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日本曲者女優伝(芸一筋)コミュの拾六の巻 月丘千秋さん

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月丘千秋と言えばいつも四歳年上の姉月丘夢路の影に隠れてしまい
あまりパッとしない女優さんだったと思われがちですが
なかなか凛としていて清楚でありながら肉惑的でもあり
不思議な感じのする女優さんでした。

1926年産まれで姉夢路と同様に宝塚音楽学校を経て1926年に松竹へ入社。
1947年に『地獄の顔』で映画デビューしました。
月丘千秋の芸名はそのデビュー作の監督マキノ雅弘が名付け親だそうです。
『花ある星座』で姉夢路と共演した後はフリーとなり
新東宝大映東映東宝等の各社で数多くの作品に出演していましたが
大抵はB級C級の映画ばかりでめぼしい作品といえば
『肉体の門』(1949)と『人間模様』(1949)くらいしか思い当たりません。
前者(写真左)ではなかなか魅惑的な肉体を露わにし、
後者(写真中)では近代的で自由を求める女性を好演していました。

その後も数々の時代劇現代劇時には怪談映画にさえ見境もなく出演していましたが
なかでも大役と言えば『点と線』(1958東映)での料理屋女中八重子役(写真右)でした。
松本清張原作の推理小説で東京駅の13番ホームと15番ホームとが見通せる
空白の四分間が事件の大きな鍵となる物語です。
そのホームでの目撃者となるのが月丘千秋扮する八重子なのです。
下の動画はそのシーンの抜粋ですが
どうです?なかなか凛とした風情の女優さんでしょっ?
<video src="6692294:64458192b0ec1e7c3fe6822d9e47c7dc">

千秋さんはその後数多くのテレビドラマにも出演していましたが
『あかんたれ』の前半での主人公を助ける女中役はなかなか大したものでした。
テレビでは『水戸黄門』等でも脇役を続けられていましたが
それも1985年までのことでその後は映画テレビ界からバッタリと姿を消されてしまいました。

まだ83才でお元気なこととは思いますが
今頃はどんなお年寄りになられていることでしょうか?

コメント(8)

正直、「なんで曲者女優伝に月丘千秋?」と思いましたが、
『点と線』のワンシーンで、アリババさんおっしゃるところの
<凛としていて清楚でありながら肉惑的>な風情に、
なんとなく頷ける気がしてきました。

華麗でゴージャスな美貌の権化・月丘夢路の妹じゃなかったら、
もっと違った活躍をしていたかもしれませんね。
個人的に月丘千秋は薄幸の人というイメージなんです。子供の頃に見た役がそうだったのかもしれませんね。
でも何処か寂しげで好きな女優さんです。
夢路お姐さんが豊麗過ぎてチョット苦手なだけに贔屓しちゃいます。

しかし作品といって思いだすのはこの『点と線』だけなんですから、恵まれてませんよね。
◎ショウゴさん
この月丘千秋さんって詰まらない役柄ばかりにしては
姉上の夢路さんとは違う何処かしらゴージャスな貫禄があったというか
登場シーンは少なくてもスクリーンを引き締めるムードがあったというか
なかなかの女優さんであったと思っています。
なかでもかなり悲愴な役柄が似合っていましたねっ。
『肉体の門』でもそうでしたが
タイトルを思い出せない映画で海女かなんかに扮していたときに
チラリと見せた胸元が凄く豊満だったことを忘れることができません。
◎takaまっすぃさん
千秋さんはお涙頂戴の母もの映画にも良く顔を出していましたから
薄幸な人というイメージが残っているのかもしれませんねぇ。
ワタシも判官贔屓なのかど派手な夢路さんよりも
大人しげな千秋さんの方を応援していたのですが
映画では最後までヒロインの役柄を手に入れることができませんでしたよねぇ。
ホントに惜しい女優さんでした。

いつの時代にもお顔はきれいなのだけど
今一つ個性がないという人いますよね。
この方がその典型でしょうね。
華やかだけど、決して下品ではなかった
夢二さん、僕は結構好きでした。
え、アリさんが地味好み?
コーちゃんに、おけいちゃんに、ユーミンなのに。

ところでハビランド&フォンテーン姉妹では
どちらがお好きですか?
◎朝風呂さん
ワタシは夢路さんのあのギョロ目がもう一つ好きにはなれませんでした。
しかし夢路千秋は姉妹とはいえあまり似ていないような気がしましたねぇ・・
名前だけは漫才コンビみたいでしたねぇ・・・

残念ながらハビランド&フォンテーン姉妹は二人とも苦手でした。
だって二人に共通して花がないでしょっ?
特に良い役の多かったフォンテーンは酷い猫背だった上
とても美人だとはいえなかったしぃ・・・
姉さんのハビランドはお顔がまん丸で深刻顔が似合わなかったしぃ・・・
◎波志江さん
夢路さんは井上梅次監督夫人でしたから
日活ではご主人が演出する映画に次々と主演していましたねぇ。
チョイと美人過ぎるというか美人を鼻にかけている感じがして
なかなか好きにはなれませんでした。

それに比べて千秋さんは
いかにもオンナっぽくてそれでいて芯が強そうで
ときにはクセが強くてはたまた儚くて
なかなか結構な女優さんだったと思います。

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