ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

コチーク表参道コミュのあっちのコチークの教科書とか

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 最近、私が某方面で浮気してるあいだに (でも子どもがなかなか産まれない〜!)、米国では、社会問題の構築主義のテキストやリーディングスが、けっこう出版されている様子。

 最近、経験的研究の論文や著作があまり出てないのに、テキストとかだけ整備されていくのはどうよ、っていうツッコミもありうるけど、でも、そういうのが出ないよりは出たほうがいいでしょ、ともいえる。 で、目に入った範囲で、ご紹介を。

1) Joel Best, Social Problems, NY: W.W.Norton & Co, 2008.

2) Ira Silver, Social Problems Readings, NY: W.W.Norton & Co, 2008.

3) Kathreen S. Lowney, Teaching Social Problems from a Constructionist Perspective, NY: W.W.Norton & Co, 2008.

 このNYの Norton って出版社が、以前の Aldine de Gruyter の役目を引き継いで、社会問題の構築主義のアウトレットになってるみたいね。

4) Peter Conrad and Valerie Leiter (eds.), Health and Health Care as Social Problems, Lanham,MD, Rowman & Littlefield, 2003.

5) James D. Orcutt and David Rudy (eds.), Drugs, Alcohol, and Social Problems, Lanham,MD, Rowman & Littlefield, 2003.

6)Herena Z. Lopeta and Judith A. Levy (eds.), Social Problems across the life Course, Lanham,MD, Rowman & Littlefield, 2004.

 医療化論のコンラッドは、こんなのも出してるよ。

7) Peter Conrad, The Medicalization of Society: On the Transformation of Human Conditions into Treatable Disorders, Baltimore,MD, The Johns Hopkins University Press, 2007.

 あと、構築オンリーに絞られてはいないかもしれないけど、構築系の論客ロウスキがらみのこんな本も。

8) Donileen R. Loseke, Richard J. Gelles and Mary M. Cavanaugh (eds.), Current Controversies on Family Violence (2nd. Ed.), Los Angeles, Sage Publications, 2004.

 これは、知らない経験的研究だった (ちょっと古いけど)。

9) Richard C. McCorkle and Terance D. Miethe, Panic: The Social Construction of the Street Gang Problem, Upper Saddle River,NJ, Prentice Hall, 2001.

 もっと古いけど、スウェーデンねた。 ここに書くより、私のコチーク文献データベースをアップデートしたほうがいいみたい (バイト料出すから、だれか手伝って!)。

10) Caroline Sutton, Swedish Alcohol Discourse: Constructions of a Social Problem (Studia Sociologica Upsaliensia , No 45), S. Academiae Ubsaliensis, 1998.

 そして、これ。 以前にトピックにしたけど、構築主義一般をカヴァーしようとする、めちゃくちゃ分厚いハンドブック。 こういうのであちこちと手をつないで無闇に幅を広げるの、ガクモン的にいいことかどうか、私にはギモンだけどさ。

11) James A. Holstein and Jaber F. Gubrium (eds.), Handbook of Constructionist Research, The Guilford Press, 2008.

コメント(3)

 遅ればせながら、たいへん役に立つ文献情報でした。ありがとうございました。

 Joel Bestさんの教科書とIra Silverさんの論文集は、表紙の雰囲気が酷似してますね。Amazonにある画像だと、間違えてしまいそうになります。


 どなたかの役に立って、嬉しいです。
 うちはもう、¥の事情その他で、こういうのを研究費で買って、構築ライブラリーを充実させる、という力があんまりないので、いろんな方が公費で買って、図書館に入れてくださると、ありがたいです。

 たぶん、社会問題のSC−エンピリカルなフーコー系(含ハッキング)―EMの概念分析、が手を携えて前進していく、というのが、今後の生産的なシナリオだと、少なくとも私は思います。
 元・ぷんでございます。

 Bestさんの教科書は、できれば翻訳くらいですね。コンテクスト派の教科書としては、もっともまとまっているかと思いました。

 コチークの未来に、乾杯!

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

コチーク表参道 更新情報

コチーク表参道のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング