仏教を語るなら必ず「経証」あるべし、ということを仏教関係のコミュ・トピでは必ず目にします。
経証とは、ある仏教的見解を述べるなら、それの裏付けとなる経典の記述がなければならない、という暗黙のルールです。
しかし、これはキリスト教を語るなら聖書に基づかなければならない、イスラム教はコーランにないことを言ってはならないという論理と同じと考えます。
日本でこの経証を徹底的に利用した人物が鎌倉時代の日蓮です。日蓮の代表的「経証」論文である「立正安国論」の現代語訳は以下の通りです。
http://
しかし現代我々の論述や、思索において、経証あるもののみが「正しい」とするには、かなり異論があるのではないでしょうか。
従ってここでは、経証が絶対に必要であるという立場、経証はあくまで論述における文献的参考だ、経証は自己の論理を通すためのご都合主義に過ぎない、そもそも「経」と仏道とは云々という「そもそも論」まで、幅広く意見を募集します。
経証とは、ある仏教的見解を述べるなら、それの裏付けとなる経典の記述がなければならない、という暗黙のルールです。
しかし、これはキリスト教を語るなら聖書に基づかなければならない、イスラム教はコーランにないことを言ってはならないという論理と同じと考えます。
日本でこの経証を徹底的に利用した人物が鎌倉時代の日蓮です。日蓮の代表的「経証」論文である「立正安国論」の現代語訳は以下の通りです。
http://
しかし現代我々の論述や、思索において、経証あるもののみが「正しい」とするには、かなり異論があるのではないでしょうか。
従ってここでは、経証が絶対に必要であるという立場、経証はあくまで論述における文献的参考だ、経証は自己の論理を通すためのご都合主義に過ぎない、そもそも「経」と仏道とは云々という「そもそも論」まで、幅広く意見を募集します。
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コメント(420)
>>[379]
私は禅とか浄土とかなんですが、
真理と途中の道の二つには分けることはしません。
実際は分かれてるんですが、原則的に一つです。
私が縁あった老師は、日頃弟子達に、「お前達は草一つよう抜かん」と言ってました。
仏道は、ある意味日常生活の完遂であろうと思います。
確立された方法論は、様々あるので、地図上の道も実際にあるとは思います。
そういうのに頼って行かねば歩けません。
でもまあ、最後は2本足で、行きたいところに行けるようになるのがゴールなんだろうと思います。双六の上がりとしてのゴールは、無いんだろうと思います。
地図はスタート地点までの道しるべかもしれません。
私は禅とか浄土とかなんですが、
真理と途中の道の二つには分けることはしません。
実際は分かれてるんですが、原則的に一つです。
私が縁あった老師は、日頃弟子達に、「お前達は草一つよう抜かん」と言ってました。
仏道は、ある意味日常生活の完遂であろうと思います。
確立された方法論は、様々あるので、地図上の道も実際にあるとは思います。
そういうのに頼って行かねば歩けません。
でもまあ、最後は2本足で、行きたいところに行けるようになるのがゴールなんだろうと思います。双六の上がりとしてのゴールは、無いんだろうと思います。
地図はスタート地点までの道しるべかもしれません。
>>[381]
ハハハ、ようやく少しは話がかみ合って来ましたね。
＞実際は分かれてるんですが、原則的に一つです。
そういう事です。
先の例を言い換えると例えばこういう事です。
＞実際は中道なんですが、原則的に無心です。
＞双六の上がりとしてのゴールは、無いんだろうと思います。
これも全く同意です。
そもそもゴールなんかないし、解脱とか無心とかもゴールではない。
＞地図はスタート地点までの道しるべかもしれません。
これは言葉のあやなので、変なツッコミになってしまうかもしれませんが、スタートも無いと思います。
人生とは、スタートもゴールも無い、自由な旅をしているようなものだと思います。
もちろん死という終わりはありますが。
そこでの旅のテクニック、それが地図であったり、会話帳だったり、装備品であったり、
そんな感じかと思います。
この文章が意味が近いですね。
＞仏道は、ある意味日常生活の完遂であろうと思います。
余談
私がいつも書いているような論理は、言葉を使う以上通じなければ意味がないのでそうしてるだけで、
ある観点から観て解りやすいように書いているだけで、いわば方便です。
ハハハ、ようやく少しは話がかみ合って来ましたね。
＞実際は分かれてるんですが、原則的に一つです。
そういう事です。
先の例を言い換えると例えばこういう事です。
＞実際は中道なんですが、原則的に無心です。
＞双六の上がりとしてのゴールは、無いんだろうと思います。
これも全く同意です。
そもそもゴールなんかないし、解脱とか無心とかもゴールではない。
＞地図はスタート地点までの道しるべかもしれません。
これは言葉のあやなので、変なツッコミになってしまうかもしれませんが、スタートも無いと思います。
人生とは、スタートもゴールも無い、自由な旅をしているようなものだと思います。
もちろん死という終わりはありますが。
そこでの旅のテクニック、それが地図であったり、会話帳だったり、装備品であったり、
そんな感じかと思います。
この文章が意味が近いですね。
＞仏道は、ある意味日常生活の完遂であろうと思います。
余談
私がいつも書いているような論理は、言葉を使う以上通じなければ意味がないのでそうしてるだけで、
ある観点から観て解りやすいように書いているだけで、いわば方便です。
>>[383]
もっと深刻だと思う。「ブッダはこのように言いました」ではなく、「私は（私が）このように聞きました」だから。
これは「ボイスレコーダー（またはビデオ）にはこのように記録されています」という客観的なものでなく。「筆者（記者）はこのように聞きました」という新聞雑誌記事とかわらない、ある種の主観的取捨選択が働いている。
今話題の「美味しんぼ」原作者雁屋氏の「２年間私が取材して得た事実だ」＝まさに「私はかように聞いた」という言うのと同じレベルだろう。
古代インドの佛教文学形式だとしても訳すなら「昔々あるところに釈迦牟尼という解脱を達成され誰からも供養を捧げられる偉大な先生がおられました」と始めた方がしっくりきたろうに。
もっと深刻だと思う。「ブッダはこのように言いました」ではなく、「私は（私が）このように聞きました」だから。
これは「ボイスレコーダー（またはビデオ）にはこのように記録されています」という客観的なものでなく。「筆者（記者）はこのように聞きました」という新聞雑誌記事とかわらない、ある種の主観的取捨選択が働いている。
今話題の「美味しんぼ」原作者雁屋氏の「２年間私が取材して得た事実だ」＝まさに「私はかように聞いた」という言うのと同じレベルだろう。
古代インドの佛教文学形式だとしても訳すなら「昔々あるところに釈迦牟尼という解脱を達成され誰からも供養を捧げられる偉大な先生がおられました」と始めた方がしっくりきたろうに。
問題をややこしくするのは、「かように私は聞いた」という内容を真実･事実だと説明するために、「経証」つまり「ほかのところにも同じことが書いてある」＝「ミクシーでもTwitterでもいろいろな人のブログにも書いてある」といいだすところなんだ。
ボイスレコーダーもビデオも映画フィルムもなかったから仕方がないのだけれども、「経証」のために作られた「切り貼り」識の「怪しい論文（経典）」があった、いや、あったことにした。
この点はSTAP細胞論文疑惑と構造はまったく変わらない。
「STAP細胞はあります
」という研究者の叫びを「ブッダのことばはあります」に置き換えてもみごとに成立する。
このような「経証」が悪いとか不正だといっているわけではない。「経証」とはそういう限界があるということを言いたい。
ボイスレコーダーもビデオも映画フィルムもなかったから仕方がないのだけれども、「経証」のために作られた「切り貼り」識の「怪しい論文（経典）」があった、いや、あったことにした。
この点はSTAP細胞論文疑惑と構造はまったく変わらない。
「STAP細胞はあります
」という研究者の叫びを「ブッダのことばはあります」に置き換えてもみごとに成立する。
このような「経証」が悪いとか不正だといっているわけではない。「経証」とはそういう限界があるということを言いたい。
>>[410]
ああお釈迦さんは、きっと誰かの引用なんかしない、お釈迦さんは自らの経験や体験を元に、目の前のその人に相応しい例えで教えを説くのだ。
だからその仏様の目の前に居る人だけに、その人が分かりやすい比喩で、その教えがその心に伝わる。
心で以て心で伝え
文字に依らずに
教えの外に伝わる真の理があり
直に人の心を指す所に
偽りのない真実の姿の
仏がそこに現れる
それを見た物だけに
正しい仏の法が伝わるのだ
まかかしょうさんには
それが伝わったみたいで
私も嬉しい
まかかしょうさんみたいに
花捻る姿見て
皆しーんとしてるのに
場違いにああやっとあんたの
言ってた意味がわかったと
呵呵大笑してみたい物だ
いつか僕もわははははー …… はぁ〜あっとい、って悟りに気付いて大笑いしてみたい物だ。
ああお釈迦さんは、きっと誰かの引用なんかしない、お釈迦さんは自らの経験や体験を元に、目の前のその人に相応しい例えで教えを説くのだ。
だからその仏様の目の前に居る人だけに、その人が分かりやすい比喩で、その教えがその心に伝わる。
心で以て心で伝え
文字に依らずに
教えの外に伝わる真の理があり
直に人の心を指す所に
偽りのない真実の姿の
仏がそこに現れる
それを見た物だけに
正しい仏の法が伝わるのだ
まかかしょうさんには
それが伝わったみたいで
私も嬉しい
まかかしょうさんみたいに
花捻る姿見て
皆しーんとしてるのに
場違いにああやっとあんたの
言ってた意味がわかったと
呵呵大笑してみたい物だ
いつか僕もわははははー …… はぁ〜あっとい、って悟りに気付いて大笑いしてみたい物だ。
「経証」なしに仏教論議をすると、その人の生活と行動がわからず、テキスト＝書かれたものだけが判断材料なので、はなはだ怪しい議論になるであろう。
お釈迦様はテキスト（文書）を何も残さなかったのに、説得力があったのは、目の前に生きて生活実践している彼そのものがあったから。
これは、師のもとで行うとされる「禅」にも言えると思う。
勝手に一人で座って、勝手な悟り（人生問題の解決）を得たものは、古代インドでは「縁覚・独覚（原語は微妙に違う」は、お釈迦様もその仲間だろうと思うのだが、大乗仏教が興るころになると、一段下の、本流ではない存在と見られる。
禅宗が盛んになるころには「野狐禅」などと蔑まれる。
だから、経証（教典や論書の引用）とは仏教の根本概念から逸脱していないことを示す「MADE IN 仏教」商標としとらえると、お釈迦様という「完品」が存在しない以上、正規品の保証マークであったのだろう。
しかし現代人においては、事情は少し違ってきているのではないだろうか。
歴史的実証研究による、発掘考古学、比較文献学などの発展により、経典そのままの引用（つまり従来の経証）でなくとも、仏教の本流である保証はできるのではないか。
概念の糸をたどることを保証すれば、もっと自由な現代の言葉や概念で、仏教の議論が可能ではないか。
コメント出だしの文章とは反対の結論となったが、最初に問題とした「その人の生活と行動がわからない」という点は、演習・応用問題をさまざまに書くことによってできるのではないか。
まあ、現代版「対機説法」である。
お釈迦様はテキスト（文書）を何も残さなかったのに、説得力があったのは、目の前に生きて生活実践している彼そのものがあったから。
これは、師のもとで行うとされる「禅」にも言えると思う。
勝手に一人で座って、勝手な悟り（人生問題の解決）を得たものは、古代インドでは「縁覚・独覚（原語は微妙に違う」は、お釈迦様もその仲間だろうと思うのだが、大乗仏教が興るころになると、一段下の、本流ではない存在と見られる。
禅宗が盛んになるころには「野狐禅」などと蔑まれる。
だから、経証（教典や論書の引用）とは仏教の根本概念から逸脱していないことを示す「MADE IN 仏教」商標としとらえると、お釈迦様という「完品」が存在しない以上、正規品の保証マークであったのだろう。
しかし現代人においては、事情は少し違ってきているのではないだろうか。
歴史的実証研究による、発掘考古学、比較文献学などの発展により、経典そのままの引用（つまり従来の経証）でなくとも、仏教の本流である保証はできるのではないか。
概念の糸をたどることを保証すれば、もっと自由な現代の言葉や概念で、仏教の議論が可能ではないか。
コメント出だしの文章とは反対の結論となったが、最初に問題とした「その人の生活と行動がわからない」という点は、演習・応用問題をさまざまに書くことによってできるのではないか。
まあ、現代版「対機説法」である。
キリスト教の「聖書原理主義」は、アメリカにはかなりの人口を占めていて、聖書に書いてあることはすべてすべて事実であって、余のことはいかなる科学的実証であっても認めない。
化石に基づく古生物学などは、「神が人間が住むこの世界を作った以前にはるか長い歴史があること」を証するので認めない。恐竜と人間は共存していたとする。現在の動植物はすべて「ノアの箱船」で残されたものの子孫である、などなど。
笑うなかれ。
仏教徒のなかにだって、お釈迦様が何一つ経典というテキストを残さなかった、大乗仏典そこに書かれた壮大な神話世界は、お釈迦様の死後数世紀のちになって築かれた教説である。
法華経など、仏画、仏像、仏塔（ストゥーパ）、金融業による王権をもしのぐ長者の記述から見ても、それらがインド社会に根付いて以降であることが明らかなのに、お釈迦様が最晩年に説法したという「原理主義者＝天台・日蓮の教義の絶対視」する人々がいる。彼らの根拠は「経典に書いてあるから」即ち「経証」である。
聖書原理主義者を笑えないことがよくわかる。
このような「原理主義」は、あらゆる物事に「絶対正しい基準」を固定する。その基準以外は「悪」であり「誹謗正法」の大逆罪である。もちろん原理主義の信奉者である自らの「善」は疑わない。
傍目には、自説へのあからさまな執着と見えるが、決してその執着を手放さない。その様はまるで、自分の体臭が染みついたタオルケットがないと眠れない人、ゴミ屋敷（本人には大事で有用なものでゴミではない）にすむ人である。
まあ、一種の「洗脳」に至っているので、彼らを現実社会に引き戻す（自身の世界の終末＝地獄行きと同値）のは困難である。
化石に基づく古生物学などは、「神が人間が住むこの世界を作った以前にはるか長い歴史があること」を証するので認めない。恐竜と人間は共存していたとする。現在の動植物はすべて「ノアの箱船」で残されたものの子孫である、などなど。
笑うなかれ。
仏教徒のなかにだって、お釈迦様が何一つ経典というテキストを残さなかった、大乗仏典そこに書かれた壮大な神話世界は、お釈迦様の死後数世紀のちになって築かれた教説である。
法華経など、仏画、仏像、仏塔（ストゥーパ）、金融業による王権をもしのぐ長者の記述から見ても、それらがインド社会に根付いて以降であることが明らかなのに、お釈迦様が最晩年に説法したという「原理主義者＝天台・日蓮の教義の絶対視」する人々がいる。彼らの根拠は「経典に書いてあるから」即ち「経証」である。
聖書原理主義者を笑えないことがよくわかる。
このような「原理主義」は、あらゆる物事に「絶対正しい基準」を固定する。その基準以外は「悪」であり「誹謗正法」の大逆罪である。もちろん原理主義の信奉者である自らの「善」は疑わない。
傍目には、自説へのあからさまな執着と見えるが、決してその執着を手放さない。その様はまるで、自分の体臭が染みついたタオルケットがないと眠れない人、ゴミ屋敷（本人には大事で有用なものでゴミではない）にすむ人である。
まあ、一種の「洗脳」に至っているので、彼らを現実社会に引き戻す（自身の世界の終末＝地獄行きと同値）のは困難である。
「偽経」は即ち、インドに源泉（原典）のない、西域や中国で作られた経典を指す。
「偽経」の評価はすこぶる低い。当然ながら「偽物」というレッテルを貼られるからだ。しかし、歴史文献学の研究が進むと、大乗経典はもちろん、スッタニパータや、ダンマパダなど「原始仏典」とされ、開祖お釈迦様の言葉を直弟子が記憶したものを口伝で伝え、後に文字に書き起こした「間接的口述筆記」と考えられる「原始仏典」ですら後世の修行僧の議論が紛れ込んでいるとされる。
元々「文字による記録」を残さず、「法によれ、自己によれ」と死ぬまで言い続け、相手にあわせた対機説法を通されたお釈迦様は、経典を残すことなど夢にも思われなかった。
従って、大胆に言うならすべての仏教経典は「偽経」であり後世の創作であるといえる。
ならば、西域や中国の仏教僧が瞑想のメソッドとして「経典」を創作することは、むしろ健全な仏教的修行・瞑想法の発展的継承といえるだろう。
権威や、固定された価値観に縛られることを嫌う、むしろ状況に合わせて柔軟に対処することが望まれる。対機説法においては、時代やその社会人間関係が異なれば、それにふさわしい「教え」が説かれるのは当然と言うべきだろう。
インドで創作されたあまたの「大乗経典」もその陽の妖精によって創作されている。商人階級のの発展が王権を越えることなど、法華経にも「長者窮子（ちょうじゃぐうじ、信解品）」として取り入れられている。
「偽経」という批判の仕方は、絶えず変化をする世界に対応する仏教の活力を奪ったかも知れない。
それを知ってか知らずか、中国仏教〜日本仏教では、経典ではなく、構想の「語録」が生まれ、珍重される。
しかし、現代の「経典」が創作されても、その内容が仏教の「本筋」にかなっていれば、ちゃんと評価され後世に読誦されてしかるべきだと思うのである。
「偽経」の評価はすこぶる低い。当然ながら「偽物」というレッテルを貼られるからだ。しかし、歴史文献学の研究が進むと、大乗経典はもちろん、スッタニパータや、ダンマパダなど「原始仏典」とされ、開祖お釈迦様の言葉を直弟子が記憶したものを口伝で伝え、後に文字に書き起こした「間接的口述筆記」と考えられる「原始仏典」ですら後世の修行僧の議論が紛れ込んでいるとされる。
元々「文字による記録」を残さず、「法によれ、自己によれ」と死ぬまで言い続け、相手にあわせた対機説法を通されたお釈迦様は、経典を残すことなど夢にも思われなかった。
従って、大胆に言うならすべての仏教経典は「偽経」であり後世の創作であるといえる。
ならば、西域や中国の仏教僧が瞑想のメソッドとして「経典」を創作することは、むしろ健全な仏教的修行・瞑想法の発展的継承といえるだろう。
権威や、固定された価値観に縛られることを嫌う、むしろ状況に合わせて柔軟に対処することが望まれる。対機説法においては、時代やその社会人間関係が異なれば、それにふさわしい「教え」が説かれるのは当然と言うべきだろう。
インドで創作されたあまたの「大乗経典」もその陽の妖精によって創作されている。商人階級のの発展が王権を越えることなど、法華経にも「長者窮子（ちょうじゃぐうじ、信解品）」として取り入れられている。
「偽経」という批判の仕方は、絶えず変化をする世界に対応する仏教の活力を奪ったかも知れない。
それを知ってか知らずか、中国仏教〜日本仏教では、経典ではなく、構想の「語録」が生まれ、珍重される。
しかし、現代の「経典」が創作されても、その内容が仏教の「本筋」にかなっていれば、ちゃんと評価され後世に読誦されてしかるべきだと思うのである。
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