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上方歌舞伎コミュの上方歌舞伎鑑賞会

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観劇日6月23日(日) 全席均一 二階1列19番

今回は全席均一なので、二階の最前列ほぼ真ん中の席でみた。やはり一等席は見やすい。舞台からも近い。ただ、この席、ほかの席、舞台からも丸見えである。きちんとしか格好で来て良かった。

この上方歌舞伎鑑賞会は、羽田澄子監督の映画「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」が上映され、仁左衛門が得意とした「新ノ口村」が長男我當一門により上演される。

まずは、十三代目仁左衛門の長男我當による「御挨拶」。我當は黒紋付き白足袋羽織袴でちょっとした話をした。

映画の後上演される「新ノ口村」の話もした。彼は、嵐徳三郎とも演じたと言う。ああ、見たかった。弟の秀太郎とも演じたと言っていた。それに、現在のように、雪の風景にし、梅川と忠兵衛が黒の着付けで比翼の紋付きで出てくる演出にしたのは何代目かの仁左衛門だと言うことだった。

休憩なしで映画の上映となった。映画「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」は普通の映画館では上映されず、このような特別の上映会でのみ上映される記録映画である。今回「若鮎の巻」「人と芸術の巻(上・中・下)」の全4本が日替わりで上映された。この日上映されたのは「若鮎の巻」である。

これは、今の「上方歌舞伎会」の前身である「若鮎の会」を故十三代目仁左衛門自宅などで指導している姿を撮った映画である。この「若鮎の会」は上方歌舞伎のお弟子さん達が主役を務める自主公演である。この映画では第八回で「一條大蔵卿」と「吃又」が上演されたとき、その指導にあたっている姿を撮っている。

ここで仁左衛門が特に注意しているのは言葉であった。鼻濁音そして、一條大蔵卿では独自の公家言葉。それに義太夫を勉強する事が大切だと話していた。

この「若鮎の会」は「上方歌舞伎会」と名前を変え今でも続いている。今もそうだが、この時もすべての人が一生懸命にやっている。

それにしても、皆若い。千次郎時代の上村吉弥、當十郎、嶋之亟、それに我當も若い。

それから「新口村」。我當の孫右衛門、進之介の忠兵衛、吉弥の梅川、和之介のおしげ、四人とも自分の手の内にある感で手堅く演じていた。

幕が開くと、一面の浅黄幕、それが振り落とされると糸立てで隠れた梅川と忠兵衛が出てくる。吉弥、進之介ともとてもきれいだが、どうしたことが、吉弥の足が決まらなかった。これはこの日が初日だあったせいだろう。

梅川の吉弥のクドキが良いのは勿論、それを受けている我當の孫右衛門がなかなか良い。

最後は、座り込んでいる孫右衛門に木から落ちた雪がかぶる。良いできだったと思う。

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