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マイクの物語コミュのギアス高校野球第6話 野球部の練習

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アッシュフォード学園の野球部は、ランニングを始める。
どこの学校の野球部でも日常的に行われている風景だ。
しかし!

ルル:扇キャプテン。ちょっといいですか?

扇:うん?どうした?

ルル:ランニングは、効率が悪いです。

扇:何言ってんだお前。まさか、体力がないから走りたくないんじゃないか?

ルル:ぐっ!・・・・違いますよ。よく考えてください。何故我々は、ランニングをするんですか?

扇:え?何故って言われても・・・・・体力を付ける為じゃないか?それにどの学校でもランニングするだろう。

ルル:しかし、ここで付く体力は、疲れていてもジョギング程度の走りができる体力です。

扇:あ、ああ、そうだな。じゃあ、やめるか。

ルル:いや、ランニングではなくインターバルで行きましょう。一定の速さを保ちつつ、休憩を挟みます。これを繰り返すことにより、より実践的な体力が身に付きます。

扇:わかった。じゃあ、そうしよう。

そして、インターバルが終わると・・・・

ルル:ぜぇー・・・・・ぜぇー・・・・・

扇:よーし、じゃあ次は、俺が投げるからみんな打ってくれ。それと、出番があるまでは素振りだ。

ルル:ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・・ちょ・・・・っと・・・・いいですか・・・・

扇:あ、ああ。

ルル:素振りは・・・・・・ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・

扇:無理しなくてもいいぞ。

ルル:素振りは・・・・・・ぜぇ・・・・効率が・・・・・ぜぇ・・・悪いです・・・・・ぜぇ・・・・・

扇:そうなのか?

ルル:ぜぇ・・・・・ぜぇ・・・・

喋るのが億劫なのか、ルルーシュは、ただうなずいた。

扇:じゃあ、どうすればいい?

ルル:ふ、二人・・・・・・ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・一組になって・・・・・・トスバッティングか・・・・・・ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・ティーバッティング・・・・・がいいと・・・・ぜぇ・・・・

扇:どうしてだ?

ルル:それは・・・・・・ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・・・・・・・ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・

扇:ええと、その・・・・・

ルル:ぜぇ・・・・素振りは、ただの自己満足です・・・・・ぜぇ・・・・・練習した気分になるだけです・・・・・それよりも確実にボールに当て・・・・・・集中してバットを振る練習を・・・・・したほうが・・・・・

扇:わ、わかった。それで行こう。それじゃあ、お前俺の球を捕ってくれるか?

ルル:それは、実戦式の・・・・・・バッティング練習を・・・・・・するということですか?

扇:え?あ、いや、なんというか、その。

ルル:練習には・・・・・・目的が必要です・・・・・ただ打つだけの練習ならキャッチャーは、入りません。実戦式の練習で行くなら、俺がリードします。

扇:・・・・・・・・わかった。それでは、実戦式の練習にする。おい!レギュラーは、守備につけ。打順は、一番からだ。一打席勝負で行く。控え選手は、レギュラーが打席に立ったときに守備につけ。朝比奈打席に立て。

朝比奈:はい!

ルルーシュの的確な指示の元、次々と練習メニューが変わる。
より効率的になり、みんなが成長してきているのがわかる。
また、ルルーシュばかりに目が向きがちだが、扇もすごい。
今までの練習を止めて、新しい練習を取り入れる柔軟な思考。
3年生なのに1年生の言うことをしっかり聞く度量の広さ。
これだけ、1年生にいいように言われているのに少しも損なわれない人望。
ルルーシュとは違うリーダーシップを扇は持っているのだろう。

扇:行くぞ!

シュッ!
パスッ。

ルル:ストライクですよ。

朝比奈:くっ!扇さんに3球連続直球を投げさせるかよ。

扇:よし、じゃあ次は、2番ルルーシュだ。

ルル:え!?俺!?俺は、まだ1年ですよ!

扇:だが、他にキャッチャーがいない。だから、お前に任せる。

玉城:キャッチャーなら、この名キャッチャー玉城真イチロー様が・・・・・・

扇:カレン。頼む。

カレン:はい!

玉城:へ?

ドーーーン!

玉城:な〜〜〜〜!

久しぶりに玉城花火が上がった。

ルル:それにしても2番って、上位打線じゃないですか!?俺のバッティングは分かっているでしょう!

扇:ああ。だが、お前が一番バントがうまい。出塁率の高い朝比奈をお前が送ってくれればチャンスで3,4番に回る。

ルル:しかし、もし朝比奈先輩が出塁できなければ、みすみすツーアウトを・・・・・

扇:朝比奈が出れないぐらいだったら、他のやつにチャンスは、作れないよ。そういうわけで頼んだぞ。

ルル:はい!

そして、
ブン!
パスッ!
三振した。

扇:・・・・・・・まあ気を落とすな。お前は、ここぞという時にバントを決めてくれればいいんだ。

ルル:・・・・・・・・・

扇:よーし、それじゃあ3番は・・・・・・・・・・藤堂だ!

ルル:え?

藤堂:おう!

ルル:なっ!藤堂は、4番じゃあ・・・・・

扇:いや、4番は、スザクだ。

ルル:なっ!いや、確かにあいつのバッティングはいいが、それでも。あれだけの実績を残した藤堂先輩を・・・・

以外にもルルーシュは、上下関係に遠慮がある。
あるいは、士気を乱さないように考えてのことかも知れない。

扇:これは、藤堂と二人で話し合った結果だ。

この時、ルルーシュは、扇要の器の広さを認識した。
野球技術も知識も士気能力もない扇が何故キャプテンになったのか、ルルーシュには納得した。

そして・・・・・・・

みんな:あっした!(ありがとうございました!)

一日の練習が終わった。
ルルーシュのリードは、一級品だった。
あまりいい投手とは言えない扇でさえ、このチームをわずか4安打に抑えたのだ。
しかも第一打席は、パーフェクトに抑えている。
ルルーシュのリードの良さを全員が認識したのだった。

ルル:ふぅ〜。

カレン:ふぅ〜ん、あんた結構やるじゃない。

ルル:ふん。まあ、もう少し抑えたかったがな。今日の所は、これでよしとしよう。

カレン:まあいいや。それじゃあ、ご褒美にあたしが特訓してやるよ。

ルル:ちょっと待て!それのどこがご褒・・・・・

カレン:行くよ〜〜〜!!!!

ドーーーーン!
例えリードが良くてもカレンの前では、ただの花火の火薬でしかなかった。
そして、家で帰っても・・・・・・・

シャルル:何〜〜〜〜!三三振だと〜〜〜!!!

ルル:くっ!

リードの良さは、あまり評価してくれないようだ。

シャルル:ならば、特訓だ!マリアンヌ!

マリアンヌ:はい!

マリアンヌは、キャッチャーミットを用意した。

ルル:へっ?母さん・・・・・まさかあの化け物の球を・・・・・

愛しの旦那が化け物扱いされてもマリアンヌは、少しも顔色を変えず。

マリアンヌ:ええ。あれぐらい捕れなくてもどうするんですか。

ナナリー:お兄さま。頑張ってくださいね。

ルル:くっ!やってやる!やってやるぞ!

まあ、今回は、花火になることもないので大丈夫だろう。

マリアンヌ:ほらほら、次は、アウトコースにカーブが来るわよ〜。

ルル:そういって、何度ブラッシュボールを投げてきたんですか。

マリアンヌ:昔のことは、忘れたわ。

ルル:数分前のことでしょ!

シャルル:行くぞ〜。

シュッ!
シュルルルルル、パス。

ルル:なっ!

マリアンヌ:ほら、本当に来たでしょ〜。

ルル:くっ!さすが閃光のマリアンヌ。この俺を翻弄するとは・・・・・だがっ!俺は、負けん!

ブン!
ドスッ!
やはり空振りした。

ルル:くっ!まだまだ!

こうして、ルルーシュの練習は、終わる。
果たして、この練習は、功を奏するのか?

第7話 スザクの地獄ノックへ続く
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