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昭和の本が好き♪♪コミュの山妣 ・・・坂東 眞砂子

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明治中期雪深い新潟県の山村阿部家に村芝居の指導をするため、扇水、涼之助がやってくる。涼之助は男でもない、女でもないふたなりで扇水の女、怪しい魅力をもち、ごぜの琴や妹の妙は心をときめかし、若主人鍵蔵の妻てるとも関係。そんな自分の境涯から村芝居の日に脱出しようと図るが、てるとの関係が発覚し、鍵蔵とすったもんだのすえ、裏山に追われる。そこは昔は金銀の採掘でにぎわったが、いまでは廃坑となり、赤子を食う山妣が住むという。

その鉱山がはやっていたころ、女将にいじめられた君香は文助と女将の金を奪って逃げるが身重の身で捨てられる。しかし渡り又鬼の重四郎に救われ、共に生活し、山の生活に慣れるとともにふゆを生む。やがて2度目の出産、しかし里に妻子を持つ重四郎は赤子を連れて去ってしまった。
道に迷った涼之助は、山妣実は君香の住む洞窟に迷い込むが、持っていた金の銃弾からあの赤子だったことがわかる。やがてそこに鍵蔵のもとを逃げ出してきたてるが転がり込むが、彼女はなんとあのふゆだった。一方村では熊狩りを行うことになり、獅子山に人々が向かう。涼之助は、琴と長岡に出ようと獅子山に向かい、後をてると妙がそれぞれの立場から追う。傷ついた熊と、ゲーベル銃を持ち、てるを求める鍵蔵による悲劇の幕が切って落とされた。
・・・・・

コメント(4)

とにかく、坂東真砂子の本は、不思議な感覚で読める。。

読後も、その感覚がしばらく続く・・・
坂東氏のは読んだことがありません。
例の猫殺しで話題になった作家でしたね。

いまストーリーを読んで、「不思議な感覚」っていうのが理解できるような気がします。

どうしたらこのようなストーリーが浮かぶのか不思議ですね。

このようなのを読むと作家の生い立ちなどが知りたくなります。
>VINさん
そうです、猫殺しで話題になった方ですが、私が坂東さんのものに、魅入られた(?)のが、別に紹介している「曼荼羅道」で、2年半ほど前、胆石の手術で入院したとき、病院の図書館から借りて〈時間があったので)2日で一気に読みました。

非日常のときでもあり、一気読みなど普段出来ないので、余計、全身に染み渡るように読みました。。
それで、余計「魅入られてしまった」ということがあるかもしれませんが、猫殺しの事は、このような本を書く人の「狂気」の一部分なのかな・・・と、とってました。

確かに、生い立ちまでは読んだ事が、ありません。
今度、しらべてみますね。。
なんだか読んでみたくなる本だし、作家さんですね。
その不思議な感覚を体験してみたいです。

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