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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのばんえいダービー【1】/結論

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帯広200(BG1)
12月25日 19:05発走


日本国内で『競走』を生業としている馬は、サラブレッドだけではない。
1トンにも及ぶ馬体を躍動させ、500キロ以上の重量を乗せたソリを引く農耕馬によるパワフルな競馬が、北の大地には存在する。

例えば、こと戦争において最も重要なのは輸送だ。
十分な兵糧と武器弾薬を前線に送る補給路は、まさに勝敗を分ける生命線である。
そのライフラインを支えたのは、他でもない物資を背負って疾駆する馬だった。
競馬という競技の発祥が、より強い軍馬の育成にあるのだとすれば、人だけ乗せてスピードを競う平地の競馬よりも、荷物の運輸を目的とした『ばんえい競馬』こそ、その意義を果たしているのかもしれない。

有馬記念の予想は、他のメディアやサイトでいくらでも公開されている。
今さら私が当たらない予想を書くまでもないだろう。もっとも、ばんえい競馬はさらに輪をかけて当てる自信がないのだが・・・(笑)
今年最後の日曜日。1ヶ月ほど前からこの日の予想は有馬記念ではなく、ばんえいダービーにしようと決めていた。

北海道の開拓で活躍した、超弩級サイズの農耕馬によるダイナミックな競走。
まだまだ勉強不足の身なので、どこまでばんえい競馬の魅力を伝えられるか分からないが、少しでも多くの方に興味を持っていただけたらと思う。


■コースと騎手

ばんえい競馬は、直線200メートルのコースで競い合う。
その間に、高さ1メートルの第一障害、さらにその先に高さ1.6メートルの第二障害が待っており、これらをどれだけスムーズに越えるかがポイントとなる。
いかにパワー溢れるばん馬とはいえ、一度も休まず200メートルを駆け抜けることは不可能だ。
ゴールを待たずに膝を折って力尽きてしまうシーンも珍しくなく、馬のスタミナと距離を逆算しながら、道中で何度も息を入れて完走させることが騎手の最大の仕事である。

ばんえい競馬の騎手は、右利きなら右手にムチを持ち、左手に手綱を握って馬を駆るが、平地競馬のようにレース中ムチを左手に持ちかえたりはしない。
つまり、右利きの騎手は常にムチで馬の右側を叩いているわけだ。
騎手の乗り替わりで最も着目すべきは、右利きの騎手から左利きの騎手(あるいはその逆)にスイッチしたときである。
これまで右側だけを叩かれていた馬が、叩かれ慣れていない左側を刺激されると、驚いて前進しやすくなると言う。
現役のばんえいジョッキーでサウスポーは、大口騎手と船山騎手の二人だけ。他の騎手から彼らへ乗り替わった際は要注意だ。


■新聞の見方

馬柱の内容は新聞社によって若干異なるが、基本的な情報は共通している。
例えば、競馬ブックを参考にすると・・・(添付画像参照)

最上段左から、開催回数、競馬場、日数、月日、レース名、クラス、着順。
参照画像では、16回、帯広競馬場、4日目、11月19日、羊蹄山、B2クラス、1着。

2段目左から、馬場水分、走破タイム、騎手、荷物の重量、出走頭数。
参照画像では、1.5%、1分59秒6、工藤騎手、重量685キロ、10頭立て。
ばんえい競馬は、馬場状態を含水率で表示する。
当然、水分を多く含んでいるほどソリの滑りが良くなるので、パワーよりもスピード重視のレースとなるわけだ。

3段目左から、ペース、前半(スタートから第二障害下に到達するまで)に要したタイム、第二障害を乗り越えるのに要したタイム、第二障害後からゴールまでに要したタイム、通過順。
参照画像では、ミドルペース、前半65秒、障害19秒、後半35秒、通過順01−08−02。
ちなみに通過順は、左の数字が『第一障害を越えた時の位置』、真ん中の数字が『第二障害下に到達した時の位置』、右の数字が『第二障害を越えた時の位置』を示す。

最下段左から、1着馬(または2着馬)の馬名、着差、馬体重、ゲート、人気。
参照画像では、着差0.1秒、2着馬オレモスゴイ、馬体重1119キロ、5番ゲート、6番人気。

ばんえい競馬の専門紙は一般には販売していないが、ファミリーマートやサークルK、サンクスなどに設置されたコピー機のコンテンツメニューから、競馬ブックのばんえい版を500円で印刷することができる。





■結論

ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞、そして今回のばんえいダービー。
この3つのレースが、ばんえい競馬における3歳牡馬三冠である。
言うまでもなく、すべての3歳馬が目指す最終目標は、このばんえいダービーだ。

ばんえい大賞典を制したマルミゴウカイは、ばんえい菊花賞で2着。
ばんえい菊花賞を勝ったツルイテンリュウは、ばんえい大賞典3着。
ばんえい菊花賞3着のホクショウディープは、昨年の暮れに行われた2歳重賞ヤングチャンピオンシップの覇者。
他にも、ばんえい大賞典2着のキタノリュウキ、3歳BG1のイレネー記念を勝利したフウジンライデン、ばんえいオークスを制した女王ホクトノホシなど、今年のダービーも錚々たる顔ぶれが揃った。

障害時計の近5走平均19.2秒のホクショウディープ、同19.0秒のマルミゴウカイ。
さらに、菊花賞で早め先頭から障害20秒→後半28秒で一気に駆け抜けたツルイテンリュウ。
第二障害をひと腰で抜け、降りてからも速い菊花賞上位3頭の三つ巴と見る。
ただし、ホクショウディープが近3走すべて重量670キロだったのに対し、マルミゴウカイは715キロを背負ったA2クラスの前走
で障害時計19秒→後半31秒でまとめ、走破タイムが1分48秒2。
730キロは全馬にとって未知の重量だが、前走で715キロを経験していることが、レース終盤で大きく影響しそうである。


本命は、ツルイテンリュウ。


条件戦で大敗し、人気を落とした重賞で激走するのがこの馬のパターン。
10月の秋桜賞は、B3クラス9着→8着からの巻き返しだったし、菊花賞のときもB2クラス9着→8着からの逆襲であった。
この馬の場合、条件戦はあくまで重賞を勝つための叩き台にすぎず、そこでの着順や着差に意味はない。
今回も前走A2クラスで37.1秒差に大敗しているが、菊花賞から1ヶ月の間隔を開けたことを加味すれば、叩き台としては上々の内容だ。
秋桜賞の通過順04−01−01、菊花賞の02−01−02が示す通り、この馬が勝ちに行くときは、早めに第二障害を抜けてそのまま押し切るパターンが定番。
今回もツルイテンリュウがその競馬に徹するなら、730キロの重量を苦にして障害でモタついた馬は確実に置いていかれるだろう。

前走、A2クラスで715キロを背負い、勝ち馬から9.8秒差の1分48秒2で走破したマルミゴウカイが対抗。
菊花賞は端枠(1ゲート)で若さを見せた分だけ最後の伸びを欠いたが、ホクショウディープの追撃を振り切っての2着は高く評価できる。

昨年のヤングチャンピオンを圧勝し、常に世代をリードしてきたホクショウディープ。
障害力の高さと安定感は最上位だが、700キロを背負った菊花賞で、脚色が鈍ったマルミゴウカイすら差せなかった点が気がかりだ。

馬券は、ツルイテンリュウ1着固定の馬単2点。
相手はマルミゴウカイ、ホクショウディープの2頭に絞ってレースを楽しもうと思う。

が・・・
JRAのPATでは、ばんえい競馬の馬券を買うことができない。
南関東のSPATも、今日は南関東開催日ではないので対応しておらず、楽天競馬やオッズパークに加入していないと、ばんえい競馬の馬券が買えないのだ。

今年はPATで海外競馬の馬券を買えるようになったことが注目され、凱旋門賞では一定の成果を得られたようである。
馬名の問題等、様々なハードルをクリアできたからこその結果であろう。
ならば、ばんえい競馬の馬券も可能なのではないか?
来年のばんえいダービーは、PATで気軽に購入できるようになっていることを切に願いたいものだ。


◎ツルイテンリュウ
◯マルミゴウカイ
▲ホクショウディープ


馬単
◎→◯▲


コメント(2)

>>[1]

いやいや、ダービーですよexclamation & question
そりゃあ、予想しますよ。ダービーなんだもん。
有馬記念が終わっても、ダービーがあるなんてこんな素晴らしい日曜日はないですよ。

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