磐船鉄道コミュの鉄道趣味のいろいろ　?　（鉄道模型）

?レイアウト派は、車両も勿論所有しているし、キットを作ったりすることもあるが、情景の中を走る自分の模型の姿に、喜びを感じる人たちである。幼児のおもちゃのプラレールのように、線路を組み合わせて並べるだけのものもある。それでもテーブルや畳の上を走るのとは実感が全く違う。景色の中から飛び出す自分の車両は一段と生き生きとして見える。レイアウトを作るというのは、まさしくプロジェクト的仕事だ。

レイアウトを作り始めるには、

１）戦略を持たなければいけない。大型のレイアウトを作るのか、小さなパイクで楽しむのか、日本型なのか外国型なのか、取り込みたい景色は都会なのか山間部なのか、時代は何時を再現するのか、表現する季節はどうか、走らせたい車両等をキチンと決めなければならない。

２）戦略に従って、必要な戦術を決めていく。
・場所とスペースを確保する
・予算をたてる
・作成するために必要な資料、図面をそろえたり作成したりする
・必要な道具をそろえる
・家族の了解をとりつける

３）それらを実現するレイアウトプランを作成する。プランにはコツがあって、
・欲張らないこと
・線路配置を決めたら、それがあるはずの地形をイメージすること
・運転に飽きが来ないように、列車が走り続けるエンドレスを一つは入れること

４）プランを実現する工作方法を考える。ベースボードの形態や構造、線路の高低を支える方法など、詳しく検討する必要がある。

５）必要な材料をそろえる。
・レールやポイント
・ポイントマシンなど
・駅、ホーム、他の建造物（自作、キット、完成品、または改造）
・コントロールボックスと電気的接続のための部品

６）そして、いよいよ工作を始めるが、レイアウト製作にはいくつか格言がある。製作の途上で線路を敷き、電気的接続を終えると、いよいよ試運転を行う。ここで、製作が止まってしまうことは良くある。それ故、「試運転は直ぐに止めること。」

７）そして、「レイアウトに完成は無い。」何処までもこだわることが出来る。際限なく興味は広がる。