「The Wailing Dervishes」は「The Family of Mann」というアルバムとの2in1でアマゾンなどでは割と簡単に入手できると思います。「The Wailing Dervishes」はウード(中近東の弦楽器)など、普通ジャズで使わないような楽器を幾つも使って、強引にソウル・ジャズ化したすんばらしい作品だと思います。笑えるし。
ハービー・マンがセットアップしたロイ・エアーズを中心とした録音が1967年代に日本でされたことがあります。ところがそのメンバーが異色づくめ、というよりもちがう分野の連中がマン氏のコーディネーションで集まり、セッションをステージとスタジオで行い、レコードを作ったという、そんなことを平気でやるところが師のすごいところです。ただ今回の写真は契約の関係上仕切った本人はおらず、名前だけHerbie Mann Presentsで出ています。この記念撮影のカメラ側にいるんでしょう。そして彼の養成学校からはソニー・シャーロックとロイ・エアーズ、そしてブルーノ・カーが参加。