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昭和の本が好き♪♪コミュの「蔵」上・下・・・宮尾登美子

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雪国新潟、旧家にして蔵元の田之内家に娘・烈は生まれた。父意造、母賀穂、叔母佐穂らに見守られ健やかに成長した烈には、失明という苛酷な運命が待っていた。烈と家族それぞれの、苦悩と愛憎の軌跡を刻む。

「あの蔵を全部、烈に下(くんな)せ」―打ち続く不幸に酒造りへの意欲も失った父意造に、烈は見えぬ目に必死の願いをこめて訴えた。女ながら蔵元を継いだ烈は、さらに蔵人・涼太への愛をまっしぐらに貫き、喜びの終末を迎える。

コメント(13)

久しぶりです。「蔵」はというか、たいていの宮尾作品はそうなのかもしれないけど初めの部分が暗いんですよね。やめちゃおかなって何度も思いながら耐えて耐えて読み進むともう罠にはまっちゃう。本がはなせなくなっちゃう。そんな経験ありませんでしたか?烈という命名がすごい。烈しいという意味だもの。宮尾作品は非情なのです。烈の目が治らないどころかどんどん悪くなって失明までさせてしまう。佐穂さんの愛を知りながら、ちがう女の人を選んでしまう。でも晩年は佐穂さんと穏やかに暮らす。蔵の出版記念が浦和でありました。12年くらい前かなあ?図書館派の私もそのときは宮尾さんからサインをしてもらって本を購入しました。挿絵画家の人も来てました。とてもいい講演でした。ちっとも高ぶらないんですよね。ますます好きになりました。蔵は原作を読んだあと、テレビ、映画、芝居を見ました。映画は一色紗英と浅野ゆう子、お芝居は沢口靖子と大空真弓、テレビは・・・思い出せません。誰か教えてください。これって感想にもなってませんね。まとまりのない文を思いつくままだらだらと・・・失礼しました。
>ますきーさん
おひさで〜す。。
本の感想は、人それぞれですので・・・
それぞれの思った事を書いていただけると、「アァ〜そおいう見方もあるんだなぁ」と参考になると思いますよ・・・

私も感想書きたいのですが、遅くなってしまったので、明日かきま〜〜す。
>ますきーさん
>>佐穂さんの愛を知りながら、ちがう女の人を選んでしまう。
この部分は、佐穂の愛がわかっていても、子供がほしい意造の身勝手さ・・・「櫂」の岩伍にも通じる男の気持ちというのが、宮尾さん独特の表し方のような気がします。

話は違いますが、映画の蔵人・涼太役の西島秀俊。大ファンなんです。。昔、TVドラマの松田聖子の「大切なあなた(?)」以来の大ファンなんです。。
関係なくてゴメンナサイ。
2・3日前に書いたコメントが載ってないのは「確定」を押し忘れたのでしょうね。どんなことを書いたか、思い出しながら・・
「蔵」にはモデルがあったのではないかと言うこと。女中の女性に男の子が生まれるが、事故死、この女性が自殺する。こちらもかわいそう。盲目の烈を愛し、ひたすら仕える涼太に「春琴抄」を思い出しました。
>トコさん
あちこちコメントしていると、ついいろいろな操作、戸惑いますね。。。

モデルはあったそうです。
そこで作られた、日本酒「越の寒梅」といって前に戴いて飲んだ事がありますよ・・
確か今でも、販売されているのでは・・・

涼太・・確かに春琴妙に似てますね。。
春琴抄・・懐かしいです。流れるような文体にうっとりしました。名文というのでしょうね。盲目のお嬢様に献身的に尽くす。・・・確かに蔵に似てますね。
蔵にモデルがあったとは知りませんでした。越の寒梅の名前は知っていましたが、蔵と深い関係があったということは知りませんでした。トピックのおかげでいろんなことがわかってうれしいです。ありがとうございます。
>ますきーさん。
春琴抄・・・私も懐かしくなり、又読んでみたくなりました。
でも、図書館へ行かないと、手にはいりそうもありませんね。。

越の寒梅・・・アァ〜〜雪でも見ながら熱燗で一杯・・ジュルル(シツレイ・・・)
「蔵」を読んだのは10年以上前になりますが、今でも強く印象に残っています。
上下2巻の長さですが登場人物が少なく、舞台のほとんどが酒蔵を含む田之内家の敷地内であるにもかかわらず、烈をはじめ各キャラクターが際立っていること、心理描写が巧みなことで劇的な物語に仕上がっていると思いました。
映画では主役をめぐって女優の降板劇までありましたが、佐穂と烈、どちらが主人公かは読み手によって変わってくるのではないかとも思います。思いを秘める佐穂と思いを訴え貫く烈。初めて読んだ時には烈が主人公と感じましたが現在はどう感じるのか、久しぶりに読み返したくなりました。

私は新潟出身なのですが方言も完璧に書かれています。現在では年配の方しか使わないような言葉も多々あり、時代の雰囲気がとてもよく出ていると思います。むしろ新潟以外の方がすんなり読めたのかとちょっと心配になったりするのですが。ちなみに映画、ドラマでのイントネーションは滅茶苦茶です。

ますきーさん。舞台は見ていないのですが映画、ドラマは見ました。ドラマの方が原作に忠実だったとおもいます。
配役は烈が松たか子さん、意造が鹿賀丈史さん、佐穂が檀ふみさん、涼太が前田耕陽さん、せきが洞口依子さんだったと思います。烈の少女時代を演じたのが井上真央さんでした。当時10歳くらいでしょうか?ドラマの方言は滅茶苦茶と書きましたが彼女は上手に話していたと思います。視力が衰えて完全に失明するまでの難しい役を上手に演じていたと思います。友人や家族とも「この子役凄い!」と話していた記憶があります。
地方を舞台に書いた小説で方言がいいかげんだと途中で投げ出したくなりますが、凝り性の宮尾さんはその点念入りな指導を受けて書かれているところは見事ですね。
「一弦の琴」のときは一弦をずっと練習したり、芸者を書くときは芸者姿になってみたり、香を焚きながら書いたりと、主人公に成り代るほど入れ込んで書かれていると聞いています。
「蔵」もそのようにして書かれたのでしょうね。

「越の寒梅」うちでも以前いただきました(^_^)
熱燗もだけど冷酒でも甘みが生かされて美味しかったです〜♪
>charade さん
>>烈の少女時代を演じたのが井上真央さんでした

は、ビックリです。確か井上真央さんは、今、「花より男子」でつくしの役をやっている人ですよね???
私年甲斐もなく松本潤のファンなんです(^^)「花より男子」毎週見てます。
井上真央も可愛いなぁと思ってみています。。

「この子役凄い!」と目をつけられたcharade さんもすごいです。。

>VINさん
宮尾登美子さんの「書くからには、まず自分が会得して・・・」
の姿は素晴らしいですよね・・・だから宮尾さんの本は感動するんだな・・・と思います。。

「蔵」は「越の寒梅」飲みながら・・・かな??
>VINさん
宮尾さん、綿密に準備を重ねて書いているんですね。
「一弦の琴」は買ったもののまだ読んでいませんでした^^;
時間がうまく取れるといいのですが.....
宮尾さんの本はいろいろ読まれているんですか?
これからもよろしくお願いします^^

>kakoさん
そうなんです。「つくし」の井上真央さんです。子役時代からお顔はほとんど変っていないと思います。
「花より男子」はモテモテでうらやまし〜役ですよね。
charadeさん

私もcharadeのテーマソング、大好きです♪

なんだか切ない音色が心惹かれますよね。

個人的には「一弦の琴」の主人公には違和感がありますが、宮尾さんはそういう読者に受け入れないような主人公の要素もしっかりと受け止めて書かれる、という客観性に富んだ方だと思います。
主人公に肩入れするあまり、すべてすばらしく描くという作家も多いと思いますが、宮尾さんはその点優れているように思うのですが・・・。

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