マイクの物語コミュのキラのいないデスティニー　アスラン編

キラのいないデスティニーアスラン編
アスランがセイバーでミネルバに合流した時の話です。
こちらを読む前に下の物語を読んでおくとより一層お楽しみいただくことができますので、よければどうぞ。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=17308310&comm_id=2002428

それでは、行きます。

ルナマリア：無視しないでくださいよ～。

アスラン：え、ああ、すまんちょっと考え事していたんだ。うん？どうしたんだ？

ルナマリア：そんなにショックだったんですか？アスハ代表の結婚。

アスラン：ふっ、そう見えるか？

アスランは余裕綽々だった。

キラがいなくなってから、共に助け合った二人にとって、こんな風聞に惑わされるようなことは無かった。

ルナマリア：思いっきり政略結婚ですよね。しょうがないというか。私だったらそんなの絶対嫌だけど。

アスラン：それじゃあ、君は、どういうのがいいんだ？

アスランは、話題の変え方がうまかった。

ルナマリア：あ、あたしルナマリアです。ルナマリア・ホーク。ザクウォリアーのパイロットです！・・・・・そうですね～、あたしだったらもう恋愛のためだったら祖国を捨てたっていいですわ。

アスラン：ははは、それじゃあ、俺がオーブに戻るようなことがあったら、飛んでくるんだな。

ルナマリア：え？（どきっ！）

アスラン：冗談だ。本気にするな。

ルナマリア：もうやめてくださいよ～・・・・・・・この機体は？最新鋭ですよね？変形機構を持っているって聞いていますけど。

アスラン：興味があるのか？

ルナマリア：うわあ、やっぱりザクとは全然違う。インパルス・・・・ていうかカオスとかと同じ？。

アスラン：やれやれ、座ってみたいか？ほら。

ルナマリア：いいんですか？

アスラン：ああ、どうぞ。でも、動かすなよ。

ルナマリア：わかってますよ。

アスラン：あ！（あれは確かシン！）お～いシン！お前も上がってくるか？！

ルナマリア：モードセレクターのパネルが違うんですね・・・・・うわあ新しいプラグインですね。っていうか聞いてます？！

アスラン：あ、行っちゃった。

ルナマリア：もうなんなんですか？！

アスラン：うん？どうした？

ルナマリア：アスランはあたしの事をどうおもっているんですか？！（って言っちゃった）

アスラン：・・・・・・

ルナマリア：・・・・・・（どきどき）

アスラン：俺の背中を守れる大切な・・・・・

ルナマリア：！！（え～もしかして、まじ！まじ～！）

アスラン：仲間さ。

ルナマリア：ズコッ！

アスラン：だから、俺の背中は任せたぞ。ちゃんと守ってくれよな。

ルナマリア：うう～軽くかわされた。

アスラン：ふふ。

ルナマリア：・・・・・・アスランっていつも寂しそうな顔してますね。

アスラン：そうか？

ルナマリア：何か大切な人を失ったような。そんなふうに見えます。

アスラン：・・・・・こんな世の中だ。よくあることさ。

ルナマリア：それでも・・・・・

アスラン：そんなことよりも次の戦闘では、期待してるぞ。

ルナマリア：はい！

キラがいなくなり、何かが変わっていた。

アスランが笑顔を見せることはほとんどなくなり、いつも寂しそうな顔をするようになった。

だが、それでも強く生きてきたアスランは、ちょっとしたことでは動じない、精神力を身につけることができたのだ。

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