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Meditation 『 瞑想 』コミュの sanskrit 煩悩 ( ぼんのう )

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 煩悩とは、身心を乱し悩ませ 智慧を妨げる心の働きをいいます。

ですから、人生の迷いや苦しみは、自らの煩悩が原因であるといえます。

煩悩を掃うことは、生易しいことではないし
 煩悩がなくなったとしても、外的には何ら変わることはありません。


しかし、その根本的な性質を知り、そこから学んでゆくことによって、

 心のあり方が変われば すべてが変わってきます・・・


 十根本煩悩(じゅうこんぽんぼんのう)

一、貪(とん) 貪りの心。よろずのものを貪る心をいう。
 自分の好きなものに執着して苦を生ずる心のこと。

二、瞋(しん) 怒りの心。我に背くことあれば必ずいかる心をいう。
 自分の嫌いなことに腹を立てて、不安と悪行をまねく心のこと。

三、痴(ち) 愚痴の心。よろずの物事のことわりに暗い心をいう。
 道理を弁えない自己中心的な我執の心であり、
 無明とも呼ばれすべての煩悩の根元とされています。

迷いと苦しみは、真理をわきまえないことから
 生じてくるのであり、無知は迷いの根元であるとされています。

 以上の三つのことを 【 三毒 】 といいます。

四、慢(まん) 高慢な心。我が身をたのみて人をあなどる心をいう。
 おごり高ぶって苦を生ずる心のこと。

慢の中には卑下慢(ひげまん)といって、自らを卑下することで他を見下す心もあります。
「私は、自分のいたらなさや罪深さを自覚しているから人より偉いんだ」
 ・・・というおごりのことです。

五、疑(ぎ) 真理を疑う心。何事に対しても心が定まらず、とかく疑う心をいう。
 悟りとか解脱といった真理の存在を、そんなものが有るものかと疑うこと。

六、悪見(あっけん) 逆さまな見解。
間違ったことをつよく思い込み、まことの道理を知らないことから苦を生ずる心をいう。
 誤った人生観や考えのこと。

 以上の六つのことを 【 六根本煩悩 】 といいます。

六、有身見(うしんけん) 我執の心。
我が身と人の身、我が物と人の物、をきびしく分かつ心をいう。
 自分と自分が所有する物に対する執着である。

七、辺見(へんけん) 一辺に固執する心。
世界は永遠に存在するかしないか、宇宙に果てがあるかないか、肉体と霊魂は
 同じか同じでないか、といったいわゆる「断常の二見」と呼ばれる心をいう。

我が身はいつまでも生きている様に思い、
 死んだ後はすべて無くなってしまう様に思う心、とも説明されています。

八、邪見(じゃけん) 因果を否定する心。
罪ということも無し、功徳ということも無し、
 悪いことをしても良いことをしてもその報いは無い、という因果律を否定する心をいう。

自分の蒔いた種は自分で刈り取るというのが仏教の基本ですから、
 邪見な人は決して仏教に入ることはできないとされています。

九、見取見(けんじゅけん) 自分の考えに固執する心。
自分の意見とか教えに執着して一切の争いの元となる心をいう。

十、戒禁取見(かいこんじゅけん) 自分の行動に固執する心。
異教の戒に執着して、苦行などでいたずらに身を苦しめる心をいう。

身に付いた生活習慣などに対する執着心であり、
 「ともかくこれが私のやり方だ」という頑固な心のこと。


コメント(4)


小随煩悩 ( しょうずいぼんのう )

根本煩悩に付随しておきる煩悩を随煩悩という。
その中で、他の煩悩との共通点が小さいものを小随煩悩と呼びます。

一、忿(ふん) 激しい怒りの心。
人を殴りたくなるような、怒りが爆発した状態の心をいう。

二、恨(こん) うらみの心。
憎しみを抱いて捨てず、恨みを結ぶ心をいう。
 恨みを結ぶ人は、怒りをおさえることができず、心の中がいつも悩ましいこと。

三、覆(ふく) 罪をかくす心。
名利を失うことを恐れて罪をおおい隠す心をいう。
 罪をかくす人は、後で必ず後悔と悲しみがあると言われます。

「我がとが我が心に見られては許すことなし」(至道無難禅師)

「空にありても、海にありても、
 山間の洞窟にありても、世に罪業よりのがるべき所なし」(法句経)

四、悩(のう) いらだち悩む心。
腹立ちや恨みから、ひがんだり悩んだりする心をいう。
 一人で腹をたて、一人で悩むという状態の心のこと。

ものを言うにもその言葉はやかましく、
 けわしく、いやしく、あらく、心は腹黒く毒々しい、とあります。

五、嫉(しつ) 嫉妬、ねたみの心。
我が身の名利を求むるが故に、
 人の繁栄を見聞きして、ねたましく安らかならぬ心をいう。

六、慳(けん) 物おしみの心。
財宝に執着して人に施す心がなく、いよいよ蓄えんとのみ思う心をいう。

七、誑(おう) たぶらかしの心。
名利を求めて心得ちがいのはかりごとを廻らし、
 自分にすばらしい徳があるように偽る心をいう。
 次のへつらいの心との違いは、相手の心を乱すところにあります。

八、諂(てん) へつらいの心。
策をめぐらして人の心にとりいり、
 人目をくらましたり自分の過ちを隠したりする心をいう。
 おべっか、諂曲(てんごく)の心のこと。

九、害(がい) 他を害する心。
思いやりやあわれみの全くない心をいう。
 人の悲しみが分からず、無慈悲に他を害する心のこと。

十、驕(きょう) おごり高ぶりの心。
自分をすばらしい者と思い、ほしいままに誇り高ぶる驕慢な心をいう。
 根本煩悩の慢もおごりですが、
  慢は他と比較した上でのおごり、驕は比較しないでおごることとされます。

驕には、健康に対するおごり、若さに対するおごり、長寿に対するおごり、
 生まれに対するおごり、体に対するおごり、富貴に対するおごり、
 私は何でも知っているというおごり、などがあります。


以上の十種の小随煩悩のうち、根本煩悩の「貪りの心」を根元とするものは、
「罪をかくす心、物おしみの心、たぶらかしの心、へつらいの心、おごり高ぶりの心」

「いかりの心」を根元とするものは、
「激しい怒りの心、うらみの心、いらだち悩む心、他を害する心、ねたみの心」

「愚痴の心」を根元とするものは、
「罪をかくす心、たぶらかしの心、へつらいの心」



大随煩悩 ( だいずいぼんのう )

大随煩悩は、はたらく範囲が広いため、悪い心だけでなく、
 悪心とも善心ともいえない境界線上でも働いて、聖道を妨げる煩悩です。

一、掉挙(じょうこ) 落ち着きのない心。心が高ぶって動きさわぐ心をいう。

二、昏沈(こんちん) 沈みこんだ心。無気力で沈滞した心をいう。
 境遇に負けて、悲観的になったり無力感をいだいたりする心のこと。

三、不信(ふしん) 不信心な心。
有り難いこと、めでたいことを見聞しても、感動することのない汚れた心をいう。
 どんなにすばらしい教えを聞いても、
 自分とは関係ないとか、絵空事だとする心で、自他ともに汚すといわれます。

四、懈怠(けたい) 怠惰な心。もろもろの善事に対して横着でものうい心をいう。
 前進することのない心のこと。

五、放逸(ほういつ) 善悪にだらしない心。
罪を防ぎ善を修することがなく、ほしいままに罪を作る心をいう。

 「汝ら、放逸なることなかれ」は釈尊の臨終の言葉として有名です。

六、失念(しつねん) 誓願を忘れる心。
気分が散漫で教えをはっきりと記憶できず、
 真理への志を保持することができない心をいう。

七、散乱(さんらん) 散乱する心。落ち着きがなく定まらない心をいう。
 一番目の掉挙(じょうこ)は考えがまとまらないこと、
 散乱は対象への移り気のことです。

八、不正知(ふしょうち) 真理を誤解する心。
 知らねばならない事を、まちがって知っている事をいう。



不定(ふじょう)

これは、善悪が確定しておらず、
 時と場合によって悪にも善にもなる煩悩のことです。


一、悪作(おさ) 後悔する心。よろずのことを悔やむ心をいう。

二、睡眠(すいみん) 眠たい心。心をくらくし、体を自在にさせない心をいう。

 心の働きとしての煩悩を分析しているのだから、
 これは体の睡眠のことではありません。

【 睡魔 】 と言葉があるように、つねに意識的であるということが大切です。

三、尋(じん) 推しはかる心。

四、伺(し) 推しはかる心。
尋と伺の二つは、いろいろと推測する心のことで、
 浅い推しはかりを尋、深いものを伺という。

後悔することも、眠たいことも、物事を考えることも、
 善悪は別として煩悩に含まれます。



このトピックを見て、
 「 う〜ん・・・ 煩悩だらけだ ・・・ 」 と思ってしまうかもしれません。

 でも、瞑想を深めてゆく為の要素が、此処には たくさんあります。

瞑想していると、後悔することも、眠たいことも、
 物事を考えることもしてしまっているのではないでしょうか・・・

心が、落ち着きのない状態であったり、高ぶって動き、
 騒いでしまっているようなこともあるのではないでしょうか・・・

悲観的になっていたり、
 無力感をいだいたまま瞑想しているのではないでしょうか・・・

有り難いこと、めでたいことを見聞しても、感動することのない
 『無関心』『無感動』な心で 向かっていたのではないでしょうか・・・


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