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藤本ひとみさんコミュのひとみ先生ファンでつくる物語

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他のコミュでやっているのを見たので…


シリーズ関係なくキャラを共演させてみませんか?


前の人のレスに対して続きを書いてください
あまり長くならないように一文、一台詞程度でおねがいします

時代背景は無視しても結構です
なのでカミルスとオリビエが共演なんてこともありです
作中で死んでしまったキャラも復活させましょう!


ではさっそく

ある日マリナに電話がかかって来た

コメント(801)

レオン:
「日暮れが近づいてきたようだな…」

レオンはそう呟くと、床からはるか天井にまで伸びた大きな窓の方に視線をやる――まるで血のような赤が、空を不吉な色に染め上げていた。
ヒロシ:
「レオン、完全に日が暮れる前に城の中を見たほうがいいんじゃないか?この部屋に結界が張ってあるんなら、ミラーカのオヤジさんは安全だろ?」

ヒロシの提案にレオンは静かに頷いた。
シャルルがいればアルフォードの様子は彼が監視できると睨んだ上でだった。
レオン:
「そうだな、高天、冷泉寺、二人は俺について来い。ユメミはここに残っていろ。光坂はユメミについているんだ」
ユメミ:
「鈴影さん、あたしも行きますっ!」

ユメミは銀バラのダァムだ。その意識があるからこそそう言ったものの、冷泉寺の一言にユメミは留まらざるおえなかった。

「ヤツの狙いはお前さんなんだぜ。この部屋にいるほうが安全だからレオンはそう言ったんだ。
ピアスを身につけている自覚をもっと持て」

最後の一言は声をひそめてユメミの耳元でそう言った。
ユメミ:
「……わかりました。気をつけてくださいね。」
レオンはユメミのそばに歩み寄り
「大丈夫、すぐに戻ってくるから少し
待っててくれ」
そう言うと、ドアを開けて出て行った。
アキ:
「レオンさんたちなら大丈夫だよ。ユメミのそばにはボクがずっとついててあげる!
 ボクのこと、一杯頼ってよ!」

真剣なまなざしの光坂クンにユメミはうなずいて見せると、ドアの方に目をやった。
鈴影さん、どうか無事で―。
薫:
「それにしても・・・レオンハルトはやけにあんたのことを気遣ってるじゃないか。恋人って訳じゃなさそうだけど、なんだってそこまで気遣うんだ?なんか理由があるんだろ」

今までのレオンとユメミのやり取りを見て聞いていた薫が不思議そうにそう聞いた。

まさか、月光のピアスを身につけているから心臓の血を狙われているとは言えない・・・。
「え?どうなんだ?」
薫に見つめられて思わずドキッとしてしまった!
きゃぁぁぁぁっ!
一瞬慌てて光坂くんをみたけど、彼に何の変化もみられない。

(ユメミの心の声):
そうか、光坂くんはリングを身につけてるんだっけ・・・。よかったわ。それよりもなんて答えたらいいの?!
マリナ:
「そりゃ、薫やなんとか寺(冷泉寺と言いたい)と違って、あたしと一緒で、か弱い乙女だからに決まってんじゃない!」
薫:
「誰がか弱い乙女だって?まぁ、ユメミちゃんがか弱い乙女だって言うならわからなくもないが・・・」

薫がニヤッと笑いながらマリナをみた。
マリナの助け舟にホッと胸をなでおろすユメミと光坂だった。
場面変わって、レオンたち

冷泉寺:
「レオン。さっき高天が言ったことだが、あたしも気になる…なんでアイツはユメミを狙うんだ?」
レオン:
「おそらく、ヤツがこの空間を自由に操り、オレたちの世界に出入りするために、ユメミの心臓の血を狙っているんだろう。月光のピアスを身につけたものの心臓の血は永遠の命を手にできるが、それと同時に、巨大な力を手に入れることができるんだ。だからオレ達、いや、正確に言えばユメミがこの世界に引きずり込まれたんだ」

静かな口調でそう語ったレオンに高天の足が止まった。
ヒロシ:
「レオン、アキはアイツに反応して変身しちまっただろ?もしかしてアキも狙われるんじゃないか?
 オレ、戻った方がいいんじゃないか?ユメミたちを守らなきゃ…」

冷泉寺:
「ミラーカの魔法石とあの部屋の結界があるだろ。なあ、レオン、城の地下での出来事をどう思う?あんたの銀剣ですら歯が立たなかったヤツに、ミラーカの魔法石が防御したことだが」
レオン:
「アルディ家の党首が言うように、この世界がソロモン王の魔術と関わりのある世界だとすれば
 ミラーカの持つ魔法石もソロモンの魔術に縁深い物だと推測される。
 銀バラの秘術も一部ではソロモンの魔術の流れを汲んでいるが、それを編纂したものだ。

 言うなれば、ソロモンの魔術がラテン語、ミラーカの魔導石をラテン語に近いイタリア語とすれば
 銀バラの秘術はラテン語に影響を受けているが別の系譜を辿っている言語…ドイツ語のようなものだ。
 ラテン語を話す人間には、ドイツ語よりイタリア語のほうが通じる確率が高いだろう?

 ヤツがソロモン王に関わりがあるとすれば、オレの銀剣よりミラーカの魔法石のほうがより通用するのも納得できる。
 冷泉寺、さっきオレがしたソロモンの72柱のことを覚えているか?」
冷泉寺:
「あぁ、封印を解かれた72のうち71の悪魔は地獄に帰ったが、1人だけが現世に留まったとそう言ってたよな」

冷泉寺はあたりに気を配りながら重い口調でそう答えた。
レオン:
「そうだ、オレはヤツがその残った悪魔…ベリアルではないかと思っている。
 ベリアルはオレたちの世界で悪魔崇拝を広め、力を蓄えてきた。
 この世界ではミラーカの父上を操り、その魂を吸い続けている。
 目的は分からないが、ヤツは力を求めている…月光のピアスの力も…
 もしかすると、太陽のリングや星影のブレスの力も狙っているのかもしれない。

 ヤツがまだ、ミラーカの母上の結界を破る力がないことを願おう」
高天:
「レオン、着いたぜ。この部屋だろ、どうする?ドアを蹴破るか?」

光坂の霊感があれば最善な方法で部屋に入る道を決めることが出来たかもしれない。
でも、その光坂はユメミと共に、ミラーカの母親の部屋にいる。
レオンは聖なる銀剣を身につけ、冷泉寺もブレスを身につけている。
ヤツが襲い掛かってきたとしても多少の防御はできるだろう・・・。しかし、高天は聖宝を身につけていない。
レオン:
「高天は一旦後ろに下がっていろ。俺と冷泉寺で扉を開ける。ひとまず、様子をみるんだ」
そう言って、レオンハルトは扉の前に立つ。
隣に立つ冷泉寺に視線を送り、目で合図する。



>>止まってたので、入力しちゃいましたあせあせ
冷泉寺:
「高天が後ろに下がったのはいいが、上品にドアを開けるのか?」

皮肉を込めて冷泉寺がそう言い放った。
レオン:
「そんな義理、俺にはないさ」
フッと笑うと、胸元の銀剣を服の上からなでおろし、
「土足で、邪魔させてもらおう」
不敵な微笑で、気品あふれる美貌を彩らせた。
レオンたちがアルフォードの部屋の前でこれからドアを開けようとしたその瞬間、ミラーカが叫んだ。

「あぶないっ!!」
その叫び声と同時に、ミラーカの魔法石が稲妻のように光を放ち、レオンたちの元へと走った。
ユメミ:
「な、何っ?!」



ヒロシ:
「おわっ?!」
冷泉寺:
「なんだっ?! イキナリ!!」
稲妻のように光りを放ち、背後から突き抜けてきた蒼い稲妻を咄嗟に避ける、ヒロシと冷泉寺。
その直後、声とは呼べない不気味な低い唸り声のような音がレオンたちが入ろうとしていたアルフォードの
部屋から響き渡った。

レオン:
「どうやら、ミラーカの母親の力に守られたみたいだな。」

そういうと、レオンはホルダーから銀剣を取り出し、そっとドアに銀剣を触れさせた。
色は変わらない。
ヒロシ:
「色が変わらないって事は、魔には”触れてない”ってことだよなぁ?」
冷泉寺:
「この場合、魔に触れてないというよりも、ミラーカの母親の力によって浄化された、と言うべきだろう。
でも何故だ?この城全体が例のヤツに侵されていて、かろうじて母親の部屋だけは結界が張られていただけなのに、この部屋の力を破壊できたんだ?」

冷泉寺は腕を組み考え込んだ。
それを見てヒロシが、
「根拠無くて悪りぃけどさ、ミラーカの母ちゃんなりに、ここの”魔”のチカラつーか、気配に反応した・・・とかは? ・・・有り得ねぇ?」
”俺にはわかんねぇけど・・・”と続けながら、代わりに考えてくれ、と言わんばかりにレオンを見やる。
冷泉寺:
「バカ狼、ミラーカの母親はやつと戦って力尽きて死んだと思われるとさっきレオンが言ったのを忘れたのか」

レオン:
「月光のピアスの力が反映されたのかもしれないな。ピアスの力がミラーカの持つ魔法石に共鳴した可能性もある。ヤツがユメミを狙ったのはどうやらその辺りにありそうだな。ピアスを身に着けたものの心臓の血とあの魔法石の力と共鳴する月光のピアスの力・・・」

険悪なムードになりかけた冷泉寺と高天の間に静かに割って入るようにレオンが口を開いた。
「とにかく、中に入ってみよう」
慎重にドアノブを回す。
カチ・・・小さな音とともに
静かにドアが開かれた
高天:
「何も変わった様子はないぜ。さっきのあの低い唸り声みたいなのが聞こえたってーことは
例のヤツがいたってことだろ。ん?なんだ、この変な臭いは・・・」

狼に変身するようになって以来、ヒロシの嗅覚は敏感になった。
その特技(?)が活かされてレオンにも冷泉寺にも気付かない臭いを察知した。
レオン:
「どんな臭いだ? 高天」
注意深く辺りをうかがいながら、レオンハルトが問う。
高天:
「鉄くさぃ… 血の臭ぃ… と…」
違和感に、辺りを見回すヒロシ。
「これ… どっかで…」
注意深く、臭ぃに神経を集中するが、ヒロシにはその正体がなかなか分からなぃよぅだ。
「どっかで… それも、凄ぇ身近に知ってるよぅな感じなんだけど…」
冷泉寺:「レオン、天井を見てみろ」
ぎょっとした様子でつぶやく。
冷泉寺の言葉に促され、レオンと高天は天井を見上げた。

高天:
「うげぇっ・・・・!」

3人が目にしたのは、ほぼ腐乱死体と化した骨が隙間なく天井に敷き詰められていたのだった。
「レオン・・・どういうことだよ???
なんで天井にこんな・・・うぐっ」
ヒロシは青ざめてヨロリとドアに寄りかかり
口を塞いだ。

冷泉寺:
「この遺体がアルフォードの生贄になった女達ってところだろうな。天井に骨と遺体とは・・・
重力の法則に反してるのがひっかかるな」

すっと表情を硬くしながら冷泉寺が冷たい口調で言った。
こんにちは!最近このコミュに参加しました!
どうかこの続きを書いて下さい!
…私は見る専門なのでバッド(下向き矢印)すごく懐かしくって本読み返したくなりましたわーい(嬉しい顔)

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