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アナタが作る物語コミュの【スピンアウト】Local limited!〜吉野梅園〜

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《注意》
この作品はレイラ・アズナブルさんの『神話夜行シリーズ』の設定をお借りして書いた、二次創作物となっております。

この作品の投稿に際して、原作者のレイラ・アズナブルさんの許可を頂いておりますが、二次創作物が駄目な方や、原作のイメージを損ないたくない方が閲覧すると気分を害する恐れがあります。

素晴らしき原作、神話夜行はこちらから!
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=40698768&comm_id=3656165



『ゴルゴンの息子』が東京で戦っている、一方その頃、九州は大分県ではこんな事がありました……そんな話。

+++++++++++++++

華のない県・大分県。
どこにでもある地方都市。

大分に華はないけど、花は咲く。



大分県大分市杉原――『吉野梅園』


淡紅色の大輪の花を咲かせるのは豊後梅。
緑色の萼に青白い花を咲かせている青軸梅。
白加賀は実梅で花は小さいが、白く凛とした佇まいを見せていて。
寒紅梅の艶かしい赤さは、嫣然と微笑む美姫を思わせた。



二月、冬の終わりとも春の始まりともつかぬ時節。
この県下有数の梅の名所は、明るい陽射しと冷たい風に甘く清々しい香りを含ませてながら、色とりどりの花を咲かせる。

その数、ざっと四百と五十本。
鎌倉時代に、藤原信近の子・近里が、怪我の全快祈願に太宰府より植樹したのが始まりと言われている。

地元有志による臥龍太鼓や棒術の演舞などのイベントが催される梅祭りは三日前に終わっていたが、花は丁度今が盛りで、見物客の姿は少なくなかった。

……少なくないから、こんな事も起こる。

「えー、鶏めしもう売り切れちゃったですか」

売店で一人の少年がかくりとうなだれた。
歳の頃は10歳前後、外国人の血が少し入っているのか、ミルク色の肌にふわふわの栗毛、緑がかった茶色の瞳で、セーラーシャツに半ズボンが良く似合う、なんとも可愛らしい子供だった。
少年はうんと背伸びをしてカウンターに両手をかけ、エナメルの靴を履いたつま先をぷるぷるさせながらもう一度訊ねる。

「本当に、もう、一個も残ってないですか?」
「ごめんねぇ〜。パックもおにぎりも、鶏めしは全部売れちゃったんよ〜」

鶏めしは、鶏肉と牛蒡を煮て米に炊き込んだ郷土料理で、この売店は『吉野鶏めし保存会』の直売所も兼ねている。
野外で、それも花をみながら頬張る鶏めしは格別に旨い。
ゆえに、この時期にこの場所で鶏めしは速攻で売り切れてしまうのだった。

「鶏めし……ないの……」

しゅーんと凹む少年。
今にも涙がこぼれそうなつぶらな目が、売店のおばちゃんの胸をきゅーんと射抜いた。
おばちゃんは慌てて首を振って正気を取り戻した。

「楽しみにしてたのに……残念なのです……しかたないのです」

しかし『がっかり』と『でも我侭は言わないもん』という健気さの入り混じった小さな声に、おばちゃんの心はぐらぐらと揺れ動き……

「……じゃあ、ばいばいです」
「あ、ちょっと待って」

揺れ動いた挙句、おばちゃんは堕ちた。

「よく見たら、おにぎりが一パック余っとったわ」

偉い来賓用に取り置きされていたものを少年に渡した。

「わぁ、ありがとうございます!」
「賞味期限ギリギリだからお金はいらんけんね」

ぱああぁっと輝くような少年の笑顔に、おばちゃんはそんな事まで言ってしまった。



鶏めしおにぎりを両手で大事に抱えてトテトテと人ごみに消える少年。
その口元がニヤリと歪んだ。

「――ちょろいもんです」

少年の名は絲蓮(しれん)
歳は千と五百から数えるのをやめた。

「人間さんは人を外見だけで判断するから可愛いモノです」

その正体は、女神アテナに呪われた蜘蛛の妖女――アラクネの仔。

いまは愛くるしい人間の子供に化けているが、本性は糸を操り毒牙を持つ、八重脚の蟲妖である。

「師匠は“敵”がもうじき現れると言ってけれど……」

絲蓮の目線が梅園の奥を向き。
次に入り口の方の、駐車場近辺に密集した露店に向いた。

りんご飴、焼きとうもろこし、回転焼き、焼きソバ、芋飴、ベビーカステラ……

「腹が減っては戦はできないのです。師匠も僕の判断を評価してくれるでしょう」




吉野梅園の奥に、梅ノ木天満社と呼ばれる小さな神社がある。
その周辺の梅の古木は、どれも左側に捩れて地を這い、首をもたげるように伸びている。

古いもので樹齢800年を越すものもある、この古木達はその独特の姿から『臥龍梅』と呼ばれている。
吉野梅園の目玉と言えるものなのだが、大半の観光客は手前の豊後梅を『臥龍梅』と勘違いして、そのまま満足して帰っていく。

そんな臥龍梅の樹の下で、作業服の男が昼寝していた。
中年の太った男で、食べかけのチーズカマボコを握ったまま大の字に寝そべるその周りにはワンカップの空き瓶がいくつも転がっている。
鼾に合わせて上下する太鼓腹には虎縞の子猫がちょこんと乗り、これまた気持ちよさそうに眠っていた。

静かな場所だった。
男の鼾以外、何も聞こえない。
風の音も、鳥の声も、すぐ近くにある売店のざわめきも、何も聞こえない。
静か過ぎる場所だった。
まるで空間そのものが切り離されて閉鎖されているような。

梅の梢から音も無く、白魚のような手が伸びて男の頬に触れた。
次いで、緑色の髪を結い上げた美しい女が逆さまに現れる。
白い額に梅花の文様、目尻と唇に紅を刷き、大陸風の艶やかな装束を纏っていた。

女は獲物を見つけた捕食者の笑みを浮かべると、その紅唇を男のだらしなく緩んだ口元に近づけ……

――バキッ

「ギャアアアアアアアアアアアアッ!?」

悲鳴をあげて飛び退く女。
右の手首から先が消えている。

「貴様ッ!人間ではないな!!」

むくりと起き上がる作業服の男。

――いや、男ではなくなっていた。

作業服はそのままに、中身が変貌している。

それは若い女に見えた。
高い背に、長い黒髪を一纏めの三つ編みにして垂らしている。

片手に無骨な斧。
もう片手に女の手首。
斧で切り落としたのだ。

そして整ってはいるが表情の乏しい顔の、こめかみの少し上あたりから生える……二本の角。

「おのれ、よくも妾の腕を……忌々しき防人が!」
「ミノタウロスが娘、スミ」

スミはぼそりと言うと、女の手首をぽいと捨てた。
白くしなやかな繊手だったモノは、枯れ枝に変じている。

「樹精、ドリュアデスか……名があれば名乗れ。墓には墓碑銘がいるものだからな」
「穢らわしい魔物なぞに名乗る名などないわ」

女の足元の地面がボコリと盛り上がる。
土を割り、石を砕いて現れ出でるは、目覚めし臥龍。

緑白の苔に覆われた樹皮。
節くれだった根がうねり、周囲の梅の木を取り込んで体躯を長大な物へ変じていく。
尖った小枝は背鰭となり爪牙となり、咆哮を挙げ。
散り行く花びらに、女の嬌声が重なった。

「その墓には貴様の名を刻むがいい!」

龍と化した臥龍梅。
その頭部で嘲笑う女。腰から下は根の束となり龍と同化している。

「それとも妾が顎を奥津城とするかえ?」
「……っ」

龍がスミに襲い掛かる。
飛び退いたスミが、一瞬前まで立っていた場所が深く大きく抉れている。
見た目は樹木だが、爪牙の硬さと鋭さは鋼鉄を遥かに越えていた。

「ルォオオオオオオオオッ!」

巨体に似合わぬスピードで次々と攻撃を繰り出す龍。
スミは時に疾走し、時に跳躍し、あるいは地に伏せて回避していく。

「ちょろちょろと小賢しい!牛ならば牛らしく屠殺されればよいものを」
「牛だからこそ、鼠の顰に倣ったまで」

龍とすれ違った瞬間、スミは見た。
龍の肋骨を模した根の中に、幾つもの人骨が絡まっているのを。

「……何人喰った?」
「怒っておるのか?化け物風情が」
「樹精は、人など喰わなくとも死にはしないだろう」
「この世に不要な雑草が、妾が美貌の糧になるは喜ばしい事ではないかえ?」
「……っ!」

――タンッ

迫り来る龍の牙と、右前足の爪を紙一重で避けた、と思った瞬間。

バシィィィィィィィィィィン!!

龍の尾が死角から飛び込み、スミに直撃した。
スミは弾丸のようにふっ飛んで、梅ノ木天満社の石垣に激突して止まった。

がらがらと崩れる石垣。
瓦礫の山からスミの片手が棒切れのように飛び出し、やがてだらりと垂れた。

「ふん……口ほどにもない」

呆れたような口ぶりとは裏腹に、にんまりと笑う女。

「あーぁ。遅刻しちゃいました」

突然響く、のんびりとした幼い声。
梅ノ木天満社の鳥居から、大量の食べ物を抱えた少年がひょこっと姿を現した。
露店めぐりを堪能した絲蓮だった。
栗色の髪は真っ白に変化し、暗赤色に変わった目からは白目の部分が消えている。

「なっ……童、どこから入った!?いや、何者だ?」

絲蓮は女を無視して、とことこと瓦礫の山に近づいた。

「師匠ー。鶏めしげっとしたですよ」
「ん」

絲蓮が鶏めしおにぎりをスミの手に握らせると、手はさっと瓦礫の山に引っ込み、続いてもぐもぐと咀嚼する音がした。

「何だと……妾が尾を受けて無傷だと……?」

人間ならば木っ端微塵、人外でも軽く骨が砕け臓物が潰れるほどの打撃だったのだ。
しかし、瓦礫の山からは再び手が飛び出し、絲蓮はいそいそとお茶の入った水筒を渡した。

「師匠の好きな玄米茶です」
「おー」
「あ、ついでにこの辺の閉鎖領域を上書きして強化しときました」

にっこり笑う絲蓮。

「もうあのおばちゃんはどこにも逃げられないし、師匠がどれだけ暴れてもなんら問題ありません」
「よくやった」
「誰がおばちゃんだ!愚弄するな童がっ!!」

がらごろと瓦礫の山が崩れると、傷一つないスミが何事もなかったかように姿を現した。

「やっぱり腹がへっては戦はできないですねー」
「別に喰わなくても死にはしないが」
「露店があったんで、りんご飴とかたこ焼きとか買っときました。これが片付いたらおやつにしましょう」
「任せろ」

そう言ったスミが斧を構えるのとほぼ同時に、龍の顎が迫ってきた。

「どこまで妾を愚弄するかっ!……今度こそ死ぬがいい!」
「その台詞、そっくり返す」

――ガッ!!

大きく振りかぶった斧が、龍の顎間接にめり込んでいた。

――メリメリ……バキッ!

スミは力任せに斧を振り抜いた。

「ゴガアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「ぎゃあああああああああああああああっ!!」

龍の顎が砕け、亀裂が胴まで走り、龍の絶叫と女の悲鳴が重なった。
スミは斧をその亀裂に叩き込むと、そのまま尾に向かって走った。

――ベキッボキッ……バリバリバリバリバリバリッ

「ああああああああああああああああああああああっ!?」

顎から尾まで、ざっくりと割かれる龍。
腹の辺りで砕けた人骨がバラバラと散る。

びくびくとのたうつ龍の頭で、女は歯軋りして身を起こすと、髪を飾る簪を一本抜いて短槍に変え、スミに向かって投げつけた。

――ひゅっ

しかし見当違いの方角に飛んで行く短槍。
傾く視界。

「……えっ?きゃああああああああああああっ!!」

スミが龍の尾を掴んで、目一杯に振り回していた。

右に。
左に。
前に。
後ろに。
ぐるぐる回って。

長大な龍がハンマー投げのハンマーのように振り回され、びたんびたんと地面や壁に叩きつけられる。
梅の樹も、石碑も、石灯篭も、鳥居も何もかも、半径内にあるもの全てが振り回される龍に薙ぎ倒され、粉砕される。

「あははっ、師匠の馬鹿力は相変わらず、何かの冗談にしかみえないです」

絲蓮は虎縞の子猫を抱いて、逃げながら笑う。


そうして龍の尾を振り回していたスミは、不意に手ごたえが軽くなったをの感じて手を止めた。

「………あれ?」

ぐちゃぐちゃになった龍の頭から女の姿が消えていた。

「……すっぽ抜けちゃいました?」
「気配そのものが消えてる」

首を傾げるスミと絲蓮。

「消えるなんて無理です、だって僕の作った結界ですよ!」
「慢心するな」
「ひぅっ」

スミの厳しい声に身体を竦ませる絲蓮。
その目にみるみる涙が盛り上がる。

「だって……だって僕には…これくらいしか取り柄が……他にはなんにもないのにっ……」
「気を落とすな。嘘泣きの巧さは他の追随を許さないじゃないか」
「バレました?」
「ああ」

けろりと澄ます絲蓮。
スミも大して怒りはしない。

「トドメを確実に刺さなかった私にも落ち度はあった」
「わかればいいんです」
「今度から気をつける」
「とりあえず、あのおばちゃんを追い払えただけでもよしとしましょう」


――数分後。

「お片付け完了ー」

絲蓮が両手をぽんと叩くと、そこはもう元通りの吉野梅園だった。
色とりどりの梅が咲き。
吹く風は甘く馨しい。

石垣は崩れてなどないし。
臥龍梅も一本も欠ける事無く揃っている。

「それじゃおやつにしましょう」

絲蓮はにこにこと露店で買ったお菓子や軽食を並べ、スミが片っ端から食べていく。
足元では虎縞の子猫が、自分の身体と同じくらいある焼きちくわにかぶりついていた。
絲蓮の髪も目も元に戻り、スミの角は幻術で隠してるので、通行人は誰も不審に思わない。

身なりのよい美少年と作業服の女という、何の接点も見出せない組み合わせに首を傾げはしたが。

「師匠、ソースついてますよ」
「ん、すまない」

「絲蓮、時々思うのだが」
「またですか」
「私とお前のどちらが師でどちらが弟子なのかよくわからなくなる」
「僕は甘やかされたり可愛がられるのが大好きなので弟子がいいです」

ぬけぬけと言う、見た目だけ児童。

「時々叱られたりするのもイイ刺激になりますし」
「お前がそれでいいのなら、別にかまわないが」
「はい。かまわないので、これからも弟子でいさせてくださいね」

スミの、岩をも砕く掌が絲蓮の頭にぽふりと乗せられ、もふもふと撫でる。
絲蓮は満足気に目を細めた。


「そろそろ帰るか」
「はい」
「タマ」
「なー」

スミが足元の子猫に声をかけると、子猫の身体が一気に膨れ上がり変貌した。

鷲の頭と翼。
獅子の身体に蛇の尾。

グリフォン。
『黄金の守護者』の異名をもつ魔獣だ。

ただ、この魔獣には、頭部の両サイドにミミズクのような三角の冠毛があり、身体には虎のような縦縞の斑紋が薄く浮かんでいた。
なんというか、猫っぽい。

「グルルル……」
「タマ、ちくわはもうないですよ」
「……グゥ」
「帰ったらブラッシングしてやる」
「ガウッ!」

上機嫌を翼を羽ばたかせるグリフォンに二人が乗ると、グリフォンは一声鳴いて飛翔した。

ねぐらに帰る三匹の化け物。
人間には、ちょっと風が吹いたとしか感じられない。

人間は何も知らない。

自分達の平穏は薄い氷の上にあるも同然である事を。
いつもどこかで、誰かが戦っている事を。

そしてスミは、それが一番良い事だと思っていた。

【終】

コメント(6)

おまけ《わくわく幻獣奇想天外図鑑》

・ミノタウロス
頭は闘牛、首から下は筋骨逞しい人間の男性の肉体。身長は2mを超える。
性格は凶暴で好戦的。膂力に優れるが知能は低い。
武器は扱えるが、興奮すると頭部の角で突進してくる。

伝説では、クレタ島のミノス王が所持していた、供物の牡牛と王妃パシパエが姦通して生まれた子。
ミノス王はミノタウロスを迷宮に幽閉し、7人の美しい少年少女を生贄に与えて出てこないようにした。
三度目の生贄の時、生贄の中にいた英雄テセウスにより打ち殺される。

絲蓮「獣姦にもほどがありますー」
スミ「馬並みどころか牛並……彼女の頑丈さには恐れ入る」
絲蓮「師匠、そこまで生々しい事は言わないでください」

・アラクネ
元々はリューディアのコロポーンで染織業をいとなんでいたイドモーンの娘。
優れた織り手で、その腕前は女神アテナを越えると豪語したため、アテナの怒りをかい、織物勝負をすることとなる。
アテナが神々を栄光を謳ったタペストリーを織ったのに対し、アラクネは神々の不実や失敗を嘲笑う題材でタペストリーを織った。
技術の上ではアラクネが勝ったが、内容に激怒したアテナはアラクネの織機とタペストリーを破壊して打ち据えた。
アラクネは悲しみのあまり首を吊って自殺したが、アテナの怒りは収まらず「罪ある女よ、お前もお前の子孫たちも、未来永劫こうして吊り下がってるがよい」と言って呪った。
こうしてアラクネは蜘蛛に生まれ変わったという。

絲蓮「僕も手芸得意です。師匠も僕の縫った服を着てみてください」
スミ「確かに見事な縫製だが……妙に布地が少なくないか?胸とか尻とか」
絲蓮「エコですよー」

・グリフォン
砂漠や山間の洞窟に棲み「黄金の守護者」の異名を持っている魔獣。
鷲の頭に翼、胴体は獅子で前足だけが鈎爪の有る鷲の足の姿が一般的だが、地域によって変化がある。

絲蓮「うちのタマちゃんは、内緒だけど虎の遺伝子がちょっとはいってます」
スミ「獅子というよりライガーだな」

・ドリュアデス
森のニンフ(妖精・精霊)
普通は樫の古木に宿る。
一本に一人いて、緑の髪をした小柄な美女として描かれる。
ドリュアデスの宿る樹の内部には不思議な空間があり、内部と外を自由に行き来できると言われている。
争いを好まないが、宿る樹が切られたり枯れたりすると死んでしまうため、森を荒らすものに容赦はしない。
警戒心が強く、人前に姿をめったに現さないが、美しい男性が通りかかれば魔法で魅了して、樹の内部に引き込んでしまう。

スミ「ドリアードといった方がわかりやすいな」
絲蓮「臥龍梅のドリュアデスはなんというか……個性的な趣味をしてましたね、アレで釣られるなんて」
後書き。

まずは何よりも、許可を下さったレイラ・アズナブルさんに感謝します。

東京の皆さんと対称的にしてみようと思ったら、えらく歪なコンビが出来上がっておりました。

携帯だとちょっと読みづらい仕様になっておりますが、読んでくれた皆さんありがとうございました。
レイラ・アズナブルさん>はい、気が付くと微妙に和風になってました。
梅じゃなくて桜だったら、より和風に傾いて十二単の姫君か妖艶な花魁になってたかもしれません。

地元のマイミク以外に、大分の地味っぷりを知ってる人が思いもよらないところにいて驚きました。
今後も大分の観光名所からありふれた街角まで、破壊と混沌を撒き散らせたいです。
まゆ 6号さん>楽しんでもらえてよかったです。

読み辛い漢字や難解な言い回しがあるのは、持病の中二病のせいです。
変にかっこつけて、読む側をおいてけぼりにしてしまう私が悪いので、読み辛い部分や間違った使い方をしてる部分があったらこっそり教えて下さい。

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