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シュタイナー的生活を楽しむコミュの日本民族の使命

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6/2〜6/8

第10週
夏の季節

太陽の輝きが
夏空の高みへ昇り
私の個人的な感情を
果てしない空間の彼方へ連れ去る。

私の心の内部には予感が目覚める。
そして暗い感情が私に語りかける。

「神的存在が今
私のことを感じとってくれたと、
いつかかならず
知るときがくるであろう。」
(Rudolf Steiner  高橋 巌訳)
…………………………


シュタイナーによると

アジアでは、地球の力が

青年期の特徴を表現しているとのことである。

今、アジアは青年期の特徴を通過するために

さまざまな葛藤を乗り越えて行くための

過程にあるのであろう。

この内容についての『民族魂の使命』を

以下引用しておきたい。

「つぎに、アジアに移りましょう。

アジアでは青年期後半の特徴が、

永続的に地球の力から表現されています。

青年期後半の特徴が地球から人間に与えられ、

それが人種の性格を形作っています。

これが黄色人種です。

東から西に向かいましょう。

アジアからヨーロッパにいたる地帯です。

青年期につづく時期に人間に受け入れられる特徴が

人間の中に表現されている地域です。

この地域では、地球の力は幼年期にではなく、

人生の後半において人間を捕らえるのです。

このような方法で、

人間は地球から発する力に捕らわれ、

特徴を決定されます。

アフリカからアジアを経て、

ヨーロッパへと向かうこの線は、

現在でも存在しています。

アフリカでは、地球の力が幼年期の特徴を表現しています。

アジアでは、地球の力が青年期の特徴を表現しています。

ヨーロッパでは、地球の力は熟年の特徴を表現しています。

これは一つの法則です。

人間は輪廻転生をとおして、

さまざまな人種に受肉していきます。

ですから、だれかがヨーロッパ人は

黒人や黄色人種よりも優れていると異議を唱えようとも、

実際は、そのようなハンディキャップは存在しないのです。 」(『民族魂の使命』p87)

さらにシュタイナーは以下のように語っている。

「現代には、多くの分裂が見られます。

アトランティス後の第五文化期の時代霊は、

霊的な高みに上昇して、

アトランティス後の第四文化期を

より高次の段階に高めようと努力しているのです。

しかし、そのなかには唯物的な傾向が存在しており、

さまざまな大天使存在、さまざまな民族魂が、

多かれ少なかれ、唯物的な傾向を持っているのです。

アトランティス後の第五文化期の時代霊の指導下に、

多かれ少なかれ唯物的な民族が発生しています。

この民族が時代霊に唯物論へのニュアンスを与えています。」(p147〜148)

諸民族の言動の背後に唯物論のニュアンスがある。

唯物論へと導くアーリマンを見抜いていく感性を育成しなければならない。

愛の地球になるために

さまざまな試練を諸民族は乗り越えなければならないのであろう。

日本人は心のやわらかさ、

柔軟性、精神の可動性を、

太古の霊性の素晴らしい遺産として有している民族である。

これを高次への方向に使っていく使命があるのであろう。

日本は特に明治維新以降、

西欧の唯物論を取り入れ結びついた。

その唯物論を高次の段階へと

霊化していくことのできる民族ではなかろうか。

日本人は精神の可動性を持っているからである。

「歴史において通常、

民族移動の時代(4世紀後半)と呼ばれる時代に

ヨーロッパに住み、移住した人々がいます。

この住民の魂は、

南から北に広まってきたキリスト教を受け入れた魂に似ています。

つまり、キリスト教化のなかで成長した魂です。

今日のキリスト教とはかなり異なった、

紀元後数世紀にヨーロッパに生きて

キリスト教を受け入れた魂は、

ふたたび中部ヨーロッパに受肉してはいません。

紀元後数世紀にヨーロッパに受肉し、

キリスト教が文化的に南から北に広まってきたのを体験した魂は、

いま、むしろアジアに受肉しています。

いま述べたことは、

1910年代の恐ろしい破局(第一次世界大戦)のときに、

とくにはっきりと現れています。

とくに日本民族にそのような魂が受肉していることを知ると、

現在の地球文明を新たな方法で考察できます。

かつてヨーロッパで特別な方法でキリスト教化を体験した魂は、

いま、キリスト教について聞く機会がない地域に住んでいます。

意識下からの当時のキリスト教衝動とともに、

退廃したアジア主義のニュアンスを内に担っています。

今日のヨーロッパに対立するものも、

内に担っています。

それは本質的に、

かつては偉大であったのに退廃した東洋の叡智と、

南から北上してくるキリスト教を受け入れた

ヨーロッパの野蛮な民族の

素朴なキリスト教衝動との共鳴の結果なのです。

民族移動の前後にヨーロッパに生きていた人々に

目を向けることができます。

民族移動のころに、

南から広まってきたキリスト教

に出会ったヨーロッパ人たちです。

彼らはキリスト教を、

今日とはちがって、根源的、本源的な、

生命全体に作用していた計り知れない力を持った形で受け入れました。

キリスト教は抽象的で悟性的な神学にまだ浸透されておらず、

魂の基本感情に働きかけました。

この当時ヨーロッパにいて、

このような方法でキリスト教を受け入れた魂の大部分は、

ほかの場合よりもやや長い期間を死と

再受肉あいだで過ごして、

今日アジアに受肉しています。

とくに、当時キリスト化された魂の多くは今日、

日本人の身体に受肉しています。

多くの謎を提出している、

アジアの独特の生を理解するには、

今日アジアには前世でキリスト教的感情を受け取った魂が、

すでに言語をとおして子どものころから、

退廃した古い東洋文化に囲まれていることを

明らかにしなければなりません。」
( 『いま、シュタイナーの「民族論」をどう読むか』
松沢 正博 , 西川 隆範著 P78〜P79)

民族移動は375年、

フン族に押されてゲルマン人の一派であるゴート族が南下し、

ローマ帝国領を脅かしたことが始まりとされる。

その後、多数のゲルマニア出身の民族が

南下をくり返しローマ帝国領に侵入した。

移動は侵略的であったり平和的に行われることもあったが、

原因として他民族の圧迫や気候変動、

それらに伴う経済構造の変化があげられている。

この民族移動のころに、

南から広まってきたキリスト教

に出会ったヨーロッパ人がいた。

彼らはキリスト教を、

今日のような形骸化したキリスト教としては受け入れなかった。

根源的、本源的な、

生命全体に作用していた計り知れない力を持った形で受け入れたのである。

キリスト教は抽象的で悟性的な神学にまだ浸透されておらず、

彼らの魂の基本感情に働きかけたのである。

南から広まってきたキリスト教であったが、

中部、北部の方に住んでいて、

キリスト教には無縁であった

人々に、本来の生命を持った

根源的、本源的なキリスト教(秘教的キリスト教)が

一部の人々に浸透していったのである。

この時と同じような状況が今日生じているというのである。

この当時ヨーロッパにいて、

このような方法でキリスト教を受け入れた魂の大部分は、

ほかの場合よりもやや長い期間を死と

再受肉あいだで過ごして、

高次の段階に高まった上で、

これまで、あまりキリスト教に関係のなかった

アジアに受肉しているというのである。

とくに、当時のゲルマン人の

民族大移動時代にキリストを

根源的、本源的な、

生命全体に作用していた

計り知れない力を持った形で受け入れた

魂の多くは、

第一次世界大戦前、

日本人の身体に受肉しているというのである。

日本人は何か歴史において大きな役割があるように思う。

ゲルマン民族大移動の時に、

当時異教の地であったにも関わらず

南から広まってきた

キリスト教を、

根源的、本源的な、

生命を持った形で受け入れた。

異質なものとうまく結びついてより高次なものへと高まったのである。

その人々が、再び、異教の地である日本で、

何かを成し遂げようとしている。

日本人の独特の精神の可動性と結びついたより高次のものが

生まれることを時代霊は期待しているのであろう。

シュタイナーは、現在はミカエルの時代であると述べている。

ミカエルの時代においては、

人間はコスモポリタンとして、

民族間の差別なしに生きていくという課題を負っている。

ミカエルの時代に先立つ時代は、ガブリエルの時代と呼ばれている。

ガブリエルの時代には正しかった民族主義が、

ミカエルの時代に現れると、

時代に合わないことになる。

問題なのは、

新たな時代のはじまりに、

過ぎ去った時代の力が介入すると、

その力は猛威をふるう傾向があるということである。

これは、まさに今のアジアの状況である。

この猛威をふるう力にコスモポリタンとしてどう立ち向かうか、

とても困難な課題である。


コメント(4)

現在、私たちが直面している深刻な問題の多くが、輪廻転生を理解して受け入れることができれば、解決し得る問題だと思えます。

人間はさまざまな民族に転生しながら人類全体の進化に寄与する、という真理を人びとが理解できれば、民族間紛争のほとんどは解決されるはず。

輪廻転生を理解したいという強い憧憬と衝動が、輪廻転生を認識するための機能を、未来の人間に付与していくのかもしれませんね。
jun-iさん
コメントありがとうございます。

>人間はさまざまな民族に転生しながら人類全体の進化に寄与する、
>という真理を人びとが理解できれば、民族間紛争のほとんどは解決されるはず。

まったくおっしゃる通りですね。

最近「いま、シュタイナーの『民族論』をどう読むか」を読んでいるのですが、
民族問題の本質が書いてありとても参考になっています。

ありがとうございました。
あめじすとさん
コメントいつもありがとうございます。
このような願いが天に届きますように・・・。

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