ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

眠れぬ夜の物語コミュの泣き時雨

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「ねぇ、知ってる?」
 と彼女は言った。
「雨はね。神様の涙なんだって。」
 聞いたことはあるな、と僕は言った。
 そんな僕を見て、彼女は嬉しそうに微笑んでこう、ささやいた。
「それだけじゃないのよ?神様はね、皆を想って泣いているんだって。だから、だからね?雨の日は ……泣いていいんだって。」
 こんな僕でも?
「そう、誰だって、どんな誰だって、雨の日は泣いていいんだって。」
 そう言って、彼女は笑った。


「ミ〜ンミンミンミー!」
 彼女と出会ったのは、暑い暑い夏の日。僕が生まれ育った町に、その年も夏が来て、僕と彼女は出会った。
その年の夏は格別で。とっても機嫌のいい神様が、温度のボリュームを回し過ぎてしまったみたいに暑かった。なんだか、全てのモノが暑すぎて、めんどくさく絡まってこんがらがっているみたいだった。
 その年、あまりの暑さに、引きこもりがちの僕は、ふらりと外に出ることを覚えた。
 第一、外に出るのが怖かったんだ。でも、長く長く引きこもっていた僕だけど、何故かな?その夏に、ふと外に出てみたくなったんだ。それは神様が仕組んだ必然かもしれない。今、なんだかそう思うんだ。
 外に出てみると、田舎町に育った僕に、引きこもっていた心を癒してくれる所は、気付けば沢山あった。立ち上る入道雲。虫の鳴き声。見晴らすほどの野原。ただただ緑の田んぼ畑。そんな田舎を、外に出ることを覚えた僕は、落ち着きのない子どもの様に、気の向くままに飛び回った。
「ミ〜ンミンミンミー!」
 彼女と出会ったのは、暑い暑い夏の日。この出会いは、今から思えば、神様がセッティングしたのかのように、さりげなくおとずれた運命的な出会いだった。
 ある蝉のトンネルを抜けた先に、小高い公園がある。僕のお気に入りの公園。そばには森があって、見晴らしがよくて、景色の先に小さく小さく海が見える。その公園で彼女と出会ったんだ。


「何をしているの?」
 彼女の最初の言葉はこうだった。
 その時、僕はあまりの暑さにまいっていたんだ。夏だからと言っても、神様はやりすぎなんじゃないか?と怒っているところだった。
「ねぇ、大丈夫?」
 そう言って彼女はおかしそうに笑った。
 僕は心底びっくりした。僕は女の子というものに免疫がなかったから。それは腫れ物に触るように僕はこう言った。
「あ‥あついからさ。」
 情けない……


 それからというもの、僕と彼女はよくこの公園で一緒に過ごすようになった。
 僕はキット、出会った瞬間から恋をしていたんだと思う。一目惚れ。たった一言声を掛けてもらっただけで、僕の小さな心臓は十六ビートを刻み始めちゃったんだ。
 それでも初め僕は、それが恋だと気付かなかった。いや、思わなかった。僕はその公園にいる理由が、景色が良いから。そう思っていたし、それ以外の何ものでもないと思っていたんだ。恋と自覚するには、ちょっと僕には、幼すぎた。
 彼女はいつも公園の同じ場所にいた。遠くの景色を眺めるように。
 そりゃ僕だって男だ、ちゃんと自分から話しかけたさ。腫れ物を触るようにね。
 でも、彼女はよくしゃべった。こんな僕を面白がるように、いつもなんだかんだと聞いてきたり、話をした。
 ある時なんて真剣な顔して
「ねぇねぇ私はね、恋をすると死んでしまうのよ。」
 と言った。
「じゃあまだ誰にも恋したことないんだね?」
 そう聞くと
「それもあるけど、私はね、恋に死にたいって意味よ。」
 彼女はそう言った。
 彼女はこんな僕を面白がるように、よくしゃべった。


 そんな会話をしているうちに僕は、彼女という存在に慣れていった。彼女のユーモアは時に意味不明でさっぱりだったけど、僕は好きだった。


 僕達がいたのは、遠くには海が見えて、あまり人のいない公園。人も通らない公園。
 でも、寂しげだとは思ったことはなかった。なんだかその公園は、空に近かったからかもしれない。鳥が飛び、風が吹き向け、虫が鳴く。
 それに彼女がいたから……


「ミ〜ンミンミンミー!」
 彼女は、夏が大好きだった。僕も、夏は彼女にお似合いだと思った。時に情熱的とも言えるその語り口は、全て夢を語っているかのようにも思えた。              
 しかし、ふと、彼女の言う優しい言葉に、僕の心臓はどうしようもなくなったりもした。僕はそんな彼女が好きだった。何故、好きだったかと言うと、キット彼女は僕とはまったく違うような性格だから。まったく考えもしないようなことを言うから。
 ほら、自分に無いものに惹かれるのは、生物の永遠の摂理だと思うんだ。
 でも、どうも僕は恋に気付けなかったんだ。情けない。


 そんな日々が続いている時、ふと彼女はこんな事を言い出した。
「ねぇ!探検に行かない?」
 はぁ。何故に?そう思ったが、彼女の目は輝いていた。もう止まらない。そんな気はした。こういうところは子どもみたいなんだ。
「どこにさ?こんな暑いんだから、涼しいところで休んでいようよ。」
「何言ってるの?暑いからよ!夏は冒険の季節じゃない。知らなかったの?」
 知らなかった。そんなの誰が決めたんだろう……


 大体、分かってはいたのだけれど、やっぱり僕は探検に行くことになった。いや、連行されているに近いかもしれない。僕は、彼女が冒険だなんだと言い出してから、かなり粘ってはみた。
「暑い。ここに居よう。日がもう少し落ちてから。涼しいとこに……」
 そんな僕の発言も、全て却下となった。そして僕は、冒険家に連行されていると言う訳だ。

 彼女はずんずんと道を進んでいった。日陰に入ろうともせず。
「どこに行くんだよー?」
 蝉のトンネルを抜けて、緩やかな下り坂。
 その坂をピュウっと下って行く背中に、大きな声で声をかけた。
「どこぉ?どこがいいかしらねー?冒険なんだからー気の向くままにー。」
 彼女はこっちに顔を向けずに、空に向かって大声で話していた。
「まったく。」
そうも思ってもいたが、どこかでワクワクする気持ちも抱えていた。この際暑いのは忘れよう。どうせ夏は暑いんだから。
彼女と一緒なんだから。


「ミ〜ンミンミンミー!」
 僕と彼女は、毎日冒険した。僕のお気に入りの綺麗な小川とか。壊れてもう誰も住んでいない廃屋とか。小学生が遊ぶ校庭とか。そんなところを回りながら、彼女は
「ねぇ見てみて!」
と小さな花を見つけたり。古い椅子を見て
「誰が座ってたんだろうね?」
と言ったり。校庭を走り回る子どもを、楽しそうに見たりしていた。
 僕はなんだか楽しかった。暑い暑いなんて駄々こねていたのがバカみたいで。引きこもっていたのが、バカみたいで。ずっとこうしていれれば、そう思った。いっそこのまま時間が止まれば。そんなことまで思ったんだ。
 つまり、それが恋なんだと。僕はその時やっと気付いたんだ。夕暮れに染まる、校庭で笑ってる彼女を見て。そんな横顔だけで。
それでまたもや
「バカみたい。」
 そう思った。キット気付くのが怖かったからだ。心の中では、彼女のことをいつも想いながら。そんな気持ちに、自分が傷つくのが怖かったから。自分に自信がないから。なんだかバカみたい。そう思った。ただ、自分だけを守って。


 その時、急にシトシトと雨が降ってきた。空は晴れていたのだけど、不思議なことに雨だけ。シトシト。シトシト。
「おおい、雨が降ってきたよ。」
 子ども達は、急いで校舎の方に走って行く。
 それなのに彼女はのんびりで。
「本当だ。晴れてるのにね……ねぇ、森の方へ行ってみない?」
 彼女はくるっと振り返ってそう言った。
「これぐらいの雨なら、そんなに濡れないでしょ?」
 まぁそうなんだけど。
「冒険よ。冒険。冒険家がこれぐらいの雨で立ち止まる?止まらないでしょ?それに私ね、雨の森が好きなの。」
 彼女が、雨の森が好きだっていうのは意外だった。彼女はこう、熱くて、楽しくて、明るいものが好きだと思っていたから。
 それで僕は、その理由が知りたくなって
「分かったよ。雨の森には、素敵なことが待ってるの?」
 僕はそう茶化して話しかけたけど
「そうね、何が待ってるんでしょうね。」
 彼女はそう優しく言うだけだった。


「ミ〜ンミンミンミー」
 森は、いつもと同じような騒がしさを保っていた。それでも、そこにはなんだか、哀しさや淋しさが漂ってるみたいで、夏からここだけ切り離されているような感じがした。
「涼しいねぇ。」
「うん。なんだか、淋しい感じだ。」
 僕はふとつぶやいていた。
 そんな僕を見て、彼女は優しく微笑んで
「そうね、なんだか森が泣いてるみたい。」
 そんなことを言った。
「森が泣いてる?」
 森が泣く?なんだか哲学的な話だ。
怪訝な顔をしていたのだろう、彼女は僕の顔を覗き込んでこう言った。
「ねぇ、知ってる?……雨はね。神様の涙なんだって。」
 うん?なんだろう。やっぱり不思議な話だった。
「聞いたことはあるな。なんかの歌にあった気がする。でも、それがどうしたの?」
不思議そうに訊く僕を見て、彼女は嬉しそうに微笑んでこう、ささやいた。
「それだけじゃないのよ?神様はね、皆を想って泣いているんだって。だから、だからね?雨の日は ……泣いていいんだって。」
 神様は、皆を想って泣いている?それは初めて聞く言葉だけれど、なんだか優しく胸に響くようで
「誰でも?こんな僕でも?」
 僕は無意識のうちに、そう訊いていた。
「そう、誰だって、どんな誰だって、雨の日は泣いていいんだって。」
 そう言って、彼女は笑った。


 それからしばらく、僕らは雨の森を探索した。僕らは黙って、優しい雨に打たれて。
「ねぇ。」
 漂う静けさを壊さないように、僕はそっと話しかけた。
「雨の森が淋しいのは、神様の涙に森が打たれて、泣いているから?」
「うん……そうかもしれないね。」
 彼女はそう言った。
「私がね、雨の森が好きなのは……なんだか正直な感じがするから。沢山の生き物がいる。それが、それぞれただ、素直に哀しみに身を任せ、泣いているみたいだから。」
 ちょっとおかしい?彼女はそんな顔をした。
「そうか。だから静かで、ちょっと淋しい感じなんだ。」
 僕はすっかり彼女が言っていることを信じていた。つまるところ、それが恋なんだと思う。ただ‥同じ気持ちでいたいから。


 静かな森を歩きながら
「好きだよ。」
 僕は唐突にそう言った。
「えっ?雨の森が?」
 彼女は不思議そうに僕を見た。僕が唐突に何か言うのなんて珍しいから。そんなところは、彼女に似てしまったのかもしれない。
「君のことだよ。」
 そうとだけ言った。彼女は驚いたように目を丸くして
「何を急に。」
 そうとだけ言った。
「そうだね。いきなりごめん。でも、なんだか今しかない気がしたんだ。キットこの雨の森を出たら、また意気地な自分に戻っちゃうだろうから。ここは今、とっても正直な場所。今なら言える気がしたから。今しか無い気がしたから。」
 僕はそう一気に言った。でも
「そう。」
 と彼女は言ったきり、黙ってしまった。
 まずかったかな。そうとも思ってもみたけど、後悔は無かった。むしろすっきりしたぐらいだ。自分の心を守るために、脅えた日々。今のままでいいと嘘をつき続けた日々。勇気もないくせに。バカみたい。
 雨の森が教えてくれた。正直でいることの大切さを。正直でいる聡明さを。正直でいる強さを。
 だからもう嘘はつかない。迷うことはいつもだけど。後悔しないように。
今、言えない言葉は、キット次も言えないから。時間とか、場所とか、気持ちとか。全部流れ動いてしまうものだから。
 だから、後悔はない。

「ねぇ。私は……恋したら死んでしまうの。それでもいい?」
 彼女はそう言った。
「うん。僕がキット……恋に死なせてあげるよ。」
 僕はそうとだけ言った。


 恋すると死んでしまう。それはしょうがない、どうしようもない。避けられない運命。だから、恋に死にたい。それは、切望。
 蝉である僕らにとっては……



「ミ〜ンミンミンミー!」
 僕らは恋人同士になった。たった数週間の恋物語。
何年もの間、土の中で引きこもり、冒険の季節に、ふらりと外に出えることを覚えた。そこで出会った彼女。彼女と出会ったのは、暑い暑い夏の日。
 一瞬で過ぎ去る青春の、幸せ探す、恋物語。
 僕らは、蝉のトンネルを抜けた先にある、小高い公園。僕らが出会った公園で、今までどおり過ごした。
 そこで、話しをしたり、冒険をしたり。雨の日には森に入って、ただただ過ごした。
 そのうち彼女のお腹には、沢山の僕らの子どもが宿った。僕らが一緒に過ごした証。恋に死ぬ、僕らの唯一の証拠……



 その日も、雨が降っていた。神様の涙。シトシト。シトシト。シトシト。
「夏も……終わるね。」
 彼女は、一生懸命、木に子どもたちを産み落とした後、か細い声でそうささやいた。
「ミーンミンミー」
 森は、いつもと同じような騒がしさを保っていた。それでも、やっぱりなんだか哀しさや淋しさが漂っていた。
「皆、大変。恋の相手、探しています。そう言ってる。」
 彼女は苦しそうにそう言った。
「恋するのって大変。キット、誰にも恋せず、死んでいくことも、あるんだろうね……」
「君は……幸せだった?」
 僕は恐る恐る聞いた。彼女の息は荒い。ゆっくりゆっくり
「そうね。幸せ、だったわ。あの時の顔、忘れられない。あの公園で、あなた、とっても暑そう、だったもの。」
 ゆっくりゆっくり言葉を紡ぐ。でも顔は、優しい顔。
「僕も幸せだったよ。」
 そうとだけ言った。何を言ったらいいのか、もう分からなかったから。
「次、いつかまた、どこかで会えたら、キット、また私に、恋を、してね。」
 彼女は苦しそうに言う。
「分かったよ。絶対だよ。その時はまた冒険に連れてってよ。君との冒険は大好きなんだ。その時はまた、声をかけてよ。何をしてるの?って。」
 彼女はふっと笑った。
「私達、の、子ども。幸せに、なれる、かしら。」
 もう彼女は、見るからに苦しそうで……
「なれるよ。キットこの森で、素敵な恋をするよ。だって雨の森は、正直になれるんだから。」
 そうね。とだけ、彼女は言った。
「そうね。」
 とだけ……
 その瞬間、彼女の体から力が抜け、木から落ちて行った。

   かさっ。

 その音だけ、僕は聞いた。
さようなら。そう聞こえた気がした。

 空を見上げる。雨が降っている。哀しかった。
 僕は思った。
「僕もしばらくしたら、死ぬだろう。」

 体がふっと軽くなっていくのを感じる。やりたいこと、やり残したこと、沢山ある。でも…僕はしばらくしたら、死ぬだろう。
 子ども達はしっかり生きていけるのか?それを見届けられないのが、ひどく口惜しい。出来るなら傍で見てやっていたい。ずっとずっと傍にいたい。でもでも…死ぬのだ。
 生き物は必ず死ぬのだ。
 ただ、短い人生に後悔したくないだけ。こんなちっぽけな胸に、幸せの思い出詰め込んで、悲しまずに死にたいだけ。
 こんな想いを切に願って、誰でも生きているのかなぁ……

 僕は空を見上げた。最後に出来ることは、もう限られていた。
「ミ〜ンミンミンミー!」
 僕は必死に大声で鳴いた。出来るだけ、出来るだけ大きな声で。空に大きく響くように。
「ミ〜ンミンミンミー!」
 天国で彼女に会えますように。子ども達が、幸せな人生をおくれますように。彼女と出会えた奇蹟に。……自分が生きていた証拠を残すように。
 僕は必死で鳴いた。正直に、哀しみを、幸せを、淋しさを、願いを、全ての想いを込めて。
「ミ〜ンミンミンミー!」
 僕の声は届いてる?こんな声でも、届きますように。
 見上げる空からは、シトシトと雨が降っている。夏の終わりを告げる雨。神様の涙。
 その時、彼女の姿が、目の前で揺らいだ気がした。
「神様はね、皆を想って泣いているんだって。だから、だからね?雨の日は ……泣いていいんだって。」
 ふと雨が僕の目にあたり、涙のように流れ落ちた。何粒も。何粒も。
「ミ〜ンミンミンミー。」
 あぁ僕だって泣けるんだ。あぁ神様。
 どうかどうか神様、天国で彼女と会えますように……
 幸せが、誰彼なしに与えられますように……





   ミ〜ンミンミンミー
   ミ〜ンミンミンミー
   森に、神の涙が降り注ぐ
   夏の終わりに
   森は、泣き声に充たされた
   シトシトと、泣き時雨
   幸せ祈り
   ミ〜ンミンミンミー
   幸せ祈り、泣き時雨

コメント(23)

人の話だと思って読んでたので
良い意味で意外でしたぴかぴか(新しい)
最後は泣いてしまった..涙
私も人間だと思っていたので、いい意味で思いっきり予想を覆されましたあせあせ(飛び散る汗)
そして、感動しました涙!!涙しました!!

蝉の一生について何度か考えたことがありますが、擬人化するとこんなにも切ない人生なんだなと改めて感じますね泣き顔
蝉の一生がこんなにはかなく切ないものであることにもきっと意味があるのだと思うけど、それでもやはり、神様は何故こんなに悲しい人生を蝉に与えたのか・・・って考えてしまいます。もうやだ〜(悲しい顔)
ぴかぴか(新しい)>えりなさん
泣いていただいけたなんて、本当に感動です泣き顔
ありがとうございます!

>ヒュールさん
友達には擬人法が過ぎる!と言われましたw

彼等は夏のオーケストラ、夏を盛り上げる最高の演奏者です。
この1文が、僕はとても素敵だと思いました。
どんな生き物にも、意味はあるんですよね?
素敵な夏も、みんなのおかげだと思いたいです
わーい(嬉しい顔)

>ふじ子さん
感動していただけて、本当に嬉しいです泣き顔
キット蝉にとっての数週間は、僕たちが感じる何倍も長く、凝縮された時なのかもしれないですねわーい(嬉しい顔)

そんな恋は、僕たちが決して経験できないほど、キラキラしてるのかもしれませんね

ありがとうm(__)m

人間ではなく蝉だったのは、なるほどと同時に驚き、スゲーと思いました。

そうですよね、蝉はたった一週間前後を全力で生きてるんですよね。

切なくて哀しくて愛おしい…

よかったら、ひとつ詩を書かせてくれませんか?
読んでいたら書きたくなってしまいました(笑)

ダメといっても書いちゃいますが(^^ゞ


>ひなひなさん
感動していただけたなんて、とっても嬉しいです泣き顔
田舎育ちのため、田舎の風景の描写は得意なのかもw
また、感動していただけるものを書けたらと思いますグッド(上向き矢印)

>グミさん
そうですね☆寿命によって、時の流れを感じるのには、違いがある。って話も聞いたことがありますわーい(嬉しい顔)
キット、セミにとっては、長く尊い人生なのではないでしょうかぴかぴか(新しい)
感動していただけて、本当に嬉しいです!ありがとうございます泣き顔

>ネ右 車甫さん

読んでいただいて、ありがとうございます!
ぜひ、詩を書いちゃってくださいわーい(嬉しい顔)
こんな話でも、書いていただけることが嬉しいですぴかぴか(新しい)
よかったら、僕にも読ませてくださいね目がハート
素敵なお話ですね(^-^)
私も涙がでました。蝉を見る目が変わってしまいそうです。
私もこんな素敵な恋がしたいです♪
>めぐをさん

涙がでたなんて、本当にうれしいです泣き顔
僕も、こんな恋をしてみたいですグッド(上向き矢印)
でも、人間には人間の素敵な恋があるんですよねウッシッシ
切なくて。愛しい。。。
素敵なお話でしたハート
ちょっとあって、今尖ってた心なんですが安らかになりました涙
ありがとうございますハート
感動して泣いてしまいました泣き顔
蝉の人生は人間にとったらすごく短くちっぽけなものかもしれんけど、命がけで恋をして今を一生懸命生きているんゃね。
命がけの恋してみたいねーほっとした顔ぴかぴか(新しい)
セミさんのお話なんですねぴかぴか(新しい)最後になってやっと気づきましたあせあせ(飛び散る汗)

すごくあったかい、こころに響くお話でしたわーい(嬉しい顔)ハート

こんな恋ができたらいいな猫ハート
蝉さんやったんやあ指でOKなんか 心が あったまりました手(チョキ)

遅くなりましたが、この作品を読んでひとつ生まれましたm(__)m

ブーさんに並んで眠れぬ夜の共になればと思います…





空蝉時雨


雨がカラリと去って行く様に
僕らの夏は早かった

君に出会えた奇跡より この世界に出会えた事
それが僕にとってはずっと 奇跡的な事だから

まだ泣き止まないで 哀しいから
いつかは降り止む蝉時雨
その刹那さ溢れる物言いに
僕はひどく心打たれたものさ

夏の木陰にぽつんと見つけた
背中に傷負う空蝉ひとつ

君の残した奇跡だね 初めて出会えた胸の高鳴り
決して忘れない 心に描いた夏の絵日記

乾いた空を飛び交うように
僕はひとつの姿を探した
物言わぬ空蝉の如く
君のひとつの姿は消えた


去り際に聞いた蝉時雨 その物言いに
僕はひどく心打たれたものさ


夏の雨がカラリと去って行く様に
僕らの時間は早かった その後ろ姿に
僕はひどく心打たれたものさ







冷や汗>あめさん
おもしろかったと言ってもらえて嬉しいです!
この物語が、たくさんの人の夜のお供になるように願っていますわーい(嬉しい顔)

> ♡sae♡さん
尖った心を癒せるなんて、思ってもみませんでした泣き顔
感動していただいて、本当にありがとうございます!

> Κ×Υ さん
僕も、命がけの恋をしてみたいですw
もう夏も終わりですね。短い夏には、たくさんの恋があったんでしょうね…
読んでいただき、ありがとうございましたわーい(嬉しい顔)

> はるちゃんさん
ちょっと人間ぽく書きすぎたと、反省していますw
あったかいと言っていただけるのが、一番うれしいです!
ありがとうございますグッド(上向き矢印)

> りん♪うささん
セミの恋を書いてみましたが、少し人間くさすぎましたあせあせ
でも喜んでいただけて嬉しいです!

>ネ右 車甫 さん
本当に、すばらしい詩をありがとうございます!
こうやって詩を書いていただけて、感涙です泣き顔
またネ右 車甫さんの作品楽しみにしています!
素敵なお話に
気付いたら泣いていました。
私も命懸けの恋をしたいです-。
>ラテさん
泣いていただけたなんて、本当に嬉しいです泣き顔
命がけの恋…
人間である僕らには、なかなか難しいのかもしれないですねたらーっ(汗)

>☆よっしぃ☆さん
面白かったなんて言っていただけるとは!
また、面白いと言っていただけるような話を書きたいと思います!
読んでいただいて、ありがとうございますわーい(嬉しい顔)

ログインすると、残り6件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

眠れぬ夜の物語 更新情報

眠れぬ夜の物語のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。