もちろん先に帰っていた仁は好雄の近くでスマホを操作。どうやら早速今日の出来事をブログにまとめているらしい。早っ！その途中に声かけたらニカッ
と返してくるとは
17時半過ぎ、清貴が朗人を連れて着く。朗人の顔色は悪くなかった。
清貴「あ〜、途中でバッタリ会っちゃってね〜」
しばらく歓談が続き、残りの保温ポットのドリンクを飲み干したり、清貴が万一の時に備えて多めに持ち込んでいた行動食の残りを分け合ったり…
＼バタッ…／
近くで人が転ぶ音
「朗人！」
ここから後の朗人の記憶はスッポリと抜け落ちてしまったそうだ
☆ー☆ー☆ー☆
☆ー☆ー☆ー☆
休憩コーナーで形だけになった緩い点呼が終わり、帰りの仕度を始める
皆、どこか清々しい
好雄「それからこれ、ちっさいけど俺からの餞別だ」
彼から皆の手に素早いながらていねいに渡される個包装5個ずつのチョコレート。包みの表に「ブラックサンダーチョコ黒い雷神」とある
清貴「エエッ！？隊長やめるのォ？」
仁「そんなぁ
さびしいぃぃ…」
朗人はこっそり“隊長から参加した全員に配られた、ちっさいけど大きなオチ”と思い、吹き出すのを何とか堪えた
手早く包みを破り、それらの茶色い物体を次々に口へ放り込むメンバーたち
辺りにチョコのほのかな甘い香りと幸せさが広がる
皆がほぐれたところをまんざらでもなさそうに見ている好雄の姿が、仁と朗人には眩しく見えた
清貴から皆に
「気が早くてアレだけど来年どしよっか？」
仁と朗人は即
「またお願いします！！！」
二人は内心“オネシャッス！！！”と言いたいのを、目上で尊敬している先輩方に対してはさすがに気が引け、瞬時に判断し敬語に
明らかにドン引きの好雄
こうしてどんどん沼ってゆく・・・
街道の灯りに照らされながら、俺らはバスに乗ってホテルへ向かった
季節柄、吐く息がクッキリ見えた
〈完〉
〈Materialsは下に〉
―― Materials 完全版――
(比較)日本のゲレンデ情報
・「ゲレンデ外で雪崩、複数人巻き込まれる 長野・栂池高原スキー場付近」 2023/1/29 18:16 朝日新聞デジタル
・バックカントリースキーガイド協会の長井淳さんが語るバックカントリースキーの魅力など 23/01/31 00:31
https://blog.goo.ne.jp/kaburush/e/fa7f1ccea18024b0927d63fa55f5f31c
・めいらくの商品ホームページ
https://www.yurakuseika.co.jp/lineup/product_05.html
・『ぐらんぶる』1巻
・加藤ミリヤ・清水翔太「Love Forever」歌詞の一部
・北海道雪山ガイドマップ
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1inx4UPBESqqbLPoL4I5SsQDPuKU&ll=43.399790068687494%2C142.4757890000001&z=7&entry=yt
・ASAHIDAKE: Ski in a Feng Shui state of mind
(日本語訳)https://us-jnto-go-jp.translate.goog/ski/archives/215/index.html?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja
(英語本文)https://us.jnto.go.jp/ski/archives/215/index.html
・大雪山の登山・観光ガイドhttps://www.360navi.com/01hokkaido/07daisetsu/01trail/
・(動画)旭岳 バックカントリー山スキー 【北海道雪山登山ガイド】 Backcountry skiing Hokkaido Japan snow
https://youtube.com/watch?v=gIwn2BsE3ZQ&feature=youtu.be
(比較動画)羊蹄山 バックカントリー 山頂からパウダー 山スキー 京極コース BC 【北海道雪山登山ガイド】 Mt.Yotei Japan Ski Tour Hokkaido
https://youtube.com/watch?v=-RsvKmbQH4Y
装備についてはここを参考にしました
https://www.untrackedhokkaido.com/のプライベートプラン > 必要装備 more info
(比較)日本のゲレンデ情報
・「ゲレンデ外で雪崩、複数人巻き込まれる 長野・栂池高原スキー場付近」 2023/1/29 18:16 朝日新聞デジタル
・バックカントリースキーガイド協会の長井淳さんが語るバックカントリースキーの魅力など 23/01/31 00:31
https://blog.goo.ne.jp/kaburush/e/fa7f1ccea18024b0927d63fa55f5f31c
・めいらくの商品ホームページ
https://www.yurakuseika.co.jp/lineup/product_05.html
・『ぐらんぶる』1巻
・加藤ミリヤ・清水翔太「Love Forever」歌詞の一部
・北海道雪山ガイドマップ
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1inx4UPBESqqbLPoL4I5SsQDPuKU&ll=43.399790068687494%2C142.4757890000001&z=7&entry=yt
・ASAHIDAKE: Ski in a Feng Shui state of mind
(日本語訳)https://us-jnto-go-jp.translate.goog/ski/archives/215/index.html?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja
(英語本文)https://us.jnto.go.jp/ski/archives/215/index.html
・大雪山の登山・観光ガイドhttps://www.360navi.com/01hokkaido/07daisetsu/01trail/
・(動画)旭岳 バックカントリー山スキー 【北海道雪山登山ガイド】 Backcountry skiing Hokkaido Japan snow
https://youtube.com/watch?v=gIwn2BsE3ZQ&feature=youtu.be
(比較動画)羊蹄山 バックカントリー 山頂からパウダー 山スキー 京極コース BC 【北海道雪山登山ガイド】 Mt.Yotei Japan Ski Tour Hokkaido
https://youtube.com/watch?v=-RsvKmbQH4Y
装備についてはここを参考にしました
https://www.untrackedhokkaido.com/のプライベートプラン > 必要装備 more info
まず、文章のリズムがいいと思いました！内容はポップな感じなんですが、そこに文章のキレが加わり、不思議な魅力で満たされています。癖になるというか。なんだろう、体言止めとかが効いてるのかな？と思いました。
文章力のある、かちっとした文章も書ける方が、敢えてこういうふうに崩して遊んでるのかな、というのが伝わってくる難易度の高い文体だと思いました。
そして、参考文献として挙げられている事故、私も気になっていました。最近山岳系の読書にハマり、映画も観たりして、雪山の雰囲気に浸ってたりしたので。
山に関するレジャーは、厳しい自然に挑むこともあり、結構独特な世界を持ってますよね。
そういう世界を、山の厳しさも伝えつつもポップに爽やかに表現されているのがすごい、と思いました。
なんだか癖になってしまうポップさ、それが私の中では最大の魅力と写りました。
文章力のある、かちっとした文章も書ける方が、敢えてこういうふうに崩して遊んでるのかな、というのが伝わってくる難易度の高い文体だと思いました。
そして、参考文献として挙げられている事故、私も気になっていました。最近山岳系の読書にハマり、映画も観たりして、雪山の雰囲気に浸ってたりしたので。
山に関するレジャーは、厳しい自然に挑むこともあり、結構独特な世界を持ってますよね。
そういう世界を、山の厳しさも伝えつつもポップに爽やかに表現されているのがすごい、と思いました。
なんだか癖になってしまうポップさ、それが私の中では最大の魅力と写りました。
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