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マイクの物語コミュの第9話 ルルーシュのデビュー戦

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??:ふふふ、ついにこの日が来た。今までルルばっかりもてはやされてきたけど、今日は、そうはいかない!なんたって僕がルル達をこてんぱんに叩きのめすんだからね。

暗闇で話す一つの影。

??:え?僕が誰かだってそれは、言えないな。当ててみるんだね。

アスラン:おい、キラ。何やってんだそこで?

キラの正体は、バレバレだったが、アスランが正体を教えてくれた。

キラ:うんも〜!何でばらすんだよ〜!せっかくいい雰囲気を出していたのに〜。

アスラン:そんなことより、アッシュフォード学園の人達が来たぞ。出迎えなきゃ。

キラ:めんどくさ〜。

アスラン:何言ってんだ!俺達一年の役割だろう!?

キラ:ぐすん。

キラは渋々アスランに着いていった。
一方ルルーシュ達は?

扇:おーし、みんなバスの中に忘れ物は無いな〜?・・・・さてと、そろそろSEED校から迎えが来るはずなんだが・・・・・

アスラン:あ、すみません。遅れました〜。

もちろん、遅れたのはキラのせいなのだが、アスランは一言も言い訳しない。

扇:あ、いや。今着いたところだから。

アスラン:それじゃあこちらです。

ルル:(アスラン・ザラ。去年中学の大会で優勝したときの名ショート。となりのセカンドキラ・ヤマトと組み。最強の二遊間としてその名をとどろかせた。今日の試合に出るかどうかは、わからんが、対戦を想定して置かなくては。)

アスラン:うん?

キラ:どうしたのアスラン?

アスラン:いや、なんでもない。

これから、幾度と無く対戦し、最強のライバルとして大会を盛り上げることになるアスランとルルーシュの最初の出会いだった。(キラ:えー主人公の僕じゃないの〜。)
が、今はルルーシュが一方的にライバル視しているだけだった。

アスラン:あ、ここが部室です。着替えていてください。今の内に俺達は、アップをすませておきますので。

扇:ああ。すまない。

部室で全員が着替え終わると、グラウンドへ向かった。
新設校らしくグラウンドは、整備が行き届いており、試合を行うにはいい環境といえる。

扇:それじゃあこちらもアップを始めるぞ〜。

カーン、パス。
カーン、パス。
扇がノックし、次々と野手が処理する。
スザクのノックと違い、扇のノックは選手に優しいノックだった。

扇:よ〜し、ラストキャッチャー。

カーン。
フライが上がる。

ルルーシュ:オーライ。

パス。
ルルーシュが手堅くキャッチして練習は終わった。
みんながベンチに引き上げると、SEED高校のキャプテンが歩いてきた。
扇も帽子を取り、前に出る。

イザーク:SEED高校野球部キャプテンのイザーク・ジュールだ。

扇:アッシュフォード学園野球部キャプテンの扇要だ。

ガシッ。
二人が握手を交わす。

イザーク:今日は、お互い正々堂々とぶつかり合おう。

扇:ああ。お互いにベストを出して行こう。

イザーク:それと、申し訳ないんだが、今日は一年にも経験を積ませたいので、途中で一年を投入させてもらいたい。

扇:それは、構わないが。こちらも一年が主力メンバーにいるし・・・・・

イザーク:それじゃあ始めるとしよう。

そして、イザークがベンチに戻ると扇がみんなに声をかける。

扇:よし、それじゃあ、初めての実戦で緊張しているかも知れないが、ベストを尽くしてやっていこう。

みんな:はい。

先発が整列し、

みんな:よろしくお願いします。

と、挨拶を交わすとアッシュフォード学園の先行で試合が始まる。

アスラン:プレイボール。

1年は、審判だ。
しかし、アスランならば公平なジャッジをしてくれることだろう。
ちなみに今日のSEED高校のスターティングラインナップは、
1番 三塁手 2年 ミゲル
2番 二塁手 3年 ノイマン
3番 投手 3年 イザーク
4番 捕手 3年 ディアッカ
5番 一塁手 3年 アデス
6番 遊撃手 3年 ハイネ
7番 左翼手 3年 アーサー
8番 中堅手 2年 ダコスタ
9番 右翼手 2年 ラスティ
となっている。

イザーク:行くぞ〜〜〜!

シュッ!
イザークの直球が外角低めギリギリに来る。
コンッ!

イザーク:なっ!

なんと朝比奈は、初球いきなりセーフティーバントを試みたのだ。

イザーク:な、な・・・・

イザークがあわててボールを拾う。
サッっとファーストへ投げるが。

キラ:セーフ。

朝比奈は、俊足を活かして内野安打にした。

扇:よっしゃ〜!ナイス朝比奈。

朝比奈:へへへ。

イザーク:くぅ〜。卑怯な手を使いやがって〜。

ディアッカ:ドンマイドンマイ。次は、一年だ。ビシッとしめよう。

イザーク:お、おう。

ルル:(やはり初球は、ストレートだったか。イザーク・ジュール、強気な性格なのか、ボール球を使うことを知らず、直球主体のピッチングで来る。その傾向は、ピンチになればなるほど強くなる。)

イザーク:次、行くぞ〜。おりゃああああ!!!

ルル:(まだ俺の力では打てないが、バントなら・・・・)

コンッ。
ルルーシュの絶妙なバントがライン上を転がる。

イザーク:くっ!

ディアッカ:待てイザーク、ファールにな・・・・・

ガシッ!
なんのためらいもなくイザークは、ボールを掴み、セカンドは無理と判断すると、ファーストへ投げた。

キラ:アウト!

ルル:くっ!ライン上で止まる球を躊躇無く捕るとは。

ディアッカ:お前な〜。ファールになったら、やり直しだろう。

イザーク:うるさい!いちいちバントなどやり直されてたまるか!

本来ならライン上で止まり、二人ともセーフになるはずだったが、結果的にイザークの行動は、それを阻止した。
ルルーシュの思惑は、イザークの短気な性格に阻止された。

扇:よ〜し、チャンスになったぞ。頼むぞ藤堂。

藤堂:おう!

イザーク:くぅ〜またバントで来るつもりだな〜。

どういう思考をしているのか、イザークは藤堂のバントを警戒した。

イザーク:見てろよ〜。どりゃ!

イザークは、投球と同時にダッシュする。
しかし、
キーン!
藤堂は、来た球を強振した。

イザーク:なっ!

ボールは、至近距離から一直線にイザークの顔に!
ドカッ!
イザークが咄嗟にグローブを出したことで直撃は、避けたが・・・・・・
天高く舞い上がったボールを、
パスッ。
ディアッカがキャッチし、セカンドへ投げた。

アスラン:アウト。

朝比奈:やばっ!

パスッ。

トール:アウト!チェンジ!

これは、イザークのファインプレーと言ってもよいのだろうか?
とにかく1アウト2塁のチャンスをアッシュフォード学園は、逃してしまった。

藤堂:くっ!

扇:惜しかったな。

一方、イザークは?
ディアッカは、倒れたイザークの前で正座し、手を合わせる。
チーン。

ディアッカ:どうか、やすらかにお眠り下さ・・・・

イザーク:くぉら!まだ死んでないぞ!

イザークは、突然起きあがると、ディアッカの胸ぐらを掴んだ。

ディアッカ:あ、なんだ。生きてたのか。

イザーク:きっさま〜。

ディアッカ:まあとにかく早く攻撃しようぜ。

イザーク:ちっ!

こうして、アッシュフォード学園の最初の攻撃は、終わった。
果たして、SEED高校の攻撃を防ぐことは、できるのか!?

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