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 妄想村コミュの夢のかたち・・・

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 リクエストにお答えして 新すぃ〜〜〜シリーズexclamation ×2

 『昼ドラ』で放送しそうな物語を妄想しようじゃないか・・・・電球


 また素晴らしい作品になりますようウック先生よろしくお願いしますわーい(嬉しい顔)

 
 第1章 再会
 第2章 知らなかった事実・・・・
 第3章 ロコモコとラーメン
 第4章 1人ぼっち・・・ 
 第5章 夢から覚めた2人・・・

  どうかな? ドロドロの内容になるかな・・・・。

コメント(42)

正直、同窓会なんて
何年振りだろ…

今まで詩織が小さかったのもあってなかなか出かける事もなかった。


『紗恵!来月の同窓会参加するんだって?!』
電話をして来たのは田嶋茜。
中学の時の友人。


『ぅ、うん。茜も行くでしょ?』
茜とは連絡を取り合ってるけどなかなか会うことも少なかった。


同窓会といっても 遠い実家に帰るわけでもなく…

となりの県で 車を1時間くらい走らせた所である。


なんとなく気が進まなかったけど旦那の好意にたまには甘えようと…

来月、3連休2泊。実家に一人帰ることにした。


 『ただいま・・』
  
『おかえりなさい。アレ?詩織ちゃんは?』

 『ごめん  お母さん。今回は私1人で帰ってきたの。
  いいかな?』

『そりゃ いいけど 詩織ちゃんと浩次さん元気?』

『うん 元気だよ。今日から3日間 お世話になりますウインク

『はいはい。 ほら。紗恵の好きな炊き込みごはん 作ったから
 早く荷物を置いてきなさい。』

 『ほんとに うれしい右斜め上右斜め上!じゃ早く置いてくる。』

 
 


 

 やっぱり 実家っていいな・・・ 
 母親からいっきに娘に戻って もう甘えちゃってるあっかんべー

 







  いよいよ 明日は同窓会。
   駅前に5時半 茜との待ち合わせ・・・・。
  どんなメンバーが来るんだろう・・



 みんなと会える うれしさよりもあの人が来るのかが気になってる・・・・
本気で好きだった 片思いの人・・・。

今から 胸が苦しいなる・・・ 

 既婚者だけど 明日は1日だけ 学生気分に戻っていいよね。
 
『紗恵!ご飯できてるよexclamation ×2 早くおいでexclamation ×2

『今行く〜〜〜〜』  明日着る洋服をハンガーにかけた。


 でも自分は1児の母親ってことを忘れずにしなくては・・・・
綺麗にアイロン掛けされたワンピースがハンガーにかけられている



あたしはここ何年か同窓会があっても断り続けている理由があった。




18歳の時に振られた関口哲平との再会が怖かったからだ。


当時、中学から気になっていた哲平に思い切って告白しようと電話で駅に呼び出した。


でも 結局 彼はやって来なかった。


それが 私に対しての答えだと…そう受け止めるしかなかった。

まぁ、もう10年以上前の話しだし

いつまでもこだわるのもおかしな話し。

大人になった今だから
『久しぶりぃ〜。』
なんて何事もなかったかのように笑いあえるに違いない。



そんな想いを胸に抱えて
待ち合わせの場所に向かった。





『茜〜!!!!!久しぶり』
一気にテンションが上がった。


真っ赤なワンピースを着た茜が立っていた。

私たちは思わず抱き合った。
私たちの足は同窓会の場所へ1歩・1歩と近づいていく。




『ほんと詩織 幸せな奥さんって感じウインク

『え?それどういう意味?』

 『顔と雰囲気で分かる。』


 そうだった。茜ってものすごく勘が鋭い人だったんだよねあせあせ


 
 『なんか 詩織緊張してるでしょう?』

『まぁ少しね だって何年ぶり?中学の友達と会うの・・・』

 『そうだよね。何回も詩織 同窓会の誘い断ってたからね』

 『・・・・・・・・・・・・・・・。』

 『本当に詩織それだけ? あの人の事考えてるんでしょ?』

 『全然あせあせ
  
 『ふーーんそうなんだ・・・。』

 
 コワッexclamation ×2ほんと 茜って敵にまわしたら怖いやつ。



 

   



  会場に着き すぐ 懐かしい友達との再会右斜め上

  変わってない人もいれば アレって思う人も・・・。

  いっきにあの頃にタイムスリップした時計



  『ねぇ セッちゃんは?』

  
 「ちょっと何聞いてんの?」
 茜が幹事の学級委員だった山田さんに聞いている。

 『セッちゃん? あーー関口君ね なんか来れないって聞いてるけど
  どうかな? こないだも来れないって言いながらも後半に来てたからねたらーっ(汗)


 『あっ 詩織。詩織のために聞いてるんじゃないからね
  私が会いたいなって思っただけだよあっかんべー

何 あの顔exclamation ×2 
本当に相変わらず 茜変わってない。 チクチク私を痛めつけるところ右斜め下



 


 本当にこのまま来てほしくない このまま平和にこの同窓会が終わってほしい 


 そう願っていた。 
結局、2時間たらずで終わった同窓会には関口哲平の姿は見えなかった。



『紗恵…結局、セッチャン来なかったね。』
少し楽しんでるのかあたしの表情を見てニタニタする。


『そーだね』
過ぎた時間を思うと、安心したというか…
何となくガッカリと言うか…



『あー紗恵。少しガッカリしたんでしょ?』
!!!!鋭い感…。

『ちがうよ。だってあたし、あの時振られたんだよ。会うのはきまずい』

『なんで?だって過去ぢゃん。今なら笑って話し会えるはずぢゃん。ま…いいけど。でもあたしは会いたかったなハート


チクチク刺さる茜の言葉。


二人で終電ギリギリの時間まで飲み、地元の駅で別れた。



『はぁ。遅くなっちゃったダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)』時計を見て久々の遅くまでの外出に心がフワフワした。


駅から歩いて20分。
バスもさすがに最終は終わってる

仕方なく歩き出した。



なるべく明るい大通りを歩く。


どの道を通っても懐かしい
やっぱ地元っていいな。


すきやの前まで来ると調度サラリーマンの5、6人の団体が出てきた。



ぼーっとしてたからぶつかりそうになり足を止めた。


ふと見上げると…一番最後に出てきたサラリーマンと目があった。




『??? … 関口…くん?』


『…森田…さ…え…?』





!!!!!!!!!!!!


それは思いもしない再会だった。
『じゃあ部長 ここで失礼します』
 『おぅ 関口。お疲れ 気をつけて帰れよ。』
『はい。お疲れ様でした・・・。』

関口君 今日は仕事だったんだ・・・・。

『森田さん お久しぶり手(パー)。』
 『お久しぶり。』

『あっそうか。今日は同窓会だったね・・
  毎日仕事のことばかり考えて忘れてたあせあせ・・』

 『仕事忙しいんだねexclamation

 『今日は接待で うまくいくか分からないけど・・』


    
    スーツ姿の関口君。ものすごく大人に見えた。





  


 『関口君ってなんの仕事してんの?』

 『俺?スポーツの商品開発 例えばスノボーのボードとかね。
  森田さんって今何してんの?』

 『あっ 私?スポーツ雑誌の編集。』

 『じゃあ最新のスポーツ商品とか載ってる?』
 『うん。』
『そっかぁ じゃあもしかして一緒に仕事することもあるかな・・』

 『たぶんね。』

 
 急に関口君が止まり 私に訪ねた。


   『この辺に住んでるの?』
 
  『ううん。今日は実家に泊まるの。
    今住んでる所は・・・・・。まぁそんな遠くない かな・・・』

 『じゃあ一人暮らし?』って関口君が言ったと同時に私の左薬指を見た。

 『あ・・・・・。結婚してるんだ・・・』

 『・・・・うん・・・・・。
  4歳になる子供もいるの。』

  『そっか・・・・・結婚してるのか・・・』
 
   『関口君は?』
『俺はしてないよ。地元で1人暮らし ねぇ いつまでいるの?』

『明日まで・・・明日の最終で帰るの・・・』

 『そっか・・・』
 
 




   それからは 何も話さず歩いた。







 『じゃあ 関口君 私ここで曲がるから・・』

 『おっおぅ。なぁ森田さん。いや森田。
  明日早く仕事終わるから会わないかな? 夕方4時に中学校の前で・・・ 
   今度は俺が待ってる。』
 
  「え?今なんて言ったの?」


 『今度は俺が待ってるから 会いたい気持ちが少しでもあるなら 来てほしい  
  じゃ・・。』

   



   そんなこと 言われても・・・・。

 胸がギュっていたくなって 過去にまた戻りそうな気持ちになった。



 
  
偶然の出会い。

あたしが茜と飲みに行かなければ…
違う道を歩いて帰ってれば…


出会う事はなかったはず。


久々に会って胸が弾む所か…
締め付けられる思いでいっぱいだった。


『今度は俺が待ってる』
なんであんな事いったんだろ


そして何故あの日彼は現れなかったんだろ。


振るにせよ、会って『ごめん』と言えば済んだこと。
それどころか待ち合わせする前に断る事だって出来たはず

なんで約束しといて…来なかったのか…



今更考えても仕方ない。


もう、あの頃には帰れない。






明日は会わずに帰ろう。
あたしには詩織も浩二も待っている。



そう決めて眠りについた。




今日はゆっくり家で過ごそうと思う。
 
 関口君には最終の電車で帰るって言ったけど 早めに帰ろう。

 『お母さん 今日夕飯いいわ・・ 詩織の事が心配で・・・。』

 『はい分かりました。紗恵もいい母親になったわねわーい(嬉しい顔)

 『ううん。まだまだ未熟者だよ。母親も妻も・・
   早くお母さんみたく素敵になりたいな・・・揺れるハート

 『そんなこと言われても何もでないわよウインク

 
 



  
  ごめん おかあさん・・・・・・

 詩織に早く会いたいのは素直な気持ち だけど・・・・・・

 あの約束から 離れたいから・・逃げたいから・・・




 ランチをお母さんと外で食べ 浩次さんと詩織にお土産を買って

 『じゃあ お母さん またね手(パー)
   今度はみんなで遊びにいくから』

 『はい 分かった。 楽しみに待ってるよ。いつでも遊びにおいで
   あと 体に気をつけて・・・』

 『お母さんも みんなによろしくって伝えてね。』

 『浩次さんにもね』

 それから お互い手を振って 別れた・・・。





  14時47分の電車に乗る。

 これでいいんだよね。後悔なんかしてない。

 この選択で正解だよ。 私には大好きな家族がいるもんexclamation

 
 

   ホームに電車がきた電車
 
 ドアが開き 私は乗った。

 
 プルルルル・・・・・るんるん プルルルル・・・・・るんるん

 『ドアが閉まりまーす ご注意下さい。』

 ドアが閉まり 電車が動いた・・・・


 これで 過去から本当にサヨウナラ。。。。って思ったとき・・・・










 







  

 関口君・・・・・・・。

 ホームに立っている 関口君が私の方を見ていた。










 胸が苦しくて 辛くて涙たらーっ(汗)が出てきた・・・・・










 ホームに立っている関口君も 涙ぐんでいるように私は見えた・・・・
第2章 知らなかった事実・・・・

『ただいま。詩織〜いい子にしてたぁ?』
帰って来て我が子を抱きしめる瞬間が一番ホッとする。

『ママお帰り』
笑顔で私にくっつく。

『浩次ごめんねー。大丈夫だった?』

『ぉう。大丈夫だよなー詩織。』

『ねぇー。パパ』

『ぁー。なんか2人してあたしがいない間いいことしたでしょーなぁーに?教えて教えて〜 』詩織をくすぐっると声をあげて笑う。



こんな幸せ家族がこのあと一気に崩れていくなんて思ってもいなかった。




『そーだ紗恵、帰って来てそぅそう悪いんだけどさ、明日夜、友達呼びたいんだけどいいかな? 』


『もちろん。よーし。腕によりをかけておいしいもの作るよー』

『わりーな』


そんなわけで…
翌日私は詩織の幼稚園のお迎え後スーパーで買い物をして帰宅した


『マーマ。パパのお友達来るの?』

『うん』

『ぢゃー詩織もお手伝いするぅ』

詩織と料理を作り準備オッケー。

すると玄関のチャムがなった。
グッドタイミング

『お帰りなさぁーい』
玄関のドアを開けると

浩次と会社の同僚や友人やらが立っていた。

『どうぞー。上がってくださぃ』

『すいません、おじゃまします』



浩次と2人の同僚が上がって3人目が上がろうとした時…


!!!!!!!!!!!
お互い時が止まった。

そこにいたのは 紛れも無く 関口くんだった。



『あれ?どーした?ぁ、紗恵初めてだったよな。関口。コイツの会社に昔、設計頼まれて…それから妙に気があっちゃってさ。』





『ぁ…。浩次さんにはお世話になってます』


どーゆーこと?

浩次は設計士。昔会社を設計したって…だいぶ前の話しぢゃない?


て事はこの2人前から知り合い?


『はじめ…まして。主人がお世話になってます…』

はじめましてと言うしかなかった。



その後、関口君と私は知り合いだと話せず時が過ぎた。


3時間ばかり 食べたり飲んだりしてあたしは台所で忙しかった。

いや、忙しい振りをしていた。

ドキドキして一緒には座ってられなかった。


詩織はやたら関口くんに懐きそれもまた…やりきれない。




『ぢゃ、ごちそうさまでした。奥さん、おいしいお料理ありがとうございました』

挨拶をすると玄関を出ていった。

『俺、駅まで送ってくるわ』
『詩織も行くぅー』

浩次と詩織も玄関をでた。



嵐が去ったあとの様な静けさ。
食器を片付けながらふとソファーの横に目をやると…


????…パンフレット?

あれ?スノボ…写真?


!!!!!!関口君のだ!!

忘れもの。まだ間に合うかな。
急いでエプロンを取って玄関を出ようとドアに手をかけた途端、あいた。


『関口君…。』

『忘れもの…』

『ぁ、これ』
もっていたパンフレットを渡した。

『ぁ、ありがと』
なんだか気まずい。


『お前が浩次さんの奥さんだったなんてびっくりしたよ』

『あたしもびっくりした』

『昨日、会ったばかりで約束に来てくれなかったからもう二度と会わないと思ったけど、こんな早く再会するなんて…。俺…。昔お前に告白されて…』


『辞めて。昔の話しとかもう聞きたくないし…』

あたしのトラウマだった。
何時間待っても来なくて、寒くて、辛くて…

いきなりあたしの腕を掴んで引き寄せ抱きしめた。


『ぢゃ、いわない。でも今の気持ちは言う。俺、森田が好きだから』


『や、や、やめて!!!!なんでこんな事するの?あたしもう森田紗恵ぢゃない。谷村紗恵なの!』


『いいよ。紗恵。俺、諦めたくないんだ』

そういうと玄関を出ていった…


私は立ったまま玄関から動けなかった。


数分後玄関のドアがあいた。

『ただいまー。』
浩次と詩織が帰ってきた。

ぼーっとしているあたしを見て
『紗恵?どーした?』
と手を振った。

『へんなママ〜。詩織風呂入るかぁ』
と何事もなかったかのよーに詩織を連れてお風呂に入る。



どーしよー。
あたし…
あたし…


心臓が壊れたみたい。


関口くん…
あたし…やっぱり…


あなたを忘れられない…
昨日のことは忘れて 今日からまたスタートしよっと。

 詩織と一緒に 園バスが来るところまで行き見送ってから出勤ビル

 




 
 『おはようございます。』

 『おはよう。谷村。今から緊急会議だから すぐ会議室へ来い。』

 『はい。分かりました。』
 
 なんだろう?緊急会議って・・・・・

 『みんな揃ったから始める。このごろ スポーツ雑誌の売れ行きが低迷している。そこで 夏特集と冬特集の雑誌を作っていきたいと思う。
   2つのチームに分かれ 夏は山城。冬は谷口が責任者となってやってほしい どんな内容でも構わない。期待してるぞ! じゃあ解散。』

 えっ? 私責任者?

 『あの 部長なんで私を責任者に?』

 『谷村はよく冬のスポーツを担当しているし 谷村自身 冬のスポーツ得意だからな。まぁ頑張れよ。』

 はぁ・・・。いっきに責任という言葉に押しつぶされそう・・・・ふらふら


 『あの 谷村先輩。 特集の件で会ってもらいたい人がいるんです。
   先輩がよろしければ ランチの時に会ってほしんですが・・・』

 こんなに やる気になっている後輩がいるのに「ダメ」なんて言えない・・

 『いいよ。じゃあ ランチのときねウインク

 『ありがとうございます。 これからアポをとってきます。』

 後輩のやる気をみて目が覚めた。「よし。がんばろう!」


 



 ランチの時間・・・・時計


『先輩 お待たせしました。この方です。』

 『はじめまして。谷村です。』と頭を下げ

 『どうも・・』
 え?この声って… 下げた頭を上げた瞬間 忘れた気持ちがまたよみがえった


『先輩。この方は 今注目されている人で いろんなスポーツ商品の開発をしていて その商品はとても人気なんです。』

 『あっすいません。名刺渡さないとね・・ 関口です。』と私に名刺を渡し


 『よろしくお願いします。』と私も名刺を渡した。

 

 
 この名刺にはお互いの会社使用の携帯番号とアドレスが書いてあった。






 それを知った瞬間 2人の時間がまたつながるって思った・・・。
3日間連続で関口くんに会うなんて…どうなってるの?



怖かった。
何もかもが…


お昼休憩からもどる足取りも重かった。


『先輩?どーしたんですか?さっきからぼーっとしちゃって』

『あは。いや。企画を考えてただけ…』

『真紀ちゃんさ、あたし寄るとこあるから先戻ってくれるかな?』

『はぁーぃ』


一人考えたかった。

これは運命なのか…


これからは彼と仕事するって事?いや。ダメだ。これ以上距離を縮めたら…



責任者はあたし。


彼と関わらない企画を持ち込もう。





会社に戻ると部長が近づいてきた。



『いゃー。谷村〜。やったなー。お前、関口哲平と接点持てたんだってなー』


『いやだー。部長。紹介したのはあたしですよー。』
真紀ちゃんが部長をつついた。


え?関口くんて…そんなに有名だったの?


これぢゃー企画から彼を外す事出来ないぢゃん。


『早速、彼を取材してこいよー』

と言うと部屋を出て行った。




…。

…。…。



渋々企画をまとめて彼にアポをとる事にした。
携帯電話もしもし 関口です。』

携帯電話もしもし 谷村ですけど・・・ お世話になっております。』

『あーどうしました?』

『以前お話した件で 是非うちの雑誌に関口さんの新作を載せたいのですが・・』

 『いいですよ。』

 『ありがとうございます。 後日詳しい内容は「吉沢真紀」というものが担当しますので これからは吉沢に聞いてください。』

『え?谷村が担当じゃないの?』

『私は違います。』

『じゃあ この件はないってことで・・・ 谷村も担当じゃないと。』
  
 『・・・・・・・・・・・。』
 



 『どうした?』と部長が近付いてきた・・・・


 『いま関口さんとアポをとっていて・・』

『あっ もしもしお電話変わりました。え・・はいはい・・・。
 分かりました その件でOKです。 よろしくお願いします。
  失礼致します。』

『あのーーーー。部長?』

『谷村!何を言ったんだ? 明日から吉沢と一緒に関口さんの特集やってくれよ』

『先輩!がんばりましょ』

『う・う・・・・ん。』

このごろ 仕事に力が入らない せっかくの責任者なのに期待されているのに 相手は・・・初恋のあ・い・て。

 




 
  仕事の帰り 詩織を迎えに行き 夕飯・お風呂・詩織を寝かせ

 浩次さんの帰りを待っているとき




メールムードメールムード

メールがきた・・・・・

 相手は・・・「関口さん」

「今日はお疲れ様。明日からよろしく。いい仕事しような。」

私は返事を出さなかった。








少し時間が経ってまたメールがきた。

「こないだはごめん。幸せなところを見たら 嫉妬しちゃってつい谷村を抱きしめてた。 いまは仲の良い友人 仕事仲間として好きだから・・・」
って書いてあった。

正直 私は微妙な気持ちになった 

 

このメールが毎日の生活時間の1つになるとはこの時思わなかった。
『ただ〜いま』
浩次が帰宅した。


『ん?酔っ払ってるの?』
浩次のかばんを受けとった。


『悪いか…』


『なんかあったの?』


『いや。なんでもない』

浩次はこうやって時々酔っ払う。
きっと…仕事でなにかあったに違いない。
なのに…あたしにはいつもいわない。

話さない事が浩次のプライドなのかも知れないけど、あたしは寂しかった。

『もうねる』
着替えるとお風呂にも入らず布団に潜り込んだ。


はぁ…

あたしはなんの力にもなれないの?
相当つらいはずなのに…


こんな時はいつも切なくなる。


仕方なく私も布団に背を向けて潜り込んだ。


 布団に入ったもののなんか眠れない・・・・

 リビングに行ってコーヒーコーヒーを飲み そのとき私の目に会社の携帯携帯電話が映った

 


もう寝てるかな・・・ダメもとで返事をだそう。

 




 
  SUB「起こしたらごめんなさい」

「こんばんわ。返事遅れてごめんなさい。 明日からって言っても今日か・・・
 仕事の件 よろしくね。 ではおやすみなさい・・」

  関口君の携帯に送信した。



 
 何分かしないうちに 返事がかえってきた。

  



  SUB「まだ起きてるよ!」

「なんか 眠れなくてさ・・ もしかして森田も? 
  プライベートは森田でいいよね?
  なんかあった? もしよかったら 少しの間 メールしない?
メールでの中学2人の同窓会ってことで・・ウインク

 

 関口君のメールをみたら なんだか気持ちが温かくなってきて うれしかった。


 私も同じ気持ちだったので 少しの間メールした・・・・。

 
あたしと関口君のメールは朝方まで続いた。

内容は… たわいもない事。


だけど あたしには大切な時間に思えた。


mail toあのさ、明日…打ち合わせがてら会わないか。』

mail toう…ん。そうだね。仕事進めないと。ぢゃ、真紀ちゃんつれて行くから』

mail toああ。俺も資料持っていくよ』


2人で会う気はしなかった。
多分、そんな思いに向こうも気づいてたであろぅ…。



翌朝
浩次は何事もなかったかのように爽やかな朝を迎えていた。


『詩織〜おはよーハート
『パパ〜おはよハート

彼には詩織さえ居ればそれでいいのだろぅか…

あたしなんて必要とされてない。


いい夫だし。
いいパパだし。


でも…いつも何か物足りなかった。



『あたし、今日夜打ち合わせで遅くなりそうなんだけど…』



『そっか…。俺も今日、遅くなりそうなんだ…』


『そっか。ぢゃ、打ち合わせ断るよ』


『いや。たまにはさ、母さんとこ預けないか?母さん喜ぶよ。』


『でも…。突然だしお義母様迷惑ぢゃないかな…』


『詩織、おばぁちゃんちいくぅー右斜め上右斜め上


『明日は土曜で幼稚園ないし…泊まったらいいよ』
浩次はそう言うと電話をかけた。


『母さん喜んでたぞー。』
うれしそうに微笑む。



詩織をお義母さんに預けるのも親孝行か…


また…嫌み言われるんだろーな。

女が仕事してるから…とか


ま。仕方ない。


 次の日 詩織のお泊りする荷物をセットし 浩次さんの実家にいった。


 『おばぁちゃ〜ん!』

 『詩織ちゃん いらっしゃい。よく来たね!』

 

 『すみません。 わがままを言って・・・。』

 『仕事だから仕方ないけど 早く言ってね。』

 

 『ママ お仕事頑張ってねわーい(嬉しい顔)

 『ありがとう 詩織。じゃすみません 詩織のことお願いします・・』と言って仕事に向かった。


 ふぅ・・・・あせあせ(飛び散る汗) まぁ少し言われちゃったけど ほんと感謝しなくちゃね










会社に着き 後輩の真紀ちゃんと特集の取材するアポをとったり 載せるページ数ある程度決めたりと 少しずつ中身が見えてきた。

『先輩exclamation 今日のメイクちょっと気合い入ってません?
 いつもは ナチュラルメイクなのに 今日はなんか大人の女っていうか 女の私が言うのもアレですけど キレイですよ指でOK

『・・・exclamation ×2 こらっ 先輩をからかうんじゃないの! 早くこれコピーして
 10部ね!』

 『はぁーい。 分かりましたあっかんべー

 コピーをした1部を部長の机に置き 昨日約束した関口君と後輩と3人で 仕事の打ち合わせをしに食事へ出かけた。


 



 打ち合わせは 約2時間かけて話し合い だいぶ企画が決まったところで
 誰かの携帯が鳴った・・・・

 
  
 『すみません マナーにしてるんですけど・・・・』

 後輩の真紀ちゃんが少し顔を赤くして話した。

 『誰?彼でしょう?』と聞くと真紀ちゃんがまた顔を赤くしてうなづいた。



 『真紀ちゃん いいよ。今日の打ち合わせ終わったから お疲れ様。』

 

 真紀ちゃんはとびっきりの笑顔で『お疲れ様でした。お先に失礼します。あの・・・・』
 
 

 『大丈夫 今日は俺に払わせてウインク

 『すみません。ご馳走様でしたわーい(嬉しい顔)」と幸せそうに店から出て行った。



『なんかいいなぁ・・・・。 若いよね?真紀ちゃん・・・』

 
  『何言ってんの。俺たちだってまだまだだよ。』

 『関口君はそうだけど。 わたしは・・・・』

 何故か知らないけど ためいきをついてしまった・・・・・。






 『ほら!ためいきをつくと幸せが逃げちゃうよ!』


『・・・・・exclamation ×2

 『思い出した? 中学の時よく俺に言ってたんだよ。 』

『え?そうだっけ?』

 
  その時 関口君の携帯が鳴った。

『うん・・・・分かったよ。 今行く。』

 


  え?誰? すごく気になっている自分がいる。これって嫉妬・・・・?


  『ごめん 急な用ができちゃった。』

 『ううん・・大丈夫。 』

そして 私たちは駅の改札口で別れた・・・・。
 家に着き 「アレ?浩次さんもう帰ってる・・・・。」

寝室に入ると もう浩次さんは寝ていた・・・・。

「仕方ないよね?浩次さんだって仕事して疲れてるしね・・・」


 


私は仕事用の携帯を持ち リビングへ・・・・・。
 関口君に今日のお礼のメールを入れた。



 
なかなか返事が来なくて なんか淋しい。












だいぶ時間がたったところへ 返事のメールが来た。


mail toごめん。 もし起きてたら こないだの続きしないか?」


 そこで私は いろいろと当時のことをメールした。

mail to関口君ってものすごくモテたよね?」とか中学の先生の癖の事とか・・・・


何回かメールしたとき。










関口君から「mail toあの時の事書くよ・・・。」って書いてきた。


mail to実はあの時 部活のみんなで会っていて 気づいたらもう夕方で 急いで待ち合わせの所に行ったんだけど もう外は暗かったし そこには森田はいなかったんだ・・・・」

 え?すれ違い・・・・・?


ラブレターあの頃の気持ちで書くね

 俺 森田が好きです。」


 このメールを読んだとき ものすごく胸が苦しくて 声を出す程泣いてしまった・・・・
すると

寝室のドアが開いた。



『ん?お前…こんな時間にどーしたんだ?』



浩次が起きてきた。

慌てて涙を拭いた。

けど、目は真っ赤で…
隠しようがなかった。


『ぁ。うん。友達が…ずっと好きだった人とうまくいったみたぃで…応援してきたからうれしくて』


思わず出てきた突拍子もないウソ。



『そーなんだ。なぁ、眠れないなら一杯やらないか?』
台所からワイングラスを持ち出した。


『ぅ…うん』

気分を切り替えないと。
現実に戻るんだ。



ソファーに座ると
綺麗な赤色のワインがグラスに注がれた。

乾杯をすると…

『紗恵さ、仕事…そろそろ辞めないか?』
浩次が重い口を開いた。


『お義母様に何か言われたの?!』

『ぃや。それだけぢゃないんだ。俺もお前に家の事して欲しいし…そろそろ2人目作らないか?』
浩次が手を握った。

ビクッとした。

浩次はそっと私をソファーに倒してキスをした。


仕事は…
あたしにとって生きがいだった。
そりゃ、家庭も大切だけど。

結婚するまえに 仕事は続けていいと…



急にさっき 関口君に言われた言葉が頭をよぎった。




mail toあの頃の気持ちで書くね

 俺 森田が好きです。』




突然…
胸が苦しくなって 涙がこぼれた。



『浩次、ゴメン。あたしなんか体調悪いみたい。』
起き上がると肌けた服を整えた。



初めてだった。


どんなに疲れてても求められたら嫌がったりしたことなかった。


でも


今日は

今日だけは…

どうしても

嫌だった。



それはきっと仕事の事を言われたからでもなく…




関口君の 気持ちを知ってしまったからだ。




あたし…どうしたいの?

自分に問い掛けても答えは出ず、ただただ苦しくて 胸がモヤモヤしていた。


何もいわずお互い眠りについた。






翌日。

詩織は義母のところから幼稚園に行くと連絡があり、お迎えの時間に直接幼稚園まで行く事になった。




昨日、考え過ぎたせいか
体調がすぐれず会社を休んだ。

『真紀ちゃん、ゴメン明日は必ず出勤するから』
電話を切ると眠りについた。



目を覚ますと11時30分をまわっていた。



こんな時間…


なんか食べなきゃ…


寝室から出ると 玄関のチャイムが鳴った。




ゆっくり玄関を開けた。




!!!!!!!!! 関口君。



『どーして…』

『お前が休んでるって聞いたから…』


心臓がバクバクした。


『喰いもんかってきた』
とコンビニの袋を掲げると部屋に入った。



『ちょっと待って。待ってよ』
慌てて彼を引き止めた。


『困る。家に来たりしたら…』


言いかけた私を抱きしめた。

『俺、もうウソ付きたくないんだ。お前が同窓会来るって知ってたからわざと行かなかったんだ。会えば気持ちが抑えられない。でも…あんな偶然。神様がきっと自分に正直でいろと俺に言ったんだ。』



正直に…
正直に…



自分に…正直に…


『あたしも…あなたがスキ。ずっとずっと…忘れられなかった』

とうとう 口にしてしまった。



この先、
私たちの気持ちは加速していくばかりだった。
 第3章ロコモコとラーメン


その後 関口君は会社に戻り 私は関口君が買ってきてくれた 
コンビニのパンを1口食べた・・・・。

mail to調子どう?何か食べることできた?
 あのさ。今度2人で会わないか?仕事の後でもいいし・・・。」

素直な気持ち 私も会いたかった・・・・。
さっき会ったばかりなのに ものすごく会いたい・・・。

mail toさっきはありがとう。関口君が買ってきてくれたパン食べたよ!
  土曜日また打ち合わせだからその日にどうかな?」

mail to俺はいつでもいい。森田が会ってくれるならいつでも・・・
 でも大丈夫?」


 久し振りに胸がキュ〜ンってなった揺れるハート

mail toだって仕事だし?今日浩次さんに聞いてみる」

mail toわかった」

 そうメールに書いたけど 昨日の今日だから・・・自信がない。


 夜夜 詩織を寝かせ 浩次さんの夕飯を作ってるとき

『紗恵。昨日はごめん。体調が良くないってこと知らずに・・』

『私こそごめんなさい。今大きな仕事を担当してて しかも責任者。
 プレッシャーでストレスがあったのかな・・ でもこの仕事成功させたいの
 浩次さんだったら分かってくれるよね?』

『まぁ・・分からないってことないけど・・。』

『それで休日も仕事になる可能性があるの。 浩次さん協力してくれる?』



 

 


 沈黙が続いた・・・・・・・・・。











『しょうがない。仕事をしている時の紗恵はキラキラしていてそこに惚れたのもあるしな。』

『じゃあいい?』

『わかった。でも俺の気持ちは変わらないから それも少しは頭に入れてほしい。』

『うん・・・・。』

『あっ。紗恵 今週の土曜日久々に休みだから何処か3人で出かけないか?』

『・・・・ごめんなさい。その日打ち合わせがあるの。もしかしたら遅くなるかも 
詩織は 明日お母さんに土曜日の日来てほしいって電話しようと思ってたの。』


『大丈夫。俺と2人で何処か遊びに行くから。 でもこれ以上体調崩すなよ。』

『ありがとう。ほんとごめんなさい。』

 

この時は家庭より関口君のことで頭がいっぱいだった・・・・。

土曜日仕事の打ち合わせ。

 『じゃあ浩次さん 行ってきます。』

『あぁ。終わったらメールか電話して。迎えに行くから。』

『うん。』


私は打ち合わせの場所へ行き 関口さんともちろん真紀ちゃんと3人での仕事。




仕事は予定より早く終わり 真紀ちゃんはすぐ彼の元へ行った。

 『お疲れ様。森田 どこ行く?』

『別に でも家の近くは・・・・。』

『もちろん。 それはわかってる。 じゃあお台場に行こうわーい(嬉しい顔)

 

 
それで私たちはお台場へ向かった。関口君の車で車(セダン)





 

お台場では仕事のパートナーではなく恋人として過ごした。

 関口君は私の手をいつまでも離さずたくさん話してたくさん笑った。










『ねぇ関口君。この前のお礼したいから ここ私がおごるね。』

『いいよ。違うお礼がいいから。』

え・・・・?心臓がドキドキしてきた揺れるハート








『じゃあ私そろそろ帰る。』

『送るよ・・・。』

『ごめん。浩次さんが迎えに来るの。』

『だったら近くの駅まで・・』



『・・・うん。ありがとう。』






 私たちは駐車場へ向かった。車に乗り 私は彼の頬にキスをした。

  『これお礼ね。いいかな?』

『じゃあ俺も・・・』って私のおでこにキスをした。




『森田。おでこにキスされるのが夢って言ってたよな。』

『うそ〜〜〜そんなこと言ってた?』



ものすごく恥ずかしかった。その恥ずかしい顔を見られる前に
  
もう1度 彼は私のおでこにキスをした。






帰りの車では お互いの気持ちが同じなのか何も話さず 最寄りの駅の3駅前で降ろしてもらった。




『じゃ関口君 またね。』

『うん。ねぇ!また2人で会いたい。いい?』

『うん・・・』


 

関口君と別れ 改札口に入り浩次さんにメールした。「mail toあと15分したら駅に着きます。」と・・・・。


mail to駅で詩織と待ってるよ。おいしいものでも食べに行こう。」って浩次さんからメールが返ってきた。







2つの幸せ。夢と現実。でも1つしか選べないんだよね・・・・・。
駅に着くと詩織が走ってきた。
『おつかれ』
ニッコリ笑う浩次。


今まで誰といたか知らずに笑う家族が痛々しい。

罪悪感がないわけぢゃない。

でも

もう


止められない。


迎えの車に乗り込んだ。

『ごめんね。遅くなっちゃって』
詩織の頭を触った。




『よし。行くか!お台場にいい店見つけたんだ。』



『お台場?!!』

今まで居たなんて言えるわけがない。


『なんかまずいか?』

『いや、久々だなぁーって思って…』


『ママー詩織、エビフライ食べたいー』
詩織はテンションが高かった。


お台場に着くと浩次が予約を入れたレストランに足を運んだ。


 数時間前にいた所と同じ道を違う人と歩いてる・・・・。

さっきは恋してる人。今は愛してる人・・・・・・・

 







『詩織・紗恵ここだよウインク』と指をさしてる店は・・なんと衝撃

  さっきまでいた店だった。







『いらっしゃいませぴかぴか(新しい)』と店の人が私の顔を覚えていたのか ビックリした顔でみている。


『紗恵?知り合い?』

『え?・・う・うん知らない。きっと知ってる人と似てるんじゃないあせあせ(飛び散る汗)?』


早くこの店から出たかった・・・・・。


 





『詩織?海老フライおいしいか?』


『うん。パパおいしいようまい!パパ少しあげる・・・。』

『ありがとう・・・・うんホントおいしいねexclamation ×2

こんな理想な家庭があるのに 関口君に恋してる私・・・。



____________________________________

一方・・・・。


『哲平!遅い!!またあたしを何時間待たせるの? もしかして別の女と会ってたでしょう・・・』


『今日も仕事だよ!』

『ふぅーーーん。仕事ね どれどれ・・・ あっ!香水の匂いがする』

『はぁ?何言ってんの?この前の電話でもすぐ駆け付けただろう?』

『あっ・・・・ごめんなさい。そうでした・・・たらーっ(汗)

『ちょっと飲みすぎだよ。 送るから』

『いや まだ飲む〜〜〜もっと哲平と一緒にいたい・・・。
  ダメ・・・・・・・?』

『茜・・・・・・・』



私が知らないところでこんな出来事があったなんてこの時は知らなかった・・・・・
茜と関口君がどんな関係かも知るよしもなかった私はどんどん彼にはまっていた。



ご飯を食べ終えると

『ごちそうさま』
お店のマスターに浩次が挨拶をした。


店を出た私たちは車で家へて向かった。


『パパ、おいしかったね。また行こうねハート
詩織が無邪気に笑う。

そんな詩織を見てると自分の罪深き行為を実感させられる。




家につき 駐車場に車を入れると


『先輩〜。』
真紀ちゃんが立っていた。


『真紀ちゃーん。どーしたの?』


『よかったー。これ、さっきあたし持って帰っちゃって。関口さんのデザインしたボードの…明日からあたし休みに入っちゃうし会えてよかったです。』

真紀ちゃんが封筒を渡した。


『ぁ、あ…アリガトウ』
慌てて受けとった。


すごく焦っていた。
関口君の存在が浩次にばれるのではないかと…


浩次が近づいた。


『関口って…?哲平か?なんで…』
封筒を見つめた。



『あ。あの…今回の企画で関口さんの技術を取材することになったの…。』


『そっか。なんで言わないの?アイツにも一言俺から挨拶も出来ただろ』


『ごめんなさぃ。あたしも会うまで知らなくて…さっき始めて知ったの。あとで浩次に話そうかなぁ…って思ってて』



焦った。

自分がどんな顔をして浩次と会話をしていたのだろぅ…



浩次は納得したのか詩織と部屋に上がっていった。


『先輩…ごめんなさぃ。あたし、なんかマズイ事いっちゃいました?』

真紀ちゃんがあたしの顔を覗き込む。

『いや、そんなことないよ(笑)アリガトね、真紀ちゃん』
微笑んだ。



これからは
仕事って言って 外に出れないな…。




浩次、なんか疑ったりしたかな…?




なんだか気まずい。
 今日から1週間 真紀ちゃんが有休。

戻ってくるまでにある程度進まないとねあせあせ(飛び散る汗)

 まずは 関口君にボードのデザイン画を返さないと・・・。







携帯電話もしもし谷村ですが・・・・』

phone toはい関口です。どうかしました?』

携帯電話昨日 後輩の吉沢が関口さんのデザイン画を持って帰ってしまい お返ししようと電話したのですが 今から伺ってもよろしいでしょうか?』

phone toでは 夕飯一緒にしませんか? その時にデザイン画をもらいます。』

携帯電話・・・・・でも・・・。』

phone toだめですかね・・・』

携帯電話分かりました。』



phone toじゃあ夜のお台場はどうですか? この前はランチだったので 海浜公園の所にハワイアンのお店があるから そこにしませんか?』

携帯電話はい。わかりました。』

phone toでは 6時にお台場海浜公園で・・・』

携帯電話では 後ほど失礼します。』


今日は早く帰らないと・・・浩次さんに怪しまれるかもしれない・・・。






お昼の休憩中 浩次さんに電話した。

携帯電話もしもし 浩次さん? お願いがあるの。』

phone toおぅ。何?』

携帯電話今日も残業になりそうで 詩織を迎えに行ってほしくて あと今日は2人で夕飯食べてほしいの いいかな?』

phone toダメ!って言っても仕事だろ。 あっでも後輩。今日から休みだよね? 哲平と2人で会うの?』

携帯電話ううん 今回は違うの。 違う企画であせあせ(飛び散る汗)

phone toそっかぁ・・・。仕方ないな・・詩織と俺の特製ラーメンでも作ってやろうかな・・』


携帯電話いいなぁ・・私も久しぶりに浩次さんのラーメン食べたいな』

phone toだったら 早く帰って来いよ。』

 『携帯電話う・うん ほんとごめんね。 じゃあ午後も仕事頑張って…。』









待ち合わせ時間が近くなり 私は関口さんのデザイン画を持って待ち合わせの場所へ行った。


 『こんばんわ』

 『お疲れ様。じゃあ行こう。今から行くところは夜景が見える所なんだ。』




そのハワイアンの店に入り ロコモコやサラダ・マヒマヒのフリットを頼んだ
 何故か今日は家の事が気になる・・・・。




『食べ終わったら 公園の方へ行かない? もう少しいいよね?』

『・・・・・・・。』

何も答えられなかった・・・・・・。





食べ終わって 公園へ行き ベンチに座った。

『なぁ 紗恵。こうやっていると 普通の恋人同志に見えるよね?』

『そうかな・・ わたし指輪してるし・・』

 『ちょっとこっち見てよ』
   と言われ 関口君の方を見たら いきなり・・・・・・


  

  



  
  キスキスマークハート達(複数ハート)・・・・・・。






『今日はずっとそばにいてほしい。だめかな・・・』

『・・・・ごめん。それはできない。』

『そうだよね。可愛い子供に旦那さんが待ってるからね・・』と言いつつ 
 膝の上で握りこぶしをしているのが 暗くても見えた。


『ねぇ。そろそろ帰らない?』と言って駅の方へ向かった。





駅に着き切符を買って 改札口へ行く途中・・・・・









『あ・・・・・・・・。』









『・・・・・・やっぱり よく会ってるんじゃない・・・・。』


   『あ・か・ね?』


 




 どうして? ここにいるのが分かったんだろう? 

 
 どうして・・・・・・?  もしかして・・・・・・。
なんで茜が?!


関口君… どういう事…



『ぉおぉ。茜。俺ら仕事の打ち合わせしてたんだ』
と言うと封筒に入ってるデザイン画を掲げた。



『そぅなんだ。紗恵元気?』
関口君の腕に手を回した茜が言った。



『ぁ…ぅ…うん。茜、こっちに来てたんだ。』

茜は地元に住んでる。ま、関口君もだけど…
会うと思ゎない人に出会うと妙に慌てる。


『もぅ、わかったと思うけど、あたし哲平と付き合ってるの。』



!!!!!!!!!!!どーゆーこと



哲平?!


同窓会の時は…「セッチャン、セッチャン」って言ってたぢゃなぃ。。。


いつから… この二人は…



『そーなんだ。知らなかった(笑)ぢゃ、あたし行くね。関口君、例の企画よろしく。茜、またね』

爽やかに笑って手を振ったつもり…


うまく笑えたかな…


改札を通り抜けた私の頬には涙がつたっていた…



関口君、茜と…


あたしの気持ちを試したの?!

2人ではまっていくあたしを見て笑ってたの…?!



関口君の顔すらまともに見れず立ち去ってしまったけど、彼は何を感じ、何を思っていたのだろぅ…
『茜!何てこと言ったんだよむかっ(怒り)exclamation ×2

『どうして そんなにムキになるの? 紗恵のこと好きなの?』

『あー好きだよ。再会して改めて思った。 だけど今回会ったのは 本当に仕事で会っただけ。』

『じゃあなんで お台場なの? どっちかの会社でいいじゃない?』

『・・・・・・・。』

『なんで答えてくれないの? 会社に「親戚だ」って電話したら教えてくれたの。』

『そうなんだ・・・・』

『ねぇ?あたしじゃダメなの?こんなに哲平のことが好きなのに・・』


『・・・・・・・・・。』

『ねっ答えてよexclamation ×2

『・・・・・・・・・・。』

『絶対にうまくいくわけないのに何で?何で紗恵なの泣き顔?』

 茜は号泣たらーっ(汗)しながら逃げていった・・・・・。




『茜!待てよexclamation ×2・・・俺だってそのくらい知ってるよ。でも好きなんだ・・・ 』



____________________________________




『ただいま・・・・』

『おかえり。どうした?紗恵。目が赤いぞ』

『こんな歳で上司に怒られちゃった・・・。 今日は何かうまくいかなかったな・・・』

『まぁ。そんな日もあるよ。また明日頑張れ!  紗恵 ラーメン食うか?』

『うん。浩次さんが作ったラーメン食べたい。』

『よぉーし 愛情たっぷりの特製ラーメン作ってやるから 早く着替えてこい
ウインク

『・・・・うん涙




浩次さんの作ってくれたラーメン。 


ものすごく温かくて・愛情を感じて ホットする味だった・・・・・。
茜と… 関口…


いつから?


あたし… 関口君に からかわれてるのかな?


あたしは家族がいる身。

割り切った関係って訳か…

なんだかため息がでる。

止められなかった想いに急ブレーキがかけられたみたいに突然の事で戸惑っていた。




翌日。


携帯電話が鳴った。




茜からだ。




電話を見た瞬間、逃げ出したくなるような思いにかられながら

電話を取った。


『はい…』


『あたし。』


『うん。』


『ちょっと会えるかな?話したい』


『わかった。仕事早めに終わるから会おう』



どんな事を話したいのかはわかりきっていた。



関口哲平。

これしかなかった。





夕方4時にカフェで待ち合わせしたあたし達は




コーヒーを頼み、向かい合って座っていた。






『紗恵。哲平と仕事だけの関係?』
茜が重たい口を開いた。


『も、もちろん』
焦っていた。


『あたしね、同窓会の日に哲平と紗恵会わせようとしてたぢゃない?あれね、哲平の気持ち確かめたかったの…哲平が紗恵に気があるの知ってたから…だから2人を会わせて…』


『やだな。茜。あたしは結婚してるんだよ。関口君とは偶然出会ったし、今は仕事で必要な人だけどあたしたちの間にそれ以上の事はないから』

嘘をついた。

大きな嘘を…
茜にも…
自分自身にも。


『そっか。でも…心配なんだ。あたし前から彼がスキだった。彼なしぢゃ生きていけないの。だから、紗恵。あたしから彼を取ったりしないでね』


女の感なんだろうか…

あたしが仕事の関係と言っても

念を押してあたしに話す。




もう。


終わりにしよう…



『ばかね。取ったりしないよ』 手を握った。




……





これで良かったんだよね…
やっぱり思い出は思い出・・・・ 過去に戻っちゃ駄目だよね。

だって私には大切な家族がある。気持ちも頭の中も入れ替えなくちゃ




『先輩! 1週間お休みすみませんでした。 これ少しなんですがお土産ですうれしい顔

『ありがとううれしい顔 お休み楽しめた?』

『はい。 楽しかったです右斜め上 今日からまた仕事頑張ります。』

『じゃあ 期待してますウインク

後輩の真紀ちゃんが帰ってきたことが私にとってどれだけ落ち着いたか 

だって関口君ともう2人では会わないから・・・・




『そういえば 関口さんから さっき電話がありました。 
 明後日 軽井沢の作業場に来てほしいそうです。 1日掛かるみたいなので泊りになると思います。』


『あっそう・・・ 申し訳ないんだけど真紀ちゃん1人でいける? それか代わりに行ける人探すけど・・。』

『そうですよねあせあせ? 先輩 詩織ちゃんいますもんね。』


『分かりました。 部長に私から話をして 代わりに行ける人探してホテル予約してきます。』

『ホントごめん。 頼むね。』




今回の打ち合わせには行けない。 というか行きたくない。

浩次さんに今回の仕事のことでたくさん迷惑かけてるし 協力してもらってる。

これ以上迷惑かけたくない・・・・。




『あの・・・・・ 先輩・・ 大変言いにくいことなんですが・・・』

『うん?なぁに?』

『さっきの件 部長に話したら 「責任者が行かないのはおかしい」と言われてしまいました・・・』

『そうか・・・・ そうだよね』

『先輩 大丈夫ですか? 旦那さんに話しにくいのなら私から言いましょうか?』

『(笑)大丈夫。ありがとう じゃあホテルの予約よろしくね。』

『分かりましたうれしい顔


家に帰るのが辛い。1歩1歩が重くなるきっと・・・。








帰宅して・・・・・・・

夜 浩次さんに明後日の事を話そうとしたら・・・


『あ・・それ知ってるよ』

『え?』

『さっき 帰宅中 家の近くに真紀さんだっけ?立っていてさ
 たぶんずっと待ってたんじゃないかな・・・・あせあせ
 明後日の出張の事聞いたよ。 ほんと忙しそうだね。』

『私も行かなくちゃいけなくて・・・』

『それも知ってる。 「旦那さんと詩織ちゃんがいるのに先輩をたくさんお借りしてしまいすみません」って謝ってた。 

「お借り」って・・(笑)

まぁ仕事でしかも紗恵は責任者だからな。 責任者がいない打ち合わせはないよな・・』

『・・・・・浩次さん。』


『詩織はうちの母親にお願いすればどうにかなるよ。』

『ありがとう涙

 




浩次さんの優しさが ものすごく苦しくて できたら『行くなよ』って怒ってほしかった・・・・。
会社の車を運転し、真紀ちゃんをとなりに乗せて軽井沢へと向かった。



関口君とは 現地で合流。


なんか気まずいな



茜の言葉も頭をよぎる。




仕事と割り切れればいいんだけど


今の私には 仕事とプライベートを分けることなんて出来なかった…




『先輩。さっきから人の話し聞いてます?』



『ぇ?なんだっけ?真紀ちゃん』


『だからぁー。次のパーキングよって下さいって言ったんです』


『ぁ、あ…そうだったね』



パーキングで車を止めて 一息入れる事にした。





『先輩…。前から聞こうと思ってたんですけど、先輩、関口さんとなんかあるんですか?』


真紀ちゃんの鋭い指摘に戸惑う。



『なんかって?』


『なんかってなんかですよー。』


『仕事…仲間、でしょ?』


ありきたりな答え。



『それだけですかぁー?なーんだ。あたし先輩と関口さんがなんかあるなら力になりたかったのにぃー。恋のキューピッドハートほらしてはいけない恋。2人の行方は…?!みたいな(笑)』



完全に面白ろがってる!



『なんか昼ドラみたいでドキドキしません?』


『なーに言ってんの!さぁ、早く行って早く終わらそ』
コーヒーを飲み干してごみ箱に捨てた。





真紀ちゃんが言うように…


昼ドラみたいな現実は起きている


実際は笑えない。


ワクワクできない。




愛おしい思いとやりきれない思いがぶつかり合う。






真紀ちゃんをこの現実に巻き込む訳には行かないから…
 第4章 1人ぼっち・・・・

 
 軽井沢に着き 関口君がいる作業場へ・・・

『お疲れ様です』

『すみません ここまでお呼び立てしてしまってあせあせ・・』

『いいえ。だって私 関口さんに会いたかったし もちろん先輩も ねウインク

『なにいってんの・・・・』


『一応 ボードの見本を作ってる最中なんですが 完成する前に一度見てもらいたくて・・ 

 完成してから色・デザインの変更はできないので・・・』

関口さんに まだ途中の見本を見せてもらい 作業している姿を写真撮ったり

色・デザインの最終確認をしてから ホテルへ行った。


『先輩 2つ部屋を取りましたからウインク

『なんで?』

『それは 分かってますよね? せ・ん・ぱ・いハート達(複数ハート)

『彼 呼んでるの?』

『何言ってるんですか!先輩。 先輩のためですよexclamation ×2

『じゃあ お疲れ様で〜す!』

私は 真紀ちゃんと同じ部屋がよかった。

真紀ちゃん 何を考えているの? 

私と関口さんはもう何も起こらないよ・・ 何も・・・・





部屋に入り 荷物の整理をしてるとき


携帯電話ムード携帯電話ムード


『もしもし谷口さんでしょうか?』

『はい。私です。』

『ロビーにお客様がお待ちです。』


 誰?


きっと あの人だ・・・・・
ロビーに行くと見覚えのある
後ろ姿。




茜…




『紗恵!今日、ここに哲平もいるの?!』


鋭い表情で茜が私に問い掛けた。




『うん。仕事…』


言いかけた時、

茜があたしの頬を叩いた。



あまりの驚きに声が出なかった。




『あたし、こんなの嫌だから!仕事を口実に彼に近づいたりしないで!あたし。本気なの。紗恵は幸せな家庭があるじゃない』



『茜、あたしはそんなつもりぢゃ…ただ、仕事だけの…』


『じゃ、これなに?』

茜が写真を出した。


そこにはこの前のお台場デートが写っていた。




…なんでこれを…。




言い訳出来る状態じゃなかった。



『あなたが彼に近づくなら…あたしはこの写真をあなたの旦那様に見せるゎ。でもあなたが近づかない約束するなら…これはこの場で破くわ』



脅迫。




『わかった。茜…あたし、彼には合わない。仕事もこの企画から下りるから…』




そう言うしかなかった。



茜は私の前で写真を破いた。

『もし、約束をやぶったら…その時は…また他の証拠をあなたの家族に送る。あたしだってこんな事したくなぃ。ただ…彼の事を渡したくないだけ。わかって紗恵』



そうつぶやくとロビーを出ていった。



あたしはそっと荷物をまとめると



車に乗ってエンジンをかけた。




高速を飛ばし…涙が溢れた。


これでいいんだ。
茜はなにも間違ってない。
間違ってるのは…あたしだ。



途中、パーキングから真紀ちゃんにメールを入れた。


mail toごめんね。家の事情で先戻ります。明日、変わりの車行かせるから。あとはお願い。ほんとごめん!』




関口くんにはあえて mail toしなかった。






会社に行ったらなんか事情つけて


企画から外してもらおう。






涙と手の奮えが止まらなかった。
夜中の2時半・・・・・


 やっと家に着き 静かに寝室へ入ったが浩次さんが起きてしまったたらーっ(汗)



『あれ?紗恵 どうしたの?』

『なんか 気分悪くて ホテルより家の方が落ち着くし帰ってきたの・・』

『そうか・・大丈夫か?』

『うん。浩次さんの顔を見たら 落ち着いた・・』


『ほら おいでウインク

 浩次さんは掛け布団をまくって 私を呼んだ

 浩次さんは私を包んで抱きしめてくれた・・

 ものすごく落ち着く・・

 浩次さんってこんな匂いだったんだね・・・・

  今日はこのまま浩次さんの胸で 眠った・・

 少し浩次さんのパジャマが涙で濡れてしまった




    




    
   次の日・・・・・。
 



ものすごく仕事に行きづらいけど 気持ちを切り替えて行かないと!

『おはようございます・・』

『あれ?谷村 早いな・・まぁ昨日は御苦労さん! うまくいったか?』

『はい。』

『でもまだ 吉沢から連絡がないぞ!』

『ホントですか?』




大丈夫かな・・・?
ものすごく心配・・・・


そのとき。


『おはようございます』

『吉沢 昨日は御苦労さん!どうした顔色がよくないぞ!』

『あの・・・・ 来週のイベントに出展するボードが・・・』

『ボードがなんだ?』

『朝 完成したボードをもらおうと寄ったのですが そのボードが壊れてたんです泣き顔
  本当にすみません! これまで紗恵先輩と頑張ったのに・・
 先輩!ごめんなさい泣き顔






「もしかして あ・か・ね・・・・・?」 








『大丈夫!真紀ちゃん。まだ間に合わないって決定したわけじゃないから
 まずは関口さんに電話して 確認しないとねexclamation ×2
  ここまで 来たんだもん 頑張ろうウインク

涙はい・・先輩いいですか?』

『うん。 昨日は真紀ちゃん急に帰ってごめんなさい。』

『大丈夫です ただ・・』

『うん?どうしたの?』

『昨日 飲みに関口さんを誘おうと作業場に行ったら見ちゃったんです。 関口さんと女の人が喧嘩してたところを・・』

  茜だ・・・。

『 関口さん彼女いたんですね・・
 
 でも関口さん その女の人に「紗恵を愛してる」って言ってました。
  紗恵って先輩のことですよね?
 
  先輩と関口さんってどんな関係ですか?』

  もうだめだ・・・ 友情も仕事も・・・

 

この時 茜の存在がものすごく怖くなり どこかに逃げ出したい気持ちでいっぱいになった・・・




 
あたしはもう 関わらないって決めたけけど…



このまま 放っておけない。



関口くんと連絡をとる事にした。








『紗恵ごめんな。俺。もうおまえを困らせたくない。だから…この企画が終わったらもう、会わない。茜がおまえにどんな嫌がらせするか…今度はおまえの家族に手を出すかも知れない』




突然の関口くんの決断に戸惑いながらも うなづくしかなかった…




ボードは関口くんがなんとか修理してくれるみたい。


来週になれば この企画も終わる…





そしたら 関口くんともお別れ。



急に

ひとりになった気がしてさみしかった



こんな事なら
何もはじまらなかったらよかったのに



そんな思いが込み上げてくると


胸が熱くなった。
今日は残業・・・ 
 
詩織は浩次さんの実家に預けることにした。

「あともう少し・・頑張ろう!」

ちょうどその頃・・・

____________________________________



『お母さん 詩織見てもらってありがとう』

『浩次もういいの?』

『今日は意外に早く終わったから あとさ まだ少しご飯残ってる?』

『なんで?』

『紗恵に持っていこうと思って・・』

『パパ!ママの会社行くの?』

『あーそうだよウインク

『やったー右斜め上 ママの会社 詩織も行く!』

『もう しょうがないわねあせあせ いま準備するから待ってなさい!』
『おばあちゃん!ありがとっわーい(嬉しい顔)

  浩次さんと詩織がこっちに向っているとは知らず・・

____________________________________

『やっぱりここか・・』

『関口君・・・』

『茜の事が気になって何かあったかと思って・・』

『大丈夫! ここにいる方がヤバいんじゃない?』

『あっそうだねあせあせ まだ仕事終わらないのexclamation & question

『うん まだだね・・ 外まで送るよ 来てくれてありがとうウインク


そう言って 私と関口君はエレベーターに乗った

エレベーターのドアが閉まった瞬間 関口君がキスしてきた・・

『やめて!』

『俺 紗恵が好きすぎて出来たら谷村さんから奪いたいよexclamation ×2

『冗談はやめて!』

『冗談じゃないよ! 離したくないよexclamation ×2
  
  そう言って 私をきつく抱きしめた・・

  その時・・ 





『ママ?』

『・・・・・・あ・・・・・し・お・り?・・・ 浩次さん・・・』

『紗恵・・・・』


 詩織と浩次さんに抱きしめられたところを見られてしまった・・・


『どういうことなんだ?』

『・・谷村さん・・』

『おまえになんか聞いてないむかっ(怒り)
 
『紗恵?教えてくれ』

『わ・わたし・・・』

『すみません! 全部俺がいけないんです・・・』

『てめぇ〜〜』と言って関口君を殴ろうとしたが・・・やめた


 

 
 詩織が見てるから・・・




  
『詩織 車の所へ戻ろう』


 
詩織は静かに車に乗った・・







『紗恵 今日から家に帰って来なくていい・・ ちゃんと紗恵から理由を言ってくれるまで  でもたぶん許せないと思うが・・・』

『待ってexclamation ×2浩次さん』

『浩次さん・・・詩織・・・exclamation ×2exclamation ×2

 涙が出ないほどのショックでどうしたらいいか分からなくなった



 そして私は大事な家族を失った・・・・・・。
 
最初はこんなふうになるなんて思いもよらなかった。


でも…


日に日に…


彼との仲が深まり




この結果の想像が つかなかったと言ったらうそになる。



『さえ、俺と一緒にどこか遠くへ行こう』

関口くんがそっと肩に触れた。



心が揺れた。



ただただ 涙が止まらなかった。



結局、あたしが出した答えはこれだった…。
関口君と2人・・・・

南へ行くか北へ行くか迷った・・


関口君に任せる 私にはもう関口君しかいないから・・・

『紗恵 大丈夫か? いいんだな・・・』


『・・・・・うん・・・。』



私は関口君の車に乗った・・ 

 目的地を決めず ただ車を走るだけ・・ なるべく遠くへ・・・


辺りは真っ暗だったが 潮の香りがした・・・

『 紗恵。今日は とりあえずここへ泊まろう・・』


好きな人と一緒にいるのに 詩織と浩次さんの事がずっと頭から離れなかった・・・



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