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マイクの物語コミュのキラのいないデスティニー〜もしもSEEDの最終回でキラが見つからなかったら

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キラのいないデスティニー
〜もしもシードの最終回でキラが見つからなかったら

トリィ:トリィ!・・・・・・トリィ!

アスラン:キラーーーー!!!

カガリ:キラーーーー!!!

ラクス:キラ・・・・・・・

トリィ:トリィ・・・・・・・・・トリィーーーーー!!!

結局キラは見つからなかった。当然だ。ジェネシスの攻撃を食らって機体も死体も残るはずがない。トリィの叫びが切なく聞こえる。そして、それから2年の月日が経った。人類は未だにいがみ合い、戦いを続けている。デュランダル議長が発した声明文に対してオーブは反対の意志を示した。そのため、最後の戦いが始まる。

アスラン:本当に良いのかカガリ?

カガリ:ああ、オーブに残って私の戦いをしたいとは思っていたが、今はキラがいない、少しでもみんなの役に立ちたいんだ。

アスラン:しかし、ルージュで出るなんて・・・・アカツキでいいじゃないか!

カガリ:いや、私にはドラグーンシステムは使えない。あれはムウさんが乗った方が効率がいい。それに、これに乗っているとキラが守ってくれているような気がするんだ。

アスラン:だが・・

カガリ:アスラン。私はキラが命を懸けて守ったこの世界を守りたいんだ。

アスラン:・・・・・・わかった。カガリ、俺から離れるなよ。お前は俺が守る。

そして、二人は出撃した。案の定、シンとルナマリアとレイが迎撃に当たる。

ルナマリア:出たわね〜これでも食らいなさい。えい!この!この!あんたいなければ、アスランはずっとミネルバにいてくれたのよ!

カガリ:遅い!

ヒュンヒュンとルナマリアの射撃をかわすと、一気に0距離まで近づき、頭部を撃ち落とした。そして、インパルスに蹴りを入れる。インパルスは遠くへ吹っ飛んだ。

ルナマリア:きゃあああああ!!!!(どうして!どうして私はこの人に勝てないの?!)

シン:ルナーーーーー!!!おのれ〜〜!!!よくもルナを!!!!

キュイーーーーン・・・・・バシュッ!

シンのSEEDが弾けた。

シン:このやろう!!!!!

カガリ:!!

シンのデスティニーが大剣を突きだしてくる。その凄まじいスピードはまるですべての運命を切り裂くかのような勢いだった。そして!ガシッ!

シン:!!

一瞬でもタイミングがずれたらカガリに大剣が突き刺さっていただろう。カガリは下がりつつも大剣を真剣白刃鳥で止めたのだ。

シン:そ、そんな!こんな旧式で!

カガリ:これぐらい・・・・・キラなら簡単にできたさ・・・・・・もうそのキラもいない・・・・・あたしがやるしかないんだ!!!!

カガリはすべての思いを背負っていた。
キラの願い、ウズミの願い、オーブの人々の願い。
一緒にいたアスランがザフトに戻ったときから、それでも一人で背負ってきたのだ。
力強く見えても繊細なその心は何度も潰れかけた。
しかし、キラやウズミの死がカガリに泣くことをさせなかったのだ。
どんなに辛くとも唇をかみしめて前を向き、戦ってきたのだ。
誰にも頼ることなく。
そんなカガリをたかだか復讐心に狩られているだけの男に貫けるはずがない!
そして、ルージュの蹴りが飛ぶ!

シン:ぐわっ!・・・・・・なんで?!なんで?!こんな旧式に・・・・

シンにカガリの思いの強さが分かるはずがなかった。
間髪入れずカガリは集中的に頭部を撃つ、2,3発当たっているが、ルージュの攻撃力では、破壊はできない。カガリはまたしても0距離まで進んだ。

カガリ:終わりだ!

バシューーーン!

カガリ:うわ!

シン:・・・・・レイ!

レイ:シン!こんな旧式に何を手間取っている。二人でやるぞ!

シン:すまんレイ!ありがとう。

レイ:レイ(礼)は後だ!いくぞ。

カガリ:くっ!

カガリは必死で抵抗する。
途中何度もデスティニーやレジェンドの頭部をヒットしているが、いかんせんルージュの武器の威力では破壊には至らなかった。
次第に劣勢になりだした。
ビー!ビー!
エネルギーはとっくに切れている、カガリが戦う術はナイフしかない。
当然、シンやレイもそれを知っている。
危うくやられかけたシンも、もうそれはごめんと、遠くから撃ち始める
ドラグーンが四方八方から攻撃し、シンがチャージして撃ち出す。
途中何度かシンの射撃の直線上にドラグーンが重なるように動き、何個かドラグーンを落としたが、

レイ:何をやっている!

シン:すまん。

レイ:ええい!後一息だというのに。

まさしくその通りだ。いくらカガリのバーサーカーモードが発動しても、もう意識を集中するのは限界だ!カガリを守ると言っていたアスランは何をやっているんだ!

アスラン:くっ!カガリ!

???:あきらめろ、アスラン。

アスラン:くっ!ハイネ〜

ハイネ:俺達は敵だ・・・だったら!・・・割り切るしかないだろ!

アスラン:やはり、フェイスは伊達じゃないか。

ハイネ:グフとは違うんだよ!グフとは!

ハイネの乗ったゲルググは(いいのか勝手にだして)得意の薙刀でアスランに迫る。
アスランもハイネを殺すことに集中すれば、倒せたかもしれないが、カガリの身を心配し、ハイネを殺さないようにしていれば、劣勢になるのは必定。一向にカガリを助けに行けない。

カガリ:はあ・・・・・はあ・・・・・・くっ、これでは!・・・・あっ!

シンの攻撃がルージュをかすった。かすっただけだが、そのあまりの威力とフェイズシフトが切れたこともあり、それだけで吹っ飛ばされる。

レイ:今だ!

レイは容赦なく、そこめがけて、全ドラグーンで一斉攻撃をした。

カガリ:うわあああああああ!!!!

かろうじて機体を動かし、コクピットへの直撃は避けたが、腕に当たり、カガリはそのまま吹っ飛んでいった。

アスラン:カガリ!!!!

ハイネ:おっとよそ見をするなよアスラン!

アスラン:邪魔だ!!!!!

バキッ!アスランは回っている薙刀の間を通して蹴りを入れた。
もはや、神業としか思えないタイミングだ。

アスラン:カガリーーー!!!

そして、一目散にカガリを助けに行く。

シン:逃げるな!裏切り者!

レイ:これで終わりですアスラン!

ハイネ:まだ俺は終わってないぞ。

三人の一斉射撃だ。四方八方上下左右、ありとあらゆる角度から攻撃が飛んでくる。
カガリを助けようと無防備になったアスランは!

アスラン:や、やられる・・・・・・・・

ドーーン!!!!!

シン:やった!

レイ:ふっ!

ハイネ:アスラン・・・・・

そして、煙が晴れていく。(宇宙空間では、そんなことはあり得ないのだが、まあ演出と思ってご容赦いただきたい。)

シン:・・・・・・・・・・・はあ?

アスラン:・・・・・・・・・あれ?生きてる。

アスランのインフィニットジャスティスはいつの間にか4つのドラグーンが発生したバリアに囲まれていた。

シン:誰だよこんなことしたの?

レイ:まさか!

その時、上空(宇宙空間なので、みんなの機体の頭部の先の方向と思ってください。)に一つの機体の影。

アスラン:こんな・・・・・・・まさか・・・・・・お前・・・・・

影がゆっくりと晴れていく。そして、機体が左側からゆっくりと光り輝いていく。(宇宙空間ではあり得ないが、やはり演出と言うことで)
機体は白く輝いていた。

アスラン:フ・・・・・フリーダム??

??:ごめんアスラン・・・・・・遅くなって・・・・・・

アスラン:・・・・お、おまえ・・・・・い、生きていたのか?!

??:僕は・・・・・

シン:この機体は!!!!あの時の機体に似ている!!!くっそ〜〜〜!!!マユの仇!!!!

シンは猛然と突撃する。

シン:うおおおおおおおお!!!!!

ガシッ!
シンはさっきカガリにやられたことと同じ事をやられた。

??:さっきカガリが言っていただろう。「キラなら簡単にできた」って

シン:!!

そして、やはり兄妹なのか同じ行動に出る。そして、ビューン!ビューン!ビューン!
吹っ飛んでいるデスティニーにビームを食らわすと、頭部と両腕を落とした。

キラ:本当だったら、さっきもこうやってカガリは君を倒していたんだ。

シン:あ、あ〜・・・・

レイ:おのれ!キラ・ヤマトか!

レジェンドのドラグーンが襲いかかる。

キラ:はあ!

ストライクフリーダムのドラグーンも発射された。そして、レジェンドのすべてのドラグーンを撃ち落とした。

キラ:終わりだよ。

レジェンドもデスティニーと同じようになった。

ハイネ:貴様〜!

ハイネはすっかり忘れられていた。
勢いよく突っ込んだのはいいが、スパンスパンスッパーーーーン!
あっさり同じカ所を切り落とされた。

アスラン:キラ・・・・・・お前。

キラ:ごめん。でももう大丈夫。

アスラン:お前、どうやって・・・・・いや、その前にカガリとジェネシスだ。

キラ:大丈夫。カガリは今助けたし、ジェネシスやレクイエムはもう終わる。

キラがそういった直後、ジェネシスは発射態勢に入った。レザーが発射されるとそれが鏡に反射して、その度に威力を増す。
無限に反射される、レーザーはどんどん威力を高めていく。
そう無限に・・・・・・

オペレーター:大変です。ジェネシスの温度がどんどん上昇していきます。

デュランダル:何!何故発射されない!?

オペレーター:わかりません!とにかく、このままでは!

そして・・・・・・・ドーン!自らのエネルギーに耐えきれなくなったジェネシスは崩壊した。
その威力でレクイエムへ向かっていく。
そして、レクイエムとジェネシスがぶつかりこの大量殺人兵器は共に破壊されたのだった。

アスラン:キラ!

アスランは涙していた。

カガリ:キラ!

さっきまで気絶していた。カガリも泣いていた。

キラ:アスラン・・・・カガリ・・・・

キラもいつの間にか泣いていた。そして、コクピットから出てきた三人は抱き合った。


キラがどうして、たすかったのか。どうして、ストライクフリーダムに乗っていたのか。それは、真相編をご覧下さい。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=24930480&comm_id=2002428

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