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「大人食堂」の会場。食事や食材の無料提供に、長い行列ができた=東京都千代田区、野口陽撮影
3度目の緊急事態宣言下で迎えた大型連休に、新型コロナ禍で生活に困っている人を支援する催し「ゴールデンウィーク大人食堂」が、5日正午から午後6時まで東京都千代田区の聖イグナチオ教会で開かれる。3日夕も催され、食事や食材を無料提供したり、生活・医療・法律などの相談に応じたりする窓口に、訪れた人たちが長い列を作った。
支援団体などの主催。3日に食べ物を受け取りに訪れた飲食店従業員の男性（40）は、貯金が底を突き、アパートの家賃の支払いも「ギリギリ」の状態。勤める店はコロナ禍で客が激減し、緊急事態宣言で3度目の休業に追い込まれた。これまでは休業しても減額された給与が支払われたが、今後の見通しは立たない。「まさか、自分がこうなるとは」
スリランカ人の男性（32）は昨年春、日本の専門学校を卒業。千葉県のホテルへの就職が決まっていたが、コロナ禍で観光客が激減したため、内定を取り消された。今はアルバイトで生計を維持しながらハローワークで職を探す。近くビザの期限が来るため、延長できるかを相談しに来た。「正社員として働きたいが、このまま日本にいることができるのだろうか」と不安だ。
都内の女性は昨年春に上京し、美術系の大学に入学したが、実家の家計もコロナ禍で苦しくなる中で高い学費を払ってもらうのが後ろめたくなり、今年3月に退学した。「早く仕事を始めたい」とプログラミングの勉強を始めることにしたが、医療費の支払いが厳しく、支援制度がないか相談に来たという。（野口陽）
「大人食堂」の会場。食事や食材の無料提供に、長い行列ができた=東京都千代田区、野口陽撮影
3度目の緊急事態宣言下で迎えた大型連休に、新型コロナ禍で生活に困っている人を支援する催し「ゴールデンウィーク大人食堂」が、5日正午から午後6時まで東京都千代田区の聖イグナチオ教会で開かれる。3日夕も催され、食事や食材を無料提供したり、生活・医療・法律などの相談に応じたりする窓口に、訪れた人たちが長い列を作った。
支援団体などの主催。3日に食べ物を受け取りに訪れた飲食店従業員の男性（40）は、貯金が底を突き、アパートの家賃の支払いも「ギリギリ」の状態。勤める店はコロナ禍で客が激減し、緊急事態宣言で3度目の休業に追い込まれた。これまでは休業しても減額された給与が支払われたが、今後の見通しは立たない。「まさか、自分がこうなるとは」
スリランカ人の男性（32）は昨年春、日本の専門学校を卒業。千葉県のホテルへの就職が決まっていたが、コロナ禍で観光客が激減したため、内定を取り消された。今はアルバイトで生計を維持しながらハローワークで職を探す。近くビザの期限が来るため、延長できるかを相談しに来た。「正社員として働きたいが、このまま日本にいることができるのだろうか」と不安だ。
都内の女性は昨年春に上京し、美術系の大学に入学したが、実家の家計もコロナ禍で苦しくなる中で高い学費を払ってもらうのが後ろめたくなり、今年3月に退学した。「早く仕事を始めたい」とプログラミングの勉強を始めることにしたが、医療費の支払いが厳しく、支援制度がないか相談に来たという。（野口陽）
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