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EXORCIST(エクソシスト)コミュの第4夜 手荒な歓迎

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カイルとアレンはようやく黒の教団本部に辿り着いた。と、いっても教団本部が建っている崖の下にカイル達は居た。
その旅の間、アレンとカイルはアレンの師匠であるクロス(実父)に間違えられ、借金取りに追われたり、アクマに出会ったり、千年伯爵(フグ親爺)に出会ったりして、散々な目に遭いながら目的地の場へ。

「アレン、ここか?黒の教団は?(また、黒の教団に帰っちまったか)……」

カイルは教団本部がある崖の上を見てアレンに尋ねた。

「そう見たいです。紀里」

「何というところに建って居るんだ。まるで、悪の巣窟のようだ…(AKUMAの侵入を防ぐのにやも得ないな)」

「断崖絶壁の上に立てられておりますのね」 と、カイルの式神が言った。

「ティムキャンピー、ここの場所で良いのですか?」

ティムキャンピーと言われたゴーレムは3人に早く来い!という様に崖の上を飛んで行った。
カイルは左手で自分の頭を掻きながら、崖の上と隣にいるアレンを交互に見た。

「はぁ〜この上を登るのか?」

「そう見たいですね、キリ。行きましょうか」

アレンは荷物を背に背負うと崖に登る為に手を掛けた。

「アレンさま、お荷物でしたら私がお持ちしますわ」

「蜜虫、大丈夫です。僕、力持ちなので」

《ヤレヤレ、イシスを発動させてアレンを抱えて上がるしかないな》

「アレン、荷物をしっかり持つんだ。私が君を抱えて上に上がる」

「大丈夫ですよ!キリ。僕、自分の力で登りますから」

と、言うアレンにカイルは後ろから彼の身体を抱えた。

「え!キ・紀里!!」

突然、カイルに抱えられたアレンは驚き足をバタバタしていた。

「イノセンス!発動!スカイウィング!」

発動の言葉でカイルの背中に大きな白い羽が出て来ると、アレンを抱えて空を飛んだ。

その姿を一部始終を見ていた人達がいた。

「なんだいこの子達は?ダメだよ。部外者入れちゃ―。何で落とさなかったの?(赤髪の子、クロス元帥の様な感じだな)」

その人物の声に、「コムイ室長。それが微妙に部外者っぽくねーんスよね」と答えている。

「ここ見て、兄さん。この子達クロス元帥のゴーレム連れてるのよ」と、1人の女の子がモニターを見ながら言っている。

教団の一室で話し合いしている頃、カイル達は教団の前に辿り着いた。

「ここが黒の教団…話には聞いてたけど、なんてゆーか雰囲気あるな」

「見れば見るほど、悪の総本部みたい……」

「えっと、どこに行けば良いのかな?」

「そこの黒い物体に話し掛けて見なよ」

紀里はティムキャンピーと同じく空飛ぶ黒い物を指差してアレンに言った。

「すいませんー!クロス・マリアン神父の紹介で来たアレン・ウォーカーです!教団の幹部の方に謁見したいのですがー!」

「同行者の、安藤紀里です!」

「同じく、蜜虫と申します」

「あの子達、元帥の知り合いだ!あの人生きてたのか」

「“紹介”って言ってますけど、室長なんか聞いてます?」

その問いにコーヒーを啜りながらコムイは「知らない」と言った。

教団側の返事を待っているアレンとカイル。ある人物の言葉で3人は大変な目に遭う。

「返事が遅いな」

「そうですね」

「お時間が、かかっているのかしら」

3人が考えているその時、教団側の返事が来た。

〔後ろの門番の身体検査受けて〕

とゴーレムから声がした。

「…どうも」

「ここで良いのか?」

ぐおっ!!

「ひっ!!!0口0」

「何だ!こいつ…」

レントゲン検査!アクマか人間か判別!

−ピコピコ・・ブブッ‐

「?(?映らない、バグか?!)」

「……(随分長いな。嫌な予感がするな)」

ブーー!!

「こいつらアウトォ!!」

門番は鼻水と涙を流しながら叫んだ。

「何に?!」

「へぇ?????」

「こいつらバグだ!額のペンタクルに呪われてやがる!もう1人の方は何も映んねぇ!アウトだアウト!」

門番は更に続けて言う。

「んなっ!」

「え?!」

カイルの悪い予感が当たってしまった。

「「何ぃ――!?」」

<スパイ侵入!スパイ侵入>

「おい、城内のエクソシストは!…」

「大丈夫じゃ」

「神田がもう着いたわ」

門の上に人がいる。黒髪の青年…神田ユウが。

その時、紀里の目が即時に反応した。

「3匹で来るとは、いい度胸じゃねぇか…」

「(殺気!)」

「ちっ、ちょっと待って!何か誤解されて…」

しかし神田が刀を振りかざし飛び下りて来る。

「!!」

「紀里!僕に任せて下さい。蜜虫と一緒に下がって下さい」

「アレン!止めろ!相手は…」

紀里はアレンを止め様としたが遅かった。

「アレン!」

咄嗟にアレンはカイルと蜜虫を庇いイノセンスを発動した。

ドン!!

「なっ・・」

「!」

「痛っ?!え?!(?!対アクマ武器に傷が!アクマの砲弾でもビクともしないのに、たった一撃で?!)」

まさかあの刀…

「アレン!大丈夫か?」

カイルは咄嗟にイノセンス黒い大鎌を発動させてアレンと黒服の男、神田といわれる人物の間に入る様にアレンの間に入った。

「お前達、その腕と大鎌は何だ?」

「……対アクマ武器ですよ。僕はエクソシストです。同行者の紀里と蜜虫も同じくエクソシストです」

「何?」

―ギラッ!と神田は門番を睨み付ける。

「門番!!!」

ビク!と門番が怯える。アレンまで一緒に。

「いあ、でもよ!中身が分かんねえんじゃ、しょうがねぇじゃん!アクマだったらどーすんの?!」

「僕達は人間です!確かにちょっと呪われてますけど…立派な人間ですよ!」

怒ったアレンはドン!と門番の顎を叩く。

「ぎゃぁぁーー触んなボケ!」

その一言で、カイルはキレた。

「黙って聞いてりゃ、ふざけんな!俺達は人間だ!」と叫んだカイルは、アレンのイノセンスに食い込んでいた相手の刀を跳ね飛ばした。

「!?」

神田はカイルの迫力に唖然としていた。(此奴はクロス元帥の息子で名はカイル…まさかぁ!)

カイルは門番の側に行き、バキッ!っと顎を蹴飛ばす。

「痛ぇ!何すんだこのヤロウ!」

カイルに怒りに文句を言う門番。

「ふん!煩いんだよ!この!ポンコツ野郎!ここで、刻まれるか!それともでかいツラに大穴を開けてやるか、どっちが良いんだ!あぁ"!」

「主を侮辱するなんて許せませんわ」

「Σ驚きヒィ……たらーっ(汗)(怖ぇぇ!この怒り方は、ク・クロス元帥にそっくりだぁ〜)」

カイルの豹変ぶりにモニター越しで見ていた室内の人間は恐怖で顔面蒼白であった。
一緒に行動をしていたアレンはカイルの怖さを知っていた。

「ひぃ〜(師匠だ!!師匠、降臨だ〜)」

「……(ジロ!)」

カイルは相手の黒服の男を睨み付けていた。

「ふん、まあいい。中身を見れば分かる事だ」

そう言った神田は再び刀を掴むと、カイルの方へ刀を振り上げて向かってきた。

「そこにいるヤツ、お前が一番怪しいからだよ」

「この六幻で切り裂いてやる!」

ガキン!という金属音がした。カイルが相手の刀を大鎌で防いでいた。

「!? お俺の攻撃をまた防ぎやがって!お前は何者だ?」

「誰だって良いだろ。オィ!お前、尋ねてきた客に物騒な歓迎をするんだな」

ニヤッと口角を上げて相手を見つめている。

両者の睨み合いにアレンは半べそな状態で悲痛な声を上げた。

「コムイと言う人に紹介状が行っている筈なんですが…あせあせ(飛び散る汗)

その一言で科学班一同はコムイに視線を送る。

「そこの君!」

「は、はい?」

「僕の机調べて!」

「アレをっすか…」

指差した方向はとんでもなく汚い机。ふらふら

「コムイ兄さんがく〜(落胆した顔)

「コムイ室長…がまん顔

その視線に耐えられず「僕も手伝うよ」と言いつつ逃げた。

「あった!ありました!クロス元帥からの手紙です!ふらふら

「読んで!」

「“コムイへ近々アレンというガキをそっちに送るのでヨロシクな。by クロス。です”それと、オレと同じ色の髪の奴がアレンと一緒ならそのまま入室をさせろ」

「はい!そういう事です。リーバー班長、神田君止めて!‐コーヒーおかわりしょっと〜」

と言うと、その場を離れた。

「たまには机、整理して下さいよ!……神田!攻撃を止めろ!」

「リナリー、ちょっと準備を手伝って、久々の入団者だ」

「かっ開門んん〜〜?」

ゴゴゴゴゴと門が開いた。紀里は開門の声と同時にイノセンスの発動を止めた。

「あの人が出してきた子に謎の青年と女性か…鑑定しがいがありそうだ」

意味ありげな考えを持ちながら、黒の教団、責任者のコムイ・リーは、〔入場を許可します。アレン・ウォーカー君、安藤紀里さん〕と2人に入場許可をした。

それを見ていた神田は不服そうにカイル達に文句を言おうとした時に〔待って、待って神田君〕とゴーレム越しに止められた。

「コムイか、どういう事だ?むかっ(怒り)怒」

〔ごめんね―早トチり!その子クロス元帥の弟子だった。ほら、謝って、リーバー班長〕

〔俺の所為みたいな言い方―!むかっ(怒り)

「ティムキャンピーが付いてるのが何よりの証拠だよ。彼は僕らの仲間だ。勿論彼女もね」

その時門の中から黒髪の美少女リナリー・リーが来てポコっと神田の頭をクリップボードで叩く。
<ボコ!>という効果音で。

「もう止めなさいって言ってるでしょ。早く入んないと門、閉めちゃうわよ。入んなさいむかっ(怒り)
ビシッと言うリナリー。

アレンの悲痛な訴えで、何とか誤解が解けたカイルと蜜虫とアレンの3人は教団本部に入る事が許された。

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