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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 4/17

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4月17日(土)
緊急アクションの相談フォームに首都圏各地から悲鳴のようなSOSが連続して届いている。
❶昨晩も夜遅くまでの駆けつけ対応であったので、午前はお休みする。反貧困ネットワークの同僚となった佐々木君が都内某所からのSOSに駆けつけてくれた。生活保護申請希望の福祉事務所は私が良好な関係性を持つ所、生活保護申請同行の担当は任せてよ!でも来週の昼間は毎日が福祉事務所だ。火曜日は3名の申請同行を連続しておこなう。
❷NPO法人共同連が主催する「障害者雇用就労セミナー —劣化する障害者雇用と新たな就労」の第二部「東京都ソーシャルファームを考える」に参加、連日の駆けつけ支援からアパート入居までサポートしても極限の孤独と仕事が見つからない問題、精神疾患などの「就労困難者」も多い。再び新自由主義を体現した企業社会には働く場所はなく、あるのは寮付き派遣や日払いバイトでボロボロにされる。新自由主義経済に対し「社会的連帯経済」を本気で具体化して、就労困難にある人々と共に働く職場づくりにチャレンジする協同組合や社会的企業との連携にチャレンジしている。企業組合あうんが東京都ソーシャルファームに認証されたと聞いた。ソーシャルファームは、ソーシャル・インクルージョンの考え方に立ち、自律的な経済活動の下、社会的企業として、就労困難者と認められる者の雇用の場の拡大と自立を進め、地域の産業及び雇用に貢献することを通じて、 ダイバーシティの実現を目指すもの。就労困難者の3人以上の雇用などが要件で、認証事業者にはバリアフリー設備への改修費や事業所の家賃などが補助される。しかし今日の報告では認証されたのは3つ、予備認証が25、ほぼ民間企業となってしまっている。手続きや就労困難者の定義も曖昧、困難者ひとりひとりの就労困難である理由づけのハードルが高い。審査担当者に民間や市民サイドのメンバーもいないなどの欠陥点が指摘されている。コロナ禍の貧困のなかで価値観の転換が政治や行政の側に求められている。もっと韓国や欧州の「連帯経済」に学べ!民間支援団体は本当に疲弊している。
➌夜は文京区民センターで、市民憲法講座主催の講演会「「コロナ禍で奪われる命と生活〜「貧困」の現場から」で講演させて頂いた。尊敬する総がかり行動実行委員会の高田健さん、菱山南帆子さんたちに呼んでいただいた事が本当に嬉しい。私が半年間サポートして就労ビザがやっと下りた23歳のトルコ人青年の話もさせてもらった。トルコでは徴兵制があり、クルド人民衆を殺せ!と言われれば従わなければならない。彼は「殺してはいけない」と考え、憲法9条のある日本に来た。しかし就労資格可のビザは認められず、長期間、収入なしの生活、貯金も全てなくなり、「ささえあい基金」で支え続けた。彼は言った。「憲法9条の日本が何故、このような冷たい仕打ちを続けるのですか。」入管法改悪絶対反対!
❹講演中にもSOSが続いている。横浜から2か所、相模原から、浦和から、北千住から合計5か所からのSOS、横浜市内の福祉事務所でまた不当な追い返しの犠牲者がでている。明日は大和で支援者会議があるので終了次第、駆けつける。相模原からの相談者からはSOSが途絶えた。急ぎ文京区民センターから大雨の中、浦和駅に向かった。「死ぬ事を考えている」とメールに書いてあったからだ。40代の男性だった。群馬県出身だった。コロナで失職して困窮、群馬県内の**市で生活保護申請したら「若いから働け」と言われて追い返されて、昨日はさいたま市内の**福祉事務所に申請に出向いたら「うちは担当ではない。」と追い返された、何故、浦和にいるのかと聞いたら、電車に飛び込む為に来たと答えた。
もう22時だ。今日のネットカフェ代を渡して明日から反貧困ネットワークのシェルターで安心して泊まってもらい、今後の事を一緒に考える。北千住駅からのSOSは18歳の男性、今日までは泊まれる場所があるが明日からは野宿だという。明日の夜に待ち合わせする事に決めた。本当に本当に「福祉が人を殺す」私たちはぎりぎりの場面で止める。でもこれではもうすぐ止めきれない!「「これ以上、福祉が人を殺すな!」

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