マイクの物語コミュの親心のわからないカガリ

これはシードでカガリがオーブを出ようとしてときの話です。

ウズミ：カガリ、あの船と共に行くつもりか？

カガリ：はい。

ウズミ：では、地球軍の兵としてプラントと戦うのか？お前はそれほどまでして戦いたいのか？

カガリ：違います。戦いたいわけではない。

ウズミ：では、何のため？

カガリ：彼らを助けたい。そして、早く終わらせたいこの戦争を。

ウズミ：では、お前が戦えば終わるのかこの戦争は？

カガリの頭の中でバルトフェルドやキラのセリフが蘇る。

カガリ：しかし！

ウズミ：お前が誰かの夫を撃てばその妻はお前を憎むだろう。お前が誰かの息子を撃てばその母はお前を憎むだろう。そして、お前が誰かに撃たれれば私はそいつを撃つだろう。何故その連鎖がわからない。

カガリ：わかっています。しかし、この国で一人だけのうのうと・・

ウズミ：そんな安っぽい独りよがりの正義感で何ができるか！

バキッ！ウズミの一撃はすごかった。

カガリ：御父様・・・・・

ウズミ：撃ち（打ち）合っていては何も終わらん。

御父様・・・・・・・・私を殴りましたね。（本作では殴りません。）例え御父様といえども許しませーん！

ドカッ！カガリのローリングソバットが見事に決まった。

ウズミ：ぐっ！カガリ。見事な一撃だ。だが、私を倒すにはまだまだ未熟！

カガリ：それでも私は御父様を倒す！

ウズミ：カガリ！（バキッ！）

カガリ：御父様！（ドカッ！）

ウズミ：カガリ！（バキッ！）

カガリ：御父様！（ドカッ！）

二人はまるでキラと武田信玄・・・・じゃなかった幸村と武田信玄のように殴り合った。（ｂｙ戦国ＢＡＳＡＲＡ。知らない人すみません。）

キラ：あわわわわ。ど、ど、ど、どうしよう。キサカさん？！

キサカ：ここは黙ってみていましょう。

キラ：そんな！あの化け物達を止められるのはキサカさんだけです。お願いします。

キサカ：ダメだ！

キラ：なんでです？！

キサカ：ああやって二人は語り合っているのだ。どうして親子の会話を止められようか。

キラ：・・・・・・・

ウズミ：これで終わりだ！

ウズミの必殺延髄切りが決まった。

カガリ：ぐはっ！

ウズミ：はあはあ。まだまだワシに勝とうなんぞ１０年早いわ！

カガリ：く、くっそー！

ウズミさんは実力でカガリを止めた。おそるべし。

おしまい。

キラ：・・・・・・・

アスラン：どうしたキラ？

キラ：僕には親心がわからないかどうかよりもこの二人がわからないよ。

アスラン：何故だ？

キラ：へっ？

ラクス：そうですわよ。二人の会話がキラにはわからないのですか？

キラ：え？

ラミアス：しょうがない坊やね。

ムウ：まだまだ坊主だな。

ラウ：ふふふ。最高のコーディネーターもこの程度か。

キラ：・・・・・・・そうなの？

どうなんでしょうか。