'Ｉ`*艸)
「かんぱーい」
今日は付き合って４周年の記念日、学生の頃から一緒に過ごしてるから忘れがちになるけどもうこんなに経つんだと実感する。
今思えばお互い不安定になるような時も沢山あったけれど、今でも一緒に馬鹿なこともしながら仲良くやってると思う。
「ここの料理美味しいね♪あっそうだ、今日は泊まっていかないの？」
「うんごめん、だって明日仕事早いからさっ」
「ふーん」
昔から家を出たかった私は就職して一人暮らしの資金が貯まると直ぐ家を出た。
私が一人暮らしを始めたから一緒にいれる時間はなんとかあるけど、やっぱり少なくなっている。
私が精神的に弱いからか、あの腕がないと安心して寝れないんだよね。
もっと強くなりたいっていつも思う。
そんなことわかってるのかわかってないのか、いつもあの人は飄々としているし。
私の気持ちをわかっているのかしら…
まぁ私も未だに素直になれない性格のせいであまり気持ちを伝えることはできないんだけど…
「じゃあそろそろ帰ろっか」
「うん、これからの1年もよろしくね」
「こちらこそよろしく、もうちょっと怒らせるようなことしないようがんばります！」
「はいはい」
「あっ、はいこれ」
「なにこの手紙？」
彼は鞄から手紙を取り出し私に差し出した。
「いいから受け取れって！絶対家に着いてから読めよ！」
「わかったから、落ち着いてってば」
なにをこんなに必死で恥ずかしがっているんだろう？
なんだかおかしくて笑ってしまう。
「なに笑ってんだよ！人がこんなに真剣なのに！」
「だってすごい必死なんだもん、笑っちゃってごめんね」
「絶対悪いだなんて思ってないくせに…まぁいいよ、とりあえず絶対家に着いてから読めよなっ！」
「はいはいわかったってば」
あの人が手紙なんて書くんだ、どうせまた馬鹿なこと書いてるんだろうなんて思いながら別れ、自分の家へと向かう。
家に着いて家着に着替え、鞄から手紙を取り出した。
「ラフレター？」
濁点付け忘れてる…ほんと鈍くさい…
呆れながらもかわいいと思ってしまい微笑みながら封筒を開けた。
『こんばんは。今日のデートはどうでしたか？楽しかったですか？
僕はきっと楽しんでると思います。手紙を書いてる今でも明日のことを考えると楽しみで、なんだかにやけてしまいます。
僕達も付き合って４年が経ちます。いろんな所に行って、いろんなものを見て、君とだから見れたものも沢山あったはず、どれも大切な僕の思い出達です。
これからも沢山思い出を作っていこうね。
今から真面目な内容です。
仕事が忙しくなって一緒にいれる時間が減って、君が不安定になっているのも知ってるよ。ごめんねもっと一緒にいることができなくて。
でもね、僕はいつでも君のことを想ってるよ。
ちゃんとご飯食べたかなとか、仕事で失敗したり、辛いことがあってまた一人で泣いてないかなとか。
ちっちゃくて弱い君は打たれ弱いからね。
一人で泣かせてごめんね。
もしもっと一緒にいれるなら気の済むまで泣いて、泣きやむまでずっと抱きしめててあげるのにな。
でも、僕は君の弱い所がとても愛おしくて大好きだよ。
弱い人には強い人にはわからないことがわかる。だから君は君でいいんだよ、弱い君にしかできないことがきっとあるはずだから。
それに僕にはない強さを持っている君に憧れてます。
君は自分が気付いてないだけでいっぱい素敵なものを持っているんだよ。
自分が信じれないなら信じろなんて言わない、僕の言ってることを信じろなんて言わない。
ただ僕の言葉を忘れないで。
君がいろんなことに頑張ってるのをちゃんとわかってる。
だから僕は頑張れなんて言わない。でも僕はいつでも応援してるから。辛くなったらいつでも言っておいで。
僕は君がいいことをしても悪いことしてもずっと味方だからね。
生まれて来てくれてありがとうって、僕の前現れてくれてありがとうっていつも思う。
ねぇ、もしかして今泣いてる？
君は涙もろいしね。
でも駄目だよ、これはラフレター。
笑う手紙。君を笑顔にする為に書いた手紙なんだから。
ほら笑って？君の笑顔が大好きなんだ。
もし泣いてないなら…
少しくらいウルっときてもいいんじゃない？
なんてね。
初めて手紙なんて書いたから纏まらない文だけど、最後まで読んでくれてありがとう。
馬鹿な僕だけどこれからもよろしく。
じゃあまたね』
……とても優しい手紙。
あの人はちゃんと私のことをわかっていてくれてたんだ…
私はすぐ携帯を開いて電話をかけた。
早く声が聞きたかった。
「はいもしもし」
ワンコールもしないうちに出られたから驚いてしまった。
「出るの早いからびっくりしたじゃないの！」
「いやだってそろそろ電話鳴るだろうなって思ってたからさっ♪」
「なによそれ、ほんとにもうっ」
私は目に涙を溜めながら微笑んでいた。
「ねぇ…」
「どうした？」
「大好きだよ」
今日は付き合って４周年の記念日、学生の頃から一緒に過ごしてるから忘れがちになるけどもうこんなに経つんだと実感する。
今思えばお互い不安定になるような時も沢山あったけれど、今でも一緒に馬鹿なこともしながら仲良くやってると思う。
「ここの料理美味しいね♪あっそうだ、今日は泊まっていかないの？」
「うんごめん、だって明日仕事早いからさっ」
「ふーん」
昔から家を出たかった私は就職して一人暮らしの資金が貯まると直ぐ家を出た。
私が一人暮らしを始めたから一緒にいれる時間はなんとかあるけど、やっぱり少なくなっている。
私が精神的に弱いからか、あの腕がないと安心して寝れないんだよね。
もっと強くなりたいっていつも思う。
そんなことわかってるのかわかってないのか、いつもあの人は飄々としているし。
私の気持ちをわかっているのかしら…
まぁ私も未だに素直になれない性格のせいであまり気持ちを伝えることはできないんだけど…
「じゃあそろそろ帰ろっか」
「うん、これからの1年もよろしくね」
「こちらこそよろしく、もうちょっと怒らせるようなことしないようがんばります！」
「はいはい」
「あっ、はいこれ」
「なにこの手紙？」
彼は鞄から手紙を取り出し私に差し出した。
「いいから受け取れって！絶対家に着いてから読めよ！」
「わかったから、落ち着いてってば」
なにをこんなに必死で恥ずかしがっているんだろう？
なんだかおかしくて笑ってしまう。
「なに笑ってんだよ！人がこんなに真剣なのに！」
「だってすごい必死なんだもん、笑っちゃってごめんね」
「絶対悪いだなんて思ってないくせに…まぁいいよ、とりあえず絶対家に着いてから読めよなっ！」
「はいはいわかったってば」
あの人が手紙なんて書くんだ、どうせまた馬鹿なこと書いてるんだろうなんて思いながら別れ、自分の家へと向かう。
家に着いて家着に着替え、鞄から手紙を取り出した。
「ラフレター？」
濁点付け忘れてる…ほんと鈍くさい…
呆れながらもかわいいと思ってしまい微笑みながら封筒を開けた。
『こんばんは。今日のデートはどうでしたか？楽しかったですか？
僕はきっと楽しんでると思います。手紙を書いてる今でも明日のことを考えると楽しみで、なんだかにやけてしまいます。
僕達も付き合って４年が経ちます。いろんな所に行って、いろんなものを見て、君とだから見れたものも沢山あったはず、どれも大切な僕の思い出達です。
これからも沢山思い出を作っていこうね。
今から真面目な内容です。
仕事が忙しくなって一緒にいれる時間が減って、君が不安定になっているのも知ってるよ。ごめんねもっと一緒にいることができなくて。
でもね、僕はいつでも君のことを想ってるよ。
ちゃんとご飯食べたかなとか、仕事で失敗したり、辛いことがあってまた一人で泣いてないかなとか。
ちっちゃくて弱い君は打たれ弱いからね。
一人で泣かせてごめんね。
もしもっと一緒にいれるなら気の済むまで泣いて、泣きやむまでずっと抱きしめててあげるのにな。
でも、僕は君の弱い所がとても愛おしくて大好きだよ。
弱い人には強い人にはわからないことがわかる。だから君は君でいいんだよ、弱い君にしかできないことがきっとあるはずだから。
それに僕にはない強さを持っている君に憧れてます。
君は自分が気付いてないだけでいっぱい素敵なものを持っているんだよ。
自分が信じれないなら信じろなんて言わない、僕の言ってることを信じろなんて言わない。
ただ僕の言葉を忘れないで。
君がいろんなことに頑張ってるのをちゃんとわかってる。
だから僕は頑張れなんて言わない。でも僕はいつでも応援してるから。辛くなったらいつでも言っておいで。
僕は君がいいことをしても悪いことしてもずっと味方だからね。
生まれて来てくれてありがとうって、僕の前現れてくれてありがとうっていつも思う。
ねぇ、もしかして今泣いてる？
君は涙もろいしね。
でも駄目だよ、これはラフレター。
笑う手紙。君を笑顔にする為に書いた手紙なんだから。
ほら笑って？君の笑顔が大好きなんだ。
もし泣いてないなら…
少しくらいウルっときてもいいんじゃない？
なんてね。
初めて手紙なんて書いたから纏まらない文だけど、最後まで読んでくれてありがとう。
馬鹿な僕だけどこれからもよろしく。
じゃあまたね』
……とても優しい手紙。
あの人はちゃんと私のことをわかっていてくれてたんだ…
私はすぐ携帯を開いて電話をかけた。
早く声が聞きたかった。
「はいもしもし」
ワンコールもしないうちに出られたから驚いてしまった。
「出るの早いからびっくりしたじゃないの！」
「いやだってそろそろ電話鳴るだろうなって思ってたからさっ♪」
「なによそれ、ほんとにもうっ」
私は目に涙を溜めながら微笑んでいた。
「ねぇ…」
「どうした？」
「大好きだよ」
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