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生活保護者の集いコミュの田中角栄の次男が、借金150万円で自己破産…「生活保護」を受けていた 独立後、経営に失敗し…

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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82775

極貧の生活に零落
「ケースワーカー以外で来客があるのは初めてかもしれません。椅子やテーブルはないし、布団も敷きっぱなしなので、外でしか人と会わないようにしているんです」

東京・大泉学園の床一面にホコリが積もる1Kタイプの部屋で、田中祐氏(63歳)は本誌記者にこう話す。

氏は、故・田中角栄が元芸者の辻和子との間にもうけた「次男」である。田中眞紀子元外相とは異母姉弟の関係だ。顔や背丈など、外見は確かに角栄を彷彿とさせるものがある。

だが彼は、金権政治の権化と言われた男の息子とは思えないほど、極貧の生活に零落していた。

Photo by gettyimages


「10年ほど前、消費者金融3社から借りた約150万円が払えなくなって自己破産しました。

'90年代前半、当時勤めていた西武グループから独立して企画会社を立ち上げたんです。ところが、経営に失敗して貯金が底をついてしまった。それ以降、借金を繰り返してきました」

93年に角栄が亡くなってからは、遺産相続争いで実兄を訴えるも敗訴。遺産2800万円は手にしたものの、すぐに使い切ってしまったという。

自己破産の直後から、生活保護を受けるようになる。収入は生活保護費の月6万5000円と厚生年金の月1万5000円だけ。本当に困ったときは、兄に1〜2万円ほど無心することもあった。



結婚はしておらず、家賃5万円の部屋で一人暮らしを続けている。

「元旦になると親父は必ず遺書を書いていました。『日々を緊張して生きていれば怖いことはない』と言うんです。このままでは終われません。親父の言葉を胸に刻み、生活保護から抜け出せればと思っています」

泉下の角栄は、どん底まで落ちた我が子を見てどう思うか。

『週刊現代』2021年5月1・8日号より

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