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昭和の本が好き♪♪コミュの「荷車の歌」 山代 巴

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久々にあたった「昭和の本」です。

長塚節の「土」に匹敵するような本でした。

明治の日本人の心がにじみ出ているような、昭和に生まれた私に、母を彷彿とさせるような心に残る本でした。

あらすじ
明治二十七年--広島県の山奥の村。
(笠岡と福山の間に汽車が開通した、と出てくるが、笠岡は私の母の育ったところ)
地主の屋敷に女中奉公するセキは、郵便配達夫の茂市に求婚された。茂市は、一銭も月給の上らない配達夫を止めて、荷車ひきになると言った。茂市に好意を感じていたセキは、勘当の身となりながらも嫁いだ。
二人は、一台ずつ荷車を引いては村を出て、往復十里の道を町へ通った。やがて車問屋になる日を胸に描きながら。
姑はセキに冷たく、茂市の弁当箱には米の飯をつめ、セキの弁当には粟飯をつめるような人だった。セキはやがてオト代を生んだ。オト代は気性の勝った娘に育った。祖母の荒い仕打ちに逆いいびられ通しのオト代は、コムラ夫婦に貰われていき、村を去った。セキは次々と子供を生んだ。
姑が病気で倒れると、セキは心の底から看病をした。姑も、涙をこぼしセキの手を取って死んでいった。--
茂市とセキは、車問屋を始めることが出来た。が、間もなく鉄道が通じ、山奥の村からは荷馬車が荷を運ぶようになり、手車は時代の波に取り残された。子供たちはそれぞれ一本立ちするようになった。オト代と次女のトメ子は結婚し、長男の虎男は鉄道の機関手、末っ子の三郎は電車の運転手になった。セキの上にも幸福な日が訪れたかに見えた。
だが、茂市には隠し女があった。茂市は、オヒナというその女を家に連れこんでしまった。大東亜戦争--虎男も三郎も召集された。そして戦争は終ったが、三郎は戦死し、茂市は泥田の中で倒れて死んだ。「セキよ、長い間ようこらえてくれた。……」とセキの手を取りながら。茂市の葬式には、子供や孫たちがやって来た。

昭和34年 初版発行 定価70円 とあります。

コメント(2)

祖母や母の時代の話しを思い出しました。

まさに昭和の本ですね。
こういう本を読むと今の自分の甘さがわかり頑張る気力がわきますよね。

読んでみたいから探してみます。
aikoさん
そうですね、私は母の43歳のときの子なので、普通だと祖母ですね。。

私の母も神戸から2歳の私を連れて伊東に来て、リヤカーで野菜を売って私を育ててくれました(当時父は身体が悪かった為働けなかった)

そんな状況でも、母の愚痴など聞いた覚えがありません・・・
(もともと楽天家と言う事もあるでしょうが・・・)

今、自分がすごく苦しい状況にあり、どう頑張っていいのかもわからないのですが・・・じっと我慢の子ですわーい(嬉しい顔)

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